「どうでも良いよ」、「なんでも良いよ」、そう答えていませんか?自分の意見をきちんと持っておられるでしょうか?
僕も事なかれ主義の人間で、これまであまり自分の意見を表明してきませんでした。会議の場でも、角が立たないように、発言をしないなんてのもザラでした。
しかしそれではいけないんですよね。自分の意見はきちんと持っていないといけない。なぜなら自分の人生がありきたりになってしまうから。
大人になってから直面する世の中の問題や、どんなライフスタイルを選ぶかに正解はありません。
正解はないがゆえに、意見がある人は常に選択したものを正解にできますが、意見んがない人は自分に合っていない選択肢を選ぶしかないのです。

誰かの意見に対して、反論を述べるのはただの反応。意見ではありません。自分の意見を形成し、オリジナルな人生を掴み取りましょう!

・自分の意見がなく、人生の選択でいつも迷っている
という人にむけて書きました。
自分の意見をきちんと持っていますか?
「なんでもいいよ」は危険信号
あなたは常日頃から、自分の意見をしっかりと持っているでしょうか?偉そうに書いていますが、僕も持てていない状況は多くあるので、偉そうなことは言えませんが。
世の中を見ていると、意見を持っていない人って結構います。
「なんでもいいよ!」って何に対しても、言ってしまう。
一見すると、懐の深いおおらかな人に思えますが、そんなことはありません。思考停止、待ったなし、そんな人材です。
何かにつけて、どんな分野であれ、自分の意見は持っているに越したことはないんです。もちろん自分にとって関心のない分野や、造詣が深くない分野は難しいかもしれませんが。
しかし少なくとも、自分が興味関心のあるジャンルや、自分の生き方に関しては、きちんと意見を持っておくべき。
これは仕事で会議において意見を持っているとかにとどまらず、プライベートにおいてもそうです。

例えば、これは僕がずっと持っている意見。生き方に関する意見。
仕事はもちろん大事ですが、健康だったり趣味だったり人間関係を疎かにするのは断固反対。全てのトータルスコアが高くなるように生きていきたい、そう思っています。

なんて思う方もいるかもしれません。しかしよそはよそ、うちはうち。
意見を持っていたら、ABEMAに出演できた
ちなみにブレずにこのスタンスを打ち出し続けていたら、Abema Primeよりオファーをもらい、ゲスト出演しました。意見を持っているだけで、人生はにわかに面白くなります。

出演した流れや、生放送した感想は、以下の記事にまとめています。気になった方は、是非読んでみてください。
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意見を持つことの重要性に関して
意見を持たぬサラリーマン < 意見を持っているニート
少なくとも自分の興味のある分野、時間を多く投資している分野には、意見を持っていた方が良い。

なんてのはもったいない。せっかく前のめりにしているんだから、自分の意見は持っておいた方が、もっと楽しめる。

とか自分なりの理屈や、意見を持っていると、もっと深くそれを楽しめる。自分が好きなものに対して、好きな理屈や、信念がある人はみんな輝いていると思う。
自分の意見を持つには、情熱と好奇心が大事。熱量がなければ、自分の意見は生まれてきません。
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なぜ好きなのか、なぜ嫌なのか。なぜ賛成なのか、なぜ反対なのか。ここまでを語れて、言語化ができてこそ、一人前。
自分の意見を持たず周りに流されてなんとなく社会人になった。なんとなくこのまま来ているし、これからの生き方に関して特に考えもない。こんな人がいたとします。
かたや正しいか正しくないかはさておき、「自分は地球がひっくり返ろうと、働きたくない」という意見を胸に秘めたニートがいるとします。この2人を比べた時、僕はニートの方が優れていると思います。
映画やマンガで人気のある悪役は、その人なりの考えや正義があるキャラクターが多い。ジョジョのディオしかり、ハンターハンターの幻影旅団しかり、ベルセルクのグリフィスしかり、アベンジャーズのサノスしかり。

