体育会系の風潮が色濃い会社で、全く体育会系ではない僕は働いています。
この条件だけで、ミスマッチ感はバリバリなのですが、なんとか新卒で入って今のところ辞めずにここまで来れています。
まぁ不満がないわけではない。というか口を開けば、キーボードを叩けば、不服ばかり出てくるのですが。
あなたの会社の社風はどのようなものでしょうか?
会社の雰囲気と、自分の人間性が大きくずれていると、それだけでストレスがかかるもの。
このストレスをいかに緩和するか、いかにだましだまし会社を続けれるかを、実体験をもとに考えてみました。

今でも体育会系なんて時代錯誤だし、アホらしいって思っています。
学生気分はNGで、学生時代の体育会系のノリはOKなんですね、うーん難しい。

・会社の社風と自分はミスマッチでは、と悩んでいる
という人にむけて書きました。
記事の前に自己紹介!

・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・当ブログで120万文字を執筆、累計PV数は100万突破
・30歳で貯金1,500万円達成
僕はばちばちの非体育会系
職場の飲み会は嫌いだし、上下関係もどうでもいい
僕の非体育会系偏差値はなかなかのものと自負しています。そこんじょそこらの非体育会系には負けません。舐めてもらっては困りますね。
職場の飲み会も嫌いで、人生の無駄だと思っている。基本的に仕事の人たちとは、オフィスでの付き合いだけで留めたいんですよね。
定時後にわざわざ時間を一緒に過ごす必要があるのかと甚だ疑問なんです。
職場の飲み会も別に面白くはない。話題は基本的に、この3つだけ。
- 仕事のそれっぽい話
- 上司や先輩のどうでもいい話
- 職場の誰かのグチ
この3本柱でシェア総なめ。なんてう○こマーケットなんだって話。
上司に対するリスペクトも微塵もない。役員知らねぇ、理事知らねぇ、部長・次長知らねぇ、課長・係長知らねぇ。左向いている魚、ヒラメ。
そりゃもちろん敬語は使うし、無礼な態度は取りません。ただそれは僕がもともとそういう親切な人間なだけ。
道頓堀で道を尋ねてきたおじさんと接する態度は全く一緒。役職があるからといって、+αの対応をする気はさらさらありません。
僕よりも長く会社にいる人、僕よりも会社から銀行口座にお金が振り込まれている人、そんな認識です。
間違ってはいないはず、合ってもいないけど。
中学校・高校、どっちも部活を辞めた
僕の非体育会系のルーツはどこにあるのか。それを自分でも今一度考えてみたのですが、0.2秒で答え出ました。
「中学校の部活は2年間で辞めたわ」で0.1秒、「高校の部活は1年間で辞めたわ」で0.1秒、あわせて0.2秒です。
2年間や1年間と書きましたが、練習をサボったり仮病でいかない日も多かったので、実質部活をしていた期間は半分以下ってところでしょうか。
全く馴染めなかったし、自分の生活に部活が馴染まなかった。
北風と太陽ではないですが、人間強制されると途端にやる気がなくなるから不思議なものです。
最初は自分から志願して、入部したくせに途中から、

となると。部活をしている時に、練習時間はもちろあるし、休日も学校まで電車に乗って練習に行かなければいけない。
時間の無駄、こうとしか捉えられていなかったんですね。強制されてやっている、この感覚がどうにもしっくり来なかった。
「本当に好きでやっているわけじゃないのに」と、どこか冷めた目で見ていたんですね。我ながらヤな奴です。
高校生の頃は、先輩とうまく馴染めずに高校2年生になったタイミングで部活をやめる。良くない。
中学校3年生になった時に、新しい顧問に代わり練習時間がめちゃくちゃ伸びた。
土曜日の吉本新喜劇がリアルタイムで見れなくなるから、そのタイミングで部活をやめる。非常に良くない。
部活って基本は辞めずに最後まで続けるもの、よっぽど強豪校でない限り、基本は入部したら引退までしています。
ちなみに僕は中学校・高校ともに、地方大会1回戦負けレベルでした。しっかりとした弱小校だったのに。
中学校と高校の部活をどちらも途中で辞めた人って、実は統計的に見たら結構少ないのかも。
ノーお金の都合、ノー家庭の事情。「嫌だったから」という理由のみのストロングスタイル。
部活を最後まで続けた人でさえ、頭が下がって仕方がない。ましてやインターハイや全国大会に出た人なんて、次元が違う。
ここまで違うと、無。憧れすら起こりはしない。
最後まで続けるのがスタンダードな部活動でさえ、途中でやめる、しかも2回も。この時点で僕の非体育会系レベルが透けて見えるでしょう。
入部して、「やりたくなし、時間の無駄、損切りだ」と踏み切っただけ。
ちなみに僕の弟は、リスクを見越して、中学校・高校でも入部もしなかった。彼の方が上手。相場師と言わざるを得ない。
僕の会社はごりごりの体育会系
同期は体育会系の主将ばかりだった
温室で育ち、自分から害虫を避けて、大きくなったもやしっ子代表の僕。そんな僕が入ったのは、奇しくも体育会系の会社でした。

