3年続くブログはわずか「3%」。おれ、7年目。希少性の高い変態になってしまった。
・文章を書くことに憧れがある
という人にむけて書きました。
ちなみに僕は累計1,694,489文字書きました。この記事で170万文字突破します。
ブログを書いて、気づけば7年目
意外と始めるけど、結局続かないのがブログ
30代はブログ直撃世代
唐突な問いかけ。僕は30代前半なんですが、同世代の人は意外といるかも。
学生時はYouTubeなどの動画メディアはありましたが、個人の投稿は一般的ではなかったこともあって、デコログとかめっちゃ流行ってた。
HPを作ることができるサイトなんかもいっぱいあった。ケータイ小説が流行っていたのもこの時期だっけ。「恋空」とかね、映画クソやったけど。三浦春馬にはご冥福を。
やったことがある人はいても、現在もブログを書いている人って、ほとんどいない気がする。ここが大事。生きようぜ、今を。
そもそもブログをしない、続けない理由なんて、探せばキリがない。
動画全盛の時代だし、その動画もショート動画が人気商品ときてる。女性の髪型はロングが好き、ケーキだってショートよりもモンブランとかの方が好き。
野球のショート、どこ守ってるかよく分かってない。そんな僕でさえ、確かにショート動画はついつい見てしまう。
ブログは3年で97%が離脱する
そんな時代、誰が好き好んで、文字を読むというのか。しかもちょっと長めのやつ。ブログなんて、もう誰も読んでないんじゃないかな。読んでる人はただの変態、いや、褒めてるねんで。
現にブログは稼げないし、PV数もどんどん減ってきてる。斜陽。斜めどころじゃない、完全に日が沈んでる。
1年続くブログは「30%」、2年続くブログは「10%」、3年続くブログはわずか「3%」って調査結果もある。ブログを続けてる人の方がおかしい、ただの変態。
読む人も変態だったら、書く方も変態。ブログに携わってる時点で、覇道を歩んでる。
部活は途中で辞めたが、ブ活はいまだに継続
んなことはない。僕の華やかな経歴を紹介したい。
中学校の時に部活に入る。割と序盤でやる気をなくす。定期的にサボる様になる。土日の練習の参加率は特に低め。そして中3になったタイミングで退部。
中3になったら顧問が変わった。しっかりめに練習をさせる顧問。土曜日に参加した際に、「今日は13時半までやります」と言われた。
おいおい、こっちは12:54から「吉本新喜劇」あるんやわ。仮病装って帰宅。そうめんを食べながら新喜劇を見る。そしてそのまま退部。我ながら擁護し難いクズ。
勉強も部活もしっかりやるぞ、意気込んで高校生になって部活に入る。今まで未経験のスポーツ。文武両道という甘美な響きに誘われた私はカブトムシ。
しかし練習はダルい。弱い部活だったので、土日も午前の練習のみ。しかしそれでも自慢のサボり癖が顔を出してくる。
金曜ロードショーで「名探偵コナン 14番目の標的」がやっていて、それを観たくて金曜日に仮病でサボる。そのまま仮病を装い、土日も休み。最高の週末すぎて、味を占めてしまった。
中学校の時でさえ、中3の頭まで続けたものの、高校生では高2のゴールデンウィークに退部。進化はせず、むしろ退化。我ながら擁護し難い○ンカス。
実際どうなんやろうな。部活ってどれくらい続けるもんなんでしょう。でも3年続いた人は「3%」みたいなことはないはず。
そう思うとブログの方が、継続率は低い。しかし部活は辞めて、ブログはなぜか続いている。
しかも学生時代にブログを書いた経験は一切ない。デコログとかもしていない。社会人になってから急に始めた。人生は何が起こる分からないもんやな。
文章が上手く面白い人になりたい
文章が上手いだけでは、まだ足りない
ブログを続けている中で、改めて感じる。もっと文章が上手くなりたい。
記録を打ち立てたイチローが、次の目標を聞かれた際に、「もっと野球が上手くなりたい」って答えてた。痺れるわ。
何かの物事を極めるというのは、やはりとてつもなく時間がかかる。文章だってそう。まだまだ僕は半人前。書いても書いても、頂きは遥か遥か先。
そして文章を書くにあたって、上手い以上に「面白い」が大事だと思う。funnyでありinterestingを求めたい。
上手い文章、齟齬のない文章、突き詰めると六法全書とかにたどり着く。素晴らしい文章ではあるけど、面白みはない。
文章とは、意思や思考の伝達手段であると同時に、エンタメであるべき。
「お、おもしれぇ、オレには到底書けないわ・・・」って思わせるべき。読んだ人が自然と筆を折る、もしくはキーボードをクラッシャーしちゃう、ここまでのものを書かねば意義がない。
文章が面白いと憧れる人たち
Great just isn't good enough
Googleの社是って知ってます?めっちゃかっけぇんすよ。Great just isn't good enough、素晴らしいでは足りない。
そう上手い文章、日本語が破綻していない文章、相手に意図が伝わる文章、すべて正しいです。そりゃ大事。でもそれだけでは、not good enough。ぶっちゃけchat GPTと差はない。
読んでいて面白い文章、ついつい読んでしまう文章、ありきたりではない表現や発想をしている文章、これこそがGreat。
ちなみに海外のギタリストが何かのインタビューで「布袋のギターはちょっと聴いただけでも分かる」って言ってた。布袋だ、オレは布袋を目指す。
ちなみにまだTwitterだった時に、布袋寅泰のアカウントのプロフィール文は、たった一言「ギタリスト」。
great、布袋、マジでgreat。自分もプロフィールを「ブロガー」か「物書き」とか、一言にできる日は来るのだろうか。
文章が面白いと感じる人たち