世間的にみると眉を顰められるような行動をしている人でも、その人なりの意見があると、なぜか受け入れてしまうなんてことも多い。これぞ意見の力。
反応と意見は似て非なるものである
正解がない問題ばかりが人生である
「あらゆる問題には正解がある」と思い込んでしまう価値観を持っている人は非常に多い。これはそもそも間違い。
正解がない問題ばかりな世の中を生きていくために、参考になるのブロガーちきりんさんの著書「自分の意見で生きていこう」。

人生の問題で、「この問題に正解はない」と正しく理解する。こうするとどうなるか。他の人に解決を任せなくなります。
どんな専門家でも、知識はあるけど正解は持っていない。「正解がない問題だ」と理解していれば、たった数回しか会ったことない専門家の人に人生の選択は任せないですよね。
これはまさに僕も感じていました。昨年から今年にかけて転職をしました。ありがたいことに複数の会社から内定をもらうことができました。
どの会社に行くべきか、どの会社を袖にするのか、非常に悩んだ。いや、マジで悩んだんですよ。処遇や勤務場所など労働条件は全てもらった後も悩んだ。
僕を担当してくれていた人材会社の担当の人は何ともできた人で、「情報は全て揃ったと思うので、あとはご自身で決めていただくしかないです!」と言ってくれた。
担当している会社を推すことなく、僕に選択を委ねてくれました。
人材会社の担当者は転職のプロです。しかし実際に選んだ会社で働くのは自分。自分で決めるしかない、自分の意見を持つしかない、だって自分の人生なのだから。

とここで僕は目覚めました。
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「正解のある問題」に対しては、誰も自分の意見は持てません。正解のある問題については、誰の意見も存在しえない。ただ正解と間違いがあるのみ。
「え、1+1=2になるのって、あなたの感想ですよね?」とはさすがにならない。
かたや「正解がない問題」にはただ意見があるのみ。ここで注意したいのが、意見には「正しい」も「間違っている」もないってこと。
「正しい」や「間違った」という概念が存在するってこと自体が、正解があって初めて成り立つ前提なので、そもそも矛盾しているんですね。
自分のポジションを明確にする
必要なのは誰かの意見を探すことではなく、自分の意見を明確にするために考え尽くすこと。

ここで頭の片隅に置いておきたいのが、「意見」と「反応」の違い。
ほとんどの人は自分の言葉が、意見なのか反応なのか、を意識できていません。意見とは自分のポジションを取ることで、賛成か反対かをきちんと表明しなければ意見とは扱われません。
例えば誰かが意見を述べたとします。
それに対して、「それは一概には言えない」とか、「例外もあると思います」とか答えるのは一見すると意見のようですが、実態は何もポジションをとってない。
つまり、ただの、ビタビタの、反応に過ぎません。
- 他者の意見の否定
- 他者の意見への質問
反応はこの2つの形をとることが多いのだそうです。まぁ納得。おるわ、会社の会議に一人はこんな人おるわ。
自分の意見を棚上げして、他者の否定や質問を繰り返していても、自分の意見は明確にはならない。
自分の意見を明確にしている人からすれば、そういう人は「反応はするけど自分の意見を持っていない人」としか捉えられません。
こうなるとどうなるでしょうか。意見を述べている人からすると、「こいつとは議論するには値しない」と扱われてしまうんですね。
ネット上では、大半の人は意見を発信していなくて、単に誰かの意見に反応しているだけ。
コメント欄を例にしてみると分かりやすいですね。コメントをしている人は、意見を書いているように見えても、反応であることがほとんど。
なぜならコメント欄は独立して存在できないから。誰かの発信コンテンツの存在の付随としてか存在できません。
ブログを書いたりYouTubeで発信する人は、発信内容について考えることがマスト。しかしコメントする人は意見を持っていなくても、コメント欄に書くだけでできてしまう。
自分の脳を使わず、ポジションを取らず、述べるのが反応。自分で考えた末に、自分の立ち位置を明確にして、述べるのが意見。
似て非なるもの。井戸田潤と池井戸潤くらい違う。
自分の意見を持てるようになる為にするべきこと
具体的なアクションを考える

