転職活動ってしんどいです、めちゃんこ大変です。わんさか落とされるし、平日の仕事中に面接が入ったりして、有給休暇とったりしないといけなかったり。
転職自体は珍しくもなんともなくなりました。新卒と違い、転職市場は年がら年中動いています。ある意味いつでも転職できると言えばできる。ただ、
と感じることもまた事実。転職活動なんぞ、短期決戦でさっさと終わらせてしまう方が良いに決まっているのです。転職活動なんて長期間やるものではない、体に悪い。
ちなみに僕は2ヶ月以内に、複数内定をもらうことができました。内定をもらった企業は全て「転職したい企業ランキング」でトップに入っている企業ばかり。
もちろん入ってからが本番ではありますが、転職活動という面だけ見ると、ある程度は成功と言えるのではと思っています。
終わってみて、「しておいて良かった」と思えたことをまとめてみました。
・転職活動が長引くのが怖い
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 東京以外の地方の転職活動は企業の応募も少なく、そもそもが無理ゲー。
- 役に立ったのが、ブログ、フリースタイルバトル、ラジオでした。
- 転職活動でも、人生でも、何が役に立つか分からない。好きなことを能動的に楽しむことで、いつか実を結ぶ。
転職活動で大手に複数内定をもらえた
職場の人間関係や仕事内容に不満があり、転職を決意。どこにでも転がっている珍しくもなんともない話。
至極ありふれた動機で転職活動を始めたのが、約2ヶ月前。書類選考で落とされ、面接で落とされ、一波乱も二波乱もありましたが、無事に終了しました。
結果から言うと、大成功だったのではと思っています。複数社に内定を頂き、もらった会社は全て大企業。「転職したい企業」でもランキングに載ってくる会社ばかり。
まぁただここからが本番ではあるのですが。入った会社で上手くやっていけるのかとか、成果を出せるのかとかが肝心ですからね。
金、健康、趣味、人間関係、仕事。ここから頑張れば、人生のエグゾディアが揃うはず。あ、彼女いなかったわ。。。
実際に今の職場を見ていても、水面下で転職活動をしている人はちらほらいる。
「もうこの会社しか居場所がない」とビビるよりも、「ダメなら他の会社に行けば良いや」と思って生きている方が精神的には楽。
選択肢が増えるのは良いことだとしみじみ感じます。もちろんある程度の忍耐も必要だとは思いますが。
しかし転職という選択肢は確かに甘美ですが、なかなかしんどい道でもある。需要と供給がマッチしないとゴールできない。
プライベートの時間を削らないといけないし、仕事の時間に食い込んでくることもある。長期で行うのはあまりお勧めできません。
ちなみに転職活動の詳細は以下の記事を読んでみてください。これから就活を始める方には、きっとためになる内容かと思います。
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地方の転職活動はしんどいし疲れる
首尾よくなのか、運良くというべきなのか。転職活動を終えることができました。まだ正式に決まったわけではないですが、内定をもらったので、あとは処遇を聞いて返事をするだけ。
終わってみて感じることには、
ってこと。時間も体力も使う。精神力だって削られる。
仕事じゃない時間に、「今週末までに」って締切の書類やWEB適性検査があったりする。テストセンターにも行かされた。自己紹介のパワーポイントを求めてくる会社もあった。
やり終えるには馬力もいるし、時間も必要。やはり周りを見ていても、なかなか上手くいっていない人もちらほらいる。
話を聞いていると、求人を選り好みをして、数を打っていない場合もあるみたい。個人的に上手くいった理由のひとつは「とにかくたくさん応募したから」ってのがある。
もちろん数を出せば出すほど、負担は大きくなっていくので、ケースバイケースなんですけどね。
また転職活動をしていて如実に感じたことは、
まぁ東京近郊か、横浜とか。しかしとにかく地方の求人はそこまで多くない。ぱっと見多く見えるけど、職種とかで検索をかけ出したらなかなか見つからない。
大企業なんぞは本社企業を東京に置いていることがほとんどなので、地域検索をしたらほとんど載ってこない。中央集権国家すぎる。
僕は大阪在住で、大阪に絞って応募していたのですが、それでも少ない。東京の次の大都市のはずの大阪でさえ、このザマ。日本の企業の拠点が、いかに偏ったバランスで位置しているのか推して知るべし。
東京で求人を探すのと、そうでない場合で探すのとでは、そもそも難易度が違う。
これは言っておきたい。椅子取りゲームの椅子が最初から0か、あってもわずか。
転職活動は落ちることにビビっていては進まない。どんどん応募して、落とされながらも前に進んでいくしかない。落ちても良いし、失敗の中にヒントがあったりする。
しかしここで問題は、持ち弾が元から少ないということ。地方では求人が東京ほどはないので、応募数が少ない。つまり出しまくろうとしても、天井がある。
