自分の機嫌を自分で取れる人、こいつは強い。範馬勇次郎くらい強い。自分で自分をコントロールできるというのは、現代社会においてかなり強力なスキルです。
人生を生きやすくするためには、ストレスと折り合いをつけることが重要になってきます。
ただストレスそのものに対する防御力を上げるのはちょっと難しい。となると効果的なストレス解消法を身につけておくことこそが肝心です。
ストレス解消と一口に言っても、なかなか難しい。現実逃避なだけかもしれないし、べらぼうにお金がかかるかもしれません。
手軽で、金もかからない、そして根本的な解決になるものないものか?うーん、でも流石にそんな都合いいものはないか。いやいや、実はあるんです。
それはエクスプレッシブライティングと呼ばれる手法。耳馴染みがないかもしれせんが、ざっくり言うと、

というもの。「書くだけか・・・」とナメてる人、侮ってはいけません。これ、科学的にもめちゃくちゃ効果あるんです。

・ストレス解消法がうまく見つからない
という人にむけて書きました。
ストレスは日々僕らを攻撃している
分かってる、ストレス抱えてんだろ?
バカのひとつ覚えというべきか、ストレスの対応方法に関して、僕は何個も記事を書いています。

という極めて安直な発想。でもきっと僕が深く考えずに何回も記事にしてしまうくらい、みんなストレスにやられている、はず。
ドカ食いとかは実はストレス解消にはなりません。カラオケで大声を出すとか、運動して汗を出す方が実はストレスによく効く。
体から何かを出す行動こそ、ストレス解消である。これを書いたのがこの記事。
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人間関係からストレスを感じることも、めちゃくちゃ多い。「悩み事の9割は人間関係に起因する」とも言われているくらい。
だから嫌いな人の定義を変えましょう。嫌なことをしてこない人であれば好き、としてしまいましょう。こういう提案をしたのが下の記事。
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嫌いな人・苦手な人の対処法を考える。職場や学校での嫌いな人の定義を変えることで、ストレスなく生活することができるという話。
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ストレス解消法なんて、何個あっても良い
色々書いてきましたが、性懲りも無く、今回もストレス解消法について考えます。
「話がみるみる上手くなる神雑談術」みたいなタイトルの本は、数年に一度ベストセラーになる。でも別に身の回りで話がみるみる上手くなった人って全然いない。
読む側に問題があるのか、その書籍が問題を抱えているのかは正直不明。しかし書き手としては、とにかく同じテーマであっても、飽きることなく何度も伝え続ければならないと思う。


というか何度も同じテーマを切り口を変えて、発信し続けるしかない。読んでくれた人の人生が好転するまでは、僕らの戦いは終わらない。終わらせてはいけない、謎の使命感、アガる。
ということで、ストレスに関して考えていきましょう。
まずはストレスが孕んでいる危険性について知っておきましょう。敵を知り、己を知れば百戦危うからず。ストレスって何が悪いのか。
予約すら取れない大人気セミナー「神経科学レクチャー」を書籍化 した「BRAIN DRIVEN」。ここにストレスが、脳科学の視点から解明されていました。
脳の仕組み・動作・性質を学び、それを現実の生活や仕事に応用させる方法を教えてくれる一冊。今まで読んだ脳関係の本の中で、僕の中では一番学びがありました。
「モチベーション」「ストレス」「クリエイティビティ」という三つのテーマについて扱われているので、気になる方は読んでみてください。
ストレスによって、あなたの脳はすでに縮んでる
慢性的なストレスは僕らの脳にとって、非常に良くない。コルチゾールが出て続けている状態となり、海馬に影響与えて、細胞を萎縮させる。最新の研究結果で明らかになってきました。
コルチゾールとはストレスを受けたときに、脳からの刺激を受けた際に増える分泌物。「ストレスホルモン」とも呼ばれています。
過剰なストレスを受け続けると、コルチゾールの分泌が慢性的に高くなり、これがうつ病、不眠症などの精神疾患、生活習慣病などのストレス関連疾患の一因となるのだそう。

