ゲームの村人さながらに、同じ話しかしない人。いる、結構身近にいる。
食事や飲み会の席で話しても、いつも同じ話しかしない。自分の苦労話か、自慢話。もしくはその人が、面白いと思っている話。というかその人だけが、面白いと思っているエピソードトーク。

・同じ話を繰り返す人と会うのが苦痛・・・
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、

対処法は簡単。同じ話の中に出てくる印象的なワードをひとつかふたつか覚える。そしてリアクションをする際に、そのワードを用いる。
職場の上司がいつも同じ自慢話をしてくる。多くの人に頼りにされていて、アドバイスを何人かから同時に求められる。
「聖徳太子じゃないんだからって思ったね」とか、コメントしてたりする。後日その人が同じ話をしたら、

と言う。こうすると「本当にそうなんだよ!」とかリアクションする。よく分かってるねみたいな顔をしてくること必至。
人とコミュニケーションにおいて、実は主導権は聴き手にあります。誤解されやすいですが、話し手は助演。




この記事のまとめ
- 同じ話はたいて自慢話、過去の高揚を思い返したいだけ
- 自分が同じ話をするのを避けたいなら、自慢話をしないとルールを決める
- 同じ話を繰り返す人は、RPGゲームの村人の実写版
記事の前に自己紹介!

・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました ・20代で貯金1,300万円達成
同じことばかり話す人は多い
いた。いつの時代も、義務教育でも、高校や大学でも、サラリーマンになってからも、絶対にいる。何度も同じ話をする人は、数限りなくいる。
世界三大宗教である仏教。信者の数は、世界で約5億人。多いですよね。
しかし世界で同じ話をよくしてしまう人を集めると、5億人は突破するんじゃねぇかな。僕やあなたの身の回りにも、同じ話を何度もする人って意外と多いはず。
つまり「同じ話を繰り返す教」は、仏教よりも多数派。めちゃくちゃストロングスタイルな流派と言っても問題なさそう。
同じ話をする人はいっぱいいる。しかしその人たちが繰り返し語る話、このパターン数は限られている。
- 悪かった自慢
- 頭が良かった自慢
- 仕事できる・出世してる自慢
- 苦労してきた話
- 体験して感動した話
- すべらない話
ちょっと強引にまとめると、自慢話か、自信のあるエピソードトーク。この二つを人は何度もこする。
その人は話していて、楽しいんだろうなとは思う。というか何度も同じ話をしてきて、その人自身が少なくとも楽しんでくれていないと、聞いている僕らは浮かばれない。
そもそもだけど、同じ話を聞いていても、何も楽しくない。どれだけ面白い話でも、同じ話を聞き続けるのは、正直なところ苦痛。
M-1グランプリで優勝したコンビのネタ。その年で一番面白かった漫才。それなのに繰り返し聞き続けるとやはり飽きてくる。


日本一のプロの話芸でもこの有様。素人の話なんて、何度も聞けるわけがない。聞くにしても、数年レベルで時間を空けてほしい。
もしかすると、人類の歴史において、聞くに耐えうる同じ話は落語くらいなのかもしれません。
「時そば」とか「芝浜」とか。落語は何度も聞くことが前提になってる。


なぜ同じ話ばかりしてしまうのか?
同じ話をする人を、どこかバカにしてる。ちょっと斜に構えて見ている。しかしそんな僕らでも、気を抜いたら同じ話をしてしまうことってある。
なぜ僕らは同じ話をしてしまうのでしょうか?敵を知り、己を知る。百戦危うからず。今一度考えてみます。

たぶん結論はこれ。
同じ話をするのは、その人が楽しいから。気分が高揚するから。
繰り返される同じ話は、往々にして過去の話であることが多い。その時の自分を追体験できるから、僕らは気持ち良くなってしまう。

という話を繰り返す人もいる。しかしこんな意識高いのは少数派。繰り返される同じ話で、未来に向かったベクトルのものは少ない。
繰り返されるのは、ほぼ過去の話。しかも落語のように、その話を語るクオリティを向上させたいわけでもない。
過去にモテた自慢。仕事で成績を上げて、評価された自慢。苦労したけど乗り切った自慢。人生で最も輝いていた瞬間のひとつ。
生きてきた長い時間の中で、輝いていたタイミングは限られてる。ほとんどの時間は、味気なくつまらない。
だからこそ人は思い出にすがるし、自信を持てた瞬間に記憶を何度も蘇らせる。単調な日常を紛らわせる、もはや人の防衛本能なのかもしれません。


「同じ話を繰り返す教」との戦い方
おそらく世界の仏教人口を超える、「同じ話を繰り返す教」の信者たち。恐ろしいことに、全員ゴリゴリに敬虔。
「同じ話を繰り返す教」に対して
- 同じ話をされたら、ワードを拾ってリアクション
- 自分は同じ話をしない

