4年目になりました、この春で。早いもので2017年入社して丸3年サラリーマン生活を送りました。
様々な苦悩・葛藤ありましたね。楽しかったことよりも大変なことの方が確実に多かったかもしれません。
しかし、得たものや学びも確実にありました。僕の会社を見ても、同期・後輩で3年経たないうちに辞めてしまう人は多いです。

・どうすれば辞めずにすむのか?
という新入社員の方!是非読んで下さい。僕の3年間を凝縮しました!
そもそも僕はやる気のない新入社員だった
まずはやる気よりも、責任感を感じよう
過去にも記事にしましたが、僕は全く持ってやる気のない新入社員でした。
会議は休憩時間だと思っていましたし、決まった時間に会社のデスクに座っていれば給料を貰えると思っていたそんな奴でした。
今でもやる気があるかどうかは微妙なところですが、責任感みたいなのは途中から出てきました。
入って1年ないし2年経つと、細かい業務でも部やチームの中で最も詳しいのが自分という状況になります。つまり、「自分が分からないと、この会社で分かる人はいない・・・」という焦りにも似たものが出てきます。
「自分が最後の砦」なんだくらいに感じることができたらしめたものです。
やる気はなくても、長くいればこういう風な焦りを感じることも多くなります。結果的に仕事をしないとというマインドになる。最初はこれでもOKだと思います。
僕はマジでダメ過ぎて、一回左遷された!
どの口が何言うかが肝心ということで 、まずは僕の状況を少し説明しますね。
この4月に4年目で東京に異動しました。しかし、その前の大阪で勤務していた際にも、一度異動をしています
というか、異動というよりも完全な左遷と言った方が正しいのです。
そうです、僕はダメ過ぎて、最初の3年間で一度違う部署に飛ばされた奴なのです!
- 上司が一日中Yahoo!ニュースを観て仕事やマネジメントをしない
- 自分がしたミスをなすり付ける事務の人が何人もいた
- 引き継ぎが全くなかった
など、僕がダメ過ぎた以外にも色々な要素はありましたが、そんなの会社は考慮してくれません。
僕はあえなく左遷になりました。会社は4月とか10月に大きな異動があるのですが、7月・8月とかものすごいハンパな時期に異動したっけな。笑
転用元:TBSテレビ
その頃にむしゃくしゃしてこのコルレオーネブログを開設した記憶がありますね。笑 そう思うと、いいきっかけになったのかな。
そこで左遷にあい、「あ、このままじゃやべぇな・・・」となりました。
そんな中途半端な時期に異動になった奴って同期見てもメンタル壊した奴とかそれくらいしかいなかったですもん。
そして、異動した先は人間関係も比較的良好で(課長のみパワハラ気質でしたが)、色々教えてくれました。何とかそこからある程度は戦力として数えられる様に。
つまり、僕は標準以下からスタートし、なんとか標準くらいまで戻った奴なのです。
うちの会社は新入社員のインストラクターとして半年間指導するというポジションがあるのですが、それにも去年抜擢されました。
- ダメ過ぎて、左遷された
- なんとか標準まで戻した
- 新入社員を指導する立場にまでなった
これが、僕の3年間の変遷です。こんな僕の感じたことだと思って下さい。
サラリーマンになって成長した4つ
使えるお金が増える
サラリーマンになって成長した点はいろいろありますが、ギュッとして4点だけ。で、1つ目がお金です。笑
「いきなり金かい!」と思うかもしれませんが、あえて真っ先に書いておきたい。
新入社員の方に言いたい!

と。サラリーマンは確かに大変、でもアルバイトなどと違うのが自分が使えるお金の額。
サラリーマンなんて最初の3年間はそりゃ苦しいです。でも「お金その分もらってるしな!」って思って乗り越えてほしい。
僕も現在貯金額はある程度ありますが、それもサラリーマンになったから。仕事や職場の人間関係などがツラい場合は、ここをモチベーションにしてほしい。波に乗るまではお金だけがモチベーションでも良いと思うんです!
ちなみに、僕はサラリーマンの3年目にタグホイヤーのモナコという時計を買いました。
高級時計の部類です。これ1つとっても、サラリーマンをしていて良かったなって思えましたよ!
