手っ取り早く上達したかったり、成功したい人がすべきこと。超簡単です。パクる、これだけ。

と思う方もおられるかもしれませんが、全くそんなことはありません、著作権の侵害はNGですが。
これだけ情報がシェアされている社会なんです。オリジナルなものだけで全てを賄おうとするなんて不可能。それができる人は、マジで現代のダ・ヴィンチとかそのレベル。

これが僕の持論。パクってなんぼ。学校教育で数学とかでも、公式習いましたよね。あれも厳密にはパクりです。自分で閃いた公式じゃないもん。
とにかくパクる。そしてここが大事なのですが、自分なりの+αを加える。これを意識するだけで、俄然レベルアップは早まります。

・仕事でいつも時間がかかるのに、成果が出せない
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 現代において本当にオリジナルなものはほとんど存在しない、既存の模倣と組み合わせで価値を生み出す方が効率的
- 模倣するのには、表現・成果物・行動の3つを意識するべき
- 「良かった部分はなんでもパクるぞ」という姿勢で生きていこう
記事の前に自己紹介!

・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました ・20代で貯金1,200万円達成
・映画・読書・音楽と膨大なインプットから、生活に人生を充実させるノウハウを発信
自分のオリジナルなんて存在しない
オリジナルな悩みはない
僕らホモサピエンスが誕生して、早くも20〜30万年が経ちました。人口70億人を超えています。
情報はインターネットで常に共有されており、誰でも手軽にアクセスできるようになりました。人類は今日に至るまで、繁栄を続けてきたのです。

これがこの世の真理。自分という遺伝子や、存在は唯一無二。見た目から思考から全て一緒の人はいない。
みんな違ってみんないい。みつを。じゃなかった、これは金子みすゞか。
それぞれの存在がオリジナル。これは良いのですが、僕らの思考や悩みでオリジナルなものってほとんどない。
というかオリジナルな悩みなんてあるんでしょうか。少なくとも僕が人生で「人類史でこの悩みを抱えてるのは、オレだけやな」ってなったことは一度もない。
友人と喧嘩した。親と揉めた。失恋した。仕事がうまくいかない。留年した。いや、こんなん先人いっぱいおるわ。

と思ってる人もそんなことはない。フラれらたとかモテなくて悩むとか、おそらく弥生人もやってた。
人類の歴史は長い。そして人類も多い。よって自分しかないオリジナルなものなんて、もはや存在していない。あっても激レア。
「0→1」を作るのは非常に難しい
0→1を生み出すのは非常に難しい。「0→1」とすると、何かを始めるって意味もあるけど、それは一旦置いておく。
人類史になかった「0→1」ってまず不可能。そもそも0が見つからない。人類に今までなかったものを、急に僕らが発見するって超絶無理ゲー。

これはホリエモンの代表作「多動力」で書かれていた話。
僕らの生活や仕事で、便利なものはすでに発明されていることが多い。過去のインテリたちが、僕らに変わってとっくに「0→1」をやってくれているんです。
本当にこの世にない、新しいまっさらな概念を生み出せるのは、マジの天才だけ。地動説とか、万有引力とか、歴史に残る系のパフォーマンスをしないといけません。
何をやっても、誰かがすでにやってる。これが前提、揺るぎのないデフォルト設定。
こんな状況で、コンスタントに全く新しいものを生み出しつづけるなんて、不可能。できたらダ・ヴィンチとかジョブズ。
すでにあるものをパクっていこう!
今までにない新しいものを生み出すのは難しい。ではどうすれば良いのか。

僕らは成功事例や過去事例、すでにあるものをパクるべき。これが一番正しく、賢い打ち筋なんですね。
今は違うかもしれませんが、音楽業界で最も稼いでいるアーティストのランキングに、軒並みDJが入っている時期があったんです。
言ってしまえば、自分で曲は作っていないDJたち。しかしライブで莫大な収益を上げているのです。
自分で何かを生み出すのにももちろん価値はある。しかし既存の良いものを、自分の視点で組み合わせることにも、同様に大きな価値があるんですね。

「0→1」は確かに難しい。しかし世の中にすでにある「1」を繋ぎ合わせて、自分の手元で「10」を作る。この行為も実はバカにできない。
ちょっと思い返してほしいのですが、学校教育ってほとんど模倣の練習だった気がするんです。
お手本や例題を確認して、それをマネて問題を解く。これが一般的な流れでした。九九だって、自分で作ったものではない。でも僕らは我が物顔で使ってますよね。
三平方の定理だってそう。他の人が発明したものに、僕らはただフリーライドしちゃってるだけ。
「ピタゴラスの定理」なんか、もう「ピタゴラスの」って言うてもうてるやん。完全に人の持ち物じゃねぇか。
受験にしたってそうです。マジで0から閃めかないといけないものはない。あればそれは受験でなくて、研究。受験しているその科目の2時間で終わるものではありません。
学校教育なんてとどのつまり、工具と部品や素材をいかに適切に、正しい事例に基づいて、自分で組み合わせるかに尽きる。


