大人の人間関係って難しいですよね。友人は減っていきます。どうせ人と付き合うなら、人脈が欲しい。そんな気持ちも分かります。

・手っ取り早く人脈が欲しい
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、

やることはシンプル。二つだけ。
- まずは自分が人にとってメリットのある存在になる
- 仲良くなった人に1年間は、何も頼み事をしない
人脈は確かに存在します。これは間違いない。
しかし世の中を見ていると、人脈を求めている人のところに人は集まっていない。
かたや損得を気にせずに、円滑な人間関係を形成している人が、自然と人脈を手にしている。
そして魅力のある人と繋がりたいなら、僕らもまた魅力的にならないといけません。

最初に結論から!
この記事のまとめ
- リターンを前提とした短期的な人間関係を求めない
- 長期的な人間関係を築くために、知り合ってから1年間は何も依頼しない
- 自分が魅力がある人間になれば、魅力的な人が寄ってくる
記事の前に自己紹介!

・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーで、ひろゆきと討論しました
・20代で貯金1,300万円達成
大人の人間関係は難しい
学生時代は、あんなに友達がいたのに。こう書くと、今友達が全然いないのがモロバレ。なんやねん、別にええやろ。
自分が社会人になってから、痛感する。大人になると、人間関係が厳選されると。
中途半端に仲良かったあいつ。同じクラスで休みの日に遊びに行ったグループにいたあいつ。
同じサークルで家で飲み会を開いてくれたあいつ。親の扶養家族から外れてから、一回も会ってない。今じゃ連絡も途絶えた奴ら。
高校の時に一年間だけ一緒のクラスで、毎日のように話したあいつが、つい最近結婚式を開いていたと知った。ちなみに、僕は、呼ばれてない。

会社の人間関係、プラス結婚したら家族。ここだけでもう人間関係のキャパが埋まってしまう。

いざ働きだす。こんなにも価値観が合わず、話の通じない人が世の中にいるのかと驚く。

平日は会社の人の人間関係で疲弊してしまうし、意識しないと社外の人間関係は開拓できない。
とにかく大人になると、人間関係は急にハードモードになる。座席が近かっただけで、親しくなれたのは遥か過去。
どうやって人と付き合うのか?
親友を作るまで200時間かかる
大人になると、付き合える人の数は限られる。
人によって違うけど、付き合える人数のキャパがある。誰でも彼でも仲良くできるわけでもない。


日本だけでも1億人以上の人がいるけど、親しくなれるのはせいぜい150人。ではこの選び抜かれた精鋭150人とどうやって付き合っていくべきか。
ここで参考になるのが、ドリー・クラークさんの著書「Long Game」。
ドリー・クラークさんは2年に1度選ばれる世界の経営思想家トップ50を意味する「Thinkers 50」に2019年、2021年の2回連続で選ばれてる。
新進気鋭、脳みそぎゅんぎゅん、すっごい経営思想家。人生という長いゲームをどうプレイするべきかという知見を与えてくれます。
長い人生で、人とどう接していくのか。人的ネットワークとどう向き合うのか。
ネットワークづくりのメリットは、はっきりしてる。興味深い人と知り合える。新しい知識を学べる。トレンドを発見できる。
もしかしたら新しい仕事につながって、キャリアが大きく発展するかも。
人間関係は投資と同じ。しかし多くの友人と友人候補がいた学生時代とは異なり、大人が意識してこの投資を行う事はあまりない。
なぜこの投資を怠るのか?とにもかくにも、本物の友情を育むには時間がかかるんですね。
カンザス大学のジェフリー・ホール教授の研究によると、
- 単なる知り合いが友人になるまで、約50時間は顔を合わせる必要あり
- 本物の友人になるには、さらに90時間が必要
- 親友になるには200時間以上が必要

と思わずにはいられない。
短期的な人間関係を求めない
人間関係は長期的に考えないといけない。親友を作るのも、一大プロジェクトなのだ。

って人もいるでしょう。
分かる。「人脈作りだぜ!」と言って、やたら人に会う奴が大学にいたけど、胡散くささを感じてた。
しかしネットワークと一口に言っても、3種類あるそうなんです。
- 長期
- 短期
- 無期限
ここで注意しないといけないのは、短期のネットワーク。「他人を利用すること」を目的としているから。
これはどんなことがあっても避けた方が良い。

と書かれています。
人間関係ですぐに見返りを求めてはいけない。短期的に付き合って、メリット絞り切ろうとするのは絶対にダメ。
宗教勧誘とか、マルチ勧誘とか、まさにこれ。知り合った次の機会に、すぐに話してくるあの品のなさ。

例えばドカンと成功している人と知り合ったとする。食事した際にでも、何か便宜を図ってもらえないかそれとなく聞いてみる。
成功している人は、すでに何万回もそんな依頼を受けている。
僕らの下心なんか、すぐに勘ぐられてしまう。ただの図々しい人間として見られ、

と思われてしまう。
しかし「1年間は何も頼まない」という姿勢を徹底していれば、相手も下心があると考えなくなる。
そして下心を持たなくなり、本物の人間関係を築こうと余裕が生まれる。
長期のネットワークづくりで目指すのは、来週や来年の仕事につなげることではないんです。
尊敬する人との間に、円滑な関係を築く。その人たちと過ごす時間を増やすことが本来の目的。

特定の目的を持たず、ただ相手を助ける。面白い人たちと深い関係を築くことだけを考える。
無期限のネットワーク作りを行うと、チャンスが向こうからやってくる。

ネットワークづくりには僕たちの想像をはるかに超える力がある。
しかし重要なのは、焦らないことであり、急がないこと。これから何十年も生きるのだから、直近の欲望のために人間関係をムダにしてはいけない。