同じ話をされたら、ワードを拾ってリアクション
人とコミュニケーションをとる。ちょっと意外ですが、この際に主導権は、聞き手にあります。
ノンフィクションライターの中村淳彦さんのライター経験のノウハウが詰まった著書「悪魔の傾聴」。こちらでも相手の話を聴くということの重要性が述べられています。

と書かれているんですね。

僕なりに定義すれば、自分が意図する方向に会話が進むということ。
同じ話をする人は、なぜか自分が話の主導権を握っていると勘違いしがち。しかし本当に会話の方向性を決めているのは、聞き手の僕らです。
これはどういうことでしょうか。
究極的に言えば、僕らはその人とコミュニケーションを取ることも放棄できるってことです。
同じ自慢話を聞き続けるのも確かに苦痛ですが、

って心のどこかで思っていると楽。
そもそも同じ話ばかりする人。相手の同じ話を何度も聞いてあげる人。どちらの方が人間関係において、需要があるか。

同じ話ばかりする人に対しては、相手が出してきたワードを拾って覚えておく。そして次の話の際に、その言葉を使って相槌を打ちましょう。
- オレがいないと部署が回らないんだよね
→「〇〇さんがいないと、部署が回らないじゃないですか!」 - 私も一気に二人に告白されて、どれだけモテるのって思ったわ
→「〇〇さん、どれだけモテるんですか!」 - さすがにあんな苦労したの、同世代でもオレだけだろうな
→「そんな苦労している人は、同世代だけでも〇〇さんだけですね!」
ほぼこんな感じ。ただのオウム返しに近い。
ここでのポイントは時間を空けること。前回の飲み会で言っていた印象的なワードを、次回のその人との飲み会で使うイメージ。
同じ話をする時に、その人が出すフレーズ。ここにその人が、

って願望が詰まっている。ここをくすぐった方が、絶対にお得。
こう理解してほしいという「思い」の通りに、理解してやる。これで好感度爆上がり。
同じ話ばかりする人に好かれても仕方ないけど、嫌われるよりはマシ。そんな人に嫌われたら、他の人に何度も自分のグチを言いそうだし。
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その人の話を覚えておくという面倒くささは確かにある。最悪スマホのメモに残しておいてもいい。

人間の本当の価値は、困難な時やトラブル時に現れる。小物や面倒な人と接する時に、現れる。人間修行と思って、相手にしてみてほしい。
自分は同じ話をしない
こちらの方が重要。別に他人なんてどうでもいい。
同じ話ばかりする人は、どうせみんなに嫌われてる。自分にだけ同じ話をしてくることなんてない。
きっと誰か他の人にも、同じ話してるはず。そんな人が好感度が高いわけがない。
重要なのは、そんな人を反面教師にして、自分は同じ話をしないってこと。
同じ話をするにしても、

と断った上で、話をする。「自分は分かっていますよ」と、客観性を担保しておく。
誰にどの話をしたか、これを覚えておくのが最も効果的。しかし現実的ではない。脳のメモリが爆発する。
しかしもっと手軽な方法があります。同じ話の多くが自慢話と書きました。

これ。自慢ばっかりする人って、相手をしていて疲れる。しかも同じ話を繰り返す危険性を秘めている。
だから自慢話はしないってルールを決めておく。するにしても、相手に質問されたり、会話の流れで語る必然性がある時だけと制限する。
ということで、自慢話はしない。我慢できなくても、最小限にする。これで同じ話を繰り返すリスクはかなり減る。
同じ話をすることで、人としての質が下がる
同じ話をする人は、低俗で、人間としての質が低いと思う。
同じ話をする人は、低俗で、人間としての質が低いと思う。あ、同じ話を2回してしまった。すんません。
会話の引き出しの少なさ。話題の乏しさ。ひいては、ボキャブラリーの少なさ。これら内面の問題を結晶化したものが、「同じ話しかしない」という行為。
例えばRPGのゲームを考えてみましょう。主人公や重要なキャラクター。総じて会話をするシーンがあります。
しかし物語の本筋から離れた村人や通行人。これらのモブキャラは、基本的に会話は1パターンのみ。
同じことしか言わない。言えない。

何回話しかけても、この言葉だけ。これを実写化したのが、僕らの同じ話しかしない人たち。
しかし村人や通行人がいてこそのRPGゲーム。人生で関わることで、メリットを受けれる瞬間は0ではありません。一瞬だけど。
だからこそ相手の機嫌を損なわず、ほどほどに相手にする。そして自分は同じ話を二度としないようにするべき。


まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 同じ話はたいて自慢話、過去の高揚を思い返したいだけ
- 自分が同じ話をするのを避けたいなら、自慢話をしないとルールを決める
- 同じ話を繰り返す人は、RPGゲームの村人の実写版
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