Excelなどの処理能力
ここからはスキル面の話。僕は会社に入ってExcel・Wordなどのツールの能力が圧倒的に伸びました! これは胸を張って確実に言えます。
僕がいた部署は全てExcelを非常に多用する文化だったということもあります。
Excelは本もいっぱい出ていますし、ググっても色々見つかるので、最初は調べながら地道に勧めていました。
人によっては、これがプログラミングだったり、CADだったりすると思います。仕事で必要に迫られて作業をするということを繰り返すことで、処理能力は成長します。
ここで押さえてほしいのは、「職場での成長速度>>独学での成長速度」ということ。
自分で学ぶよりも、オフィスで色々な人に囲まれて、納期・締切に追われながらも進める方が吸収できます。
つまり、「お金をもらいながら、能力を伸ばす機会も貰えている」と思いましょう。というか、思い込ませましょう!笑
この通り思えれば、世の中こんな楽なことはないです。無理にでもそう思って前向きになってほしい。
僕は半年程前に転職エージェントにあったのですが、Excelなどのスキルはやはり転職の際にも考慮材料になるみたい。
つまり、嫌々でもやっておけばどこか別の環境に移りやすくなるとも言えますね。
ビジネスマナー
学生から見たら一見くだらないビジネスマナー。
頭に「お疲れ様です。」や「お世話になっております。」ってムダやんって正直思うはず。でも、ある意味仕方ないのです。
郷に入っては郷に従えという様に、すでにビジネスマナーはスタンダードなわけです。こうなってしまっては学ぶしかないのが社会人の現状。
僕が3年間サラリーマンをして感じたのは、「ビジネスマナーで加点になることは稀、でも減点項目には非常になりやすい」ということ。
もし、学生卒業と同時にいきなり起業するとここを学ぶ機会は少ないですよね。会社にいるとビジネスマナーも自然と学べる。
というか、自分が社内や社外にメールなどをして、ビジネスマナーがめちゃくちゃだと上司や先輩が注意してくれます。
だって、注意しないと、その部署・その会社がめちゃくちゃだと思われちゃうから。
つまり、ビジネスのスタンダードは、スタンダード故にオフィスにいてしっかり吸収すればちゃんと身に付きます。これは結構見落としがちですが、大きいですね。
昔、父が僕にメールする際に、全て敬語でした。「親子なのに、何で敬語使ってるんや?」と当時高校生だった僕は思っていましたが、社会人になってやっと分かりました。
僕はメールはタメ口でうつもの、父はメールは敬語でうつものと前提が違ったんですね。ビジネスシーンは実は日常生活と少しズレているのです。
理不尽耐性
ここが何気に一番大事!会社にいると、理不尽なことへの耐性が強くなります。
僕は全ての会社をみたわけでもありません。が、これだけは断言できます!世の中に理不尽なことが何もない会社は0であると!
会社の規模にもよりますが、大人数がいて、大きなお金が動いて、色々な取引先がいる。この中で理不尽なことが起こらないわけがないのです!起こって当たり前です!
