2024年9月の振り返り。今月は一言で言うと、チャレンジの月だった。格闘技を始めた。
貧乏性すぎて元を取るためにジムに通いまくったら、めちゃくちゃやる気のある奴だという扱いを受けて、色々技を教えてもらえた。
会社生活で「いやぁ面白いっすね」という態度を演技でも出すフリをしていたのが、思いも寄らない形で生きている。
ただ一つ言えることは、仕事よりもキックボクシングの方がはるかに楽しい。金をもらってやっているか、金を払ってやっているか、ここの差。

今月のお金の収支
使ったお金まとめ

固定費はこんな感じ。固定費削減は節約のキホンのキ。だけど固定費が増えた。
キックボクシングジムに通い始めた。人生に一度しかない2024年9月、キックボクシング抜きに語ることはできない。
好奇心が、節約セオリーを一蹴。文字通り、蹴っている。特に右ミドル、この1ヶ月で得意技になった。
| 家賃 | 53,880円 | 
| 電気 | 11,000円 | 
| 水道代 | 2,500円 | 
| 通信費(スマホ) | 3,281円 | 
| 通信費(Wi-Fi) | 5,368円 | 
| Netflix | 1,490円 | 
| ブログサーバー代 | 1,100円 | 
| キックボクシングジム | 7,910円 | 
| 合計 | 84,029円 | 
変動費は以下。悪かないが、直せる部分もある。
| 食費 | 22,220円 | 
| 本代 | 6,790円 | 
| 飲み会代 | 21,800円 | 
| 生活用品費 | 11,460円 | 
| その他 | 3,020円 | 
| 合計 | 65,290円 | 
ということで今月の合計支出は、固定費と変動費をあわせて、149,319円。生きるのには金がかかる。
資産推移


めちゃくちゃ下落していた株価も少しづつ回復。まだイケイケの株価だった頃に、今年中に資産3,000万円達成だと息巻いていたけど、すごい微妙なライン。
| 証券口座 | 26,901,098円(+7,532,248円:+38.81%) | 
| 銀行口座 | 1,346,337円 | 
| 合計 | 28,247,435円 | 
良かった&悪かった、お金の使い方

今月は飲み会が多かった。3週続けて金曜日に飲み会。ただ人によっては、月に3回で少なく感じる人もいるとは思う。
ただ自分からすると、月に3回は多い。無駄無駄無駄。飲み会って冷静に考えたらめっちゃ高い。もっと有意義なお金の使い方は他にもあるはず。
しかもラスト一回は、僕が一番若手で、5人の飲み会。役職者もいたのに、なんとキレイに割り勘。許すまじ。
僕も僕で「奢ってもらえるだろう、しめしめ」なんて勝手に思ってたもんだから、想定外の出費になった。
飲み会なんざ月に1回、ないしは2回で良い。あと最近栄養学の本を読んでいたんだけど、飲み会で飲むなら蒸留酒に絞るべきらしい。
大量のシロップが入っているカクテルや酎ハイは論外で、焼酎やウイスキーやブランデーを飲むべきとのこと。
こっから少なくともサラリーマンの間は、飲み会ではハイボールを飲もう。別に好きじゃないけど。

あと生活用品費も地味にかかった。瞑想や昼寝の際にキッチンタイマーを使っているんだけど、壊れて新しいのを購入。
ロジクールのトラックボールのマウスも壊れて、新たに購入。値段7,000円くらいした。昔は5,000円以下で買えたのに。
ガジェットはカッコよくて、ついつい欲しくなるけど、やはり寿命がある。しかも意外と短い、キッチンタイマーもマウスも4年くらいでオシャカ。耐久性を考えるとやはりアナログの方が強い。

