今までやったことがないことに挑戦したい。初めてのことにトライしてみたい。そう思って生きている今日この頃、またひとつ初めての体験をしました。
生まれて初めて、メイドカフェに行きました。意図してというか、なかば事故的に訪れたというのが正しいところ。
会社帰りに20時を回り、飲食店が空いていない。探し回っていると、フードを提供している飲食店を見つけたという流れでした。
存在はもちろん知っていましたが、訪れるのは初めて。行ってみたのですが、なかなかこれが面白い。独自のコミュニティがあるんですね。
メイドさんをハブにして、色々なお客さんの繋がりができているんです。
・興味はあるけど、なかなか一歩が踏み出せない
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
- 興味はあるけど、意外と行ったことがないメイドカフェ
- メイドさんはめちゃくちゃ丁寧な接客をしてくれる
- メイドカフェでは、独自のコミュニティが形成されている
メイドカフェに行ったことがなかった僕
存在は知っているけど、名前は聞いたことあるけど、あんまりよく分かっていない。こういうものって実は意外と多い。というか名前も知っていて内容も把握しているものよりも多いかもしれない。
THE ALFEEは知ってるけど、曲は知らない。マイナポイントは聞いたことあるけど、使ったこともないし、あんまり分かっていない。仮想通貨ってあれでしょ、分かるよ、あれだよね。
そんなひとつが、メイドカフェ。知ってる、存在は知ってる。でも行ったことはない。
僕が中学生の頃に、オタク文化が根付きはじめ、メイドカフェの名前をよく耳にしだした。「萌え」なんて言葉も、その当時に流行っていた気がする。
一過性のブームに終わらず、そのまま今にも続く息の長いエンタメになっているのだから、きっと優れた存在に違いない。
とはいえよく分かってはいない。どんなサービスなのかも今ひとつ分からない。オムライスにケチャップで絵を描いてくれたり、「お帰りなさいませ、ご主人様」って言ってくれるんだろうって認識。
いや、分からない。この認識も時代錯誤かもしれない。
僕がめちゃくちゃ好きな日本語ラップを、
と言われるとイラッとしてしまう。それに通じる時代遅れの感覚なのかも。
クラブ>キャバクラ>ガールズバー>メイドカフェ、きっと水商売だとこの順なんだろうという認識。多分これはそこまで間違っていないはずだ、たぶん。メイドカフェがそもそも水商売なのかもよく知らんけど。
ガールズバーは行ったことある。キャバクラも昨年度末に初めて行った。4人で1時間いただけで5万円の会計になったのも、今となっては良い思い出。
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やはり何事も経験ですね。怖いもの見たさ半分、興味半分でメイドカフェに行ってみなければとは思っていたのです。
しかしネックなのが、オタク文化というかアニメ文化にそこまで明るくないこと。映画は好きだし、本は読む方だし、音楽もこだわって聴いてはいる。サブカルは間違いなく好きなんだけど、アニメはかなり疎い。
エヴァンゲリオンの完結編は劇場で観た、ここらへんが僕のギリギリ攻めれるライン。ちなみに僕はアスカよりも綾波派。
観たアニメの中で一番最新は、「マクロスフロンティア」とかそんなレベル。めちゃくちゃ古い。
というオープニングだったはず。ブログもそうだけど、どんな分野でも冒頭のつかみは大事。この歌い出しはなかなかキャッチーで素晴らしいと思う。
うん、僕がアニメで語れるのはこれくらい。ちなみに僕はランカよりもシェリル派。
大阪に一人暮らし、生活圏内にあるメイドカフェ
現在は大阪に一人暮らし。散歩が趣味で、数駅離れたところも基本は歩き。ちょっと遠くのスーパーにも徒歩で行ったりします。
そんな中で僕が休日によく行くスポットからの帰り道に、メイドカフェがあったりするんです。もともと奈良県出身なのですが、奈良で実家暮らしをしていた時は、こんなことは考えられませんでした。
コンビニに行く感覚の位置に、メイドカフェがあると。まぁカフェといえば、カフェなので、ドトール・スタバ的な感覚なのかもしれません。
会社から帰るときに、最寄駅でない駅から降りて、家までちょっと歩くことも多かった。ここで何件かメイドカフェの前を通るのです。