就活中は一生分の口角を上げて過ごしたので、そのおかげでしょうか。
さながらハンターハンターで、生涯の念を使い切ってしまったゴンさんさながら。
とにかく就活というゲームに全てのエネルギーを使った僕、その先に待っていたのはもっと長いゲームだったと。皮肉なもんです。
僕は大学はテニスサークルに入る、いわゆるザ・大学生。
しかもそのサークルでさえ、テニスはほとんどしない鬼武者っぷりを炸裂させていました。筋金入りなんですよ、おれはね。

そう思っていました。まぁ今もそう思っていますが。大学生になって、できることが増える、行動範囲も広がる。
なのに部活にコミットするなんて、勿体ないんじゃないのって発想です。
さて内定式、同期と顔合わせ。大学で部活していた奴ばっかり。わけわからん、なんでやねん。
名前順に並び、隣の席になった同期の男の人に「初めまして」と挨拶。
ガタイが異様に良い、バストサイズが巨乳のグラビアアイドルよりも遥かにある。そのことに触れてみる。


そして同期の自己紹介を聞いていると、部活をしていた人の割合がめちゃくちゃ高い。キャプテンをしていた人もそこそこいる。
わけわからん、なんでやねん。
確かに入社が決まった時間で、ググってみたら、

ってことは書いてあった。マジか、もうこの時点から体育会系の雰囲気を出してくるのか。。。出鼻を挫いてくれるやん。
体育会系の会社はとにかく根性論
ちなみに僕は同期と仲良くない。ご想像に難くない。実はそこから仲良くなりました、なんて都合の良いことは人生に起こらない。世知が辛い。
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そして実際に入ってみると、確かになかなかの体育会系の会社でした。今まで育ってきた環境とはまるで違う。
飲み会は多い、良く分からない精神論、効率よりも根性論を推奨、上下関係がはっきりしている。こんな感じ。

と入る前に考えていましたが、甘かった。舐めてたぜ、おれベロリンガやったわ。
配属されて次の日、同期と会って少し話す。その同期が配属されたのは、もっとも体育会系の色が濃い部署でした。
「昨日歓迎会あって、2次会行って、3次会まで連れて行かれた。そこで普通に終電逃して、手○キの店に連れて行かれてん。賢者モードになったら、みんなでバーに行ってモヒート飲んだ。そこから牛丼食べて、公園のベンチで寝ててさっき起きて、今通勤中やねん。」だってさ。

非体育会系が、体育会系の会社で、生き残るには!?
キャラ作りを怠るな!
これは体育会系に限った話ではありません。自分の特性と違うコミュニティで、生きていかなければならない全ての人に言いたい。
僕と水と油の環境で、4年間在籍した僕から言いたい。

ミスマッチな環境で、生きていくにはキャラ作りは必須です。例えば僕なら飲み会行かないキャラ、ゴルフはしないキャラですね。
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「なぜしないのか?」と問われたら、「そういうキャラだから」と答える。この心意気。
スネ夫はお金に困らない、金持ちキャラだから。ルフィは常に前向き、そういうキャラだから。僕は飲み会に行かない、そういうキャラだから。
まずはキャラ作りを始めましょう。自分から断固として、そのキャラを押し出すことが大事です。
残業したくないなら、定時で帰るキャラを作る。
そのコミュニティの人間関係に馴染めないなら、人とは関わらないキャラになるなどなど。

と思われたら強い。自分のペースで、無理せずに生きていけます。僕の会社はゴルフ好きがすこぶる多い。それでも僕は一度しかラウンドを回っていない。
興味あって一回だけ行って、自分には向いていないと悟り、そこから隠居生活。
社内でも「あいつはゴルフをしない人間だ」と見られているから誘われない、まさにキャラの勝利。
自分のことをアピールしすぎてはいけない
自分をアピールし過ぎてはいけません。表現を変えれば、そのコミュニティの深くに潜っていこうとしてはいけません。いてもいなくてもどうでもいい人になるんです。
良い人になるんじゃない、どうでもいい人になる、この心意気。
自分とミスマッチな環境なら、なにかしらの集まりがあっても呼ばれない方がいい。
行っても楽しめないことの方が多いし、よりその集団が嫌いになってしまうからです。
めちゃめちゃパリピの集団の中に、内気なオタクの青年がいたと考えてもらえば分かりやすいんじゃないでしょうか。
会う機会を増やせばいいってもんじゃない。距離感を意識した方が上手くいきます。
先輩や周りの人の話は笑顔で聞く、リアクションもする。
しかし率先して質問はしないし、自分のことを話して話を広げ過ぎない。自分の話をして、変にウケてしまうと、親近感を持たれてしまいます。