今月に観た映画まとめ


- カード・カウンター
 言うほどポーカーしていない、オチがいい想像を掻き立てられる、説明が少なく品がある
- 奈落のマイホーム
 アクション体感型映画、キャラが立ってる、クソキャラが見せる男気は最高
- クロス・ミッション
 まあまあ、Mr.&Mrs.スミスの下位互換って感じ
- そして僕は途方に暮れる
 近年稀に見るクズ主人公、最後の最後で梯子を外される様が心地良い
- そしてバトンは渡された
 傑作ではなく佳作、役者が輝いている、訴えかけるメッセージはなく娯楽作品って印象
- レナードの朝
 意外と見てなかった定番、ロバートデニーロはさすがの演技、大きなドラマはないけど心に残る
- モテキ
 地面師たちの方が遥かに面白い、ギャグ演出は攻めてて良い、長澤まさみが最高に可愛い、好きな子の彼氏が金子ノブアキの絶望感もグッド
- あんのこと
 超好き、毒親の極み、子供は親を選べないを地で行く実話、佐藤二郎の善人と悪人の二面性も人間臭くて良い、勝手に子供を預けた早見あかりが割と戦犯、誰かと語りたい
- ミッシング
 最高、好き。妙にリアリティある、人間は確定しないのが一番辛い、警察署で石原さとみが気がおかしくなるシーンが凄すぎて終わった後もう一回見た
特に、「あんのこと」と、「ミッシング」が好き。実際に会ったことやありそうな社会問題を扱った邦画はやはり面白い。
僕は子供が嫌いだからまだマシだったけど、めちゃくちゃ子供が好きな人が「ミッシング」見たら、平静を保てないかもしれない。
今月に読んだ本まとめ
読んだ本リスト


- グロテスク上(桐野夏生)
- グロテスク下(桐野夏生)
 東電OLの実事件をベース、桐野夏生独特の人物の内面描写が細かくて読み応えある、全員クズ故に最高
- 言語学バーリトゥードRound1(川添愛)
- 言語学バーリトゥードRound2(川添愛)
 ここ最近読んだ中で一番好き、言語学へ好奇心をそそられる、そして小ボケ例えなどそもそもの文章がエンタメ性に富んでいる
- 我が友、スミス(石田夏穂)
 ボディビルに目覚めたOLの話、筋トレメニューも事細かく勉強になる、したいことと求められていることのギャップが切ない
- ペンギンの憂鬱(アンドレイ・クルコフ )
 白昼夢みたいなロシア文学、ちょっと村上春樹っぽい、主人公が徐々に抜き差しならなくなるのがツラいけど静謐な作品
- HUNTER×HUNTER 38巻(冨樫義博)
 幻影旅団が賢すぎて自分がバカに思えてくる、冨樫義博一生ついてくぜ
- タラント(角田光代)
 戦争・障がい・人間関係・自分の使命などテーマが多い、メッセージ色が強すぎて今の気分ではなかった
- FRIENDSHIP(マリサ・G・フランコ)
 意外と蔑ろにされている友情に関しての本、もっと早く読んでいたかった、意識的に友人と会う時間を増やしたい
- 社会人大学人見知り学部、卒業見込み(オードリー若林)
 やっぱり若林のエッセイは好き、世の中を俯瞰で見ていて、「あーそれそれ」ってことを言語化してくれる
- 筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方(Teststerone)
 食事の知識は学歴よりも大事、タンパク質・脂質・炭水化物を中心に1日の必要な栄養素が学べた
書いているのは新しく買った本のみ。これまで買った本の再読は含まず。
色々書くべきことはあるけど、一番印象に残っていることのみ。「社会人大学人見知り学部、卒業見込み(オードリー若林)」で、若林が岡本太郎への敬愛っぷりを書きまくってる。
岡本太郎に傾倒したきっかけが、「座ることを拒否する椅子」という作品。イスであり実際に座ることができる。この作品を体験したことでファンになったらしい。
実はまさに僕も2ヶ月くらい前に、この「座ることを拒否する椅子」に出会っていた。なんたる偶然。
愛知県立美術館に訪れる機会があり、そこでイスにまつわる作品を集めた催事を行っていた。めちゃくちゃニッチなテーマかと思いきや、意外と作品数は多かった。

