内定をとって一安心。しかし卒業まで意外と長い。ここからどう過ごすのが良いのか。正解があるようでない。

・大学生活を後悔なく終えたい!
という人にむけて書きました。というかまずは、就活お疲れ様でした!苦しかったですよね、リスペクトです。

勉強はもちろん大事です。入社までに英語を勉強したりするのは、価値がある行為と言えるでしょう。
しかし勉強だけしていてももったいない。社会人になると、人としての総合力が見られます。そのために様々な体験を積んでおくのが正解。
年代や立場が異なる方と接するときに、円滑にコミュニケーションをとるために、会話の引き出しを増やしておく。どこかで必ず、自分を助けてくれます。
記事の前に自己紹介!

・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・当ブログで120万文字を執筆、累計PV数は100万突破
・30歳で貯金1,500万円達成
内定が出てから入社までが意外と長い
内定から入社まで10ヶ月もある
就活。懐かしい。一浪したのに、志望校に落ちて、滑り止めの大学に入る。国公立だったし、まぁいいかと納得はする。
しかしその大学で一留する。一浪一留で挑む就活。うーん、しんどかったねぇ。弟が2個下にいるんだけど、面接で隣にいる学生は弟と同い年だったもんね。
僕と同じような苦しみを抱えて就活している人はいるんだろうか。きっといるんだろうな、上手くいっててほしい。切に願う。
そんな就活だけど、6月でひと段落つく。経団連の兼ね合いで、正式に内定を出していいのが6月以降ってなってる。
だから実質もっと早く終わってる人もいると思う。こうなると実際に入社するまで、意外と時間がある。
6月に就活が終わる。来年の4月に入社する。こうなると10ヶ月間も期間が空く。この期間の過ごし方、意外と無頓着な人も多いと思う。
それもそうで、そこまでは就活に手一杯。企業研究するし、ES書くし、面接を受ける。終わった後のことを考える余裕なんてない。
大学の最後の時間を無駄にするな
就活が終わる。しかも結構唐突に終わる。希望企業の内定をもらって、他の会社に辞退の連絡なんかをする。ここ気まずいんだよね、神経使うよね。
そうしてふと思う。「あれ、就活ってもう終わったんだ」って。気が抜ける。そこからはウィニングラン状態。
しかし入社まで10ヶ月もあるんだから、ずっとウィニングランってわけにもいかない。ウィニングランだけでマラソンしないといけなくなる。
大学生活は4年。通常は4年、僕は特殊裁定で5年。つまり48ヶ月ある。10ヶ月となると、大学生活の20%に相当する。
2時間の映画だったら、内定もらった時点で、1時間36分の地点。残り24分ある。あるぞ、意外に。
あるぞ、ここからどんでん返し。あるぞ、ここから最後の見せ場。まだ終わってない。
社会人になって思うことには、大学生の時期は本当に貴重だった。正直なところ、体力的にはあの頃からそんなに変わってない。
お金も今の方が遥かにある。ただ時間がない。そう、大学生の頃と比べて、時間が圧倒的にない。

今なんてゴールデンウィークで1週間休みなだけで嬉しい。ヨダレ出るくらい嬉しい。もう1ヶ月前からソワソワしてる。
しかし大学生の頃は、1週間ヒマなんてザラにあった。当時はありがたいとも何とも感じてなかったけど。いや、大学生のあなた、マジで感謝した方がいいで。
生産性をあえて無視してみる
仕事は入ってから覚えれば問題なし
「入社前にこれだけやればOK」なんてものはない

そう思ったあなた。ちょっとお待ちを。

まずここ。ここを伝えたい。
社会人になるまでの期間で、ムダなことをしても良い。というか一見ムダに見えるような行動こそしておくべきだとすら思う。

ない。一律な答えはない。入ってなにか語学を使うことが確定しているなら、その語学を勉強しましょうってくらい。
仕事は入ってから、周りに教わって、失敗しながら学べ!
大学生の間に勉強しまくって、その貯金で逃げ切れるほど社会人は甘くない。
かと言って入社して、実際に使うスキルを勉強し始めてから、間に合わないほど冷たくもない。

社会人になったら、必要に迫られて、仕事に使う知識は覚える。資格試験を受けないといけないこともある。
裏を返せば、社会人になると、それ以外のことに時間が使いづらくなる。意識しなくても、否が応でも、仕事に関係するノウハウを体内に突っ込まれる。
だったら今のうちに、仕事に関係のないことをやっておくべき。なんて合理的。なんてロジカル。
意識高い系にならなくても大丈夫
ここで、あえて、意識を低く持ってほしい。意識高い系とは決別してほしい。

