世間で大ヒットしているものを敢えて避ける人、ブームになっている物を小馬鹿にしているそんな人。いませんか、鼻につきませんか?すいません、僕なんです。笑
無駄なプライドが働いて、流行なものを追うのはダサいと考えてしまっています。特に自分が興味のある音楽やマンガや映画の分野であればなおのこと。のめり込んでいる分野こそ我がセンスのみを信じる、こうカッコをつけたいんです。
ですが、冷静に考えてみれば流行に乗るのってそこまで悪いことでもないんですよね。世の中の共通認になりますし、知らない方が非常識なんてこともある。でも、なぜか素直にブームに乗れない。
なぜなのでしょう?
・ブームに乗る人間はダサいと思う
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
- 流行に乗らないのは、流行に乗らない事でオリジナリティが発揮できると思うから
- ブームに乗りたくない人は、「ブームに乗る事は、他人にセンスを委ねている」と考えている
- 流行に乗りたくないジャンルはこだわりが強いジャンル、 そんなジャンルがある人は幸せ者だ!
「鬼滅の刃」って、ものすごく面白いらしい!
今は2020年11月。今年の流行で誰もが名前を出すであろうもの、それは「鬼滅の刃」でしょう。アニメ主題歌もしょっちゅう街中で耳にしますし、関連グッズも色々なショップで見ます。
社会現象になっているのは間違いありません。しかし、僕はマンガも読んでいなければ、アニメや映画も観ていない。完全に鬼滅弱者です。
全く知識もない、画像の一番右の少年が主人公「炭治郎」さんというのはギリギリ知っています。正直、炭治郎なのか炭二郎なのか丹次郎なのかも結構怪しい始末。
一番左の日本刀を2本持っている方なんて全く分からない。
と言われても
って信じてしまうレベル。
ぶっちゃけ「鬼滅の刃」に興味はあるんです。もし、今家にマンガが全巻あれば読破する自信は間違いなくあるんです。
ですが、マンガを買ったり、アニメを観たりと行動には移していません。それは、心のどこかに「今更観ても出遅れた感あるよなぁ」という気持ちがあるから。
今から大流行しているものを享受しても、すでに先を走っている人は大勢いる。今更マンガを読んでも、結局出遅れた奴になってしまう。だったら敢えて読まない、そうすることで読んでいないというマイノリティーになれるから。
と、こんなひねくれた心理だと思うんです。難儀なもんですね。知っている人達の中で、最も造詣が深いというマイノリティーに行くよりも、知っていないというマイノリティーの立場を目指しているという発想ですね。
思えば、僕は今まで流行を避けてきた痛い奴
映画好きは、ブームの映画がお嫌い!?
「鬼滅の刃」は氷山の一角に過ぎません。思い返せば僕は、流行にとことんアンチテーゼの立場をとってきました。それでクールぶっているんだからまぁ痛い奴です、我ながら。笑
どんなものがあったのか思い出してみると、
- アナと雪の女王
- グレイテスト・ショーマン
- カメラを止めるな
- 逃げるは恥だが役に立つ
- 君の名は
僕は映画鑑賞が好きで、洋画邦画問わずに色々な映画を観ています。しかし、これらの映画(「逃げるは恥だが役に立つ」はドラマですが)はリアルタイムで観ていません。というか、今も観ていない作品もありますね。笑
自分なりに考えてみると、たまたま観ていませんでしたというより、無理してでも観ていなかったんです。
ブームに乗りたくない人の脳内とは!?
なぜだったのでしょうか。それは、先ほどでも書いた「今更感」もそうなのですが、他にもある。それは、自分が好きな分野で流行に乗りたくないというよく分からない意地みたいなもののせいだと思うんです。
自分が好きな分野、思わず自分から色々調べてしまう様なジャンル、誰にでも1つや2つはありますよね?
そういう他の人よりも注力している物に関しては、ブームに乗りたくないと思っているのは僕だけじゃないはず。なんでこんな不合理な考え方をしてしまうのか。
それは、「ブームに乗る事は人にセンスを委ねてしまっている」ことだと考えてしまっているからじゃないかなと。
流行になるものは、往々にしてそのジャンルに詳しくない人の支持が不可欠です。映画に関して考えると、熱心な映画ファンよりも、たまに観ますけどくらいの人の方が圧倒的に多い。そのたまにしか映画を観ない大多数の人が、絶賛したものが往々にしてブームになります。
なので、熱心な映画ファンからすると
なんて風に、僕も含め思ってしまっているはず。これはどの分野でも往々にしてそうで、こだわりがあるとなかなか流行に乗っかれないんですよね。
「自分は他の人と違う」と思えるものがある人は幸せ!
僕が大学生の頃に何度も言ったセリフ。そして、周りの人からも何度となく聞いたセリフ。もしかすると、あなたも言ったことがあるかもしれないセリフ。
・他の人と被りたくない。
・他の人と違う事をしたい。
こんなセリフ。行動にしても、ファッションにしても、全ての分野に関して耳にした事がありました。冷静に考えれば、
なんて思ってしまうのですが。
僕自身も大学生の時は他の人と同じ服を着ている、あの人と同じスニーカーを履いているなんてことになれば、奇声を発さんばかりの勢いでした。
こういう意識というのは、段々薄れていくとは思います。普通に職について、普通に結婚して普通な家庭を築いて、みたいな普通が実は困難だって徐々に気付きますし。
就活して内定もらっていない時などは、街中のサラリーマンを見ては全員就活を突破した人達なんだなぁと頭が下がりましたね。
しかし、「他の人と違いたい」という思い自体は完全にはなくならないと思うんです。大多数のことは、無難で良い・他の人と同じで良いと考える。しかし、自分が好きな分野だけは別。
一方、僕は自分が興味の薄い分野は、流行にこそ乗るべきだと思っていますし。流行っているデートスポットとかどんどん行っちゃいたい。
多くの事にこだわりがなくなる中で、それでもこだわりを持っているジャンルに関しては、世間の流行に迎合できない。
自分の人生で培ってきた経験値ゆえに、自分は他の人とは異なる選択ができる。僕も含めて、こだわりがある人はこんな気持ちを抱いてるのではないでしょうか。
今まで積み上げてきたものがあるからこそ、ブームに乗らないという意地。僕はそれで良いと思うんです。
流行のファッションをしたくないのは、ファッションがずっと好きで並々ならぬこだわりを持っているから。
ワールドカップだけではしゃぐ人を斜に見てしまうのは、往年のサッカーファンだから。
とこう思えるものがある人はもしかすると幸せなのかも。だって、それだけ思い入れがあるものが人生にあるということだから。
と生活の中で思わず感じてしまったら、それは非常にめでたいこと。だって、あなたにはこだわりを持てるくらい好きなものがあるってことだから。
まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
- 流行に乗らないのは、流行に乗らない事でオリジナリティが発揮できると思うから
- ブームに乗りたくない人は、「ブームに乗る事は、他人にセンスを委ねている」と考えている
- 流行に乗りたくないジャンルはこだわりが強いジャンル、 そんなジャンルがある人は幸せ者だ!
流行に乗らないのがかっこいいとは言えません、正直なところ。笑 ですが、流行に乗る事に抵抗感を感じてしまう位に好きなものがあるということはきっと素敵なこと。
やはり、生きる上で多少のこだわりはちょうど良いスパイスになるのではないでしょうか。きっと、あなたにも色々あるはず。
ではでは!