お金をかけずにいかに満足できるか。作家の中島らもは、「教養とは学歴のことではなく、「一人で時間をつぶせる技術」のことでもある」と語っていました。
つまりお金をかけずに、一人で休日を楽しく過ごせる人は、ハイパー教養人。物価は上がるけど給料は上がらない、だったら工夫して遊ぶしかない。

・お金をかけずに充実した時間を過ごしたい
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、

「場所×時間×行動内容×目的=遊び」という方程式があります。つまりここの要素をそれぞれアレンジすることで、遊びに多くのバリエーションを増やすことができるのです。
お金をかければ、そりゃ楽しい。遊園地もスマホゲームも面白いですよね。しかしそれって誰かに楽しませてもらっているだけ。自分で楽しむ能力は育ちません。
誰かに楽しませてもらうか、自分で楽しみを見つけるか。道はふたつにひとつ、僕なら後者を選びたい。
この記事のまとめ
- お金をかけずに楽しもうとすると、アレンジの余地が多く残っている
- 「場所×時間×行動内容×目的=遊び」の方程式をいじる、「場所」を変えるのがオススメ
- お金を払って人に楽しませてもらっていると、自分で楽しむ力は薄れる
記事の前に自己紹介!

・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・当ブログで120万文字を執筆、累計PV数は100万突破
・30歳で貯金1,500万円達成
お金をかけずに楽しめる人は強い
人生で重要なのはお金をかけずにいかに楽しめるかということ。お金をかけて楽しむなんて思考停止。ぶっちゃけ誰にでもできる。
自分の機嫌を、自分でとれる人は強い。しかもお金をかけずに、自分の知恵と工夫だけで機嫌をとれるならスーパーサイヤ人4ゴジータくらい強い。
真の賢者はお金をかけずに楽しめる。もしくは少ないお金で楽しむことができる。
改めて考えてみると、僕の趣味は比較的お金がかからないものが多い。
- ブログ
サーバー代が月1,000円 - 読書
書籍代はかかるけど、中古本でも図書館でもOK - ランニング
ウェアとシューズさえあればOK - 散歩
マジで無料 - 映画
サブスクの代金くらい
お金を多額につっこんでない。課金も全然していない。でも不満もなければ、満足度も高い。
お金を払うとなると、選択肢がとにかく多すぎる。吟味するのも難しいし、面白くなかった時に、損をしたという気分だけが強まる。
かたやお金を極力使わないと考えると、ほどよい難易度になる。選択肢が減るけど、少ないわけではない。
そしてどんな選択肢を選んでも、自分で工夫できる余白がある。かたやお金を払っていると、サービスする側が徹底的に仕上げているので、僕らがアレンジできるポイントは少ない。
「教養とは学歴のことではなく、「一人で時間をつぶせる技術」のことでもある」と、作家の中島らもが語っていました。

日本全体を見ても、平均年収は過去数十年伸びていない。しかしツールやネット環境などは進化してきています。だったらツールを駆使して、安いお金で楽しむべき。
あくまで個人的な感覚ですが、お金を使って派手な買い物をする人にそこまで嫉妬はしない。
しかし自分よりも少ない収入で、自分よりも多く貯金している人に嫉妬してしまう。「え、おれ、負けてるやん」って、かなり凹む。
貯蓄率が高い人、ムダ使いを徹底的にしない人を見ると、背筋が伸びる。


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「遊びの方程式」を使ってみよう
僕が感銘を受けた本「31歳、夫婦2人、月13万円で、自分らしく暮らす。 僕たちが見つけた質素で最強の生き方」。著者はブロガーのなにおれさん。
「なにおれ」とは、「きっと “なに” 者にもなれない “おれ” たち」の略称。僕が尊敬するブロガーの方の一人です。
「より少ないお金で、より満足度が高く暮らせるように努力する」、この考えを実践されているなにおれさんのノウハウが詰まった一冊。
お金を節約しようとする時、多くの人は生活の満足度が下がることをなぜか受け入れようとしてしまいます。しかしその考え自体が、そもそもおかしい。
現代は豊かで恵まれている。自分で作るための道具や環境が格安で手に入ります。アマゾンで程度の良いものを、格安で購入できる。YouTubeを見れば、その道のプロがノウハウを無料で公開してくれてる。
そのYouTubeを見るためのネット回線ですら、月数千円で使いたい放題。過去最高に便利な時代になっているんですね。
そもそも遊びとは、誰かの作ったものを、お金で買うってことだけではない。一から一人で発明することもできるんです。