と考えている人。意欲があるに決まってる。意識が低いわけがない。
しかし生産性に囚われてはいけない。現代では、ほぼ全ての場合、生産性はお金に直結してくる。
しかしまだ大学生。金を稼ぎ出すのは、しばらく先。だったら生産性を一度脇に置いてみる。



偏見だけど、社会人の意識高い系って以下の行動から成り立ってる。大学生の意識高い系は、「会社に行く」を「バイトに行く」に変換。
- 睡眠時間を削って、早起き
- コーヒーを飲みながら電子書籍読むか、ニュースをチェック
- ランニングするかジムに行く
- カフェに行って、副業にゴリゴリ取り組む
- 会社に行く
- 帰りにジムに寄る
- サウナに入る
- TOEICとかの資格勉強する
- めっちゃ早く寝る
充実はしてると思う。活動的でもある。
しかし幅はない。偶然の出会いは起こりづらい。「こいつ面白いな」って思ってもらえる経験は積めない。
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経験の最大化を狙うべき
人生は経験の総量で決まる
僕の人生のバイブルのひとつ「DIE WITH ZERO」。時間あるなら、読んでほしい。人生への向き合い方が変わる。

この本の中で、僕が最もシビれたパンチラインがこれ。
金じゃない。経験だ。人生に点数をつけるとなると、審査基準は経験しかない。いかに多様な経験を積んだかでしか評価できない。
社会人になると、金はある。時間がなくなる。プライベートで仕事の勉強をすることも増える。これはこれでやりがいはあるんだけど。
だったら大学生の時間のあるうちに、経験値を増やしておくべき。長期的に、人生をデザインすると、社会人になるまでに経験しておくのが最も賢い。
他の人からしたらムダに見えてもいい。意識高い系に、眉をひそめられてもOK。
トータルだ。トータルで人生を考える。興味のあることを、どんどん経験すべき。
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経験を積むと、人間的に面白くなれる
経験の幅がある方が、人として面白くなれる。会話の引き出しが広がるから。
社会人になると、山ほど人と接することになる。もちろん大学生になったタイミングでも、多くの人と知り合う機会はある。
しかし大学生の頃と大きく違うのは、会う人のパーソナリティが一貫してないってこと。年齢、立場、国籍、出身地、学歴、教養、全部がバラバラ。

社会人になると、てんでバラバラ。僕は新入社員になって、3ヶ月目に初めて会食に行った。
同じテーブルにいたのは、60歳オーバーの社長さんや、有名企業の女性役員。うーん、むずいよね。今まで会ってないタイプだよね。
しかしこれが日常になる。バックボーンも違う、今の状況も異なる、そんな人と接する。懐に入らないといけない。
大学の研究にだけ打ち込んでても、会話の引き出しは増えづらい。

僕は映画を観るのが趣味。今でも年間100〜150本は観てる。どれだけ年齢が離れている人でも、映画が好きであれば、一瞬で引きずり込める。
映画。マジで映画。何の生産性もないのに、ずっと観てた。GEOから表彰されんちゃうかってくらい通ってた。
後々に役に立つなんて、その時は1mmも考えてなかった。
でもいざ社会人になったら、めちゃくちゃ活きてきた。映画観てなかったら、仲良くなれなかった人はいっぱいいた。
オススメの行動リスト

分かります。迷ってるんだよね。迷える子羊なんだよね。ジンギスカンにされる前に、オススメの行動リストを紹介しておきます。
オススメの行動リスト
- とにかく読書
- 運動習慣をつける
- 映画鑑賞
- 旅行
とにかく読書
とにかく読書。とにもかくにも、本を読む。読むんだ、本を。もちろん仕事に即使えそうなビジネス書でも良い。
でも興味の向いた分野であれば、なんでもOK。そもそも情報収集って色々な手段がある。
- 本
- ネット検索
- SNS
- セミナー
- 人から聞く
- YouTube
他にももっといっぱいあるはず。どこからでも情報は得られる。しかも無料で情報収集できる時代になってきた。
ただトータルで考えると、本を読むのが一番手堅い選択肢。お金を払ってでも、読むべき。書籍は最も情報収集に適してる。


