転職活動と聞くと非常に面倒くさそう。あのしんどかった就職活動をもう一度するなんて嫌だという方もいるのではないでしょうか。僕もそんな派でしたが、先日1社最終面接まで行きました。まぁ、落ちたんやけど。(笑)
しかし実際にいざ受け始めてみると、そこまで億劫でもないですね。徐々にリズムに乗ってきます。もし今の会社に不満を感じていて転職を考えている、でも何となく行動に移せていないという方は是非一歩を踏み出してほしい。
そして覚悟してほしいのが、バンバン落ちるということ。
もうそれは落ちます、僕の場合は特に書類選考で落ちましたね。なかなか面接までたどり着けない。そしてやられまくってパンチドランカーになって初めて、真のスタートに立ったと言えます。
思い立ったが吉日ですね、やってみましょう!

・今の会社に不満がある・・・
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 転職では、書類選考で落ちまくる
- 最終面接で落ちたが、転職できる可能性を感じた
- 最初の1社を出すまでが大変、いざ出すと勢いに乗ってくる
転職は最初の1社目に応募を出すまでが大変
転職自体はずっと頭の片隅にはありました。というか今の会社に不満があって、脱出してやろうくらいな感覚。でも給料も悪くはないし、そこまで無理やり辞めなくてもなぁと思ってずるずると今に至るわけです。
去年の秋くらいに転職サービス「DODA」には登録していて、転職エージェントとも会いました。しかし、それ以降特に僕の動きはなし。
そんな動かざること山のごとしな僕が動くきっかけは、同僚の退職勧告。以前に記事にしたのですが、仕事ができない同期がクビ宣告を受けたのです。
もともと愛社精神が皆無な僕、仲の良い同期だったということもあり、何となく会社の雲行きの悪さを感じたのです。改めて今の会社にいる意味というかメリットを考えていました。
- 会社で支給されているiPhoneやiPadが使い放題
YouTubeやプライムビデオやNetflixを見るのに便利 - 給料が比較的良い
- 東京都内の寮に安く住むことができている
会社の人に囲まれて生活するのはストレスだけど
とこんな感じ。読んでいて分かるかと思いますが、全部パッケージの話なんですね。(笑)
別に職場の人間関係とか、仕事内容とかには後ろ髪を引かれることはないと。(笑)仲の良い人もいるのですが、会おうと思ったら会社辞めても会えるし。
しかし実際のところどこの会社も同じ様な気もするんです、隣の芝生が青く見えるだけ。どこの会社にも変な人はいそうだし。会社の社風に合っていないので、会社を変えるだけでも僕の場合は効果はありそうなのですが。
まぁせっかくなので、転職するのであれば給料アップに繋がったり、キャリアップに繋げたいところ。そう思うと僕はきっと典型的な「大企業病」なんでしょう、面白みに欠ける人間ですわ。
東京での転職となる場合は、住宅手当とか寮の有無とかめっちゃ見ていますもんね。求人を見ていて思うのですが、優良企業とか大企業の求人はほとんど東京なんですね。
大阪ってそこまで求人数が多くないし、企業も今ひとつ。東京の中央集権が進んでいますね、歪にひずんだパワーバランスです。
そんなこんなで、めぼしい企業に応募をするとこから始めました。転職サイトに登録して、1年経って初めて応募をしました。ずっと二の足を踏んでたんだなぁって。
何事もそうですが、ファーストアクションが最も大変。動き出すというのは、非常に労力がいることなんだわ。
書類選考で落ちまくるの巻
企業に応募しだして、計10社くらいに申請をしました。まずは最初の関門は書類審査から。ここをクリアして、そこから面接へと駒を進めることができるわけです。就職活動を思い出すなぁ。。。
しかし、ここで大きな誤算が。書類選考で落ちまくるんです。。。めっちゃ落ちる。志望企業の人の顔を誰一人拝むことなく、散っていく。

