僕は文章力がある。すりゃもうある。泣く子も黙るほどある。あなたにもあげたい。

ちょっとふざけて書きましたが、半分は冗談で半分は本気。「本気」って書いて、読み方は「マジ」。
自分が社会へ馴染みづらい人材なのではと危惧し、固定給の他にも稼ぐ手段がほしい。そう思い、副業でブロガーを開始。
とかく人生は予想もつかないもの。稼げない。びっくりするくらい稼げない。約4年続けた今でも稼げていない。
しかし面白いもので、稼げていないと書くことや自分の意見を発信することに目的がシフトしてくる。脳が現実を認めたくなくて、すり替えているだけかもしれないけど。

1文字の単価で見たら、めっちゃ低い。日本の銀行の金利くらい低いかもしれない。しかしブログをただ愚直に書き続けることで、思わぬ副産物も。
とにかく文章力・ライティングスキルが飛躍的に伸びた。そして毎日思考訓練を繰り返しているから、論理的思考力もめちゃくちゃ強化された。

もはやこれが結論。ライティングスキルは後天的。書けば書くほど、伸びる。間違いない。

・自分の意見をうまく文章にできない
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 文章を書きまくった人だけが見えてくる世界が確かに存在する
- 文章を書くことで、ライティングスキル、論理的思考力、意見形成力が身につく
- 言葉をうまく使えない人は、総じてみんな野蛮である
記事の前に自己紹介!

・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました ・20代で貯金1,200万円達成
・映画・読書・音楽と膨大なインプットから、生活に人生を充実させるノウハウを発信
ブログを書いてもうすぐ4年になります
僕はアラサー。30歳がもうすぐそこまで来ている。もう視界に入ってる、こんにちは。あ、今走った、元気やな。
20代での後悔は多くあり、やっておいたことは少しある。運動とか読書とか貯金とか、ここらへんはしておいて良かった。
そして何よりブログを始めておいて良かった。徒手空拳で始めたけど、毎日見てくれる人もいる。そう、あなたやで、あざーす!
新卒で入った会社で一番仲が良かった同期がメンタルをやられて休職、思い返せばこのブログを始めたのはこれがきっかけ。

ということで、ブログを開設。高校は地元の進学校へ、大学もそこそこの難関へ。そんな僕だったので、「まぁすぐに稼げるようになるでしょ」とたかを括っていました。
しかし全くそんなことはなかった。というか、今でもない。今も稼げていない。ここ重要。



しかしお金を稼げなくても、今でもずっと継続している。なぜなら続ける目的が、「楽しさ」や「充実感」に変わったから。お金もそれは欲しいけど、楽しいし続けるかってなもん。
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好きこそ物の上手なれとはよく言ったもので、書いているとどんどん手応えが出てくるんですね。これは文章に限った話ではないですが。
ブログを開設した1年目の記事なんか、今見ると赤面もの。顔から火が出そう。赤い火じゃなくて、より高音と言われている青い炎が、顔から出そう。
しかし冷静に考えてみると、「それだけレベルアップしているのかも」とも思うんですね。
あなたが漫画が好きで、よく読まれているなら、本棚まで行ってみてください。最新刊・最終巻と、一巻目を、同時に見てください。

これはほぼ全ての漫画においてもそう。絵は描いていると、洗練されてくる。文章も全く同じ、書いているとレベルアップをしてくる。
正直なところ、ブログだけで生きていくなんて夢のまた夢。家賃だけでも払えるようになるってのも、結構はるか先。
しかしこれはあくまで金銭面の話。スキルや文章力はゴリゴリに身についたと思う。書くことに対する抵抗感はまるでない。
書く内容さえ定まっていれば文章なんかもはや勝手に脳内から湧き出るようになってしまった。
書きまくって、見えてきたあたらしい世界とは?
ツァラトゥストラはかく語りき。僕はブログで書く語りき。
作家の村上春樹がエッセイ「職業としての小説家」にて、

と書いていました。気持ちが乗っていても、たと筆が全然走らなくても、1日4,000字をノルマにしているのだそう。
村上春樹のような文豪でさえ、毎日一定量書き続けている。そう思うと僕のような、すかんぴんが継続して書かなくていいわけがない。
もともと僕はブログを開設した当初は、カレンダーで休みの日に1,500〜2,000字の記事を書くくらいなものでした。しかしこれでは伸びるはずもない。

と思い至ったのが、ここ1・2年の話。
村上春樹はプロの作家だから4,000字。僕は兼業なので、2,000〜3,000字で良いだろうという判断から。
最初は無茶な気もしていましたが、やってみると案外いける。もちろん時間をかけて、練ったものや推敲を重ねたものを発信するって方法もあります。
しかし量にこだわって、書きまくったら結果的に文章力は伸びた。質にこだわるよりも、成長スピードは早かった気がする。
僕が社会人になってから読んだ中で、一番好きな漫画が「ブルージャイアント」という作品。
主人公がサックス奏者で、世界一のジャズプレイヤーになるべく、音楽の道をひたすら邁進。たぶん今の日本で連載されている漫画の中で、一番アツい漫画です。
魂が震える。大人になって情熱が失われつつある人は、絶対に読んだ方が良い。心に火が灯る感覚が、ひしひしと感じるはず。
この中でヨーロッパで、バンドを結成するシリーズがあります。ここで主人公の大が、バンドメンバーが成長するよりも、遥かにレベルアップをするんですね。
この目覚ましい成長ぶりを目にしたメンバーたち。ここで、とあるメンバーが

