ブログで稼ぐのは難しい。巷では「爆速で月30万!」とか目にしますが、本当に同じ国に生きているのかと疑いたくなる。
本当に円ですか、30万イラン・リアルじゃないですか。ちなみに世界で一番安いお金の単位はイラン・リアル。
1円は300イラン・リアル。「爆速で月30万イラン・リアル」なら、月収1,000円とかなので、納得できる。誇大広告じゃない。そうあってほしい。
話を元に戻しますね。少なくとも僕だけで考えると、全く稼げていない。4年半も書いてるのに。頑張って毎日2,000字くらい書いているのに。それでも中学生か高校生の頃の月のお小遣いくらいな金額。
中学生か高校生の時にこのブログをやっていれば良かったのに。ミスったな。
・ブログってもうオワコンなの?
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、
ブログ記事をアップロードすれば、365日24時間誰にでも見てもらえる状況になります。「だったら誰かは見るでしょ!?」って思うかもしれませんが、それは大間違い。
誰かがGoogleで検索して、上位にヒットしないと見てもらえない。「この人が書いているから」と思って読んでくれるファンを作るのもこれまた難しい。
そもそもブログのライバルは、他のブログだけではないんです。Netflix、Twitterやインスタグラム、漫画、小説、ゲーム、好きな人との食事。読者の時間を割く選択肢であれば全てライバルです。
こういったなみいる強敵を打ち倒して、僕らのコンテンツを見てもらわないといけない。なんともハードルが高い戦いなんですね。
これ。結局はこれなんです。僕はブログをやっていて良かった。
ブログで稼げてはいないですが、ブログを通じて金になるスキルが身についた。ライティングスキルや発信力、アウトプットすることで知識の習熟度が上がる。
10年間ブログを継続して稼げているかは定かではありませんが、ブログで得たスキルで他の分野できっと稼げているはず。
記事の前に自己紹介!
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・当ブログで120万文字を執筆、累計PV数は100万突破
・30歳で貯金1,500万円達成
ブログ市場は小さくなっている!?
書きまくっているのに、PV数は下がる一方・・・
ピーク時は月に1万円稼げていたけど・・・
書いてる。めちゃくちゃ書いてる。平均したら1日に2,000字は書いてる。
しかしPV数は落ちてる、如実に。ピークだったのが一年半前。その時期に比べると、1/4くらいにまで落ち込んでいる。
クオリティは上がっていると思う。ブログの外観だってその時よりはスッキリしている。
Googleの検索アルゴリズムが変わったのも大きな原因ですが、そもそも文字需要そのものが減ってきている気がします。
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文字需要は徐々に下がってきている
出版業会も前から青息吐息だし。僕は何方かと言えば本を読む方で、月に5〜10冊は読んでる。
怖いもので僕みたいな自己中心的な人間は、「自分のとる行動が常識的だ」と思い込んでる。
だからなんだかんだ世の中の人は本を読んでいて、読む量が違うだけだと勝手に決めつけてました。
30歳になって遅れてこの事実に気が付く。別にみんな読書家なわけではない。そりゃそうじゃ。オーキド博士のように一人で合点する。
日本人の約1/3は日本語が読めない
動画配信サービスはめちゃくちゃ伸びてる。しかも噂によると今はショート動画のブームだとか。
動画や音声ですら長いものを鑑賞しない風潮。だったら腰を据えて、わざわざ本を読まない人が多くても不思議はない。
ブログ市場は動画市場に比べて小さい。いやもっと正確に書こう。文字需要そのものが、動画市場に比べて小さいのだ、きっと。
本屋で売れ筋の本が「10万部突破」とかって帯に書いてるけど、「100万回再生突破」とか売れてるYouTuberの人はわざわざ言わないもんな。
そんな僕が最近読んで最も好奇心を刺激された一冊「バカと無知」。人の愚かしさや裏に潜む深層心理や醜い人間関係を、徹底的に解説してくれている。
この本によると過去の実験で、以下のようなことが明らかになっているらしい。
- 日本人の約1/3は日本語が読めない
- 日本人の1/3以上が小学校3~4年以下の数学的思考力しかない
- パソコンを使った基本的な仕事ができる人は日本人の1割以下しかいない
うーん、こりゃ文字なんか読まんわな。
世の中にコンテンツは増えすぎた
現代人は一日に江戸時代の一年分の情報を浴びている
今の世の中はとにかくコンテンツが増えた。というか増えすぎた。
現代人が1日に接する情報量は、平安時代の人達の一生分、江戸時代の人達の一年分だそうです。そもそもからして僕らの手に追える量ではないっぽい。
YouTubeでも次から次へと動画が上がってる。NetflixやPrimeビデオのラインナップも凄まじい。
ネット記事やブログも新しいのがどんどん出てくる。ゲームも発売されるし、アプリも出てくる。みんなSNSにも夢中。
小学校の時に新聞のテレビ欄を見て、「全部のテレビ番組観るのって不可能だよな」って思ったことがあるんだけど、もはやそんな比じゃなくなった。
ライバルは米津玄師であり尾田栄一郎である
昔は動画や文字のコンテンツを人に見てもらうハードルは非常に高かった。テレビ局に入らないとダメだったし、出版社と契約する必要があった。
しかしそのハードルはかなり下がった。地面スレスレの高さ。障害物競走としての難易度は極めて低い、そんな状況。しかし、
と思うのは大きな間違い。戦うべきクリエイターが増えたとも言えるわけです。
ブログを書く。誰かに読んでもらう。誰かの1日の24時間のうちの数分間を割いてもらう必要がある。ここを甘く見てはいけない。