人間とは不思議なもので、昔は全く興味もなかったのですが、前を通って店内の雰囲気が見えると途端に関心が湧き上がってくるのです。身近になったり、生活圏内で視界に入ると、知らず知らずのうちに意識してしまうんでしょうか。
実際に客引きもしているし、店内を覗くとこんなご時世なのに、なかなかに賑わっている。傍目から見ても、楽しそう。
定期的に見ていると、「面白そう、行ってみたい」となってくるのが人情ってもの。しかしなかなか一歩が踏み出せない。
今年の4月から大阪で一人暮らし。今で3ヶ月目。結局そこまで一回も入らない。というか、逆に聞きたい。メイドカフェに入るもっともらしいきっかけなんてあるのか。
友人でメイドカフェ巡りが趣味みたいな人もいないし、きっかけなんてない。だから僕はおそらくこのまま入ることはない、、、、と思っていました。なんときっかけが僕に訪れるとは。
メイドカフェにまさか行くことになるなんて
こんなきっかけで僕はメイドカフェに行きました
在宅勤務でなく出社していた日、19時過ぎに僕は会社を出ました。今日は疲れた、そういえばお米を炊かないといけない、でもお腹が減った。
と思考がいくのは至極当然。隣の駅で降りて、散歩がてら、家に帰る。ちょっと距離もあるので、どこか適当な飲食店に入れば良いや。
ぶるぶる、スマホが急に震え出しました。見ると知人から電話が来ています。
結論出なきゃ良かった。微妙な距離感だった知人からの久々の電話は、怪しげな勧誘話と相場は決まっているのに。
という知人からのごり押しを受け流し、電話が終わるまで小1時間。長ぇ、勧誘長ぇって。電話を切る際に、スマホをちらっとみたら20時ジャスト。
日本人は本当に真面目な民族です。そこからどのお店に入っても、
これ。もうこればっか。「お持ち帰り」と「テイクアウト」が真の流行語じゃないってくらい、この言葉を言われるわけです。
いや一回家に帰るなら、自分で作るわって感じ。洗い物の手間も省くための、外食やろがいと声を大にして言いたい。
とぼとぼ歩く。吉野家の中を覗く、誰も食べていない。松屋の中を覗く、椅子が机の上に逆さにして置かれている。やよい軒の中を覗く、レジの前でお客さんがテイクアウトの商品を受け取っている。
メイドカフェの中を覗く、普通にご飯を食べている。
二度見しました。なんと普通にお客さんがちらほらいて、ご飯を食べているのです。
そう思い、中を伺っていると、一人の美人のメイドさんと目が合いました。目が合うこと数秒、メイドさんが手招きをするではありませんか。
不意に脳内でaikoのカブトムシの一説が鳴り響く。ええいままよってやつ。きっかけはこれだったかと店内に入りました。
メイドカフェはなんともアットホーム
中に入り、手招きしてくれたメイドさんに、
と会話し、席に座る。そのお店はバーを改装したと思しき店内で、バーカウンターの奥にメイドさんが2・3人いるというスタイル。僕はそのバーカウンターのど真ん中に座れせてもらうことに、おそらく特等席でしょう。
お客さんは僕を入れて、5〜10名ほど。客層はなかなか幅広い、ここが意外。いかにもオタクっぽい人もいれば、タトゥーが入っている強面の感じの人もいる。年齢も様々だけど、若干年齢が高めの印象。たぶん20代の僕が一番若かったかな。
カラオケを歌ったりしている人もいれば、席に座ってずっとPSPをしている人もいたりと、なかなか自由な雰囲気。
友達の家に何人かで押しかけた時の特有の、統制されている無秩序な感じ。各々好きなことをしているけど、どことなくちゃんとまとまっている雰囲気があるんですね。
あとはメイドさんの雰囲気がとにかくカジュアル。「お帰りなさいませ、ご主人様」も結局聞かず。このブームはすでに終わっているんじゃなかろうかと、自分の認識を改めました。
気さくに話しかけてくれる、ドリンク。フードなどの気配りもすごい。
先日初めて訪れた美容院で、よいしょが上手な美容師さんから、
などと言われたものだから、「ははぁん、おれがイケメンだからってサービスしてくれてんだな」なんて良い気になっていたら、そんなことはなかった。
全てのお客さんに愛想が良く、笑顔を絶やさず接客しているんですね。メイドさんは偉い、そんで僕はただただ痛い。
初めて行ったメイドカフェあれこれ
まさに異文化、見るものや耳にするものが全て知らないことばかり。
まずは料金形態。入店すると伝票に、入店時間を書かれ、手元に置かれます。そこから、
