楽しいフリしていませんか?
僕は愛想笑いも日常的にしてしまいます、本当に楽しいことって少ないですよね?
つまらない上司との会話・飲み会、別にそこまで仲良くもない人との雑談。
何か外出してみたけど、実は特にしたいこともなく手持ち無沙汰の時間など。
思うに、人は人生の8割の時間は楽しいフリをして過ごしているんじゃないかなと。
そんな中で僕が思うのは、「本当の楽しさは、多少の苦痛を伴う」ということ。
世の中は楽しそうな雰囲気に金を払っている
前に気付いたのですが、世の中の売れ筋は「雰囲気」ありき!
「雰囲気イケメン」みたいな言葉もすでにある様に、「それっぽい」ってことが重要になっているんですね。
カフェとかバーとかはまさにそうだと思っていて。
あそこは飲食代というよりも、「おしゃれな雰囲気」代じゃないでしょうか。
誰かと行動していて、時間を潰すためにカフェに入ったことはありますが、自分一人で入ったことは今まで一度もありません。
(海外旅行中にフリーWi-Fi欲しさにはいったことはあったかも。)
何だかすごくバカらしい気がするんですよね。
コーヒーは好きですが、家でコーヒーフィルターと挽いた豆買ってこればそれなりの味は飲めるし。
何ならコンビニでもコーヒー買えるし。
いつもそう思うと、カフェに行くという選択肢は全く消えちゃいます。
まぁおそらく根がケチってのもありますが。
だから、趣味が「カフェ巡り」という人は僕からすると少し謎な訳です。
カフェ入って何するんだろうって、本読むなら家で一人で読んだ方ができるし。
カフェで勉強ってはかどるのかなって。
もちろん、コーヒーの品質で勝負しているお店もたくさんあると思います。
そこでしか飲めないというオリジナリティというか。
しかし、大半は「雰囲気代」。
世の中のサービスの多くは、「おしゃれな雰囲気」と「おしゃれな雰囲気に身を置いているという満足感」を提供しているのかなと。
とは言え、僕もあまり偉そうなことは言えず、、、
去年高い腕時計を買ったのですが、これも完全に「雰囲気代」。笑
時間知りたいだけなら、何の時計でもいいですもんね。
雰囲気は自分で出せるものと出せないものがあって、出せないものはお金で買うしかない!
買うなら「ああ、自分は雰囲気を買っているな」と分かって買いたいものです。
自分が思った「楽しいフリをしてるなぁ」って瞬間
「絶対楽しいわけないやん」って感じる瞬間。
今まで色々あった、自分自身もそう感じた時もあったし、他の人を見て楽しいフリしているなって思うこともしばしば。
海辺のトランプ
これは大学生の一回生の頃かな。
僕はテニスサークルでした、でもテニスせずに飲み会とかBBQとかしていたある意味ちゃんとした「テニスサークル」です。笑
その時にイベントで訪れたのが、二色の浜という海水浴場。
天気も良く、みんな思い思いの事をして時間を過ごしていました。
僕は何人かでビーチフラッグをしたり、海に入ったりしてたのかな。
その時、3,4回生のサークルの中心人物だった先輩4人がビーチの机で何やらトランプで遊んでいる様子。
何しているか見てみると、何とポーカーをしていました。
しかも、何も賭けずに!!
僕は知っています、何も賭けずにするポーカーのつまらなさを!
だって高校生の頃にカッコつけて友達としましたもん!笑
びっくりするくらいつまらなかったです、何の駆け引きも生まれないし、ヒリヒリもない。
ちなみに、高校生の時に、友達と「カイジ」の映画1作目を見ました。
見終わった後、イオンのフードコートで裏紙に書いて遊びました。
何を書いたかって??
そう、Eカードです!!
してみて分かりましたが、びっくりするくらい面白くなかったのです。
目や耳を賭けて行っていたギャンブルを何もなしでして、盛り上がるわけなどないのです、考えてみれば。笑
話は戻り、先輩たちを見ていて僕は思いました。
「この人ら楽しいフリしてるなぁ」と。
海風で飛ばされそうになるトランプを必死に押さえながら、楽しいフリをしながらポーカーをしていたのがまさに昨日の様。
飲み会で子供の姓名判断
続いては、僕の話。
ついこの間、楽しいフリをしてしまいました。
懺悔します。
会社の同僚との忘年会にて。
比較的年次の近い先輩方との席でした、5人のテーブルだったかな。
僕よりも5歳上の先輩に近々第一子が生まれるとのこと。
その場はお祝い一色ムードに。
そこで話題はお子さんの名前へと。
その先輩は、まだ決めておらず候補を出している状態だった様でした。
すると他の先輩がおもむろに、姓名判断できるサイトを見せてきました。
名前を打つと字画から運勢を見てくれるというやつですね。
そこから、2時間!!!
何と2時間も大の大人5人がそのサイトで遊ぶ羽目に!!
あり得ない名前を打って、案外運勢が良かったらゲラゲラ笑うというような茶番を延々繰り返す羽目に。。。
僕も死ぬほど愛想笑いしました、あの日は。
よそ様の子供にそもそも興味ないし、名前ももっと興味ないし。
僕以外が心の底から楽しんでいたかは正直不明でしたが、なんとなく終わりが見えない雰囲気になっていたのは確か。
楽しいフリをしていて、終着点が見えないのは結構きつい。
電車が来るまでの間でのホームでの雑談の方がまだ救いがあるってもんです。
本当の楽しみは苦しみとセット
実際世の中は楽しそうなことは溢れているわけで。
じゃあ実際何が本当に楽しいかと言うと、僕の見解ですが「苦痛を伴うもの」こそ本物だと思うんですね。
例えばランニングや筋トレなどもそう。
仕事人間もそうかもしれません。
楽しいだけのものは、総じて記憶に残りにくい。
人生で最も嬉しかった瞬間を考えてみると、「受験に受かった時」や「スポーツの試合に勝った時」や「長年の恋が実った時」などではないでしょうか。
これって全部そこに至るまでに、苦しい瞬間がいくつもあったはず。
僕はこれは「スイカの塩理論」と呼んでいます。
スイカに何故塩を振るかと言うと、塩を振ることでスイカの甘さが際立つから。
つまり、楽しさや達成感を感じたいのなら、ある程度の苦しさという「塩」が必要なのです。
まぁ、僕が思うにぱっと見楽しげな事よりも、苦しいことや、忍耐強い努力の先に待っていることの方が真の楽しさがあるんじゃないかなと。
最後に、僕が感銘を受けたりリリック(歌詞)を下に載せておきます。
呂布カルマ先生のアルバム「The Cool Core」に収録されている「X-DAY」という曲です。
楽しくないのに、楽しい振りするのは哀しいから二度とごめんだ
色々偉そうなことを書きましたが、僕も努力を避けてしまうそんなズボラな人間。
2020年は、実り多い1年にするためにブログももっと頑張って書こう。
読んでいただいた方々にとってもステキな1年になりますように!!