という方もいるはず。
上司に怒られた時などに、ストレス反応してしまうのは仕方がありません。これは誰でもあることです。
ただ問題はその後。自分自身で反芻してしまうのが良くない。性格などにもよりますが、怒られた日の帰りの電車の中でその時の状況を思い返してしまうことってありますよね。

思い返すのは、上司や先生など怒った人に原因があるわけではない。上司や先生はただ怒っただけやし。
思い返している原因は、自分自身にあるんですね。自ら内的な刺激になってストレスを生み出してしまっていると。
ストレスを感じるのは仕方ない。しかし早く体外に出さないと、自分で自分の首を絞めてしまう。コルチゾールどぱどぱ、脳細胞ぎゅむぎゅむ。
Myストレス解消法を持とう
自分で自分の機嫌をとろう
ストレスを溜め込む。自分で振り返って、自分にダメージを与えてしまう。結果脳の細胞が縮む。
これは完全に悪循環。この負の連鎖を断ち切るために、自分で自分のストレスを解消しないといけません。

どれくらい強いかって、そりゃもうスーパーサイヤ人4ゴジータくらいに強い。
ストレスを発散する方法は、至るところに溢れています。繁華街にでも足を踏み入れたら、娯楽が渦巻いている。
しかしここで注意したいのは、ストレス解消にそこまでお金をかけてはいけないということ。
高給をもらえる仕事は総じてハードワーク。激務のストレスを解消するために、多額のお金を使っていては、そのループから抜け出すことはできません。
また小手先のストレス解消も望ましくない。現実逃避をするだけのものダメ。
金をかけず、手軽にできる、ストレス解消法を探せ
ブランド物を買い漁るのも良いですが、別に根本的な解決にはなっていない。そもそものストレスの元凶は消えていないし、自分のマインドも変わっていない。
先ほど紹介した「BRAIN DRIVEN」でも、ストレス解消の重要性が書かれていました。
どんなストレスを避けるのかも大切ですが、自分自身で「心理的安全性」を生むスキルも重要とのこと。

「心理的安全性」を生むスキルとは、ストレスを抱えたときの解消方法を持っておくということ。
ストレスが慢性化、過剰化した時点で、慌てて対策してももう遅い。日頃から心理的安全性の手助けとなる情報をストックしておくことが肝心要。
ストレス解消に求める3つの要素
- 簡単
- 手軽
- ローコスト
というわけで、上の3つを満たしているストレス解消法を探っていきましょう。

という人。大丈夫です、あります。


エクスプレッシブライティングは最強!
結論、書け、書き殴れ

以上です。

そう、これだけ!現場からは以上なんすわ!
これは「エクスプレッシブライティング」と呼ばれている手法。僕は一時期かなり深刻な不眠症を患っていました。
コーヒーかな、それはエスプレッソ。「表現の」というのが、エクスプレッシブの意味。
ベッドに入って目をつぶっても、翌朝の日の出まで結局一睡もできない。こんな日々が続いていたのです。今はかなりマシになりましたが。
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僕は基本的に自分が、めちゃくちゃ運の良い人間だと信じ込んでいる痛い人間。自分を自分で洗脳しているので、

と発想転換。めちゃくちゃ色々な本を読みました。
人に愚痴りまくって嫌われる前に、紙に書きまくれ
勉強の最中に、出会った一冊が、メンタリストDaiGoの著書「賢者の睡眠」。
この「賢者の睡眠」で紹介されていたストレス解消方法が「エクスプレッシブライティング」。騙されたと思って試してみましたが、意外や意外でかなり効果は大きいんです。
不安やストレスを紙に書き出す、さすがに不安の元凶そのものの解消はできません。しかしネガティブに転びがちな感情や思考を整理して、脳内を落ちつかせることができるんです。
脳をリラックス状態に導くためのシンプルかつ非常に効果的な方法なんです。
書き出すとどんな効果があるの?
- 物事の事態や状況が整理され、明確に見えてくる
- 自分を客観視できて、冷静になれる
- ストレスに晒された心を癒してくれる
これらの効果が望めます。悩み事は人に話聞いてもらうより、ノートに書き殴った方が落ち着き、ストレスや不安も和らぐのだとか。
自分の頭の中に湧いてくる思考や感情。とにかく、ただひたすらに、紙に書く。これが「エクスプレッシブライティング」。
アメリカの社会心理学者ジェームス・ペネベーカーによって考案されたテクニックで、「筆記開示」とも呼ばれています。

