朝早く起きる、帰る時間も遅い、体も疲れる、精神も削られる、気が合わない人もいっぱい。はたしてそこまでして、働く必要はあるのか?

と言うのが本音。ただこれを言ってしまうと身も蓋もない。
どうせ働くなら、働いて得られるものを考えましょう。投資やブラックジャックでも考えてみて下さい、リターンを予想してベットしますよね。
「何が得られるか」これを考えて、自分のリソースを投入するんです。だったら仕事もリターンを意識して、時間と労力を注ぎ込んで然るべきじゃないでしょうか。
ただやみくもの仕事をするだけだと、疲れてしまいます。どんなメリットがあるのかを考えてみましょう。

・働かなくて済むなら、働きたくない
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 働かなくて済むなら、働きたくはない
- 働くことで得られるリターンを意識すると、乗り切れる
- 働くことで得られるメリットは、お金以外にもある
働くという選択肢に関して
前提を話します。僕は仕事が嫌いです、働きたくないです。職場の人の大半に、心の中で中指を立てているひどい奴なんです。
「働く意味」について書く、こう言いました。しかし、勘違いしないでほしい。別に仕事が好きなわけでもないし、働かなくて済むなら働きたくはない。
そう、仕事が嫌で、Googleで「仕事 嫌だ」とか「働きたくない」と検索してこの記事までたどり着いたあなたの仲間です。
このブログも今350記事くらいですが、150記事くらいは「仕事嫌だ」って内容で書いている気がします。
筋金入りです、年季が入っています。 そこらのひよっことはモノが違いますね。
「仕事が嫌だ」という一点でコンテンツを作りまくり、わずかながらも広告収入を頂いている。仕事のストレスを昇華させている、新手の錬金術師と思って下さい。
「怠惰の錬金術師」です。ホムンクルスとくっついちゃってますが。
もともと根がニートなんだと思います。ニートの方の書いた本は、たいてい読んでいます、そして共感しているんです。
最近読んで最も良かったのは、「「山奥ニート」やってます。」という本。オリラジの中田さんが、YouTubeチャンネルでも紹介していました。
和歌山県の山奥で、廃小学校を改装した家屋に15人のニートの人達が居住しているという話。家賃はタダで、なんと1ヶ月18,000円で生活できるとのこと。
僕ももっとブログ頑張れば、ブログだけで生きていけるのではと頭をよぎりつつ。奈良県の出身なのですが、隣の件でそんな前衛的なことをしているなんて露も知りませんでした。
- 作者:石井 あらた
- 発売日: 2020/06/05
- メディア: Kindle版
仕事が嫌で、ニートに対して憧れがある人に是非読んでほしいのが、「ニートの歩き方」。 ニートの方の著作物で一番良い、僕の中の全ニートが泣いた本。
phaさんという方が書いたのですが、この方は多分日本で一番有名なニート。
京大を卒業して就職するも、すぐに辞めて、ニートになるという異色の経歴。ニート界の革命児。もはや働かない坂本龍馬。ニートを、今一度、洗濯いたし申し候。
ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法
- 作者:pha
- 発売日: 2013/05/10
- メディア: Kindle版
働かないと白い目で見られるから、働いている。もし半分の人が働いて、半分の人が働かない社会だとしたら、僕は迷わず働かない。僕のスタンスはこんな感じ。
「働かないとまともじゃない」とされる現代社会。嫌だ嫌だ。
ある程度の社会性も持っていて、一定以上の学歴があると働く一択になる日本社会。あぁ嫌だ嫌だ。
リターンを知っておこう
気持ちを切り替えます。なんだかんだ言っても働くことが前提なら、割り切るしかありません。致し方なし。
そしてどうせ働くなら、何を自分は得れるのかを意識することにしませんか。世の中で時間とかお金を使う際って、絶対にリターンを考えていますよね?
株とか、投資とか、馬のやつとか、艇のやつとかもそうです。勝ったら何がもらえるか分かっています。何がもらえるか分からず、リソースを突っ込む人はいない。
人間関係でもそうです。好きなあの子にプレゼントをする、食事をおごる、マメに連絡したり、時間を割いて会いに行く。
「両思いになれる」という明確なリターンがあるから、そこを意識して行動しているわけです。
ところが仕事はどうでしょうか。漫然と働いていないでしょうか?何が得られるか、何が自分にとってメリットになるか、はっきりと意識していないのではないでしょうか。
働く時期になったから、学校を卒業したから、就職する。とりあえず会社に入りました。こんな人も多いでしょう。というか僕がそうかも。