まずは自分が魅力的な存在に

と思われれた方もいるでしょう。しかし、僕は言いたい。

魅力的な人と知り合うために、すべきことは2つ。
魅力的な人と知り合うには?
- 自分が魅力がある人間になる
- 人にとってメリットのある存在になる

自分が魅力がある人間になる
過去記事でも取り扱った、「会って、話すこと。」
僕が大好きなライターの田中泰延さんの著書。
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おかしい人や面倒な人との付き合い方について。総じて「距離感」がおかしいので要注意。
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ちょっと考えてみましょう。僕らがとあるパーティに出たとします。
あら素敵、ブラッド・ピットも参加してました。さてブラピは僕らに話しかけてくるでしょうか?
松本人志でも、木村拓哉でも、ジャスティン・ビーバーでも、BTSでも何に置き換えても良いです。

同じパーティに参加してる。一緒の空間にいても、僕らのことをきっと気にも留めない。

と書かれています。
自分が魅力的な存在であれば、自動的に魅力的な人が寄ってくる。これが結論です。
マイク・タイソン【写真:Getty Images】
似たような話をしますね。マイク・タイソンは、カス・ダマトというトレーナーに誘われてボクシングの道に進みます。
才能を見出してくれたカス・ダマトに、タイソンは「チャンピオンになったら、シルベスター・スタローンに会えるのか?」と聞きます。
するとカス・ダマトはこう答えました。

自分に魅力をつける。まずはそれから。仕事でも、勉強でも、スポーツでも、とにかく何かで一芸に秀でる。これが大事。
人にとってメリットがある存在になる

これは僕が30年近く生きてきて、見つけたこの世の真理。

と思う方もおられるでしょうが、そんなことはない。言い過ぎなものか。

質問です。ちょっと考えてみてください。
- 見た目がイケてる
顔がカッコいい、スタイルが良い、服装がオシャレ - 話していて楽しい
趣味が合う、会話が上手い、自分の話を聞いてくれる - お互いの環境が近い
会社や大学の同期・同じ部活・サークルなど、お互いを理解しやすい土壌ができている - 情が湧いている
血の繋がりがある、付き合いが長い、縁を切ると罪悪感がエグそう - 損得関係がある
仲良くしないと世間体が悪い、付き合うことでステータスになる
こんな感じではないでしょうか。毒になる人とは、付き合わない。薬になる人とは、もちろん仲良くする。
では毒にも薬にもならない人は、どうでしょうか?きっと付き合いません。仲良くできる人のキャパも限られてるし。
接していて、楽しいという感情を抱く。ワクワク、ドキドキする。学びや刺激がある。安心感がある、ホッとする。これら全てメリットです。

なんて結婚の決め手なんかで聞きますよね。キレイな言葉で包んでみても、

ひろゆきみたいな感じで、論破できてしまう。
メリットを提供できる人間になる
- 身だしなみは常に整え、清潔感を出す
- 相手の話を聞き相槌を打ち、会話を盛り上げる
- 相手にとって、興味のある情報をシェアする
- 誰に対しても親切にする
- 様々な経験して、会話の引き出しを増やす
- 熱く語れるテーマをいくつか持っておく


自分の外部に原因や責任を求めない。その代わりに、自分の内面にあるものを変えることで、外にあるものを良くしていく。「インサイド・アウト」と呼ばれる考え方です。
人間関係は「インサイド・アウト」です。自分が人に提供できるメリットを底上げすれば、気になる人と仲良くなれる可能性が高まります。
もし自分が垢抜けない中学生だとします。しかし学年のいわゆる「一軍」と呼ばれる人と仲良くしたいとします。
普通に話しかけても、きっと相手にされない。過剰に媚びて、下から行ってもバカにされるだけ。ではどうすればいいでしょうか?
答えは、自分も「一軍」相当のイケてる人間になる。というかこれしかない。簡単ではないかもしれないけど。
- 髪の毛をセットし、見た目を整える
- 勉強で良い成績を残す
- 部活のレギュラーになる、大会で成績を残す
- 面白い会話ができるようになる
- 異性にモテる
- 学校行事で中心に立つ
これらのことをやってみて、自分の価値を上げる。その方が絶対に手っ取り早い。きっと「一軍」の方から、会いに来る。
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人はメリットがある人としか付き合わない。メリットを提供できる人間になろう。
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人脈になるかは、二の次である
人間関係は長期的に考える。すぐに人と繋がって、徳を取ろうとしてはいけない。

ちょっと考えてみてください。

宗教勧誘や、マルチへの誘い。Twitterでフォローした途端に、すぐにくるDM。
なんとなく「こいつ、オレを利用しようとしてるな」って、感じますよね。あれと同じことを、人にやってはいけません。嫌がるに決まってるんだから。
一回食事したから、カフェに入ったから、数回メッセージのやり取りをしたから、仲が良いわけではない。
ましてや、何かを依頼していいわけでもない。ここらへんの距離感は、本当に大事。ミスると、一気に人間関係が破綻しちゃう。
長い付き合いになって、いずれリターンがあるかもしれない。ないかもしれない、それならそれで良い。

と思える人と仲良くするのが理想的。
自分が興味のある人と仲良くする。楽しいから一緒にいる。ずっといると、その人が友情や愛情から、なにか有益なことをしてくれるかも。

まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- リターンを前提とした短期的な人間関係を求めない
- 長期的な人間関係を築くために、知り合ってから1年間は何も依頼しない
- 自分が魅力がある人間になれば、魅力的な人が寄ってくる
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!