米津玄師、アイドルグループ、スピルバーグ、新海誠、尾田栄一郎がライバル。その人の家族、友人、恋人も手強い。誰かの時間をもらう競争の敵は全員相当な腕利きばかり。
金を目的とするのか、熱中を目的とするのか
お金目的でブログを始めても上手くいかない
ブログで儲かっている人は間違いなく存在する。ただ僕はそうでなかったってだけ。
時給換算したらビビるくらいにブラック。労働基準署に見られたら、一撃で消し飛んじゃう。「手軽に稼げそう」と思ってブログを始めるのはオススメできません。
- 文章を書いてて楽しい
- 誰かに需要のあるものを作りたい
- ブログを書いている間は熱中できる
僕の動機なんてこんなもの。完全に趣味の延長線上。稼ぎだけを意識するなら、他のことをしていた方が絶対に賢い。
ブログを始める方に声を大にして言いたいのはこれだけ。
嫌々文章を書いていて、気づいたら一攫千金とかはおそらく無理。嫌々仕事をして給料をもらえるサラリーマンにはなれても、ブロガーでは難しい。
ブログは趣味として考える
ブログは趣味だったり、余暇の過ごし方のひとつとして捉えるのが正解。お金ではなく、熱中や没頭のための手段と捉えるべき。
副業というよりも趣味だと考えるとおおかた上手くいく。趣味であれば僕らはお金を払うことに対して抵抗感が減ります。
しかし一度でも副業として考えてしまうと、収益が0であることに苛立ちを感じる。ブログは維持費用はほぼかからない、趣味としてみれば最強なのに。
古今東西、人は文章を書いてきました。日本最古の小説は紫式部の「源氏物語」と言われています。なんとほぼ1,000年前。
文章を書くという行為は、人間が1,000年も続けている歴史ある娯楽なんです。ハマらないなんてもったいない。今僕らがしている暇つぶしとは、歴史としての厚みが違う。
ブログで身につくものとは?
ブログを続けるだけで、スキルが伸びまくる
過去記事にもしましたが、ブログを続けて得られるものは非常に多い。
書くことで得られるスキルは?
- ライティングスキル
- 論理的思考力
- 自分の意見・考えを確立できる
文章を書くから、文章力つまりはライティングスキルが伸びます。当たり前。小泉進次郎が過去に言ってたんちゃうかってレベル。
文章を書くには論理が大事。書き始めて終わりまで論理が一貫していないと文章としては落第点。書いていると論理的思考力は勝手に鍛えられる。
「自分の意見・考えを確立できる 」、ここが意外と盲点かも。ブログのテーマにもよりますが、スポーツの内容をまとめるとかであれば、ネタは日々出てくる。
しかし僕は「アラサーの独身男性の会社員がどうやって生きていくべきか」という至極個人的な内容で書いてるだけ。ネタは自分で見つけないといけません。
ブログを続けることで、自分の考えを確立できた
自分で考えて絞り出す。生活圏内、半径5m以内の中で気になった出来事から着想を得る。こんなことをブログを開始してから4年半ずっとやってる。
平均して4,000〜5,000字、約600記事を書きました。逆に言えば僕は600個のテーマに関して、4,000〜5,000字分の思考をすでに備えているんです。
ネットニュースでは情報は玉石混交。情報の洪水の中、自分の意見を確立することが難しい時代。どうですか、この僕の自分を持ってる感。足腰の強さ。
ただ別に僕がスゴいってわけではないです。断言します。ブログという発信手段を持っておくことで、誰もがオリジナルの意見を持つ訓練を積むことができます。
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ブログを書いたら、文章力が伸びた。文章力が低くても、毎日書けば自然に伸びる。
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ブロガーであれば胸を張れ!
「売れる」よりも「熟れる」を目指す
「稼げる」、「稼げない」、この二元論に立つと急速に面白くなくなる。
強制的に合理的な思考が求められる。「ブロガーとして売れていない間は無意味」と感じてしまう思考回路になる。
そう。ブロガーは日本人が1,000年も前から続く文章を書くという行為を受け継ぎし者なのだ。
紫式部、太宰治、森鴎外、夏目漱石、名だたる文豪のDNAを引き継ぐ、紙の上に存在するバキバキの戦闘民族なのである。
この矜持を忘れてはいけない。稼げなくてもいい。自分が信じる面白い文章を書けていればそれでいい。
まずは面白い文章を書くことにこだわる
僕の脳はもうすでに焼かれてる。「面白い文章を書きたい」という煩悩に長年苛まれている。面白い文章を読むと、嫉妬するようになってた、いつの頃からだろうか。
「ヒカルの碁」で藤原佐為が「神の一手」を求めたように、僕も「神の一文」が欲しい。紙の一文ではなく、神の一文。
僕が日々感じる違和感や、心に浮かんだとりとめのないことを言語化したい。僕が書いた文章を、彫刻刀で刻むように、読んだ人の脳に焼き付けたい。
もしあなたがブログを始めるか悩んでいるなら、すぐにでも始めるべき。稼ぎたくて稼ぎたく震えてる。こんな状況でないなら。すぐに書き始めるべき。
別に収益が0円でも構わない。読んだ人がたった一人でも「お!」と唸るような文章やパンチラインを書いたら、あなたはもう勝者。誇り高きブロガー、胸を張ろう。
まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 誰かの時間をもらえるような文章を書けるかが勝敗を分ける
- ブログは副業として考えたら稼げないけど、趣味として考えればコスパ最強
- たとえ稼げなくても読んだ人に、「お!」と思わすことができたら、優れたブロガーである
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!