就職活動ではそこまで書類で落ちなかったのに。新卒採用と中途入社では勝手が違うのでしょう、書類の時点で大半を落としているんだと思います。
学生時代はポテンシャル採用で、実際に会ってみないと分からない部分も多いですよね。ですが中途の方はキャリアがあるので、ペーパーでの判断が容易なんでしょう。
就活の時に、自分で編み出した「キョロちゃん理論」を思い出したりしました。キョロちゃんって、チョコボールのキャラクターいますよね?あれです。
チョコボールで、金のエンゼルというのがあるんです。箱についている当たりマークみたいなもので、金なら1枚、銀なら5枚集めれば商品がもらえると。
僕はどこかの企業を受けて内定をもらうことが商品(金の1枚)とすると、受けて落ちるのが銀の1枚だと思ってるんです。
つまり僕の中では、5~10社落ちれば1社内定もらえるでしょという感覚。実際に負け戦の方が学びはありますから。
「銀でも当たりじゃないの?」と思うかもしれませんが、受けただけで当たりです。チョコボールを買って何も当たらない、これは企業を受けていないのに相当しています。
ダメもとでもアクションを続けていると、ゴールに近づくという気持ちでいておきましょう。この森永製菓に教わった魂で、転職でも落ちまくったわけです。
そんな中捨てる神あれば拾う神ありということで、運よく一社だけ面接までこぎつけるに至りました。まずは候補日をいくつかもらい、そこから希望日を選択。仕事終わりの時間を選択させてもらえました、ありがたや。
運良く一社だけ面接へ!
その会社は面接2回、webテストはなし。面接もZOOMでの面接でした、これは楽で良い。在宅で仕事をして、終わったらすぐに面接に移行できます。
今後もこのスタイルは主流になっていきそう。面接官の方の負担も多少は減りそう。それにしても面接なんて久しぶりなので、緊張しましたね。聞かれたのはだいたいこんな内容でした。
- 自己PR
自己紹介のタイミング、1分くらい - している仕事内容
自分なりにした工夫や改善内容を話すのがベター - 周りにどんな人間と言われますか?
- 自分の長所と短所
短所を言う際は、それをカバーするためにしている工夫があれば言えるとグッド - 休職歴の有無
メンタル不調などで休んだ期間はあるのか - なぜ今の会社に入ったのか?
- 希望して今の部署に入ったのか?
- 今後のキャリアパス
- 希望年収
初っ端ということもあったので、「ダメでもいいや。経験を積もう。」という心構え。僕は就職活動の際に、浪人&留年ということもあって年齢が他の就活生よりも上でした。
なので、ここは冷静さをアピールしようと面接を受けていると落ちる落ちる。そして思いなおし、必要以上に口角を上げて臨むと不思議と受かる様に。
冷静に見れば、企業の役職者からすれば、学生の1,2歳なんて誤差だったんでしょう。変に大人ぶるよりフレッシュでいる方が好感度はそりゃ高い。ということで転職面接も元気よく、無駄に笑顔で受けることにしました。
終わった後、頬がつってましたね、うん。かまへん、笑とけ笑とけ!
そして面接が終わり、約1週間後に転職エージェントから電話が来て合格とのこと。そしてその次の日くらいに、最終面接の案内が来ました。
ここでも候補日を選択。次は部長クラスとのことで、朝の9時とか10時とかばりばり勤務時間中ばかり。選考が進むと半休を取る必要が出てくるみたいですね。
なんやかんやで最終面接まで!
さて最終面接当日。午前の勤務中に面接なので、午前半休申請、在宅だから1時間くらい面接していてもバレない気もするけど念のため。全力で挑んでます感を味わいたかったのかも。
起きてコーヒーを飲んで、歯を磨く。顔を洗って寝癖は直す。受ける企業のホームページを軽く目を通す。
何となく時間が余ったから、最近日課となっているラップの練習をしてみる。ZEEBRAの曲をかけながら一緒にラップすること15分。結果的に、面接時にめっちゃ滑舌よく話せたり。
質問内容は前回の面接とほぼ同じ。「最短でいつ入社できますか?」と聞かれたりもありました。
穏やかな雰囲気で面接は進みました。たまに突っ込んだ質問も来ましたが、とりあえず自分の考えを話す。人の言っていることを受け売りにすると、ボロが出そう。
そうして面接終了。受かっていても不思議じゃないし、落ちていても不思議じゃない、それくらいの手応え。その後に転職エージェントから

と連絡が来ました。ここで思いました。

と。一度こう思うと、もうウハウハです。妄想しまくりです、ペンディングだった課題も全部そのまま残して辞めてやろうかなとか良くないことをいっぱい考えます。
結果はっぴょ〜〜〜〜!!
木曜日の朝に最終面接を受けたんですが、金曜日なんかもうふわふわしているんですね、地に足がついていない、仕事なんてそっちのけ。
金曜日は在宅勤務だったので、延々プライベートスマホのメールを確認しまくるんです。転職サイトのマイページに少なくとも20回はログインしましたね。(笑)
連絡は来ず、土日に突入。