真っ先に思いつくのはお金でしょう。これは間違いないですよね。でもお金だけじゃないはずです。
人生の時間の大半を費やして、毎日くたくたになって、人間関係にも悩まされる。こんな苦労をして、お金をもらうだけじゃ割に合わないでしょうが!
ということで、もうすぐ社会人歴が丸4年になる僕が、仕事で得られるリターンを考えていきます。お金と社会的信用は殿堂入りなので、今回は除きます。
仕事で得られるものはコレだ!
履歴書に書ける内容
仕事をすれば、履歴書に書く内容が増えます。う〜ん、いいですねぇ。これは大きなリターンです。

と思った人は分かっていません。履歴書に書く内容が多いということは、転職市場での価値が高いということだし、意味のある人材ということです。
仕事で経験を積み、人材市場で価値を持つ存在に近付いているんです。
本には必ず載っている著者紹介の項目ありますよね。あのイメージです。あそこをレベルアップさせていっている様な感覚ですね。
社内外から見て「この人は価値のある存在だ」と思ってもらえるように日々なっているんです。こう思うと、ちょっとはやる気が出る。
高いお金を払って、4年間も使ったのは、履歴書に「◯◯大学卒業」の一文を書きたかったからじゃないの?
これは僕が常々思っていること。昔は金を払って、履歴書を埋めた。今は金をもらって、履歴書を埋める。僕も良い身分になりました。
一度自分で自分の履歴書を書いてみるのもオススメです。ネットにひな形のワードやExcelは山ほどあるので、無料で済みます。
過去に転職エージェントの方と面談した時に、この方法を勧めてもらいました。戸惑って書き始めたのですが、

ってなりました。書いたのが僕が3年目ということもあったのですが。一度書いてみると、自分もこれまで色々やってきたなぁと成長を実感できること請け合いです。
そして新しい業務をする時に、「これも履歴書に書けるな!」と思って、前向きに挑めるようになります。
20代の僕が転職活動を始めてから、大手企業に内定をもらうまで。初めての転職はなかなか難しい、実際にしたことを紹介します。
専門性のあるスキル
最初はズブズブのド素人です。右も左も分からない。でもやるしかない、Do or Die。
仕事を始めると、嫌でも専門知識が身に付きます。僕は人事総務部だったので、給与の仕組みとか、社会保険とか、住民税とか、働き方改革の知識が身に付きました。
ローカルなものであれば、社内制度とか、異動の仕組みとか、評価の流れとか、そういうものも覚えました。
前述した通り、僕はそこまで前のめりに仕事をしていたわけじゃない。別に休みの日にもゴリゴリ勉強していわけじゃない。
仕事中にネットサーフィン、遊戯王のコンボを調べて、「シンクロ召還以降の遊戯王は分からんなぁ」と呟いたのも1回や2回じゃございません。
そんな僕でも、毎日仕事で触れていれば、自然と知識が身に付きます。おそらく家で座学で、一生懸命取り組むよりも絶対に身に付きます。
なぜなら締め切りもある、必要に迫られている。分からなければ、周りの人に聞ける。こんな状況下だからです。実践しながら覚える方が早いんですね。
地上でクロールのフォームを完璧にマスターするよりも、とりあえず水の中に入ってみて、体を動かすイメージです。やっていれば、体に馴染んできます。
あと僕が社会人になって、一番成長を実感したのはExcelですね。
僕の部署はExcelをめちゃくちゃ使う部署でした。社会人になるまで、ろくすっぽExcelを使ったことがなかったので、最初は半泣き。
しかし毎日使っていると、不思議と覚えます。必要に迫られて、関数を覚える。これぞ生きた知識。家で毎日数時間勉強していても、絶対にここまで成長はできなかったでしょう。
本を買い、それでも分からなければググる。覚えた知識を毎日使う。この繰り返し。ツールは使うと、自然と身に付きます。
Excel 最強の教科書[完全版]――すぐに使えて、一生役立つ「成果を生み出す」超エクセル仕事術
- 作者:藤井 直弥,大山 啓介
- 発売日: 2017/01/29
- メディア: Kindle版
ワードとか、パワーポイントとか、汎用性の高いツールを覚えたければ、使わざるを得ない環境に身を置きましょう。
ちなみに転職サイトに登録した際や、志望先の会社のアンケートで、必ず「あなたのExcelのレベルは?」って聞かれます。この質問を見る度に

