今の会社の今の部署、ここでしたい仕事がないって人はいますか?
今まさにしている業務に、興味も持てなければやる気も湧いてこないなんて方もいませんか?

・自分にとって、したい仕事が見つからない
という人にむけて書きました。
これって結構深刻な問題だと思うんです。転職しても解決しない可能性も大きい。
例えば経理の仕事に興味が持てなくて、他の会社に移ったとしても、業務内容はそこまで変わらない。
職場の雰囲気は確かに変わりますが、自分が行う業務の大枠は変わらない。
隣の芝生が青くても、生えている芝の種類は同じって感じでしょうか。今の業務に興味はない、かと言って異動希望したい部署があるわけでもない。

さて、僕らはどうやって折り合いをつけていくべきか。
記事の前に自己紹介!

・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました
・当ブログで120万文字を執筆、累計PV数は100万突破
・30歳で貯金1,500万円達成
仕事内容に興味が持てない・・・
仕事に燃えている人を見ると、引け目を感じる
今の仕事に興味が持てないし、今後持てる見込みもない。そう思っていませんか?
大丈夫です、僕もそうです。というかそういう人はいっぱいいると思いますが、表立って言っていないだけです。
職場で堂々と、「今の仕事内容に興味が持てません!」なんていうおバカさんはほとんどいないでしょう。大人なのだから演技をしているんですね。
全サラリーマンに心のアカデミー賞を授与してあげたい。名演技。全員ロバート・デ・ニーロ。
またこれはかねてから思っているのですが、ビジネス系YouTuberの方とかも多くいて、
「仕事に邁進することこそ人生だ!」という熱く激しいメッセージを日々発信されています。確かにそれもひとつの真理ではあると思います。
実際にそういった方々は、非常に充実しているようにも見える。
でもぼくみたいなゆとりポンコツ野郎からすれば、見るにつけ、

などと凹んでしまう。僕以外にもこういう人は多いのではないかなと勝手に思っています。
僕だけじゃない、そしてあなただけでもない。
職場にいるゴリゴリの仕事人間を見ると、心のどこかで拒絶してしまっている。これもきっとあるあるなはず。
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会社内でしたい仕事もないし、行きたい部署もない
今している仕事に興味が持てない。これは一応前提であるとして、次のステップ。ここに、

が加わってきていないでしょうか。大丈夫です、僕もです。
今している仕事に興味が持てない、これはまだ救い道があるのです。担当業務変えなんてのはザラに起こるからです。
問題なのは、そこにとどまらない事態なんですね。
自分の今いる部署の業務全て、さらには今いる会社の業務全て、ここの中でもしたい仕事がないという状態。
もちろん会社の規模にもよりますが、会社内での仕事を全て把握しているわけではありません。
なのであくまでイメージの話。「面白そう!」、「やってみたい!」、そんな印象を持てる仕事がないって話。
僕も部署内で自分がしていない業務で、特にやってみたいと思える業務はない。他の部署にもない。
この前提をもっと色々な人が理解してほしい。
多くの会社では、仕事のモチベーションを仕事で釣りがちなんですよね。最もわかりやすい例であれば、
「今の部署で成果を出せば、希望の部署に異動させてやるぞ!」ってやつ。
一度は耳にしたことがあるであろうフレーズ。これを言われても、結構反応に困るんですね。
「犬のう◯こ食べたら、猫のう◯こ食べさせてあげるよ!」って言われているのと、体感的にはあまり変わりません。うん、ノーサンキューだわって感じ。
仕事をエサに仕事のモチベーションを引き出そうとするのはおかしい
僕の弟のパスタの話
仕事をエサに、仕事をさせる。僕からすれば非常に論理が破綻している。こういう時に僕が毎回思い出す話があるんです。
それが僕の弟のパスタにまつわる話。僕の弟が大学生の時に、とあるイタリア料理店でバイトをしていました。
大学の最寄駅にあるから交通費は定期で済む、時給も高い、始めた動機はこんな感じだったそう。まぁ大学生がバイトする定番のパターンですね。
キッチンで皿洗いからスタートし始める。大学の卒業の時期の兼ね合いもあり、そこまで長く働くつもりもない。
卒業旅行の資金も貯めたいし、そんなモチベーションだったそう。これもよくあるそこらへんに転がっている話ですね。
まぁ良くも悪くも割り切った、ある種やっつけ前提な状態でのバイト。興味がそこまであるわけでもない。
とある日、弟は店長と話す機会があったそう。そこで店長はこれ以上ないドヤ顔をして、
「今の仕事を完璧にしたら、パスタを作らせてやるぞ!」と言ってきたらしい。
僕が中学校の時に、放送されていたドラマ「バンビーノ」。だんそんにーざひー、ではないバンビーノ。
松本潤主演のイタリアレストランが舞台のドラマ。僕と弟もリアルタイムで観ていました。この中でパスタを作るポジションは、確かに名誉職みたいな扱いを受けていた。
こぞってみんな自分の料理の腕前を披露して、パスタ場を担当できるポジションを狙っていた。
パスタはスゴい、パスタは花形。野球の4番、サッカーのエースストライカー、少年ジャンプのワンピース。
だがしかし、弟が思ったのは、「いや、知らんがな!そのうちやめるし。」ってこと。
まぁ完全に腰掛けのバイトに、こんなことを言っても確かにモチベーションは上がりづらい。
「完璧にしたら、時給上げてあげるよ」の方が遥かに効果的なのに。
僕にとどまらず、よくある会社での話
パスタに限らず、これと似た話は往々にして目にします。
相手目線で考えようとか、マーケティングでもニーズに答えようとか、散々言われているのに、ここに関しては完全にザルですね。