とコメントしたんです。個人的には、このシーンが印象的だったんです。

と思ったんです。どれだけ文章に触れているか、どれだけ文章を書いているか。この絶対量がやはりモノを言う。
毎日書きまくっている。当然書くネタは、どんどん放出してる。しかし不思議なモノで、書く量は右肩上がりに増えていってる。
いざ書き出すと、書いている最中で、脳に書くネタがどんどん錬成されてくるんですね。ここらへんはきっと場数を踏むことで、出てくる能力。
意味のないボケとか、なくても良い例えとか、言葉遊びとかはどんどん出てくる。「子供騙しやん」と思われる方には、「大人騙し」ですと言って切り返したい。
書いている中で、自分の思考はほぼ文字にできるようになりました。キーボードさえあれば、自分の脳内を誰かにトレースできる。


文章を日々ノルマを決めて、書きまくっていると、見える世界があるんです。とある日、なんとなく文章を書くという行為の本質の中に飛び込んだ気がする。
そこは文字が踊って、文章が空間を支配する修羅の国。通貨は円でも、ウォンでも、ドルでもない、自分の脳内の思考のみ。
自分でモノを考える人間だけが、存在意義を与えてもらえる、そんな異世界。この世界が僕の眼前には広がっている。
この世界に一回足を踏み入れると、きっと帰ってこれない。文章を書くという行為は、非常に中毒性がある。
一旦文章を書く楽しさを味わってしまうと、人生が一変します。文章の機微で毛穴が開いたり、閉じたりする。
文体や、文字から生まれるリズム。体にどくどくと脈打ってる。人の文章を読んでも、その人の呼吸や鼓動を感じる気がする。
ドストエフスキーも芥川龍之介もサリンジャーもこの世界に入ってしまってたはず。
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文章を書く中で、身についたスキル
文章を書くことはメリットが多いんです。人類は全て文章を書くべき。文字を書くという行為にもっと傾倒すべき。

僕が好きなキャッチコピーなのですが、まさにコレ。嫌なことがあった?書けば良いじゃん。好きな人にフラれた?書けば良いじゃん。
仕事で上司がウザい?書けば良いじゃん。ていうかこれに関しては、書いてきたわ。会社とか上司へのディスがこのブログの大きな構成要素なんだから。
しかしただただ推奨しても、腑には落ちづらいはず。北風と太陽でいえば、太陽。書くことで得られるメリットを考えましょう。
書くことで得られるスキルは?
- ライティングスキル
- 論理的思考力
- 自分の意見・考えを確立できる

ライティングスキル
文章を書くと、ライティングスキルが伸びます。まぁ当たり前といえば当たり前。

って言ってるのとほとんど同じだから。ほぼ小泉進次郎。しかしやはりまずはここに尽きる。
ライティングスキルは最も分かりやすく伸びる。文章力の本を10冊読むだけ、何も勉強なしで10万文字書く、これなら後者の方がレベルアップは早い。
タイピングはある程度は伸びるけど、そこまで早くはならないかも。実際に僕もそこまでキーボードを叩くのは早くない。
しかしいざ文章を書くとなると、すぐに文章が浮かぶ。すぐに浮かびすぎて、タイピングする手が基本的に全く追い付いていない。
プロ棋士みたいなもので、書きながらすでに、選択肢が見えている。悩みながら書くというよりも、書いている中で脳に出てくる選択肢の中で、一番勝ち筋に見えるものを選ぶ感じ。
あと人が読みたくなる文章というものを意識するようになる。基本的に人は、文章を読みたくはない。だって面倒くさいやん。
正しい文章だから読むわけではない。読んでいて楽しいから読む。文字を目で追っていて、気持ちが高揚するから目を通す。
世界で一番正しい文章は六法全書。もしくは電話帳。こんなん読まん。ビジネス文書も基本は正しさ重視。面白さはない。
文章を書きまくって、その制作物を人の目に絶えず晒し続ける。すると人に最後まで読んでもらえるような、面白い文章を自然と追及するようになる。
人が思わず「おっ!」となるような文章を書きたい。絶えきれずに笑みが溢れる文章を残したい。なるほどと納得してもらえるような内容をしたためたい。
自分が書いた文章がエンターテイメントであってほしいと切に願う。そんな意識を抱えて日々書く。
そうすることでデスクワークでビジネスメールを作ったり、議事録を書いているだけの会社員とは、完全に違う次元に行ける。
僕の今の会社は大企業で、優秀と思える社員の方は数多くいます。しかし文章というコンテンツにおけるエンターテイメントでいえば、おそらく僕が一番。