自分から話して盛り上げてしまっても、面倒なので、黙っておく。
個人的には、「嫌われていないけど、呼ばれもしない」くらいの立ち位置がベスト。
この位置をキープし続けることで、今の環境に折り合いをつけて生きていけるのです。
ちなみに僕の偏見ですが、体育会系の人はお金使いが荒い。飲み会でも、そうでない時でも、お金を派手に使っているイメージがあります。まぁ偏見なんで。
僕は貯金はしておきたい派なので、こう考えても誘われない方が良いに決まっている。時間とお金の無駄、他をあたってくだされ。
ミスマッチな環境で無理は禁物
無理をして自分を環境に馴染ませる荒療治はNG
会社はごりごりの体育会系、同期も体育会系が多かった。でも全員が全員がそうかと言えば、そうでもなかった。
同期でも僕のように体育会系出身ではない人も何人かいました。

そう、辞めてしまっているんです。会社の雰囲気としっくり来ていなかった同期はすでに辞めてしまった人が大半なのです。
しかも転職先がきちんと決まって辞める抜け目のない人ばかりではありません。
体調や精神状態を崩し、休職に入りそのまま退職、こんな同期も少なからずいました。
そんな人に共通していた、要注意項目が、

これです。ミスマッチな環境だからといって、自分自身を騙し、キャラを偽るのが最もダメです。
僕なら、「おれは体育会系なんだ」と暗示をかけ、飲み会やゴルフに積極的に行くみたいな行動ですね。
こんなことしたら最初は軌道に乗っていても、後々誘われ続けることになってしまう。
もちろん長いことその環境に居続けて、気づいたら自分がそうなっていました、みたいなのはOKです。これはある種健全。
やってはいけないのは、急ハンドルをきって、自分を偽ることです。
自分がいる環境が、100%自分とマッチしている方がレアケースなのです。どんな人でも、多少はミスマッチの部分がある。
このミスマッチの量が多いか少ないかの差なんです。これはこれで仕方ないので、割り切りましょう。
「周りが変わらないなら、自分が変われ」的な名言がありますが、自分も変わりたくないなら、捉え方だけ変えましょう。
多少迎合する必要はあるでしょうが、ほどほどで良いです。無理して、余計いづらくなっても、誰も助けちゃくれません。
本当に楽しい時間を過ごせているのか?
一番大事な判断軸は、

ってこと。楽しいフリをしていない本当に楽しい時間が、少しでも多くなるように選択しましょう。
楽しいフリをしている時間がもったいない。僕は上司達との飲み会は、楽しいフリしかしていないので行きませんね。

あなたがミスマッチと感じている環境の他の人。そこは学校なのか、職場なのか、はたまた別のところかはわかりません。
ただ断言できますが、その環境を辞めたら、他の人の98%は今後の人生では会いません。
だってそうでしょう?大学や高校の時に仲良かった友人でも、社会人になったら会う機会激減していますよね?
本当に仲が良くても、会っても月に数回。ほどほどの仲の良さなら、もう定期的に合わないことも多いです。
仲が良くてもこうなるんです。そこまで仲も良くなければ、会う方が逆に難しい。
痛みまくっている枝毛に、トリートメントをべったべたに塗ってケアをしているのと同じ。いずれ、切るし。
対してあなたは、あなたと一生付き合っていきます。自分だから別れるなんてこともできません。
かたやその環境から抜けると一生会わない人、かたやどの環境でも一生付き合っていかないといけない自分、どちらを優先すべきかは言うまでもありません。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 僕は中学校も高校もどちらも部活を途中でやめた非体育会系
- 自分とミスマッチな環境で生き残るには、キャラ作りが重要だ
- 自分を偽ってまで、無理して新しい環境に馴染もうとしなくても良い
自分に合う環境に行くのもひとつ、今の環境でほどほどにやっていくのもひとつ。あなたはどっちもできます。
きっとどちらをとっても、満足のいく結果を出せる実力があるはず。
大事なのは自己決定感。「今の会社は給料も比較的良いし、転職してまでやりたい仕事もないし、しばらくはここで良いや」と面倒くさがって、僕は今の環境にいます。
これで正解かどうかは分かりません。ただ自分で選んでこうなっているという納得感はある。ここが肝心。
と上のような文章を書いていますが、この数年後にちゃっかり転職しました。最初の違和感って消えないもんですね。
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