パクる為に僕らができることとは?
サンプリングとリミックスを行うべし!
僕らが上達したり、人並み以上の成果を上げようと思ったら、サンプリングやリミックスを行うしかない。気分はさながらDJ。

という人もいるかと思うので、少し解説します。僕はHIP HOPやラップが好きなのですが、ここの用語です。

オマージュと言っても良いかもしれません。自分が好きな既存のコンテンツの一部分を持ってきて、自分のアレンジを加えて、新たな価値を提供する。これがサンプリング。
一見すると、「ズルしてる気がする」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。世の中の発明には、往々にして元ネタがあるものです。
ちなみに日本の和歌の世界にも、「本歌取り」という技があります。
元の歌があって、それを引用してきて、自分の歌に盛り込むというもの。もう完全にやってることはサンプリングです。


気にすることはありません。既存の良いものは組み合わせリミックスする。成功事例があれば、参考にできる部分をサンプリングする。これで上達間違いなし。
パクる為にすべきこと
「ライフハック大全」という本にも、全ての発想はリミックスであると書かれていました。
映像作家のカービー・ファーガソン氏いわく、

とのこと。「スターウォーズ」でさえそうなんですね。黒澤明の時代劇、「暁の出撃」といった戦争映画、フランスのSFコミックなどからエッセンスを抽出したものなんです。
リミックスは、「コピー→変容→合成」という流れで行われるものなんだそう。
これらを意識して、僕が考えたパクり力を上げる方法を3つにまとめてみました。
パクり力を上げるには?
- 面白い語彙や言葉をメモしておく
本やラジオや映画などインプットを行う際に、気に入った表現はいつもで使えるように、スマホや手帳にメモ。いつでもパクって使える準備をしておく。 - キレイな資料の体裁をパクる
成功事例をパクる。特に分かりやすいのが仕事の資料。同僚が作ったクオリティの高い資料の技を盗む。 - 尊敬する人を、自分に憑依させる
「あの人ならどうするか?」と考え、イタコのようにその人を自分に降ろして、キャラをパクって振る舞ってみる
ここで意識してほしいのは、表現、成果物、行動の模倣という点です。
本を読んだり人と話す中で登場してきた、言葉は自分の脳の引き出しにしまっておく。そして適切なタイミングで、自分も使ってみる。
話している人が作った造語や流行り言葉はパクると白い目で見られますが、一般的に存在する表現は公共のもの。良いと思ったものなら、率先して自分も使ってみましょう。
会社で資料を作成する際に、他の人が作ったクオリティが高い報告書などを目にする機会もあるでしょう。体裁や見栄えなどは、自分の資料にもどんどんパクる。
これは成果物の模倣です。分かりやすく会社の資料としましたが、ブロガーの僕であれば他の人のブログ。色使いや見栄えなど、かなり模倣して学べる要素はある。
イラストレーターの人なら、他の人の絵やマンガの一コマ。楽曲制作している人なら、他の人の作品。アウトプットされている成果物を見て、自分のアウトプットに活かしてみる。
そして最後は行動のパクり。実際に成果を出している人の振る舞いをパクってみる。
職場で憧れの先輩がいるなら、なぜ憧れなのかを分析して、憧れる要素を自分もパクる。報連相がしっかりしているならマネる、会議で進んで発言しているならマネる。

とその先輩のキャラをパクり、良い行動ならどんどんパクっていきましょう。


人の長所をパクれ、良いところを意識しよう!
これからはパクるという観点で全てを見る。大豪邸に入った時のルパン三世さながら、「なにか盗めるものがないか」と思ってアプローチする。

ブログを書き始めてから、人が書いた文章やネット記事や書籍などを読む時、意識が変わった。自分の書く文章に逝かせるものはないか、なんて思うようになりました。
話す、資料作成などの何か仕事をする、表現する。こういったアウトプットのためと思って、吸収する。
「なにかをパクろう」という視点に立つと、盗むポイントも見えてくるというもの。
学生時代にテスト前に教科書を読み返す際に、ただ漫然と読んでる人って、ほとんどいないはず。

と目的があったはず。
これと全く同じです。この時のマインドを大人になっても、持っておく。

という感じ。
パクりすぎて、著作権を侵害するのはもちろんNG。しかし良い要素をパクって、自分なりにアレンジを加える。
あと人の行動に著作権はない、ここは大きい。人の振る舞いで良いと思ったものは、どんどんパクるべし。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 現代において本当にオリジナルなものはほとんど存在しない、既存の模倣と組み合わせで価値を生み出す方が効率的
- 模倣するのには、表現・成果物・行動の3つを意識するべき
- 「良かった部分はなんでもパクるぞ」という姿勢で生きていこう
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!