って思っています。
社会経験・仕事の進め方
朝決まった時間に起きる、夜は早く眠る、こんな健康な生活習慣は働いて身に付きました。
大学生の頃は深夜2時以降んい寝ることもザラ。起きたらお昼でした、日常茶飯事。でも今は仕事で得るギャランティ。
働くことで身に付くものは、知識やスキル以外にもあります。履歴書には書きづらいけど、それでも大きなリターンです。
- 生活習慣
規則正しい生活が送れる様になります。というか送らないとしんどい、自然と早寝早起きになっちゃった - ビジネスマナー
名刺交換、ビジネスメール、言葉使いなど。独学で覚えるのは難しい。一旦覚えれば、どこに行っても恥はかかないので、気後れしない。 - 社会常識
相手への接し方、上司・先輩の持ち上げ方、空気の読み方。一旦覚えれば、どこに行っても恥はかかないので、気後れしない。(2回目) - 理不尽耐性
職場は理不尽しかない。話を聞いてくれない上司、思い込みの激しい同僚と一緒に過ごす。これで清濁併せ呑める人間になれる - 仕事の進め方
プライスレスな能力、専門知識よりもこちらの方が大事かも。交渉力、スケジュール力、段取り力、コンセンサスの取り方、会議をとりしきる能力など
ぱっと思いつくだけでも、こんなにたくさん。全く違う部署から来た門外漢、知識はないのに、めちゃくちゃ仕事を進めている。こんな人って周りにいませんか?
こういう人は、「仕事の進め方」が洗練されているからだと思うんです。仕事の流れのフォーマットがちゃんとできていて、それを都度発動させているだけだと思うんですね。
そんな重要な「仕事の進め方」は、実際に仕事を進めて失敗しないと覚えられないのです。
僕が見た中で「この人は仕事ができるなぁ」と思う人は全て、「仕事の進め方力」が高いです。知識は多少なくても、カバーできているんですね。
書店に行けば、「仕事の進め方」に関しての本は多くあります。読んでみると、「そうそう!」と思うことは確かに書いています。
ただなぜ僕が共感できるのか?それは僕が実践できていなくて、上司や先輩に叱られまくったことが書いているからです。
ただ学生時代にその本を読んでいたらもっとできるようになっていたのか、こう考えると疑問なところ。身につまされたかこそ、覚えている。「知っている」と「できる」は違う。
ただ読んで知っているのと、キレられまくって覚えたのでは雲泥の差なんですね。
あなたは職場で怒られてますか?怒られているなら、おめでとうございます。多分そのうち、覚えます。
仕事の進め方で、重要な要素が会議や打ち合わせ。会議はあくまで手段で、ゴールじゃないんですね。僕が経験して得たノウハウを過去に書いたので、是非読んで実践してみて下さい。
【関連記事】「とりあえず3年」を終えた僕の感想
やる気も何もなかった僕が、当初の目標である「とりあえず3年」 を達成した感想です。全ての新入社員に読んでほしい。
山あり谷あり、マネジメントできない逆ドラッカーの上司あり、周りの人間関係に馴染めず左遷あり。なかなか忙しい3年間でした。
【関連記事】「働きたくない奴」は大体友達
まだまだ「働きたくない」気持ちがおさまらない人はこちらも是非読んで下さい。会社に行きたくなかったり、仕事を面倒くさいと思っている人は大体友達です。
そんなあなたを見捨てはしません!だから見捨てないでね。。。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 働かなくて済むなら、働きたくはない
- 働くことで得られるリターンを意識すると、乗り切れる
- 働くことで得られるメリットは、お金以外にもある
独学・座学でも得られるものは多いですが、ひとまず会社に入って揉まれてみるのが一番手っ取り早い。
色々学んだことを書きました。僕は出世も興味ないし、仕事にやる気はないし、職場の人間は大体嫌いだし。そんな僕でも、リターンはあったのです。
もしあなたが前向きになったら、僕なんかよりももっと多くのリターンがあるでしょう。前向きでない僕よりも、もっと学べるものが多いでしょう。
あなたの未来は明るい!例え、今が日曜の夜でも、月曜の朝でも!頑張って!
ではでは!