人間関係は難しい。誰しも悩みを抱えているはず。会社での人間関係は面倒くさい。学校の人間関係もダルい。
そんな中で僕はとある対人関係のスキルを見つけました。これは今日から誰でもできる超絶簡単テクニックです。
というもの。その人が「面白く思われたい」と願っているのであれば、「面白い人間だ」とみなしてあげる。
「仕事ができる人間だと思われたい」と考えているのであれば、その様に僕らは解釈してあげる。
逆は絶対にダメです。人間は他者からの勝手な意味づけがゴキブリの次に嫌いなのだから。
・同じコミュニティの人と仲良くしたいけど、うまくいかない
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 人に本意でない意味づけをされるのが、人間にとって最もストレス。
- 相手が理解してほしい様に、相手が望む様に、相手のことを理解する。これは褒め言葉よりもパンチがある。
- 自分を(自分のイメージ通りに)理解できるのは自分だけである。
人間関係はかくも難しい
学生時代はそうでもなかったのですが、社会人になってつくづく感じること。それは人間関係の難しさ。
職場には様々な年齢層の人がいる。全員が全員まともに意思疎通ができるわけじゃない。
明確な原因はないけれど話が通じない人もいれば、何をやっても目の敵にしてくる人もいる。
自分とはどうやっても合わない人もいる。これが社会人になって学んだこの世の真理のひとつ。
これぞ人生経験。育ってきた環境も違うから、まさにセロリ。
これは真っ赤な嘘。とんでもない暴論。もはや陰謀論。
くらいにしておくのが実態に即している。これからこう言っていくべき。
ただどうやっても合わない人もいる一方で、今は合っていないだけって人もいる。これからの僕らのコミュニケーション次第で、状況が変わる人もいるんですね。
ではどうやって相手と仲良くなるか。相手の懐にいかにしてスムーズに入り込むか。ここが難関なわけです。
相手を接待しないといけない。ただまぁこれが言うは易く行うは難しとでも申しましょうか。
人と話していて、相手に気持ち良くなってもらうのは難しい。自分に対して好感触を持ってもらうのはそう簡単ではない。
良かれと思った褒め言葉が空ぶることなんて日常茶飯事。女性の見た目を褒めた日には、やれセクハラだと罵られる。
お世辞がヒットすれば良いけど、失敗したら逆効果。「わざとらしい」とか、「逆に鼻につく」なんて思われかねない。
そう、人に気に入ってもらうって実際のところ、なかなかにハード。
人間関係の最大のストレスは、「勝手な意味づけ」である
まずは逆から考えてみたい。人間関係でストレスを感じる瞬間を考える。
人間関係でストレスを感じる瞬間の逆をする。そうすることで、きっと相手に好印象を与えられる。
そうです、我々はまず逆バリで考えましょう。人とコミュニケーションをとっていて、ムカつくシーンを考える。そしてそれと逆のことをする。
成功する方法が分からないから、絶対に失敗する方法の逆をやってみる。キレイな資料を作ってみたいから、あえて雑な資料の作り方を知っておくみたいな。
失敗する方法を知ることで、逆説的に成功法則が見えてくる的な。
考えてみました。例えば、こんなのがありますよね。
- 訳もわからずキレられる
- 横柄な態度で接してくる
- 全く関係のないことを自分の責任にされる
- 否定ばかりされる
- つまらない話をダラダラされる
- こっちの話を全く聞いていない
などなど。挙げ出すとキリがない。
しかし先日読んだ「孤独をたのしむ力」という本にはこの様に書かれていました。
僕たちの人生は他人に評価されることの繰り返し。それが喜びになる場合も確かにたくさんある。
ちなみにこの本を読んでから、自分の一人の時間の満足度が格段に上がりました。
「フェイスブックやLINEで誰かとつながっていないと不安」、「大切なことを自分ひとりで決められない」、「一人で過ごすことに惨めさを感じる」なんて人にはオススメ。
このコロナ禍で一人暮らしをしている全ての人が絶対に読むべき本。防災グッズと同じくらいに大事。
そして確かに人に勝手に自分の行動や考えや人格を意味づけられるとかなり癪に障る。人は決めつけらることに、少なくとも僕は非常に抵抗感を感じる。
人を憶測で意味づけされたくないし、僕らもしちゃいけない。これは確かにイライラする。
Siriを使った時に、「すいません、よくわかりません」と回答された時の、軽く100倍はイライラする。
僕らの行動の一部を見て、勝手に決めてくる。たった一場面だけを見て、
なんて言われたら、良い気はしない。
思い出した。以前に某デニムブランドの店に行った時に、めちゃくちゃ馴れ馴れしい店員さんがいたんだ。
その店員さんはずっと話しかけてくる。僕は用がないので、適当に聞き流した。「面倒だな、一人で見させてくれないかな」なんて思いながら、しぶしぶ相槌を打っていたんだ。