そもそもチャンスが少ない中での戦い。失敗を恐れていては何も生まれないけど、闇雲に失敗し続けると、選択肢は確実に減っていく。
ある程度の精度では当てにいかないといけない。それでも落ちたらもう仕方ない。とにかく受ける前に落ちない努力はしておかしないといけないんですね。
しておいて転職活動に役に立ったこと
ブログを書いていたこと
そんな激戦の地方での転職活動。無事に僕はなんとかやり遂げたわけですが、その中で、
と思ったことがいくつかありました。それをご紹介します。
ただ資格勉強とか、仕事自体の話とかはしません。当たり前すぎて誰でも言えるし。全然違う角度から攻めてみたい。回り回って役に立っていたなぁってやつ。
まずはブログ。まぁなにも面接で、「ブログしてます!」とか言ったわけではないです。ブログの実績とかは全く別の話。
ブログを書いていて、論理的思考が鍛えられた。自分の言葉で人に伝えることに慣れていた。ここが非常に役に立ちました。
ライティングスキルが職務経歴書を書く際に役に立ったのはもちろんのこと、面接でも活きてきた。面接で質問に対して論理的に回答するのが重要だからです。
発信活動を行なっていて良かった、こう読み変えてもらっても構いません。発信する以上、自分の書いている内容はきちんとしないといけません。
もちろん毎回完璧な記事を書けているわけではないですが、中身が論理的になっているかを意識するクセはついていました。
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論理的思考ができない人になってはいけない。論理的に話せない人は人生損するので、論理的思考を鍛えようという話。
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そしてもうひとつ大きかったのが、定期的に自分の思考を整理するクセがついていたということ。僕の記事のほとんどが実生活で感じたことがベースになっている。
買い物したものを紹介するなんてこともありますが、それがメインではない。自分の内面を見つめて、「なぜこう感じるのか?」と考えて、言葉にしているんですね。
転職の面接で仕事内容と並列して聞かれるのが、動機でした。
というようなものですね。受け身で仕事をしたのと、能動的に取り組んだのでは、まるで受け取られ方が違う。やっている行為は同じなのに。
別にこの記事を読んでくれているあなたもブログを始めましょう、なんて言うつもりはありません。ただ以下の能力があれば、転職活動では便利です。
- ライティングスキル
- 論理的思考力
- 内省力(自分の内面を見つめる機会があるか)
- 自分の思考や行動原理を言葉にして相手に伝えられるか
この能力があると転職活動でも良い思いができます。
フリースタイルバトルを見まくっていたこと
僕は日本語ラップがめちゃくちゃ好き。音源・楽曲も好きですが、フリースタイルバトルも大好き。もう5・6年くらい観続けています。
今でこそ現場に行けていませんが、昔はライブやバトルの大会に足繁く通っていました。そんなフリースタイルバトル。見まくって、もう僕の血肉になっているんです。
という方。もうしばしお付き合いください。
これは転職活動だけでなく、就職活動でも非常に僕の力になったのですから。フリースタイルバトルとは即興・アドリブでラップをする勝負のこと。
面接では定型質問が多いです。志望動機や自己PRや転職理由など、ある程度は決まりきった質問。しかし定型質問のみで終わることってまずない。
必ず定型ではない質問、意外な角度からの質問、その会社独自の質問も来たりする。ここをスムーズに答えないと合格はない。
就活生の頃にも感じたことを、転職活動でも再度痛感しました。
そう面接は即興・アドリブの世界。
このフリースタイル能力がモノをいう。フリースタイルの素人か玄人で白黒わかれる。素人だと苦労する。
もっと言えば、思考の瞬発力。相手からの問いに、刹那の時間で周囲の人間のニーズを満たしたアンサーを返せるか。
どれだけ能力があっても、予想外の質問にスムーズに答えられないと不合格になってしまう。
フリースタイルバトルを見まくっていた僕は、とにかくメンタルが鍛えられていたと思う。予想外、想定外、死角からの質問でもどんとこいってマインドになっていた。
- 思考の瞬発力
- 即興でのアンサー力
- 予想外の質問にビビらないメンタル
この3つがフリースタイルバトルを見ていて身についた。ちなみに今年見たバトルでは、このバトルが群抜きで好き。
また思考の瞬発力ということで言えば、「0秒思考」という本がおすすめ。
1分という制限時間内で瞬間的に書く、というか書き続ける。シンプルゆえに強力な思考トレーニングです。
フリースタイルは流石に趣味の世界。しかしこちらは万人にお勧めできる思考力を強化できる方法です。ぜひ試してみてください。
詳細はこの本を読んでほしいのですが、やり方はこんな感じ。
メモ書き手順
- A4用紙と筆記用具とタイマーを用意