と書かれています。
一方で自分たちで発明する遊びは地味。だから刺激は弱く、また新しく遊びを発明する作業そのものを娯楽化できるので、その分飽きずに長く楽しむことができる。


「場所×時間×行動内容×目的=遊び」、これが「遊びの方程式」。ここの要素をそれぞれアレンジすることで、遊びに多くのバリエーションを増やすことができるのです。
例えばこんな感じ。
場所 | 知らない駅 |
時間 | 昼間 |
行動内容 | 散歩 |
目的 | 知らないお店に入る |
ここの時間を朝や夜にする。場所を徒歩圏内や定期券内の駅にする。内容を立ち読みやランニングに変える。目的をサウナにする。

遊びのアレンジ、まずは場所を変える
僕が尊敬するニートのPhaさん。そう、尊敬するニート。なかなかのパワーワード。
ブロガーでもあり、本の著作も多数。京都大学を卒業した就職したものの、すぐに辞めてニートになったという面白い経歴の方。
そのPhaさんの著書「ひきこもらない」に、「遊びの方程式」の参考になる話が載っていました。
phaさんは、1人でビジネスホテルに泊まるのが好きで、特に用もないのに泊まりたくなるのだそう。高級なホテルではなく、一泊4000円位の一番安いホテル。
なんとなく毎日の生活に飽きてきた時に、旅行サイトでとにかく安いビジネスホテルを検索して、泊まりに行く。
ホテルに入り、一人でダラダラとテレビやネットを見る。適当にコンビニで弁当買ってきて部屋で食べる。これはいつも家でやっていることを、ビジネスホテルでしているだけ。

と書かれています。


このphaさんの話にもあるように、以下の要素のうち「場所」を変えてみるのがおすすめ。手っ取り早いし。
- 場所
- 時間
- 行動内容
- 目的
ちょっと僕の話を。現役の大学入試で第一志望の大学に落ち、浪人生活へ。一年間予備校に通い、授業を受け、自習をする日々でした。ただ受験生とはいえ、一日勉強すると気持ちがだらけてくる。
だから勉強するにしても場所を変えた。午前は個別ブース型の自習室で勉強、午後からは集団教室の自習室へ移動。これが効果的で、場所を変えるだけで、気持ちがリセットされたんですね。


他人に楽しませてもらうか否か
お金を払えば、誰かが楽しませてくれる。僕らの退屈や注意や関心は、誰かのビジネスチャンス。これぞ資本主義。
衣食住など生活費を除けば、人は時間や心のスキマを埋めるためにお金を使う。だから多くの営利企業は、そのチャンスを虎視眈々と狙ってる。
楽しむためにお金を払うことは悪いことではありません。しかし怖いのが、徐々に自分で楽しむ能力が奪われるということ。
餌付けされた動物と一緒。誰かからエサを与えてもらいすぎて、自分でエサをとれなくなる。
鹿で有名な奈良公園。感染症問題があり、観光客が激減した時期がありました。「鹿せんべい」をもらうことができなかったために、激痩せする個体も出てきたのです。


他人に与えてもらうか。自分で自分を満足させるか。長い目で考えて、僕なら後者を選びたい。
自分の、自分による、自分のための、エンタメを作る。地味でもいいし、質素でもいい。自分で楽しく遊べればそれでいい。
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まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- お金をかけずに楽しもうとすると、アレンジの余地が多く残っている
- 「場所×時間×行動内容×目的=遊び」の方程式をいじる、「場所」を変えるのがオススメ
- お金を払って人に楽しませてもらっていると、自分で楽しむ力は薄れる
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
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