生きているとツラいことが数多くあります。これからの人生でもそうですし、これまでの人生でもそうだったでしょう。
しかしここで注意したいのが、ツラかったことの扱い方。不幸自慢をしたり、悲劇の主人公やヒロインぶってはいけません。
・ツラいことがあって、人に同情してほしい
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、
不幸自慢ではなく、ネタにしてしまう。自分のツラかったことをコンテンツにしてしまう。失恋や挫折や生い立ちなどを、面白おかしく語る。
不幸自慢をしても仕方ありません。なぜなら上には上がいるから。収入自慢や学歴自慢などをしても、上には上がいるように、不幸にも猛者がいる。
この記事のまとめ
- 自分よりも不幸な人は必ず世の中に存在する
- 不幸をネタにする方が、結果的に相手は同情してくれる
- 人のを気を引くには、強さ9割・弱さ1割のバランスが望ましい
記事の前に自己紹介!
・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・当ブログで120万文字を執筆、累計PV数は100万突破
・30歳で貯金1,500万円達成
悲劇の主人公の心地良さ
なにかツラいことが起こったり、不幸に見舞われる。それ自体は確かに嫌なことではありますが、周りが注目してくれる。
自分にスポットライトが当たるし、誰かが慰めたりチヤホヤしてくれる。そのおかげで自己陶酔に浸れる。「悲劇のヒロイン症候群」なんて言葉もあるそうです。
うーん、昨今はなんでも症候群になるんですな。なんてことはさておき。
確かに悲劇のヒロインや主人公ぶるのは心地良い。なにも特別なことをしていないのに、特別扱いを受けることができる。
ここで注意してほしいのは、周りが勝手に慰めてくれる分には良い。しかし自分から不幸自慢をするのはNG。
上を見れば上がいる。これはみんな知ってる。しかし下を見ても下がいる。こちらも忘れてはいけない。
収入自慢、ステータス自慢、持ち物自慢、全てにおいて上がいる。それと同じ。不幸自慢、必ず上回ってくる猛者がいる。
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- 経済状況
- 見た目のコンプレックス
- 学力
- 人間関係
- 仕事
どの分野を見ても、不幸界のトップには立つことができない。ライバルが多すぎる。ヤバい人は、本当にヤバい。はるかにハードな状況に直面してきた人は数多くいる。
不幸自慢にキリはない
どれだけ不幸自慢をしても終わりはない。ちょっと考えてみましょう。どんな状態になっても、それよりも不幸にはなれます。
ここがどん底だと思っていた状況で、いきなり大病を患ったり、親しい人がいなくなったりするかも。「今より悪くならない」と思っていても、そこから何か大きな事故に遭うかも。
どんな状況でも、それよりも不幸なシチュエーションは存在します。だから不幸自慢をしても、キリはない。
もちろん絶望的な状況だって人もいるでしょう。しかし多くの人はある程度すでに幸福だったりします。
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幸福度を高めるには、足るを知る生活を心がけよう。ほとんどの人はすでにもう幸せなのかもしれない。無いものよりもあるものを考える。
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少し僕の話。僕も過去には不幸自慢をしようとしていた時期がありました。20歳前後かな。
人を惹きつける内面の豊かさやコミュニケーション能力がなかったから、不幸自慢という飛び道具に手を出したんです。
失恋の話や、自分の挫折の話をしたんですね。大学受験の際に第一志望を現役で落ちて、一浪してもまた落ちた。こういった内容で話してました。
しかし不幸自慢をするうちに、はたと気付いたわけです。
失恋なんて誰でもするレベルのやつだった、「彼氏に殴られた」とか言う女の子には勝てない。同じコミュニティには、二浪して入ってきた奴もいた。不幸自慢をするには、エビデンスが足りなさ過ぎ。
お金で特に困ったことはない。両親は共に仕事に精力的に取り組んでいた。結局僕は奨学金を借りることなく、大学を卒業できたし。一留したのにも関わらず。
もしかしたら僕と同じような人はいるかもしれません。不幸自慢をする気だけど、その不幸が小粒。確かに本人から見れば大問題なんだけど、客観的に見たらさほど大きくもない不幸。
悲劇のヒロインぶる前に