- タイマーを1分にして、スタート
- 左上にテーマを書く、右上に日付を書き、テーマについて思いつくことを書き続ける
- 1日10枚がノルマ、3週間続ける
超簡単。
シンプルですが、効果は大きいです。脳トレですね。制限時間を設け書くことで、最初は直感で書くしかできない。
ですが、繰り返すことで短い時間で思考がまとまるようになると。僕も毎日行うように心がけています。
気になった方はあわせて過去記事もご確認ください。手書きで書くことで脳への刺激も大きい。
タイピングでも手を使いますが、この手の動きによる脳への刺激は8種類。かたや手書きで文字を書いた場合の脳への刺激はなんと数万種類。ハンパないって。
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大人なのに、僕は字が汚い。字が汚い人は脳が優秀で、思考に追いついていないだけ!(偏見)
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ラジオを聴きまくっていたこと
こちらも僕の趣味の話。こちらももう長いこと続けている習慣。ラジオを聴く。
完全に娯楽だと割り切っていましたが、これが馬鹿にできない。ラジオの何が良いかって言うと、会話力が上がること。
- 話の間やテンポ
- 用いる語彙や表現
- スムーズな雑談方法
- 話題の引き出し
こういう対人会話における最強のテキストがラジオ。一流の人間に囲まれると、その人も一流になる。二流ならまた然り。人間は周りの環境にとかく影響される生き物。
というのが僕の仮説。そしてたぶん当たっていると思う。
不思議なもので就職や転職で面接をしないことってない。履歴書やWEB適性検査なんかいらない企業であっても、面接は必須。これは日本に限らず世界中でそうなのかもしれない。
アルバイトレベルでも面接をしないで、就業先が決まることはない。日本というか世界でもなのかもだけど、希望する職につけるかは面接力にかかっているのかもしれない。
ちなみに外資系だと、面接の印象が良くて、いろいろ渡り歩いている人も多いそうな。対面で会話をソツなくこなすスキルは、案外疎かにできない。
いきなり会話力を上げるのは難しい。まずは会話のプロの会話を聞きまくって、自分のモノにしていくのが一番の近道。模倣しまくる。
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雑談や話が上手くなりたい人、一人暮らしの人には芸人のラジオがオススメ!話のテンポやリズムを学べる、毎日がさらに充実すること間違いなし!
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何が転職活動や人生の役に立つのかはやってみないと分からない
転職活動を成功させたいなら、やるべきことは多いでしょう。資格勉強とか、社内プロジェクトに参加しましょう、とか色々ある。
でも逆に転職活動に役に立っていないことも、おそらくない。自分がやっている行動って、なんらかの形で自分の為にはなっている。自分に還元されている。
ブログもフリースタイルバトルもラジオも、後々その価値に気付いたってだけ。終わってみて、どのスキルが伸びているか実感しただけ。
ここからはちょっと領域を広げて、人生の話。転職活動に限らずな見解を書いていきます。
あなたがしている趣味も必ずあなたの身になっていると思う。人間力の向上に大きく寄与しているはず。
転職活動も結局スキルや業務経験なども含めた人間力に値段をつけてもらう儀式。人間力の向上なしに、短期で終わることなどありえない。
こうなってくると転職活動に限った話ではないけど、
と判断して辞めてしまうのってもったいない。
どんなことでもいつか実を結ぶ。即効性があるかないかの問題で。
僕も楽しいと思ってメリットを意識しないで、続けていたことが結果的に役に立った。この機会にブログを始める方や、フリースタイルバトルに興味を持ってくれる方や、ラジオを聴くようになる方が出てきてくれたら嬉しい。
でもそうじゃなくても、より一層自分の好きなことに打ち込んでくれる方が増えることもまた嬉しい。
何が役に立つかは正直分からない。でも思いも寄らない形で、どこかで効果を実感することになると思う。
だから僕から言えることは、
と信じて能動的に取り組んでほしい。
なんて後ろ向きにならず挑んでほしい。そうやって人間としてのレベルを上げるべき。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 東京以外の地方の転職活動は企業の応募も少なく、そもそもが無理ゲー。
- 役に立ったのが、ブログ、フリースタイルバトル、ラジオでした。
- 転職活動でも、人生でも、何が役に立つか分からない。好きなことを能動的に楽しむことで、いつか実を結ぶ。
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!