朝の過ごし方は、至る所で言及されています。それに対して、夜の過ごし方の指南書はあまりにも少ない。

これは長年の僕の疑問でした。朝は集中できるし、生産性が高い。だから重要なことは朝のうちに終わらせる。
これはでこれで良かったんです。しかし問題は夜です。何をすれば良いのか分からない。
夜更かしをしない、深酒をしない、などすべきでないことは分かる。しかしするべきことは分からない。
夜は明日の0次会なのです。夜の時間の正しい過ごし方を一緒に考えていきましょう。

・夜の時間は手持ち無沙汰になる
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 朝は生産性を、夜は振り返りを!
- 夜に明日のイメトレをすることで、明日を最高の一日にできる
- 夜を楽しみ、明日へのストレスを持ち越さない
朝の生産性を上手く使うのが、人生のコツ
僕はどちらかというと朝型人間。休みの日とか、遅く起きてしまうことも多々ありますが。
たびたび取り上げられていて、今更いうまでもないことですが、朝が最も生産性が高い。
仕事も勉強もグングンはかどるんです。「朝活」なんて言葉も流行っていますし、朝早く起きている経営者も多い。
僕も受験生の頃は、朝は数学など思考する強化を、午後からは暗記物を中心に行っていました。会社では打ち合わせはなるべく午後に入れて、資料作成は朝にしています。
人間の脳が最も活発に働くのは、起床してから3時間後なんだそう。6時に起床しているサラリーマンは、9時にその日のエンペラータイムがくるわけです。
実際に朝の方が考えもまとまる。夜に作った資料を、一晩寝かせる。翌朝に見返したら、赤面。これはきっと全人類あるある。
夜の時間について書きたいとは思っていますが、まずは朝の時間を有意義に過ごしているのが大前提。

と思う。ただ悪い方に変わるには、夜の方が破壊力ありそう。「一夜にして」なんて表現もあるわけですし。
漫画「NANA」でも、ドラムのヤスが、

一緒に夜を過ごした者同士の
と言ってた。
恋愛においても、夜より朝なのかもしれません。確かに晩飯を一緒に食べるよりも、朝食を一緒に食べる方が親密な関係な気がする。




とにもかくにもまずは朝の過ごし方を整えましょう。
僕もこのブログは基本的に朝書いています。夜に書くのとでは、執筆スピードが全然違う。

とは言うものの、いきなり「朝の時間を有効に使え」と言っても、難しいはず。

と感じる方もいるかもしれません。
ここでおすすめの本を紹介します。「人生を変えるモーニングメソッド」という、そのものズバリなタイトル。
トラック事故に遭い、6分間心肺停止。奇跡的に一命をとりとめ、人生の過ごし方を見直し、朝活を始めたのが著者のハル・エルロッド。
アメリカで「人生を変えるモーニングメソッド」はベストセラー。世界20カ国で翻訳。地球上で爆ハネしている本です。

というパンチラインから始まるのが印象的。朝の過ごし方をもっと実りのあるものにしたい人は、必見の一冊です。
ちなみに、この本で紹介されている著者のモーニングメソッドは、こんな感じ。
朝60分のモーニングメソッド
- 沈黙、瞑想(5分)
- アフォーメーション(5分)
- イメージング(5分)
- 読書(20分)
- 日記(5分)
- 運動(20分)

って思われた方は、過去記事を読んでみて下さい。平たく言えば、自己暗示です。
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アフォーメーションを使って、願望を達成しよう!やり方は簡単、コツをご紹介します!自己暗示の効果は計り知れない!
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朝活に関しては、以下の記事でも触れました。こちらもあわせて読んでみて下さい。
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勉強に「やる気」が出ない人に向けて!休日の時間をムダにしないためにも、対策を打とう!コツは「やる気」を「やる気」じゃなくすこと!
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ところがどっこい、夜の生産性は?
ところがどっこい。ところがぎっちょん。夜の生産性は低い。手紙なんかもそうですが、夜に作ったものはロクなものがない。なんてこった、わっしょい。
朝は価値がある。生産性が高い。重要なことは朝にやってしまおう、これは諸手を挙げて賛成しちゃう。
朝活に意識を向けた人。朝にやりたいことを片付けてしまえた人。

と疑問を持つはず。え、僕だけじゃないですよね!?そうやんね!?
考えてみれば、夜の過ごし方を考え始めたのは、在宅勤務がスタンダードになった頃。
通勤時間がなくなり、付き合い残業もかなり減った。オフィスで課長や先輩がダラダラしていて、帰りづらいなんてのも無くなった。ありがたやありがたや。
多少残業したとて、まだ眠るまで十分に時間はある。この夜の時間は何をするのが良いのか、こんな疑問が湧いてきたんですね。
「すっきり眠れるように、就寝前はブルーライトは見ない」とか、「二日酔いを避けるために、深酒はしない」なんてのは何となく分かる。
多分これは間違っていない。合っているとは思う。ただ、

これが本音。NGなことはしないけど、それは浮いた時間の過ごし方の回答としては十分でない。
書店を見て回っても、答えはなかなか見つからず。朝の正解の過ごし方に関しては山ほど本が出ているのに、夜の過ごし方に関しては驚くほど少ない。
需要がないのか、もしくはブルーオーシャンなのか。むむむ。
夜にすべきことは、コレで決まり!
夜に迷える子羊の僕でしたが、先日一冊の本を見つけました。「結果を出し続ける人が、夜やること」、良いですね、ドンズバなタイトルです。
問題意識を持っていれば、蜘蛛の糸はぶら下がっているもの。おれカンダタ、良かったんだた。

