歳をとると新しいものを、受け付けられなくなる。昔は「そんなアホな」って思ってた。でも30歳になっただけでも、如実に実感してる。

・変化することに恐れがある
という人にむけて書きました。

変化を受け入れるためにすること
- SF作品を観る
全てのテクノロジーは、最初は想像力から始まる - 人からのオススメを、一週間以内にやってみる
- コスト面のハードルを下げて楽しむ
- 好奇心を持つ
やるべきこととしては、上の4つ。難しいことは何もありません。
この4つをすることで、人生は変わらないかもしれない。しかしこの行動を通じて、培われたマインドは必ず人生を変える。
「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一、生き残るのは変化できる者である。 」とダーウィンも言った。生き残れ、この厳しい現代社会を!
記事の前に自己紹介!

・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・当ブログで120万文字を執筆、累計PV数は100万突破
・30歳で貯金1,500万円達成
歳をとると、古いものばかり好むようになる
音楽は35歳を越えると開拓しなくなる
高校生の頃に音楽にハマる。TSUTAYAにとにかく足繁く通う。レンタルCD文化の最後の生き証人。
1枚で借りたら350円とかなんだけど、「5枚で1,000円」というコースがあって、いつもまとめて5枚借りてた。これを1〜2週間に一回のペースで実施。
ひたすらiPodに入れて、とにかくずっと聴いてる。そんな日々だった。自分で書いててなんだけど、ちょっと時代を感じる。もちろんイヤホンも全部有線。
とにかく新しい音楽を聴いてみたい。この世界には自分がまだ聴いていない、未知なる音楽があるのではと日々ワクワクしていた。10代後半から20代前半は、こんな攻めのマインドセット。
そんな時だった。「35歳以降には新しい音楽のジャンルを受け入れられない」って話を耳にする。

思った。ああ、思ったね。新しいジャンルの音楽なんて、胸が踊るに決まってるのに。
そんな僕は昨年に30歳になった。あれだけ聴いてたカート・コバーンよりも歳が上になってしまった。
もうteen spiritではないのだ。このタイミングで、改めて考えてみると、

そう。35歳まであと5年もあるのに、音楽の趣味に関しては、完全に硬直してしまった。
- 海外ロック
Radihead、Brian Enoとか - 日本語ラップ
キングギドラ、ZORNとか - ジャズ
もうここらへん。新しいアルバムは聴いてるけど、十中八九このジャンル。
J-POPは全然聴いてない。聴いたとしても、自分が昔に聴いてた曲だけ。デジモンのバタフライ、いまだに聴いてる。めっちゃ現状維持。
新しいものへの抵抗感は消えない
面白いアメリカの研究結果がある。20歳のときに聴いていた音楽は、それ以降の人生でもずっと好きでいる。
もし、35歳以降に新しいジャンルの音楽が現れたら95%の人はそれを受け入れることができない。これはさっきの話。
でもまだ続きがある。「舌にビアスをつけるというような、新しいファッションへの扉が閉じるのは23歳、新しい味を受け入れることができるのは39歳まで」。
23歳でファッションへの道が閉ざされる。40歳を前に、味覚は冒険しなくなる。
断言できるけど、おそらく僕はこれから先の人生で、舌にピアスを開けることはない。「蛇にピアス」よろしく、スプリットタンにはならない。
二又になった舌の先で、タバコを挟んだりしない。あ、というか、これからもきっとタバコは吸わない。
昔は新しいものに触れたらワクワクしていた。しかしいつからか、疲れに変わった。新しいものに触れるって、刺激がある。でも居心地は良くないんだと思う。
何度も読んできたマンガをもう一度読み直す。何度も聴いた音楽に浸る。この安堵感。ぬるま湯感。味わい出したら、歳をとった証拠に他ならない。
こだわりが邪魔をする
今までのコンテンツで一生満足できる
新しいものに触れられないジャンルというのは、興味がない分野ではない。というかむしろ、こだわりが強い分野とも言える。
どうでもいいものなら、新しいものでも、拒絶しないはず。「オレは音楽が好きなんだ、だからハンパなジャンルなんて聴かないぜ」ってなマインド。
そしておそろしいのが、これまでの人生で楽しんできたコンテンツでこれからも人生をきっと満喫できるってこと。
現代人が一日にインプットしている情報量は江戸時代の1年分、平安時代の一生分。つまり20〜30年も生きれば、もう十分。
昔の人の感覚からしたら、潤沢すぎるほど、エンタメが溢れている状況と言える。
加えて人には、「現状維持バイアス」なるものもある。「知らないことや経験したことがないことを受け入れたくない」という心理的傾向。
- 好みが固まるまでに好きになったもので、一生満足できる
- 知らないことを受け入れたがらない
この二つの抱き合わせコンボ。新しいものに触れるのは超絶にハードルが高い。
ハズレをおそれてはいけない
これまでに好きになったもので、もうへっちゃら。笑顔ウルトラZで生きていけてしまう。
まず僕からお伝えしたいことは、

