社会人は総じて面白くない!
これは僕がサラリーマンになって2年経ってつくづく思うこと。
社会人の生活がつまらないということではなく、社会人の話は基本的につまらないということ。
何故なら、サラリーマンになると発言に気を使う様になるから。
段々角が取れていってしまうから。
つまり、ある程度年月が経てば大体同じような低レベルの面白さに落ち着くということ。
であるならば、資格などの勉強はする必要はないのです。
「面白い奴になる」ことの方がよっぽどオリジナリティがあるのです。
「面白くなる」為に勉強してる奴なんてほぼいない。
これはブルーオーシャンだぜ!
「ウケる」は最強のビジネススキルである
最近買った本で最も面白かったのがこの本。
「ウケる」は最強のビジネススキルである!
作者の中北朋宏さん、経歴がまず異色。
まずは、6年間お笑い芸人で活動。
そこから、人事系コンサルティング会社に入社、華々しい成績を残す。
そして、株式会社 俺を設立。
笑いの力で組織を変える「コメディケーション」を展開中。
つまり、お笑いの畑からバリバリのビジネスマンになった人!
これって珍しい、芸人しながら実業家している人もいますが、芸人は卒業していますから。
職場の人間関係を、お笑いノウハウを使って上向けていくという話。
随所に、作者が培ってきたお笑い芸人としての技術が伺えます。
この本の凄い部分は以下。
・お笑いのロジックを言葉で、論理的に説明しているところ
・センスではなく、技術として教えてくれるので再現性が高い
お笑いはとかく、センスや感覚に頼りがちなもの。
しかし、それを「技術」として落とし込み、万人に使える状態にしてくれたのが大きな功績です。
ビジネスシーンだけでなく、普段の会話から使える4つのテクニックをご紹介!
明日から使えるお笑いの技術
リアクションをマスターしておく
まずはどちらかと言うと、「受け」のテクニック。
リアクションに関して。
「はい、はい」を主軸とし、「そうですよね」、「おっしゃる通りですね」、「なるほど」、「確かに」の4つを使い回すというだけのお手軽構造。
実際、会社の飲み会で上司と同じ席になった時、面談で1人で長尺で話し始めた時。
この手法を使いました、すごい楽!
大事な話なら集中しないといけません。
しかし、飲み会の席での上司の長話など1ミリも意味のない話とかはこの手法で一発!
リアクションを機械的にこなしましょう!
リアクションは、5フレーズだけ覚えておけばOK
「はい、はい」、「そうですよね」、「おっしゃる通りですね」、「なるほど」、「確かに」
トークには構造がある
面白い話にするためには、大事なのは「構造」を知ること!
「独創性」が求められるのは、もっと先の話。
「話出し(枕詞)」→「ディテール(フリ)」→「オチ」→「◯◯オチ」の流れ!
各要素をざっくり説明すると、
話出し(枕詞)
思わず笑ってしまう話のタイトルをつける。
「すべらない話」などで、「◯◯って話があって〜」とか、「こないだ◯◯か!って思ったんです、〜」の様なものですね。
言ったら、ツカミの部分です。
ディテール(フリ)
登場人物が、どんな人かイメージできる様にする。
ここで、どんな人が出てくるかいつの話なのかを説明。
話の初期設定をしてあげるようなイメージ!
オチ
ここで話の最も面白い部分を出します。
色々なパターンがありますが、登場人物がイメージと真逆のことを言うなどですね!
後に書きますが、ギャップで笑わせるのが最も手軽です。
◯◯オチ
ここがキモ!
一度目のオチが決まらないことを想定し、もう一つオチを用意!
特に、プロである芸人がトークの構造としてすべらないように工夫している部分。
最初のオチでウケればOK、万が一すべった時の保険。
構造的にすべらない様にしているという2段構え!
全体的な話を磨くというよりも、それぞれの要素単位・ブロック単位で考えるべきとのこと。
各要素で様々なパターンを用意し、人に何度も試してみていわば「最適解」を見つけるのがポイントですね!
トークの構造を意識する!
それぞれの要素単位で最も面白いパーツを作成、組み合わせる!
「返し」をマスターする
コミュニケーションは、「話し」と「聴き」。
この「聴く」方の技術。
これが使える様になると強い。
人にイジってもらった時に、一気に距離が縮まるから!
柔道などと同じ、いわば「護身術」です。
様々な返しのパターンありますが、難易度が低くかつウケやすい「返し」の例をこの本は3つ紹介してくれています。
「返し」の技術を覚えることで距離が縮まる。
「繰り返し」、「例え返し」、「ノリ返し」を使ってみる
ギャップでボケる
笑いの基本は、「ズラす」こと。
中心を「ズラす」ことで笑いを生んでいます。
真面目な人がふざける、ちゃらんぽらんに見える人がきちんとしている。
これは、次の章の千原ジュニアさんの話にて深堀します。
ギャップを制すものは、笑いを制す
僕の先生は千原ジュニア
人には、それぞれ好きな芸人さんがいると思います。
漫才が面白い、コントが楽しい、MCが上手いなどなど。
僕にも好きな芸人さんはたくさんいます。
しかし、ことトークに関してお手本としている先生が。
それは、、、、
千原ジュニア!!
(転用元:https://girlschannel.net/topics/321634/ )
千原ジュニアとケンドーコバヤシの2人のトーク番組「にけつッ!!」 なんて、初回から全部観ています!笑
なにがすごいかと言うと、才能・発想力がそもそも非凡。
そんな視点から良く思いつくなって驚かされることばかり。
あと、単純にトークの技術が完成されている。
話自体はそこまで面白くない内容でも、千原ジュニアの口を介するだけで笑ってしまう。
僕自身も千原ジュニアの話し方、「間」の取り方、話の組み立て方などをマネして意識してできる様になりました。
すると、急に人と話していてもウケるようになったんですね!
きっと「笑える話」・「面白い話」には型があって、それを用いるだけで誰でも面白くなれるのです!
では、ギャップに関して、千原ジュニアが言っていた面白い話を1つ!
これは「にけつッ!!」で披露していた話です。
「笑い」はギャップ、それが大きい程、面白い。
では、世の中で最も離れているもの、ギャップが大きいものは何か?
それは、「戦争」と「愛」。
この2つをくっつけると「WAR(戦争)+AI(愛)」。
ほら、「WARAI(笑い)」になる。
いや、天才過ぎやん。
さすがに出来過ぎやん。。。笑
まとめ
「スカブラ 」って職業がかつてあったようです。
炭坑現場での激務でストレスがたまっている炭坑員の人に、面白おかしい話をして息抜きさせる職業。
炭坑事業が下火になった際に、この「スカブラ」が真っ先にクビになったそう。
そりゃ、何もしてないと言えばしてないですからね。
しかし、「スカブラ」がいなくなると、ストレスの捌け口が消えてしまいます。
チームの士気も落ち、関係性が悪くなり、生産性がダウン。
つまり、「面白く会話できる人間」って実は貴重人材!
何かの資格を持っているよりも、こちらの方が価値があるはず!
ビジネスマンこそ、「面白さ」を磨け!
レアな人材になれるぜ!
ではでは!