と質問されます。僕はお酒は嫌いなので、フリードリンクを選択。
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ここでフリードリンクなら1時間1,000円いかないくらい、アルコールなら1時間2,000円いかないくらいのチャージ量が発生するのです。いる間はメニューに書いているドリンクは飲み放題。
ただ自動延長なので、ここは気をつけないといけません。以前に行ったキャバクラなら、「最初言っていた1時間が過ぎましたが、どうしますか?」と聞いてくれたりしていたのに。
どこの店もそうか分かりませんが、比較的良心的と言える値段設定な気もします。各種ジュース、ウーロン茶、牛乳、コーヒー、ココアなど飲み放題で、1,000円弱。
スタバよりもコスパは良い、これが僕が出した結論。1時間で切り上げればね。
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雰囲気は比較的アットホーム。メイド服を来てはいるものの、そこまでがっつりメイド設定には乗っかってはいない感じ。
メイド服のコスプレをしている可愛い・美人な女の子が、クリーンな接客してくれるというくらいのもの。
秋葉原あたりのメイドカフェでは、際どいサービスを店が女の子に指示しているとかなんかでニュースになっていましたが、そういうのはなさそう。大阪は人情の街だからでしょうか。
というかもしかすると、価格設定が不自然に高い店は、そうなっているのかもしれません。もし今後他のメイドカフェに行くことがあれば、チェックしてみたいところ。完全に興味本位。
メイドカフェはひとつのコミュニティである
メイドカフェはサークル活動みたいなものかもしれません。なぜかお客さん同士も仲が良い。メイドさんに会いに来ているのはもちろんでしょうが、仲の良いお客さんに会いに来ている印象も受けました。
おっさんがおっさんに会いに来ている、こう書くと非常に変な感じですが。あとは意外や意外で、フランクな感じのお客さんが多い。
とか座って、右左も分からなかった僕に教えてくれる。メイドさんが忙しいタイミングでは、店の説明とか、さきほどのドリンクの仕組みとか、なぜかカウンターで隣だったお客さんに教えてもらう。
なんならトイレに行く時、トイレの場所は後ろの席のお客さんに教えてもらった。現代社会に生きていて、ここまで棘が取れて生きていけるのかと驚くくらい、誰もが伸び伸びしている。
ホストクラブとか、キャバクラとか、お客さん同志ってなんかいがみ合っているというか、つんつんした雰囲気のイメージだったのに。
メイドカフェはひとつのコミュニティの形なんですね。それぞれが自分の居場所をその中に見つけているというか。
メイドさんをハブにして、様々な人間関係が交差していると。まさに人間交差点。人はみなメイドの前には平等、メイドの前には等しく同じ存在なのです、たぶん。
フードを食べ、メイドさん・常連さんとなんだかんだ話していると、閉店時間に。気づいたら、2時間経っていました。
せっかくの記念にということで、ポイントカードを作成してもらうことに。これは店ごとにあるのでしょうか。これも発見ですが、メイドカフェでポンタカード使えるみたいな都合の良いことは流石にありませんでした。
せっかくの記念にということで、お店にある短冊に願いを書かせてもらうことに。いきなり人に見られる前提で、「書け」と言われると、筆が進まない。
と思い、願いを書く。書いた内容は、「彼女がほしい」。
そう、彼女がほしい。完璧だ。これで願いも叶うはず。I made a wish to a god(僕は神様に願掛けをしました)。そう、Madeカフェなのです。叶わないわけがない。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
- 興味はあるけど、意外と行ったことがないメイドカフェ
- メイドさんはめちゃくちゃ丁寧な接客をしてくれる
- メイドカフェでは、独自のコミュニティが形成されている
人間は初めての経験をしないと、脳が鈍くなってしまいますね。家の近所なので、また行ってみたい。普通のカフェ・飲食店感覚で行ってみたい。というか、次はチェケを撮ってみたい。
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!