そしてこの岡本太郎のイス作品もあったのだ。

僕も実際に座った。「ふーん、そうでっか」って感じで、すぐに次の作品に移ってしまった。素通りに近い。
ここで感動するかどうかが、僕と若林の違い。きっと僕は感受性が足りていない。もっとアンテナを張って生きるべきだ。
面白かった表現まとめ

- コンビニのシャッター、井上尚弥のラウンドガール、それと同じくらい五右衛門の「右」は仕事していない(千原ジュニア)
- (ナイフが切れることに対して)全盛期の松坂のスライダーくらい切れる
- QRコードから注文してくれっていう割に、Wi-Fiは飛ばしてくれない
- (特徴的な顔に対して)諫山創が好きそうな顔
- 〇〇オブジョイトイ(ex賃金オブジョイトイ)
- (ブランコの擬音)ゆあーん(中原中也)
- 植物学者にフラワーアレジメントを頼むようなもの
- 車検の通っていない口車
- お前の親もおもんないの?(中山功太)
- 太陽が眩しかったから○した(カミュ「異邦人」)
- 慣性航行中の原子力潜水艦なみの静けさ
ふと思ったけど、「蛇の道は蛇」は、「じゃのみちはへび」。どっちも「へび」って読めばええやんって思った。
面白かったエンタメ

- ラブトランジット1
- ラブトランジット2
 復縁するのが強いという新感覚、元カップル参加ってコンセプトが秀逸、元彼が暴走する1が特に好き
- トークサバイバー1
- トークサバイバー2
- トークサバイバー3
 佐久間Pの代表作、すべらない話・IPPONグランプリinドラマ、松本人志のフォーマットを次世代にアップデートした感じ、ドラマ部分は佐久間Pのこれまでのインプットが窺い知れる、特に1はジェフリー・ディーヴァーっぽい
- 九月(芸人)のライブ
 会議室に15人程度の小規模ライブ、「教育実習でネズミ講」、「東大受かったけどしょぼい学校の教員になった人」などコントが冴え渡る
- 堀口恭司vs那須川天心
 格闘技を始めてから試合を見るようになった、かなり前の試合で今更感はある、キックボクシングルールで戦い切った堀口恭司はバケモン
- クレベルコイケvs朝倉未来
 蹴りで相手との距離を取るクレベルコイケが上手い、フィニッシュの三角絞めが見事すぎる
- 極悪女王
 3話目の途中の覚醒シーンが和製ジョーカー、後味は爽やか青春群像劇、役者がみんな光ってる、マジの悪人はいないとこがいい
- コナー・マクレガー:フォーエバー
 総合格闘技のキングであるコナー・マクレガーのドキュメンタリー、「真の格闘家はこの世界で成功するにはクソほど何度も負けが必要なことを知ってる」痺れるって
映画と並行して、恋愛リアリティショーや、エンタメ番組、格闘技なども見た。まるでまとまりがない。Netflixのオススメ機能も困ったに違いない。
オフラインで体験したエンタメで面白かったのは、無所属の芸人九月のライブ。
「走る道化、浮かぶ日常」というエッセイを先に読んで、興味を持ちライブに参加。2時間で2,000円くらい。
小さな会議室で15〜20人程度の小規模ライブ。この日友人が横浜スタジアムで、ポルノグラフィティのライブに行っていて、観客は20,000人。一口にライブと言っても、差はあるんだな。

実はプロフィールを見ると、僕と同い年で、京都大学と同じ時期を関西で過ごしていた。親近感。
かたや会社員生活を抜け出すためにFIREを目指し、かたやフリーで芸人を続けている。人生はもっと自由で良い。世界が広がった。