僕のつれない態度を見てその店員さんは、おもむろにこんなことを言ってきました。
これだけ話しかけているのに、何故この客は会話に乗ってこないんだ?そうか、こいつは人見知りなんだ、かわいそうに。そんな推測が透けて見える。
これはうざかった。勝手に話しかけてきて、勝手に自分のことを決めつけてきた。確かにこれは禁じ手、だってイライラしちゃうんだもん。
思い返せば、僕の嫌いな上司はすべからく「お前は〜なタイプだ」と一方的に決めつけてきた。
僕の言い分もちゃんと聞かずに、レッテルを貼りまくってきた。尿道に爪楊枝をぶっ刺してやりたい、全く。
人間関係で相手に最も不快感を与える行為、それは「勝手な意味づけ」・「勝手な決めつけ」なんですね。
人に好印象を持たれたいなら、これと逆のことをすれば良い。
相手が理解してほしいように理解する
逆とは何か。まずはこれをちょっと考えてみます、答えはシンプル。
他人から自分の本意とは違う勝手な意味付けをされるとストレス。ならば、相手の理解してほしいように相手を理解してあげれば良い。
人にはそれぞれセルフイメージを持っています。「自分は努力家だ」とか「自分は器用な人間だ」とか。ここを僕らは理解し、そう褒めてあげる。
「自分はおしゃれだ」と思っている人には、「持ち物のセンスが良いですよね」と言ってみる。「自分は愛想の良い人間だ」と思っている人には、「コミュニケーション能力が高いですよね」と言ってみる。
僕らの印象やイメージでコメントをしない。相手が心中に秘めていることのみ、僕らは口にする。
人は誰しも「〜な様に見られたい」という願望がある。仕事ができる、かわいい、優しい、気が利くなどなど。
実際のところ、実態はどうでもいい。
優しいと思われたいと思っている人が、みんな優しいとは限らない。優しかろうが、意地悪だろうが僕らの知ったことではない。
その人が優しいなんて事実はなくても、その人が「優しい人間だと思われたい」というニーズは事実として存在する。
僕らはそのニーズを満たしてあげるんです。
僕の大好きなマンガのひとつ「銀と金」。カイジシリーズで有名な福本伸行先生の作品。
なぜか知名度はあまりない。しかし、この作品はカイジよりも遥かに面白い。
間延びせず、コンパクトに完結もしているし、全く文句のつけようのない作品。
カイジが1シリーズかけて作った作品の大オチを、この作品ではひとつのゲームで使っていたりする。
とにかく福本伸行先生が最も脳みそが回っている時期に書いたであろう作品。
そしてこの作品で出てくる平井銀二。この人がとにかくエグい。
おそらく福本伸行作品の中で最も強者。
頭のキレは悪魔じみてる。金儲けは天才的。(最後は300億円かけたギャンブルしたりする・・・)ケンカの腕も超一流。そして人の心理をことごとく読む。
スキも弱点もない、まさに男の中の男。マジでジェームズ・ボンドくらいにスゴい。
そんなキレ者の平井銀二が言う印象的なセリフ。
自分を理解できるのは自分だけ
自分のことは自分が意外と分かっていない。他の人からは見えているけど、自分からは見えていない自分の特徴。そんなものはいっぱいある。
でもあえて言いたい。
いや違うかな、もうちょっと正確に言おう。
今まで書いてきたけど、逆説的に気が付いた。そもそも自分が抱いている自分のイメージなんて、あくまで自分だけのもの。
一点もの。それが僕らの人生模様。でもそれはそれで良いってこと。
人に自分のイメージの通りに、自分を理解してもらいたい。これは土台無理な話なんですね。
自分の価値は自分で認める。自分のセルフイメージは、自分でこそっと持っておく。そしてそのイメージに沿う様に行動していく。これだけで良いんです。
そして他人に対しては、その人のイメージ通りに理解してあげる。その人が内に秘めているものなので、たぶん簡単ではない。
と言ってはいるけれど、難しいのは百も承知。ただこの方法を知っているのといないのでは大違い。
意識していると、人はそれぞれサインを出しているのです。芸能人の誰を意識しているとか、人を判断する際にどこを見ているのかなど。
とこぼしている同僚がいるとします。そんな人には、
というと多分響く。「話の面白さ」を重視しているのだから、「話が面白い人間でありたい」とは少なからず思っているはず。
自分のセルフイメージは他人に押し付けず、自分で持っておく。他者のセルフイメージは汲み取り、実態を無視してそう理解してあげる。これで転ぶ、人間関係はうまくいく。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 人に本意でない意味づけをされるのが、人間にとって最もストレス。
- 相手が理解してほしい様に、相手が望む様に、相手のことを理解する。これは褒め言葉よりもパンチがある。
- 自分を(自分のイメージ通りに)理解できるのは自分だけである。
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