日本の若手ラッパーで、海外でおそらくもっとも有名なのがKOHH(コー)!
年齢もまだ20代と若い。
海外での評価も高く、宇多田ヒカルなどの超大物アーティストとも共演。
ファッションショーにも出ています。
何故KOHHはすごいのか考えてみました。
「名前は知ってるんだけど・・・」って人にこそ読んでほしい!
(転用元:http://furisuta.info/feature/1203.html)
この髪型何度見てもトランクスにしか見えないんだよな・・・笑
KOHHのオススメ音源はコレ!
KOHHが初めてソロアルバムを出したのが、2014年。
(活動自体は10年以上行っています。)
そう考えると、この5年でどんだけ躍進してるんだっていうね。笑
KOHHのアルバムで好きな3枚を紹介しますね。
「梔子(くちなし)」、「DIRT」、「UNTITLED」の3枚。
どれも大傑作です、中毒性高いんですよね。
個人的に1枚選べと言われたら、「DIRT」かな!
テンションを上げる時に聴くというよりも、気ままに街中を歩くときに最適な音楽
そんな感じです。
KOHHの音楽性
では、KOHHはどのような音楽を作成しているのか。
KOHHの最大の特徴は、トラップと言われるスタイル。
このトラップのビートにKOHHのけだるい感じのラップが絶妙にマッチ!
トラップとは・・・
重低音を強調したビートに、トラップ特有のハイハットの連続音や、派手な電子音を加える中毒性の高いスタイルが一般的。トラップとは、「コカイン密売所」を表すスラングで、アトランタが、このジャンルの発祥地とされている
(Wikipediaから引用)
比較的新しいヒップホップのジャンルで、日本でおそらく最も使いこなしているのがKOHH。
(あとは、jinmenusagiとかかな)
(転用元:https://media.muevo.jp/articles/5602)
革新性
まず1つ言えるのが革新性!
ビートが新しく、そしてラップの仕方もこれがまた独特。
説明はしづらいので、一回聴いてみて下さい。
一回聴くと、例えば次何かの曲でKOHHが歌っていると、一発で「あれ、KOHHじゃない!?」ってすぐ気付けます。
それくらい、オリジナリティある声とラップをしています。
個人的にオススメな一曲は「Dirt Boys」
youtu.beリリック(歌詞)の妙
生と死
そして、とにかく聴いていてリリックが面白い!
KOHHは日本のヒップホップシーンでかなり特異な存在。
扱割れることが多いテーマとしては「生と死」
別に死ぬまで生きれば、絶対死にやしない
(「死にやしない」)
とかなりパンチラインです。
そりゃそうだろとも思いますが・・・笑
結構ここに関しては、哲学的な歌詞も多く、聴いていて胸に刺さるものがあります。
ファッションへのこだわり
自信が好きな服やスニーカーについて歌詞にしていることが多い。
オニツカタイガーのスニーカーとか、ksubi(スビ)のデニム、Y-3とかがよく出てきますね。
ラッパーが歌詞に出す定番ブランド「ティンバーランド」は出てきません。
新しい。
いつも左足から履く靴右足から履く
今日の自分が変わる
(「違う一日」)
という特徴的なフレーズも。
うーん、分かる気がしますな。
シンプルイズベスト
あと着眼点が面白い。
例えば、適当な男「高田純次」を題材にした「JYUNJI TAKADA」。
これで一曲作るという。。。笑
適当な男 ジュンジタカダ
他人は気にしない生き方
あとは、タトゥーを入れたいという思いの丈を歌ったこの曲!
タトゥー入れたいタトゥー入れたい
体全部タトゥー入れたい めっちゃタトゥー入れたい
タトゥー入れたい お金稼ぎタトゥー入れたい
(「タトゥー入れたい」)
いやー、正気とは思えない・・・笑
実際、タトゥーすごいですしね・・・笑
入れたいって言って、ちゃんと入れれたんだな。
(転用元:https://www.monsterenergy.com/jp/ja/news/kohh-live-report-airjam-2018)
もっとすごいのが、ただひたすらサビでiPhone5が欲しいと歌う曲!
欲しいなiPhone5
欲しいなiPhone5
欲しいな欲しいなiPhone5
(「iPhone5」)
この曲に関しては、ちょっと前に少し面白いエピソードがあります。
この曲が収録されている「梔子」のCDを実家のリビングで流していました。
この時、リビングのソファには母がおり、新聞を読み読み。
この曲のメロディーとリリックがあまりにもキャッチ―な為、一回聴いただけで母が口ずさむ様に。笑
普段ヒップホップを聴いていない人が、一回聴くだけで歌える曲ってかなり難易度高いですよ!!
ふざけている様にも見える場面も多々あります。
しかし、総じてメロディのクオリティが高い!
そう考えると、メロディが最先端だが、歌詞がなんの捻りもないド直球というアンバランスさが秀逸ですよね。
世の中の面白さは往々にして、ギャップ。
真面目そうな人が、ふざけたことをする。
見た目がいかにも弱そうな人が、喧嘩がむちゃくちゃ強い
みたいなジャンルの奴ですね。
凄さをまとめるとこんな感じ!
・トラップミュージックを日本最高峰まで高めた
・ファッションへのこだわりを感じる
・最先端のサウンドと、捻りが一切ない歌詞がマッチ
外国人にも人気があると感じた話
2年前にSigur rosのライブに行きました。
過去記事にまとめたので、あわせて見て下さい。
なんばハッチと言う大阪のライブスタジオで見たのですが、開場までこの会場の外で待機。
その時に、並んでいる列の前にいた方と仲良くなりました。
年の頃なら同世代、だいたい20代半ば。
インドネシアからこちらに留学してきている方で、日本語もある程度は話せる方。
どの様な音楽を聴いているかを話し盛り上がりました。
その際に、その人のiPhoneのミュージックを見せてもらえることに。
色々共通で好きなアーティストがある中、ふと見ると「んんん、KOHHあるやん!!」笑
よくよく聞いてみると、歌詞自体は正直なところ聞き取れていないとのこと。
しかし、サウンドと独特なラップの空気感が心地良いらしい。
これ、僕が海外のヒップホップを聴いている感覚に近いですね、これは。
海外での評価が高いとは聞いていましたが、実際に聞いている外国人の方に会うとやっぱりKOHHはすごいんだなぁと感じました。
まとめ
ラップはアメリカが本流でしたが、そこでも評価を得ている日本人がいるのは大きな誇りです。
これからさらにビッグになっていくはず!
まだアルバムは5枚しか出ていないので、今からでも全然間に合います。
興味を持ったら是非聴いて下さい!
病み付きになります!笑
しかし、ギタリストの雅の髪型にも似てるな笑
過去記事はこちら!