カフェイン、現代人への福音か厄災か。コーヒーやエナジードリンクなどに含まれている、忙しい現代人の心強い味方であるカフェイン。
カフェインはメリットも多いのですが、実はデメリットも多いんです。何も考えずにガバガバ飲んでいては、かなり危険。
・一日に何杯もコーヒーを飲んでしまう
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、
毎日のルーティンでコーヒーを飲む方も多いでしょう。知り合いのとあるエンジニアの方は「エンジニアにとってコーヒーはガソリンだ」とも言っていました。
カフェインの半減期は5〜7時間。つまり完全に分解されるまでかなりの時間を要します。「今日は寝付きが悪い」と思ったなら、実は10時間前に飲んだコーヒーのせいかもしれません。
カフェイン摂取時の注意
- 一度に缶コーヒー2本(カフェイン400mg)以上は飲まない
カフェインのメリットは300mgまで、400mg以上で不安感や焦燥感の増加などの副作用あり - コーヒーにはミルクかクリームを
カフェインが弱い人向け、脂肪分にはカフェインの吸収を穏やかにする働きあり - 起きてから90分はカフェインNG
起きてすぐにカフェインを飲むと、脳への刺激が強すぎ、心拍数の上昇・焦燥感・頭痛リスクの増加あり - 夕方15時以降の摂取を控える
睡眠の質を保つため、百歩譲って18時まで
この記事のまとめ
- カフェインを摂取することで、集中力は5%もUPする
- カフェインを分解するには時間がかかり、睡眠に悪影響を与える
- カフェインに頼ってまで起きなくてもいい、さっさと寝よう
記事の前に自己紹介!
・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・当ブログで120万文字を執筆、累計PV数は100万突破
・30歳で貯金1,500万円達成
カフェインは忙しい現代人の味方
現代人、特に忙しいビジネスマンの方は、コーヒーを愛飲している人も多いでしょう。エナジードリンクを飲んでいる人も多いかもしれません。
愛飲です。文字通り、愛して飲んでいる。起き抜けに飲む。午後にも飲む。夕方になり仕事のラストスパートをかけるとなった際にもまた飲む。
分かります、コーヒー片手に仕事するってカッコいいですもんね。ドラマでもイケてるビジネスマンは必ずコーヒー飲みながら、iPad触ってる。
仕事が忙しくて、ゴリゴリに働いている人の机には、缶コーヒーの飲み終わった感が所狭しと並んでる。コーヒーは働く人を演出する上で欠かせない小道具。
実際にコーヒーを飲むと、眠気が覚める。目が冴える。眠気覚ましとして間違いなく絶大な効果を発揮する。
生まれて初めてコーヒーを飲んだ日のことを覚えているでしょうか?僕は覚えています。
あれは小学生の高学年の頃で、通っていた耳鼻科にある無料で飲めるドリンク機で飲みました。飲んだこともないけど好奇心でコーヒーを紙コップに入れてみる。
シュガーをなぜか入れまくり、それで飲む。面白くて何杯か飲んでいました。しかし夜になっても、全然眠れない。眠れへんねん。いつもなら勝手に寝落ちしていたのに。
これが僕のコーヒーとのファーストインパクト。
とあるエンジニアの方は「エンジニアにとってコーヒーはガソリンだ」と言ってた。もはやカフェインはドラゴンボールの仙豆級のアイテムなのかもしれません。
カフェインのメリットはコレだ!
そんな合法チートアイテムであるカフェイン。どのようなメリットがあるかを知っておきましょう。
「眠気を覚すのに効くんでしょ?」と思われた方、その通りです。しかしそれだけでもないんです。「ヤバい集中力」という本に、カフェインの持つパワーが記載されています。
著者の鈴木祐さんは、16才のころから年5,000本の科学論文を読み続けている、「日本一の文献オタク」 なんだとか。常軌を逸している。
超人的なインプットをし続けている鈴木祐さんのこれまた超人的なアウトプット。学びやノウハウが運動会の日の弁当くらいぎっちぎちに詰まってます。
カフェインの持つパワーは凄まじい。メリットとしては、以下の2つになります。
- 150〜200mgのカフェインを飲むと、約30分で疲労感が和らぎ注意力の持続時間が向上
- カフェインの集中力アップ効果は、ベースラインから5%前後
缶コーヒー1本分のカフェインを飲むだけでも、集中力は上がるんだとか。「5%の集中力アップってどうなん?」って思われた方、舐めちゃダメですよ。効果は絶大なんです。
39人のチェスプレイヤーを対象に行われたドイツの研究では、200mgのカフェインを飲んだプレイヤーは一様に集中力が上がり勝率がアップ。
現実の試合に当てはめると、チェスの世界ランクが5000位から3000位にまで上がるのに匹敵する効果なんです。いや、スゴない!?これ、合法なんやで!?飲んでみな、飛ぶぞ。
ただカフェインは脳への作用が強い。取り扱いには注意が必要なんです。カフェインは上手に使う分には強い味方ですが、敵に回すとかなり厄介。
気まぐれでメンヘラなワイルドカード。ハンターハンターのヒソカかってくらい、油断できない。それがカフェイン。
カフェインのデメリットはコレだ!