と考えられているのだとか。
本心を書きまくって、最後に紙を捨てればOK
良質な睡眠にもつながる。また自分自身の思考や感情に冷静に向き合うことで、平常心に戻れる。
自制心も高まるため、人間関係のストレスが緩和されたり、面接や試験等でも緊張しにくくなったりするといった効果も見込める。
最低でも8分間、できれば20分間かけて、自分が抱えている悩みや不安気がかりなことなどのネガティブな感情を紙に書き出しましょう。
ポイントもいくつかあります。ベッドに入る1時間以上前に行うこと、そして書く手を止めないこと。
とにかく手を止めずに、書き続ける。書くことがない、何も思いつかなくてもOK。

みたいな感じで書いても問題ありません。
そして必ず本心・本音を書きましょう。別に誰に見せるわけでもない。
「こんなことを思っているなんて恥ずかしい」とか、「自分はどうかしてる」とか気にしない。理性は無視して、とにかく思ってることを書きまくる。
そして書いたら捨てる。読み返さない、チェックもしない。トイレのう◯こと同じ、出したら処理するのみ。


「BRAIN DRIVEN」でも紙に書く効果について言及されていました。ネガティブな感情の処理は、自己コントロールを司る脳の前頭葉で行われています。
前頭葉は「理性を司る脳」とも呼ばれています。エクスプレッシブライティングを行うことで、前頭葉の処理機能が起動する。
抱えているネガティブ思考感情、仕事や人間関係によるストレスなどが整理されてクリアになります。
自分が悶々としていることを紙に書き出す。実は科学的にみても正しいアプローチ。
曖昧で無意識的に降り注いでいたストレスの原因を認識する。そうすれば意識的に注意を選択できる。
脳にとって最もストレスが多い状態とは何か?答えは脳に認識されていない曖昧な状態が続くことなんですね。

ストレスと付き合う上では、どこからストレスを受けているのかを自分で判断する。これ非常に大事。紙に書くことで、曖昧な状態から解消されるんです。
手書きのパワーはエゲツない
手書きをすれば、脳へのこうかはばつぐんだ
あなたはデジタル派でしょうか。アナログ人間でしょうか。ちなみに僕はガチガチのアナログ人間。
家計簿は全部ノートに書いているし、観た映画もノートにメモしている。オンライン決済サービスも使っていない、使い方分からない。
世間の動向は完全にデジタル寄り。しかし時にはアナログが勝つこともあります。手書きがまさにそうなんですね。

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文字を書く場面って、デジタルとアナログの二種類があります。一見デジタルの方が効果ありそう。

という方もおられるでしょう。しかし、しかしですね。手書きで行ってほしいんです。
手書きをすることで、脳への刺激は数万種類
タイピングでも手を使いますが、この手の動きによる脳への刺激はたかだか8種類。かたや手書きで文字を書いた場合の脳への刺激はなんと数万種類。
手書きで行う方が、脳への影響は圧倒的。脳のケアには、圧倒的に手書きの方が効果が見込めます。
手が書いて、脳をクリアにしましょう。パソコンでも動きが遅ければ、不要なアプリを閉じたり、使っていないタブを消すもの。
脳も同じです。脳の中に余計な汚水が溜まっているんです。紙に書き出して、体外に出して、排水してあげましょう。
体は自然に排泄行為を行いますが、脳は意識しなければ、排泄できないのです。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 慢性的なストレスを受けると、脳細胞が萎縮する
- 簡単でお金のかからないストレス解消方は、エクスプレッシブライティング一択である
- タイピングよりも手書き、脳の排泄行為は意識しないとできない
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!