つまり、サラリーマンは「理不尽とともに生きる」しかないのです。大丈夫です、慣れます!しかし、新入社員のうちはこれがツラいんですよね。
つまり、長く会社にいると理不尽なことに慣れて耐性がつく。こうすると、サラリーマンでいることの苦痛が減っていきます。
僕が最も印象に残っている理不尽体験は2年目の時。ある社員さんがメンタルを壊して突如休職。
いきなり会社に来なくなり、その社員さんがすることになっていた業務を代わりにやれと指示が来ました。
やろうとするも、全く分からない!何も引き継ぎもないし、今までしていた業務と全く関係がないから。
過去資料を見たり、マニュアル(のようなもの)を見ながらしましたが、そのマニュアルも間違いだらけ。
手順通りにしたのにミスが起こる、しかしそれも全て僕のせいにされました。この時は、ふざけんなと強く思っていました。
しかし、今では言えます、「そんなもんや」と。つまり、昔の僕は青かったので会社の中で行われる采配や仕分けはフェアなものだと思っていたのでダメージがでかかったのです。
つまり、理不尽を受け入れておけば割り切れた面もあったなぁと今は思います。
サラリーマンはここが大変
大金持ちにはなれない
サラリーマンの大変な側面も触れておきます。「理不尽であること」は先ほど説明した通り。
お金の話をしますと、サラリーマンは大金持ちにはなりません。ここでいう大金持ちは、芸能人やセレブなどの話です。
一軒家を立てたり、高級車を買ったり、子供を私立の小学校から大学まで通わすくらいならいけると思います。
というのも、サラリーマンはある程度給与の天井が見えています。社長や役員であっても同じです。東証一部上場企業の社長であっても年収が1億未満がほとんどです。
つまり、「年収で億を目指す」という人はそもそも会社員をしている場合ではありません。その会社のトップになっても、可能性は0なのですから。しかも、そのトップになれるのは後30年以上もかかりますし。
YouTuberのラファエルさんは、年収5億円などと過去に発言していましたが、この時点でたいがいの社長は稼ぎだけ見れば、「ラファエル以下」なのです。
つまり、最初から圧倒的にお金持ちをめざすなら、給与が青天井(その代わり下にも底はない)の環境に身を置かないといけません。
まぁ、これはそこまで多くの人に当てはまるものでもないかな。
人間関係が面倒くさい
そして、ここが最も肝心です。「人間関係」、結局サラリーマンの悩みはここに尽きます。
絶対に人間関係で苦労します、これは間違いない。僕も人間関係非常に苦労しました。
- 全くマネジメントしない管理職
- 自分のペースで仕事が進まないと気が済まない幼稚なおばさん
- ムダにゴルフを強要してくる先輩
- 飲み会で無理矢理飲ませてくる上司
- 質問というより、ほとんどクレームをつけてくる社員
- 急に今日中に仕上げてくれというむちゃくちゃな取引先
- すぐにイライラして人に当たり散らす同僚
などなど、僕もパッと思いつくだけも色々出てきました。でも、これは僕に限ったことじゃないはず。この記事を読んでいただいている方にも絶対心当たりがあるはずです。
職場の人間関係を我慢できるかどうかがかなり大きい。ここがどうしても無理なら起業するのもアリだと思います。
だって、職場の人間関係を我慢して消耗するくらいなら違う環境に身を置いた方が後々絶対に良い。
会社で、3年間も自分のスキルにあった仕事がある程度は来る様になります。量は多すぎる場合もありますが。
つまり、「仕事が難し過ぎて辞めたい」は比較的少ない。こうなってくると、辞める原因は「人間関係」が8,9割がほとんどです。
もっと長くいると、「この会社にいても成長できない」と感じて辞める優秀な人も出てきます。
しかし、最初の3年間に限っては、「人間関係さえ何とかなればOK」くらいに身構えてもらえば長続きするはずです。
まとめ:組織は人を成長させてくれる
さて、まとめです。結論から言うと、「僕はサラリーマンを3年続けて良かった」と思います。
大変なことは多過ぎたので書きません。笑 あえて、卑近なことまで書きますと、
- 貯金額が増えた
- 好きなものが色々買える様になった
(ずっと憧れていたタグホイヤーの時計も買えた) - 久しぶりの人に会う時、初対面の人に会う時に気後れしない
(無職だと多分気まずい) - 個人の規模では考えれないお金を使えた
(数億円のシステム開発プロジェクトを担当できた) - ビジネスマナーを学べた
- 社会人になるまで、全くド素人だったExcelなどがめっちゃ使える様になった
- この3年間暇な日がない
(多分仕事していないと暇、それなりの達成感は大事)
元外交官で作家の佐藤優さんが、過去に日経新聞のコラムに書いていました。細かい表現まではさすがに少しうろ覚えですが。

というもの。これはそうだなって思います。周りの人間に知らず知らずのうちに感化されると言いますか。できる先輩が多いと自然と言動や行動が自分にも移りますからね。
ビジネスや社会人として、自分が0であればサラリーマンになれば得るものも大きいはず。3年頑張ってみれば、多少は楽になりますよ。
最初の3年の間に、一回左遷されているダメダメだった僕が言っているのでおそらく間違いないです!笑
ではでは!