観たことない映画を観てみたらつまらなかった、気にするな。読んだことのないマンガがクソ展開だった、別にええやん。
勧められてヨガやったけど全くハマらなかった、だからどうした。ハズれたって問題はないんだ。
僕らは新しいものにチャレンジする時に必ず、

と考えてしまう。やれ、コスパ。それ、タイパ。勝ち確の勝負だけしたいってのは痛いほど分かる。
でもチャレンジするしかない。新しいものに触れるかもしれない。例え自分の好みにフィットしなくても、新しいものにトライした事実は変わらない。
新しくトライしたコンテンツに影響を受けて、人生が変わることはないかもしれない。でもそのトライした経験は、人生を変えうる。
過去に自分の好みに対して100点を出したコンテンツを何度もリピートするのも良い。でもそれじゃあ変化はない。昨日をただ繰り返すだけ。
変化を受け入れるためにするべきこと
するべきことは4つある

という人のために、オススメの行動を4つ紹介します。
この行動を続けることで、間違いなく変化ウェルカムマインドが醸成されます。
変化を受け入れるためにすること
- SF作品を観る
全てのテクノロジーは、最初は想像力から始まる - 人からのオススメを、一週間以内にやってみる
- コスト面のハードルを下げて楽しむ
- 好奇心を持つ
新しいテクノロジーが分からなくても良い。今のブームに乗れなくても良い。それは単純に理解力だったり、好みの問題ってだけ。
抵抗感がなければ、いずれ解消される。変化は受け入れる上で、大事なことは、技術ではなくメンタリティー。
SF作品を観る
まずはSF作品を見ましょう。SFです。あまたあるジャンルでも、SF一択です。

と思った方もいるでしょう。しかし根拠があります。
「サピエンス全史」「ホモ・デウス」などの作者であるイスラエルの歴史学者の著書「21Lessons」。21世紀を生きる人類のために、21の教えを授けてくれる、そんな本。
ここの本の中で、なんとSFの重要性が書かれています。21世紀における最も重要な芸術のジャンルはSFかもしれないと記載されてます。

僕らは新しいテクノロジーに抵抗がある。理解しづらいし、自分に関係ないと思い込んでしまう。
しかしSF作品を読むことで、テクノロジーへの抵抗感が激減する。そして世の中の多くの発明は、SFの創作物の中でまずは描かれ、その後に実用化される。
宇宙の分野なんかまさにそう。まずは人の想像力が未来を作り、その後に科学技術が追いつく。
SFによって僕らは、ワクワクしてテクノロジーに触れることができる。専門家の話なんか聞かなくても良い。
楽しみながら「マトリックス」や「インターステラー」を観たら良い。
AIや生物工学や気候変動、とにかく難しい。しかしSF作品を楽しむことで、僕らの理解は進む。


