こんにちは、ビットコルレオーネです。
今回はブログ・コラムを書く上でのコツを紹介します。
それは一言で言えば、自分が憧れるコラムニストを見つけること。
まずは、自分が読んでワクワクするコラムを書く人を見つけること。
最上の練習はやはり「模倣」です。
この雑誌を知っていますか?
これは2012年に休刊となってしまったCROSS BEATという音楽雑誌。
僕はこの雑誌が大好きでした。
特集も勿論盛りだくさん、そして毎月の新譜チェックもこの雑誌で行っていました。
過去記事でも書きましたが、高校の時にUK/US Rockに傾倒し始めるも、周りに誰も自分の好きな音楽の話ができる人はおらず。
この雑誌だけが唯一の情報源と言っても過言ではありませんでした。
そして、この雑誌の中にあったコラムが僕の今のブログ観、コラム観に繋がっています。
誰のコラムかと言うと、ダイノジの大谷さん。
芸人で活躍されており、あまりコラムニストという側面は注目されていませんが、この方やはりめちゃめちゃ面白いです。
この写真で、手に持っているこの本。
この本が未だに僕の人生のバイブル。
CROSS BEATに毎月連載されていた大谷さんのコラムを一冊にまとめたのがこの本で、雑誌が休刊となり、新たなコラムが増えることはなく、この一冊に全て収まっています。
内容としては、
大谷さんが自分の母子家庭の貧しかった境遇を思い返し、芸人を志すまでに至った回想話や、連載タイミングで気に入った音楽や映画の話。
大分で産まれ、ダサいまま上京し、イケてない大学生時代に音楽を聴きまくって、映画館にひとりきりで籠りまくって過ごしていたという赤裸裸話。
音楽フェスでDJをした話、渋谷のHMVが閉店になったことへの嘆き。
中学生の頃に、なにかでかいことをしたいと感じて、夜中の後者に忍び込んで、濡らした生理用タンポンを学校の天井に貼付けまくった話。
大谷さん自身が感じるロックと言う音楽文化への若者離れ、しかしそれでもロックには無限のエネルギーのが詰まっているという希望などなど
高校の誰も音楽友達がいない時期に、このコラムにどれだけ励まされてきたことか。
ブログを書いている時は、僕が大谷さんのコラムを読んで孤独を癒せた様に、誰かの心を掴んで放さないものを書きたいと常々思っています。
特に大谷さんの本で最も好きなフレーズ・パンチラインはこれ。
私は狂気を凶器に変えてしまう安易な奴らが大嫌いだ。
狂気を侠気に変える男が好きだ。
人生の目的が分からず、悶々としていた時期に先輩の同級生にコンクリート詰め殺人事件の犯人がいると聞いて自分の生きている意味はこれだと勝手に解釈。
毎日銭湯で身を清めてからバッグに包丁を忍ばせて犯人が住んでいた周辺をパトロールを開始。
そんな日々の中、お笑いに出会ったというようなコラムの中で出てきた文章です。
多分人生で今まで見てきたコラムの中でこのコラムが1番好き。
読んでいて、自分の人生のヤバかった部分やトラウマをさらけ出して、昇華し感動を生み出しているからです。
自分が本当に心に抱えている問題、好きなものをエンターテイメントに落とし込むことが文章に関わらず、映画・音楽でも大きな意味を持つんですよね。
自分の憧れのコラムを見つけて、原動力とすることができれば、きっと心に響く文章が書けるのでは!
そんなの無いって人は大谷さんの本読んでみてください、僕のルーツです!
ではでは!