カフェインは体に残留し続ける
カフェインは強力が故に、使い方を誤ると危険。ワンピースの豪水を思い出す。
アメリカ・イギリスでベストセラー。アメリカの公共ラジオNPRの2017年ベストブックスにも選出された「睡眠こそ最強の解決策である」。ここにカフェインの恐ろしさが書かれていました。
僕らが眠くなるメカニズムからまず話を始めます。起きている間に、脳内ではアデノシンと呼ばれる化学物質が徐々に増えていきます。
起きている間はずっとアデノシンは増加し続ける。このアデノシンが増えることで、眠りたいという欲求が高まるんですね。
しかしここでカフェインを使えば、あら不思議、アデノシンから寝る睡眠信号を消して、眠気が覚める。これがカフェインが眠気覚ましに使われている理由です。
カフェインはサプリメントではなく、最も広く使われている向精神性の物質だとまで書かれています。
カフェインの半減期は、平均して5〜7時間。例えば午後7時半頃に、夕食後のコーヒーを1杯飲む。深夜1時半になっても。まだ半分のカフェインが体内に残っているということなんです。
「たった半分やんけ!」と思うかもしれませんが、カフェインはそれでも強力。老いてもなお強いシルバーズ・レイリーを彷彿とさせる。
その半分のカフェインを分解するために、これまた大変な作業になる。
うまく眠れないまま朝を迎えた時に、よもや10時間前に飲んだ夕食後のコーヒーのせいだとはさすがに思いもよらないはず。
眠りが浅いなどの症状を訴える人は、「自分は不眠症なのでは!?」と疑いがち。しかし実は知らずに摂取しているカフェインが犯人であることも多いのだそう。
ここで注意してほしいのは、カフェインを取り除いた「デカフェ」。デカフェもカフェインを全く含まないわけではない。通常のコーヒーの15〜30%のカフェインが含まれているんだそうな。
カフェインの正しい摂取ルール
カフェインの力を解明すべく、1980年代NASAが行った実験。昆虫のクモに様々なドラッグを与え、それからどんな巣を作るかを観察したというもの。
この実験でクモに与えたドラッグは、カフェインや持ってるだけで捕まるようなドラッグなど。名前書いたら規約違反になりそうだから、書かないけど、芸能人が所持しててよく捕まってるようなやつ。
実験結果なのですが、カフェインを与えられたクモは正常な巣を作る事は全くできなくなりました。他のドラッグも同じだったんですが、カフェインの影響はその他のドラッグ並みか、それ以上にヤバい。
カフェインはもはや精神刺激性のドラッグ。しかも小さな子供〜80代の老人でも、簡単に摂取できる唯一の、そして合法の、ドラッグなんですね。よくよく考えると恐ろしい。
カフェイン摂取時の注意
- 一度に缶コーヒー2本(カフェイン400mg)以上は飲まない
カフェインのメリットは300mgまで、400mg以上で不安感や焦燥感の増加などの副作用あり - コーヒーにはミルクかクリームを
カフェインが弱い人向け、脂肪分にはカフェインの吸収を穏やかにする働きあり - 起きてから90分はカフェインNG
起きてすぐにカフェインを飲むと、脳への刺激が強すぎ、心拍数の上昇・焦燥感・頭痛リスクの増加あり - 夕方15時以降の摂取を控える
睡眠の質を保つため、百歩譲って18時まで
カフェインに頼ってまで起きるな
そもそもなんですが、カフェインに頼ってまで起きている必要はあるのでしょうか?
もちろん仕事や家事や育児などで忙しいという事情はあると思います。しかしそれでも無理やり起きているのは懸命とは言えません。
過去に僕は仕事のストレスから不眠症になり、寝ようとしても眠れない時期が長くありました。あの時は本当にツラかった。
眠らせないなんて拷問もあるくらい。中世の魔女狩りの頃にも盛んに行われていたそうです。そんなレベルのキツさ。
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不眠症になったら分かる。夜に眠くて仕方なくなるのがどれだけ素晴らしいことだったか、改めて噛み締めることができる。
カフェインに頼ってまで起きていようとする気持ちが僕には、正直分からない。無理に起きて、生活リズムを崩してまで、取り組む必要はない。
カフェインをキメまくって、夜遅くまで起きない。それならば朝早く起きてから片付けてしまう方がまだマシ。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- カフェインを摂取することで、集中力は5%もUPする
- カフェインを分解するには時間がかかり、睡眠に悪影響を与える
- カフェインに頼ってまで起きなくてもいい、さっさと寝よう
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
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