ビジネス文書ではない、ふざけても良い文章で、会社の人で僕よりも文章力のある人はいない。マジで断言できる。会社だけでなくプライベートでもそう。
文章を書きまくっていると、周りの人の文章がマジで止まって見える段階が来る。
論理的思考力
現代社会に生きる上で、必須スキル論理的思考力も、書くことで鍛えられます。
文章を書く際には、ただ好き勝手書けば良いものではありません。もちろん書いても良いのですが、反論には備えておかないといけない。
何が原因で、何が起こったのか。どういう結論があって、それに至った理由は何なのか。ここをちゃんと書かなきゃ伝わりません。
そして自分の意見を述べても、必ず予想される反論に備えておかないといけない。そうしないと文章としてのクオリティが下がってしまうからです。
文章を書く。第三者視点で見る。意見に客観性を担保する。このサイクルをずっとぐるぐる回す。
一見難しく思えるかもしれませんが、書いていると自然にこの発想に至るようになります。
口頭で話していると、勢いで押し切れてしまうこともある。論理が多少乱れていても、整合性にほつれがあっても、通じてしまうこともあるんです。
しかし書くとそうもいきません。論理性がない文章は、やはり上から下まで読んでみると、どこかひっかかりを感じるからです。

といったところ。口頭ではなあなあで済んでいたものが、いざ文章に起こしてみると、一切通じなくなるんですね。
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自分の意見・考えを確立できる
ブログを書く。自分で書くテーマを見つけて、そのテーマについて内容を練る。これまで読んだ本の該当しそうな箇所をチェックする。関連する映画や音楽などの自分の中にある知識と結びつける。
自分の意見や考えをまとめ、全体の流れを決める。文章に起こし、記事にする。これで一記事。このセットを、4年間で、500回以上繰り返している。
誰にも強制されず、ロクにお金にもならないのに、ひたすらこの思考訓練を500回以上も愚直に繰り返してる。我ながら、なかなかにイっちゃってる。

サラリーマン生活を憂いすぎて、ありとあらゆることを記事にしました。会社員としての悩みとか、手当たり次第にコンテンツ化しました。
その結果、どうなったか。ほぼどんな話題を振られても、対応できるようになったんです。すでに思考が済んだ内容のものしか、話題になってないから。
外に向けて発信するために、自分の意見を確立させる。そうしないと文章として書くことがない。文章を書くにも、タネも仕掛けもいる。
文章を書かなかったり発信をしていない人は、自分の意見を持っていない人が多すぎ。
人の発信を見て、コメント欄での書き込みや、リプライはほとんど意見でなく、ただの「反応」。

と書くのは、一見すると意見のようでただのガヤ。
ブロガーの大先輩であるちきりんさんの「自分の意見で生きていこう」という本を最近読んだのですが、ここにも自分の意見を持つ重要性が載っていました。
意見とはポジションを取ること。その人の発言・発信によって、どこに立っているのかが分かるのが意見です。
ネットでもリアルな場でもおいてもそうなのですが、

とのこと。これはすごい分かる。
学校のクラスでも、自分でどんどんボケたり笑いをとろうとしているクラスメートは人気者だった。しかしそれを斜に構えて、難癖を付けたり反応している人に人気はなかった。
極めつけのパンチラインは、

というもの。重大な場面で、決断をくだす際に、模範解答はない。ただ自分の意見と選択があるだけ。
自分の人生を生き抜くには、意見を持っていないと、人や環境に流されるだけ。だから意見を持つべき。そして文章を書くことで、意見を形成する力は、雨後の筍のように伸びる。
文章力は現代のサバイバルナイフ
侍にとっての刀。ギタリストにとってのギター。マジシャンにとってのトランプ。無人島でのサバイバルナイフ。
僕らにとって、文章力はこの魑魅魍魎の現代社会を生き延びるための数少ない武器。腰にぶら下げたサムライソード、僕にとってのキーボード。

これが僕の持論。暴力で解決する人はもちろんですが、何を言っても、

で反応する人も、僕からすれば野蛮人。使いきれないくらいに言葉が存在するのに、たった数個でやりくりしている人間なんか、マジでネアンデルタール人。
文章力がない、言葉を有効活用できない、これで生き延びられた時代はもう終わりです。白亜紀とかジュラ紀まで。

長々と書きましたが、僕からの結論はこれだけ。ライティングに関する本は、数多く読みましたが、最もバイブルにしているのが「三行で撃つ」。
騙されたと思って、「三行で撃つ」を即ポチって、ワードでもなんでも良いので、文章を書き始めてみてください。数ヶ月後、数年後、人生が変わります。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 文章を書きまくった人だけが見えてくる世界が確かに存在する
- 文章を書くことで、ライティングスキル、論理的思考力、意見形成力が身につく
- 言葉をうまく使えない人は、総じてみんな野蛮である
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!