とちきりんさんは書かれていました。
多くの事について意見を持っていると、「他の誰とも違う〇〇さん」として認知されるようになる。自分だけの意見の束こそが、他者から区別する人格を形作るとも書かれています。
大切な事は自分自身で自分の意見をしっかり理解しておくこと。「意見を表明すべき」と考える機会に遭遇しても、「分からない」とか「そんなこと考えたこともない」と答えるのはダメ。
具体的な意見が言える人となれば、人生はより充実していきます。そうなるために自分の意見を形成できるようになる方法を考えてみました。
意見を形成するためには?
- 外で食事に行く際は必ず具体的な希望を言う!
「何食べたい?」と聞かれて、「何でも良い」と回答はしない。必ず「ラーメンが食べたい」とか「中華料理が良い」とか、具体的に言う。 - 人の話を聞いて、「面白い」・「それな」以外の回答をする!
「面白い」と言うだけでなく、具体的に何が面白かったかまで伝える。 - 自分が好きなジャンルにおいてだけでも、人からの質問には必ず具体名で答える!
趣味が映画鑑賞の人に、「好きな映画は?」と聞いても、「色々です」としか返ってこない。「北野武作品が好き」とか、「ブラピの出ている作品はよく観てます」とか、可能な限り具体的に質問には答える。


実際に生活していて、何か質問しても具体的な回答が返ってこないことも多いんですよね。「特にないです」とか「なんでも良いです」とか。
とにかく僕らが意識すべきは、ポジションをとること。どんな些細なことでも、YesかNoか、具体的な回答を答えられるようにしておくべき。
コントだと思い込んでトライする

という人もいるかもしれません。
そんな人にオススメしたいのが、コントだと思い込む方法。
元TVプロデューサーで今はフリーランス、オールナイトニッポン0のパーソナリティもされている佐久間宣行さんの著書「ずるい仕事術」。
ここで面白いストレス解消方法が載っていました。仕事をしていて、どうしても嫌いな人と一緒にしないといけない。そんな時に使えるテクニックです。
やり方は非常に簡単。お金も時間もかかりません。心の中で、

とコールを入れて、接するだけ。こうすることで一気に気が楽になる。というか真剣に相手をするのもバカらしくなる、所詮コントなんやし。
これを人に意見を求められた時にも使いましょう。賛成か反対か聞かれる。「今日は何が食べたい?」と聞かれる。

みたいな感じ。
気恥ずかしいなら、まずは「どんな状況でも、自分の意見を持っているキャラ」になりきって、役に徹するのもアリかも。
自分の意見持っていない人間はつまらない
好きなマンガや本や映画やドラマ、何を聞かれても「特にないです」と答える人。こういう人は接していても、全然面白くない。
なぜならその人をその人たらしめている要素がなにもないから。極論を言えば、博物館にある埴輪に話しかけても、リアクションとしてはそこまで変わらない。ただの喋る埴輪。
意見に正解も不正解もありません。その人がそう思っている、この事実だけが存在するだけ。
極端で偏って倫理的にどうかと思える意見でも、何もないよりは全然マシ。わけわからんこと言う人でも、なにも意見もない人よりは、間違いなく実がある。
アクが強い思想でも、偏見に満ちた意見でも、ある方が良い。意見は持っている方が良い。そして意見がない人は、その人を叩くべきではない。


自分の人生を自分の意思で歩みたいなら、自分の意見を確立すべき。BOY-KENとは同意見、あれば話し合う相違点。
まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
この記事のまとめ
- ディオしかり、メルエムしかり、サノスしかり、魅力のある悪役は全員自分の意見を持っている
- 世の中の重要な問題には正解はない、ただ意見が存在するのみで意見がない人は生き残れない
- 「今日は何食べたい?」と聞かれ、「何でも良いよ」と回答するのからまずは卒業しよう
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!