と同じ頻度でメールをチェック。奇しくもその休みの日曜日は「M1 グランプリ2020」、リアルタイムで見ました。なぜか自分の姿と重ね合わせる。

と勝手に感情移入。思い入れとか、それまでの努力とかはきっと雲泥の差だけど、なぜか乗っかてしまう。M1は好きで毎回見ていますが、今回ほどのめり込んで見たことはなかったかもしれない。
ちょっとしたきっかけで人生が大きく違う方向に向く、このギャンブル感がたまらない。中学校の時に通っていた塾の定期テスト、テスト返却時に隣の席の上田くんが

と僕にぼそっと言っていたことを思い出す。何かをやりきると、結果発表は楽しみ。結果が良かろうが悪かろうが、ドキドキ感は他には変えられない。
しかし、そのドキドキ感がプラスに働くのは持って数日。(笑)
月曜になり、火曜になり、まだ転職エージェントから返事は来ない。マヂカルラブリーが人生を変え出して2日経つけど、僕の人生にはさざ波も起きない。これはおかしい。
「遅くとも週明け」と言っていた、あの転職エージェントのお姉さんはそう言っていたんだ!自分はメンヘラになったんじゃないかと不審がるくらいに、一日に何度もメールをチェック。
何かにとりつかれたようにスマホをいじくる。そうして遂に木曜日、待ちきれなくなり、僕の方から転職エージェントに「そう言えば結果ってどうなりましたか?」と連絡。
かまととぶって、聞いてみる。しばらくして返事が。結果は不合格、泣きそう、キレそう。
とは言え人生は長い、転職活動も長い目で見よう。次に活かすべく、企業からフィードバックがあったか聞いてみる。
回答としては、人柄や受け答えは問題なく内定でも良かったけど、候補者が他にもいた。その人の方が年次も経験年数も上で、その人と比較しての結果となったとのこと。
うーん、辛い。椅子取りゲームなんだな。会ったこともないけど、代わりに合格になった人はせめて末永くその会社に勤めてほしい。そうしないと僕が浮かばれない。(笑)
面白いもので、いざ1つ受けて進んでみると乗り気になってきます。ちょっと前までは応募をためらっていた自分が嘘のようです。
今後どうしていくか
落ちはしたものの、僕の中で何か変わりました。

と。書類で落ちまくってはいますが、もしあの面接に受かってたら辞めれたわけですから。自分の世界の全てだと錯覚してしまいかねない今の会社も、努力次第ですぐに違う環境に行ける。
もし今のいる会社で精神をすり減らしているのならば、転職をしちゃっても良いんです。実は環境を変えるのってそこまで難しくない。チャレンジしてなかったから遠い世界の話に思えていただけ。
転職に関する本は世の中にたくさんありますが、オススメはこの本。motoさんの「転職と副業のかけ算」。4度の転職を繰り返し、会社での年収を240万円→1,000万円にまで引き上げた方のノウハウが詰まっています。
そして転職経験で得たノウハウを発信し、副業として年に4,000万円稼いでいる転職の申し子。
人間の限界って自分で想像できる範囲なんです。なので、motoさんみたいな転職プロの方の実体験を読んでおけば、自分のイメージの限界が広がります。この通りに動けば、絶対に転職できる気がする。
悩んでいる方、まだ登録していないのであれば、お守りと思って転職サイトに登録してみましょう。
もし登録して放置しているのであれば、試しに一社だけでもいいから出してみましょう。リズムに乗れます、転職が遠い世界の話じゃなくなります。自分が動けば世界が違って見える。

スマホのボタンを押してみる、3ヶ月後には今と違う会社のオフィスで、今はまだ全く知らない人に挨拶しているかもしれません。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 転職では、書類選考で落ちまくる
- 最終面接で落ちたが、転職できる可能性を感じた
- 最初の1社を出すまでが大変、いざ出すと勢いに乗ってくる
まずは落ちまくりましょう。パンチドランカーになるのです、 そうすれば変なプライドは自然と消える。
僕も長いこと自分の殻に閉じこもっていた気がします。自分の転職市場での価値はそれくらいなのか、本当に今の会社で定年まで働くのか。
行動すれば、意外と自分が閉鎖的だと思っていた世界から抜け出すことができるんです。
ではでは!