サインももらって、会話もできた。次回も参加したい。覚えててくれたら嬉しいけど、まぁ期待しないでおこう。
初めて経験したこと
キックボクシングを始めた

仕事面では大きな変化はなし。ただ淡々とこなす。残業代メイクマネーし、積立NISAに注ぎ込む。基本はこの繰り返し。
そして今月最も大きな動きが、格闘技を始めたこと。近所にあるキックボクシングジムに通い始めた。
31歳、人生初の格闘技。空手もやったことないし、授業で柔道を習ったこともない。殴り合いのケンカだって、小学校以来。


新しいことの挑戦はワクワクする。ネテロ会長の気分がちっとは分かるってもの。
もともと「30代に人生のピークを持ってきたい」という思いがあった。資産面でピークを持ってくるのはできそうだけど、問題は肉体面。
ここから数年でフィジカルを最も調子の良い状態にしたい。筋トレも考えたんだけど、自重トレもあまり続かなかった。
なにかのスキルを会得しながら、副産物として筋肉をつけたい。そう思い格闘技を選択。キックボクシングジムが近所にあったのも良かった。
格闘技は体の構造を使って戦ってる

ボクシングもカッコいいけど、腕のみしか使えない。やはり脚を使いたい。
人間の筋肉の7割は下半身。どれだけムキムキの人でも、腕の太さは一般人女性の太腿よりは細い。つまり脚はナチュラルな状態でも、凄まじいポテンシャルを秘めている。
キックボクシングを始めて、分かったこと。強い人はとにかく体の使い方が上手い。体の構造を理解し、打撃を放っている。力任せで打ってる人は、間違いなく弱い。
殴り合うという原始的な行為を、正しいロジックに基づいたやり方で行う。このギャップも面白い。
ケンカがどれだけ強くても、格闘技のプロには勝てないと思う。それだけ格闘技のメソッドは強力。

コーチに教わった格言。力ではなく、脚をムチのようにして、体の捻りを乗せて打つ。
僕は元々かなりのケチであり、貧乏性。ジム代の元をとりたくて、とにかく通い詰めている。
- ジャブ
- ストレート
- フック
- アッパー
- 右ミドルキック
- 右ローキック
- 右ハイキック
- 右ヒザ蹴り
- 左ミドルキック
- 左ローキック
- 左ヒザ蹴り
ここらへんは一通り覚えた。マジでポケモンみたいな感じ。新しい技を覚えるのはワクワクする。
正しいフォームで、美しく技を繰り出せるようになるのがひとまずの目標。フォームがキレイな人は強い。フォームがダサい奴は弱い。
その他

個人的なトレンドはアメリカのバンド、リンキンパーク再始動。カリスマボーカルのチェスター・ベニントンが亡くなったのが、6年くらい前。
もうこのまま終わりかと思いきや、新たなボーカルを迎え復活。しかも女性ボーカルで、これまたカッコいい。
ファンの受け入れは賛否両論とは思うけど、それぞれの良さはある。実際にライブを見ても、ちゃんとワクワクする。
高校生の時に聴きまくったリンキンパーク。十数年越しにまた聴いてる。今聴いても新しい。青春時代が蘇るわ。
またフィジカル面の強化のため、腹筋ローラーと縄跳びを買った。小学校の時は縄跳びが何よりも嫌いだったのに、我ながら面白い変化。
格闘家のルーティンを見ても、ボクサーのドキュメンタリーを見ても、すべからく縄跳びをしている。メイウェザーの縄跳びか上手すぎて逆に気持ち悪い。
そして実際にキックボクシングをしていて、縄跳びの練習は効果的だと感じる。足捌きやリズム感が大事。ここを鍛える。
ただビビるくらい今月は暑かった。9月の最終週くらいまで、最高気温は38℃とかあった。涼しくなってきたらもっと本気で縄跳びをしよう。
体重も増やしたい。バルクアップってやつ。+5kgを目指す、今は+2kg地点。武尊よりも数センチ身長が高いけど、ひとまず武尊と同じ体重になる。
そのために炭水化物を食べる。ハチミツと餅のセット。ハチミツとクローバー以来のハチミツ。

 
 