うんちく語って、ラーメン食べる人。「ラーメンじゃなくて、情報を食べてる」なんて揶揄されてる。
ええやん。情報を食ったって。欲しかったやろ。まぁまぁ本でも読みや。めっちゃ情報でお腹いっぱいになれるで。

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運動習慣をつける
僕が20代を振り返って、最も良かったと思うのが、運動習慣がついたこと。ランニングを趣味にして、もう10年になる。
入社までとかいうスパンの話ではない。20代。20代における総括の話。
「体が資本」って言葉もある。これは何も肉体労働や立ち仕事の人だけを指した言葉じゃない。
人類。ホモ・サピエンス。生きとし生けるもの、全て。体が資本。体力があって、困ることなんてなにもない。
- ウォーキング
- ランニング
- ジムでの筋トレ
- フットサル
- ゴルフ
なんでもいい。細かいことはこだわらない。だからとにかく運動習慣を身につける。


運動することのメリットとは?
- 心血管系を強くする
- 燃料を調整する
- 肥満を防ぐ
- ストレスの閾値を上げる
- 気分を明るくする
- 免疫系を強化する
- 骨を強くする
- 意欲を高める
- ニューロンの可塑性を高める
社会人になると忙しい。そこから運動習慣を0から確立するのは骨が折れる。だったら社会人になる前に、習慣化しておくのが吉。大吉。
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20代のうちに運動習慣を身につける。部活中退したけど、ランニング歴は10年。
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映画鑑賞

もうこれだけ。正直なところ映画でなくても良い。僕が映画が好きってだけ。
「時間ができたらついついやってしまう」、そんな行動を突き詰めるでOK。日々の満足度って、結局はそこで決まるものだし。
趣味が共通する人は仲良くなれる。人は共通点があると、親近感を感じてしまう。


だからとにかく引き出しを増やす。趣味に没頭することで、人としての幅を広げる。
映画を観るメリットを挙げてみるならこんな感じ。とはいえあくまで、無理やり挙げただけ。
映画を観るメリット
- 人の感情の機微が分かる
- ストーリーテリング力が身に付く
- 最も簡単に異文化理解ができる

旅行(特に海外)
社会人になると、旅行に行きづらくなる。行けるよ、絶対に行けないってわけじゃない。
ただ旅行に行くハードルがグンと上がる。前もって有給休暇の申請したり、仕事のスケジュールを設定しないといけない。
思い立ってすぐに海外、なんてことはできない。だから時間のあるうちに、海外旅行に行っておくべき。
「この国に行きましたよ」は絶対的に正義。損することはひとつもない。
海外に足を運んだ経験が、その後の人生でマイナスになることはひとつもない。体力もある、時間もある。だったら旅に出ろ。
「YOUは何しに日本へ?」じゃない。入社まで猶予がある。20代前半、健康そのもの。だったら、YOUは何で日本のまま?
社会人生活とは、総合格闘技である
社会人になると、競技が変わる
学生時代の評価は成績が全てだった。出席率、提出物、学期末のテスト。ここで決まる。
お勉強ができていれば、全てうまく運んでいた。希望の研修室も選べる。困ることは何もない。
ただこれは学生まで。社会人になると事情が変わる。これまでは立ち技だけのルールだった。しかしこれからは総合格闘技。
殴る。蹴る。締める。武器あり。飛び道具あり。何でもあり。とにかく自分の存在全てが試される。


頭がそこまで良くなくても、人なつっこい性格で、数字を上げる営業マン。いっぱいいる。
偏った知識しかないけど、開発部門で頭抜けた成果を上げるエンジニア。いる。
「どうすれば「人間的に」もっと面白くなれるかな?」と問え
どこで売れるか分からない。どの能力で、どんな場面で、評価されるか分からない。
思いもよらないあなたのスキルで、予想もしてなかった瞬間に、ビジネスシーンでバズるかもしれない。
だからとにかく引き出しを増やす。キャラ、語彙力、プレゼン力、地頭の良さ、フットワーク。いろいろな角度から、自分を高めてみる。

そんな人に最後にアドバイス。選択に困った時は、脳内で考えてみてください。

これ。人間として面白くなる。モデルが毎朝飲んでるスムージーみたいに、濃厚で詰まった人間になる。なれる、あなたなら。
まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 内定から入社するまで10ヶ月ある、この期間をムダに過ごしてはいけない
- 意識高く行動しなくても良い、一見ムダに見える行動が引き出しを増やす
- 困ったら「どうすれば自分はもっと「人間的に」面白くなれるかな?」と自問自答する
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!