マイク握ったらマジでNo.1
東京代表トップランカーだ

結果を出す夜活トレーナー。“世界一の男”のプロデューサー。ブランディングプロデューサー。一般社団法人「日本女性ビジネスブランディング協会」代表理事。有限会社BKプロジェクト代表取締役社長・BKグループCEO。アメーバブログオフィシャルブロガー。
これが著者の後藤 勇人さんの肩書き。こういうビジネス本に特有の、スゴすぎてよく分かんないパターン。

というのがこの本の骨子。
やるべきことの柱としては、今日一日の振り返りと、明日の準備。取り入れたい習慣がこちら。
夜に取り入れるべき習慣
- 今日決断したことを振り返る
- 次の日の予定を立てる
- 今日という日に頑張った自分と、出会った人たちに感謝する
結果を出している人はそもそも、行動しています。決断したことはタイミングの調整はありますが、確実にタスクを消化している。
一方で上手くいっていない人は、決断はしても行動していない。何となく「そのうちやれば良いか」で終わってしまっているんですね。

やるべきことはシンプル。まず今日一日の間に決断したことを思い出します。思い起こすのでも良いですが、紙に書き出すのがよりベター。
書き出し終わったら、それぞれに対しての自己採点をしていきます。朝に、

と決断したとします。実行できているのであれば、二重丸。もし実行できていないのであれば、その原因を考えます。
時間がなかったのであれば、

と考えてみる。そうして明日から、この反省を活かしていく。絶えざる工夫と改善こそが、僕らの強い味方。
そして夜は明日にも視野を広げましょう。
次の日の予定を立てるんです。明日という日を先取りしてしまいましょう。
ミスやトラブルが起こる要因は、予期しないものであることが大半です。つまり想定の範囲を広げることが重要になってきます。

それぞれの予定ではなく、一日の流れを予習しておくのがミソです。
どんな服を着て、何時に家を出てるのか。外出があるならば、いつオフィスを出て、どの経路で移動して、どこでどんな人に会うのか、細かく考える。電車やバスの時間も調べておく。
心理学の研究でも、イメージトレーニングの重要性は語られています。一流のスポーツ選手で、イメトレを行っていない人などいないとさえ言われているほど。
人は成功をイメージしただけで実際の成功だと認識します。もはや錯覚に近いですが。この認識で成功体験として脳に刻みこまれ、実現できるようになるんです。

備えあれば憂いなし。準備は最もコスパに優れた、人生の裏技なのです。
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社会人は仕事も遊びも準備が9割。事前に準備しておくことは、人生においての裏技である。いきなり戦って勝つのって難しい。
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最後のキーワードは感謝です。まずは今日一日を頑張った自分に感謝しましょう。今日行った行動に対して、自分で自分を労ってあげましょう。

こんなんでOKです。社会人になって感じることなのですが、自分で自分の期限を取れる人が、結局一番強い。
他者の評価なんかアテにしない。自分で自分の承認欲求を満たしてあげるべき。
そして周囲の人間にも、感謝をしましょう。

と昭和の経営の神様である松下幸之助も言ってました。神の啓示です、謹んで受け入れましょう。
人が単独でできることなんぞ、たかが知れています。だからこそ、人脈なるものがある。会社もそう、個人できないことが、集団だったらできる。
人並み以上に成果を上げるために、他の人の協力は重要アイテムです。助けてもらえる人間になるためにも、感謝の気持ちを大事にしましょう。
夜は明日の0次会である
今日を振り返り、明日に活かす。明日を最高の一日にしたい。
夜は明日と地続きです。夜になった瞬間に、明日は始まっているんですね。
明日をベストな一日にするためにも、今日を楽しむ。夜を楽しんで、宵越しのストレスを持たないようにしましょう。
https://www.movieplus.jp/special/james-camerons-story-of-science-fiction/より引用
アバター、タイタニック、ターミネーターシリーズで知られる映画監督のジェームズ・キャメロン。ゴリゴリのヒットメーカーであるキャメロンが、

と過去のインタビューで述べていました。
いわば自分へのご褒美タイム。僕にはアバターは制作できませんが、ここはマネできる。
おすすめとしては、視覚を使わない娯楽。パソコンやスマホを見続けることが当たり前になった現代において、眠る前まで目を酷使するのは控えたいところ。
サウナとか、音楽やラジオを聴くとか、アロマの匂いを嗅いでダラダラするとか、そういう過ごし方をしてみましょう。
寝付きが悪い僕が、実践しているのが、眠る前の無音タイム。
部屋を無音にして、電灯は薄明かりにする。そうしてソファにもたれかかり、目を閉じる。

と回想し、自分の人生を振り返る。ガチガチの内省タイムを過ごしているうちに、眠くなってくるので、ベッドに移動して寝る。
夜は明日の0次会。夜をいかに過ごすかで、明日の満足度は変わってくるんです。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 朝は生産性を、夜は振り返りを!
- 夜に明日のイメトレをすることで、明日を最高の一日にできる
- 夜を楽しみ、明日へのストレスを持ち越さない
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!