という方には、小説「三体」がオススメ。ただ全部で5巻あり、とにかくボリュームがある。
最初の一巻はそこそこ面白くて、二巻目からちょっと常軌を逸した面白さになる。僕が今まで見てきたエンタメの中で、間違いなく一番スケールが大きい作品。
中国発のSF小説で、全世界で約3,000万部売れてる。しかしこのイマジネーションのぶっ飛び度からすると、マジでハリーポッターの5億部くらい売れてもおかしくないと思う。

人からのオススメを、一週間以内にやってみる

マジでこれだけ。僕はこの習慣を1年間続けてるけど、とにかくメリットばかり。
自分では知らなかった世界を知れる。しかも意外とコストはかからない。
あくまで肌感覚だけど、9割の人はオススメしても見てくれない。だからこそ実行するだけで、上位1割になれる。
もちろん「インドは絶対に行ったほうが良い!」と勧められても無理。「ルイ・ヴィトンのバッグは買ったほうが良い!」とかも達成は難しい。
こういうのは置いておいて、実行可能なものであれば、1週間以内に取り組んでみましょう。
- 飲食店
- 本
- 映画
- YouTubeの動画
- ネット記事
- 定期圏内の場所
ここらへんはオススメされたら、比較的実行しやすい。オススメされたら実践してみる、こんな生活がオススメです。
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オススメされても、9割の人は見ない。勧めてくれたものを見るだけで、レアな人材に。
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コスト面のハードルを下げて楽しむ
新しいものにチャレンジする時に出てくるのが、「損したくない」ってマインド。
新しいものに触れてつまらない、時間を損した気になる。お金をかけてやってみたのに好みじゃない、お金をスった気になる。
変化を受け入れる際には、この気持ちは0にはならない。しかしできる限り下げることならできる。
取り組む時間は0にはできないから、なるべくコスト面のハードルを下げるようにしましょう。
- レンタルで済ます
何かの機材や準備が必要な場合は、買わずにまずは借りる - 体験無料のサービスがないか探す
ジムとかヨガとかのアクティビティの場合 - 「0円でできるものだけトライする」みたいな感じで縛りプレイを楽しむ

映画をオススメしても、Netflixやprimeビデオで無料で観れるやつならまだ観てくれる可能性は高い。しかしこれが有料のものになると、ほぼ観てくれない。これは僕の中のあるある。
値段の多寡に関わらず、コストが発生すると、僕らは抵抗感を覚える。「無料」という響きは、なんとも甘美。ここを乗り越えた先に、変化を受け入れるマインドが待ってる。
好奇心にフタをしない

これが持論。好奇心はただ生きていく上では必要ない。しかし満足度の高い人生を送りたいなら必須項目。
好奇心がちょっとでも働くなら、迷わずに新しいことでもやってみましょう。その結果がつまらなくても良い。好奇心を維持できた事実は変わらない。
これまでの経験で得た偏見なんですが、好奇心がない人はつまらない。同じような話しかしない。誰も彼も似通った話題しかしない。
意識しないで自然にインプットできる流行り物の話題だけ。本当に好きで熱く語れるモノがない。
好奇心がない人にオリジナリティなんてない。新しいものにも、意欲的に取り組むわけがない。

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変化のみが生きる道である
唯一生き残ることができるのは、変化できる者である。これは生物学のゴッドファーザーである、ダーウィンの有名すぎる名言。
これは現代社会においても同じ。というかこちらの方があてはまるかもしれません。
とにかく変化が激しい。数年でトレンドも変わる。変化をしないと生き残れない。同じことばかりしていては、ジリ貧になること確定です。
時代は繰り返すとも言うので、昔の流行が戻ってくるころもあるかもしれません。僕らの興味のあることが、時代の最先端になる可能性もあります。
しかしそうなっても、そのジャンルにおいても、やはり新しい取り組みを行う必要があるんですね。

まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 新しいものに抱える抵抗感は邪魔でしかない
- 新しいものを受け入れるために、SF作品を観てみよう
- 変化を受け入れてこそ、僕らは生き残れる
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!