期待値を上げるから不幸を感じる
令和元年に最も売れたビジネス書で、世界29ヵ国で翻訳された「Think clearly」。この本にも悲劇のヒロインぶるなと書かれてあります。
自己憐憫に浸るのは危険。なぜなら気持ち良いから。冬場の絶妙なぬるま湯みたいなもん。一度入ったら、抜け出せなくなる。
と書いている。つまり悲劇のヒロインぶろうと思えば、誰でもできる。難易度はかなり低め、それなのに気持ち良い。なんとも危険な薬物のよう。
手がつけやすい解決策としては、期待の自己コントロール。不幸を感じるのは、期待値が高いから。現実と期待の間にギャップが生まれ、不幸を感じる。
自分では5点だと予想したのであれば、-2して3点だと思っておく。こうすることで不幸を感じる機会そのものを減らす。
不幸はネタにする
少し僕の話。僕自身はありがたいことにお金の心配をせずに大人になれた。「もっとお小遣いが欲しい」など悩みなんてそんなもの。
やりたいことをさせてもらえたし、奨学金も借りずに大学を卒業できた。一浪一留というムーブをかましたものの、全て両親が金銭的に面倒を見てくれた。
僕が社会人になってから出会った20歳の人。その人の家は貧しく、高校を卒業してから、両親を養うためにブルーカラーの仕事をしていました。
その人の涙々の苦労話を聞いて胸を打たれた僕。お金で本当の意味で苦労していない自分がちっぽけに見えてきます。
しかし後日その場にいた他の人と話した際に、「あの人はずっと自分の苦労話をしてウザい、もっとお金で困っている人はいっぱいいる」と発言。
とここで知る。自分では鉄板の不幸トークだと思っても、万人に効くわけではない。不快に思われる可能性も秘めてる。
面白いもので、不幸で悲劇のヒロインぶるよりも、いっそネタにしている方が同情してくれる。「今は笑っているけど、その時はツラかったんだろうなぁ」と勝手に想像してくれる。
押し付けがましくなさが逆に良いグッド、こんなバランス。「人生は近くで見ると悲劇だが、 遠くから見れば喜劇である」とチャップリンも言ってた。
不幸があったら、それを面白おかしく話す方向に振り切る。過度にならない程度に自虐してみる。
- 過去の離婚経験を、トラウマとして話される
- 過去の離婚経験を、笑い話として聞かされる
どちらも同じ人の経験だとしたら、前者は確かに同情もするけど、「なんか重いな」とどこかで感じてしまう。聞き終わった後には、「やっと終わったわ」という感情だけが残る。
しかし後者のように笑い話にすると、聞きながらも「いや、でも絶対その時は大変だったよね!?」と勝手に思いを巡らせてしまうはず。聞き終わった後は、同情が残るはず。
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嫌なことは、コンテンツにすれば良い。人生経験は全てネタになる。
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人の気を引くためには?
周りの人から注目されたい。気を引きたい。自分を意識してほしい。
このような願望は誰しも多少はあるはず。しかしここで気をつけたいのが、注意の引き方。
誰かの気を引くためには、大きく2パターンの方法があります。
- 弱さで気を引く
- 強さで気を引く
弱さで気を引くとは、同情を買ったり、不幸話で相手を惹きつけるなど。効果は確かに大きいですが、乱発は厳禁。
不幸話はより不幸な人には効果はない。また年齢を経るごとに、効果は薄れていく。「良い歳して何を言ってるねん」で終わってしまう。
かたや強さで気を引くとは、その人の明るさや能力などで注目されるということ。不幸体験をネタにするのも、強さのひとつ。こちらは難易度は確かに高いけど、年を経るごとに効果は上がっていく。
韓国ドラマなんかでもそう。イケメンで、スタイルも良くて、超リッチなハイスペックだけど、実は過去にトラウマを抱えている。このバランスに人はクラッとくる。
しかし「イケメンで、スタイルも良くて、超リッチなハイスペック」という部分がないと、誰も見向きもしない。結局のところ、強さが9割・弱さが1割というバランスが最も望ましい。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 自分よりも不幸な人は必ず世の中に存在する
- 不幸をネタにする方が、結果的に相手は同情してくれる
- 人のを気を引くには、強さ9割・弱さ1割のバランスが望ましい
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