毎日当たり前の様に日本語を使ってる。職場でも学校でも、報告書や宿題・レポートで、文章を書く。だからみんな書けることは書ける。しかしそれでは足りない。
面白くないとダメ。もしくはその人の個性やオリジナリティが滲み出てないとダメ。誰が書いても同じような味わいなら、僕らが書く必要なんてない。
ただここで難しいのは、面白い人のお手本は意外と少ない。文章が上手い人は、世の中にごまんといる。小説家なんて全員上手い。
しかし面白さ、ボケ具合、笑いの要素を取り入れている文章を書ける人は意外と少ない。なのでここで僕が密かに憧れている作家の方を紹介したい。
- 村上春樹
永遠の僕の憧れ、例えが秀逸、文体とリズムは唯一無二 - 水野敬也
「スパルタ婚活塾」、「LOVE理論」が特に面白い、結婚願望ないけど読んじゃった - 田中泰延
肩肘の力を抜いて、エンタメ性のある文章を書いている、こうなりたい - 近藤康太郎
「三行で撃つ」はバイブル、「物書き」という言葉が日本で最も似合う - 九月
エッセイ「走る道化、浮かぶ日常」最高、着眼点がマネできない
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最新作を機に、村上春樹の凄さを考える。読んだことのない人は今すぐにでも読むべき。
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文章は音楽やダンスと似ている
文章はもっと肉感的であるべきだ
文章を書く行為は、音楽と似ている。もしくはダンスなど、体を動かす動きに似ている。
ちなみにロックンロールの定番である8ビート。これは人間の本能に訴えかけるリズムなんだけど、行為に及んでいる時の腰の動きのテンポって俗説がある。
視覚から取り入れる文章。聴覚から入ってくる音節。触覚を駆使して刻むリズム。なにか共通する妙味があるに違いない。
日本語ラップが好きなんだけど、文章を書くのはラップに近い。ラップは決まったビートに言葉をハメ込んでいく。いっぱい詰め込んでもいいし、余白が多いのも自由。
ビート。韻を踏む。小節の最後。たまに合間。あえて踏まない。早口。たまに遅く。自分の言葉で語れないなら、ボンボクラ。
HIP HOPやレゲエでは、ライムをしたり韻を踏むことを弾丸に例えることがあるんだけど、マシンガンっぽい感じがする。
文章はただの意思伝達手段にあらず。エンタメであり、もっとパワフルなものだ。バイトの求人募集の文面や、何かの利用約款など、おもろくもなんともない利用法だけではいけない。
より粗野で、より剥き出しで、より遊び心を持つべきだ。文章とは峰不二子やほしのあきや明日花キララくらい、もっと肉感的であるべき。
オーガニックな文章を書きたい
優れた文章はオーガニックなものだと思う。翻ってはジャンキーな文章は優れていない。
何かの事象をコピペしているだけのネットニュースはジャンキー。有名人を紹介しているくせに、SNSとwikipediaをパクっただけのブログもジャンキーだ。
身長、体重、年齢、出身地など、様々な項目は不明と書いてるだけだし。だけどPV数は稼げる、ここが皮肉なところ。
世の中はジャンキーな文章が溢れている。水物の情報を伝えるだけに特化しているから。ゴシップや誰かの不祥事を取りあげるだけ。
同じ話題を、何度も何度も、短いスパンで擦り続ける。それをやっていいのは落語家のみ。
だけど落語のネタは数百年の重みがあるけど、芸能人の不祥事は数ヶ月後には賞味期限が切れてる。
すぐに脳内のカロリーになる雑多な情報を、とりあえずまとめたものは確かに人気だ。でも時間をかけて読み、ほのかな読後感があるオーガニックな文章を書きたい。
生活の中で感じたこと、実体験、不条理など産地直送の素材で書きたい。そこに書籍からの引用や、ボケなどのエンタメをスパイスにして仕上げたい。
ジャンキーな文章ほど食べやすくも口当たりも良くない。でも数年後にきっと読んでくれた人たちの頭の中を少しはクリーンにしてくれているはず。
とにかく文章をもっと書く
もっともっと文章を書かねばならない。上手くなりたいならば、面白くなりたいならば、数をこなすしかない。
170万文字書いたとて、180万文字書いた奴がいれば負ける。
ここでいう書くの範囲は、ブログにとどまらない。手元にあるメモ帳を、もっと習慣的に書く。出先で気になったことがあれば、すぐにスマホにメモする。
今の自分の弱点は、明確にひとつある。休日にしか書いていないことだ。
ブログもそうだし、実際に紙に書いて考える行為を、週末にしか行っていない。発想を広げたり、新たな角度で物事を見るために、ブログを書いていない時間にも意識をあてるべき。
いずれブロガーは駆逐される。chat GPTや生成AIなど新しいテクノロジーに引導を渡される。
だけど自分にしかできない表現や語彙、事象への知見、圧倒的なオリジナリティを持っているブロガーであれば、万に一つは生き残れるかもしれない。
僕はまだ書き尽くしていない。というか書けることがこれまでにもあったのに、手を抜いていただけかもしれない。
もっともっと文章が上手くなりたいし、面白くなりたい。「この人の文章って数行読んだら分かるよね」って布袋ゾーンに入りたい。7年目、待ったなし。
まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 部活は途中でやめたけど、ブ活は7年目にきました
- 文章はもっと肉感的であり、オーガニックであるべき
- 「この人の文章って数行読んだら分かるよね」って状態になりたい
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!