僕が新入社員の頃によく課長や先輩に言われたセリフが、
「半年後までにこのレベルに達していたら、あの業務を任せてやるぞ!」というもの。
うーん、それじゃあオレの心には響かないんだよなぁ。もうちょっと頑張ってほしいなぁ。別にしたくもないし、なんて魅力のない引き文句なんだ。。。
これでやる気がでると勘違いしているのだから、おめでたい。やっぱり日本は平和です。
グラマラスな女性が、「私のためにこれしてくれたら、良いことしてあげるわ、うふ♡」みたいなことを言ってくる勢いで言ってくるもんだから戸惑ってしまいます。
これで僕らは、

なんて犬も食べない三文芝居をするのだから、本当に泣けてきちゃう。
どうやって僕らは乗り切るべきか?
ライスワークの意識を持つ
マズローの法則という有名な法則があります。
「生理的欲求」「安全の欲求」「社会的欲求(所属と愛の欲求)」「承認欲求」「自己実現の欲求」の5段階が人間にはある。
これら5つの欲求にはピラミッド状の序列になっていて、低次の欲求が満たされると、一段上の欲求をもつようになるんですね。
僕らは仕事の中で、この最上位レベルの「自己実現の欲求」を満たそうとするから、不満を感じてしまうんです。
要は高望みをしてしまっているんですね。

と期待してしまっているんです。仕事なんてもともとツラいもの。ここを今一度思い返しましょう。
自分が楽しくてしているはずの趣味でさえ、自分らしく生きていれるか自信が持てない瞬間があるもの。
自分でお金を払って、楽しんでいる趣味でもそうなんです。
お金をもらってしている仕事で、最初から自己実現や興味ややりがいを求めるのはどだい無理があるんですね。
自分でお金を払って、自分でより好みしまくっても、成功しないこともありますし。
そう僕らが抱えている悩みって、実はそもそもかなり難易度が高いものなんです。
もともとの建付上、興味を持てなかったりすることが普通なんですね。なにも後ろめたさを感じることはありません。
世の中では「ライフワーク」なる、あっまい甘い響きの言葉が存在します。「一生をかけて究める仕事や作品」という意味。
文字通りライフをかけたワークなんです。分かりやすい、スターで起こるウォーだから、スターウォーズくらい明確。
この言葉は確かに美しいし、憧れる。しかし一種の呪いでもあると思うんです。「ライフワーク」などいう名前をつけてしまうと、そういう概念が生まれる。
そうなると、ライフワークの意識がない人の方が多いはずなのに、引け目を感じてしまう。ここで僕は言いたい。

この言葉はどこかのテレビ番組で、コメンテーターの人が言っていました。響きも似ているし、意味も流れに沿っていてなかなかのパンチライン。
これは文字通りです。飯を食っていくための仕事、ライスのためのワークです。分かりやすい、クモの能力を持った男性だからスパイダーマンくらいスッキリ。
つまりマズローの法則のより低次な話です。「生理的欲求」「安全の欲求」を満たせればOKって感じ。正直これでも良いんです。
大学の一般教養で、労働基準法では「労働の対償として、賃金を会社が従業員に支払う」という旨が定められていると習いました。
つまり僕やあなたが働く、時間を提供し、何かしらの価値を提供する。これに対し、会社は給料を払う。これだけ。
仕事に興味を持てとか、やりがいまで見つけろなんてことまでは書かれていません。
これはあるに越したことはないうですが、なくても恥ずべきことじゃないんです。
あなたがやりがいはないけど、しんどい思いをして働く。その対価の給料で、家賃を払ったり、食費に使ったりする。そんで納税までしている。
これでも十分偉いです、立派な一市民だと思うんです。
自分を偽らない
仕事に興味を持てたり、やりがいを感じれる、これはベスト。そうでないのはダメだ、と感じる人もいるでしょう。しかし僕は言いたい、

そう、これが最も最悪。
興味ないのに、「自分はこの仕事が好きなんだ」と思い込ませる。
やりがいないのに、「この仕事は自分の天職だ」というフリをし続ける。こんなのはNG。
こういう自分への洗脳行為は本当に怖い。常々思っているのですが、社会人になると、「好き・嫌い」の感情って薄れていきがち。
昔楽しかったことも、だんだん薄れる。あんなに思い入れがあったことも、気づけばどうでも良くなる。
僕のバイブルのひとつ、本田健さんの「20代にしておきたい17のこと」。
この本を初めて読んだのは、21歳の頃。19歳とかで読めていたらベストだったのですが。笑
もうすぐ30歳ですが、この本を読めて20代を過ごせて良かった。
もし今あなたが10代なら、または20代前半なら、すぐにでも読んでほしい。後悔しないから。
20代後半だと、おすすめできるか微妙、もっと早く読んでおけばって後悔しそう。「このタイミングで読んでも後悔しないぜ」って人には、オススメかな。
ちなみに、僕も過去にまとめてみました。20代ですべきこと、してはいけないこと。これも是非読んでみてください。人生ちょっとは好転するはず。
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さて、この「20代にしておきたい17のこと」で、「好きなことを、とことん追いかける」って教えがあります。
人間歳をとると、どこかで「まぁこれくらいでもいいか」って気持ちが出てきてしまう。
これを「心の磁石が弱まる」と表現されています。
これはスゴいわかる。昔は前髪の状態ひとつで、あんなに一喜一憂していたのに。
だんだん心の磁力が弱まり、こだわりが良くも悪くも消えていくんです。
だから自分を偽るのは最もダメ。これをすると、まるで嘘の様に心の磁力が一気に消えます。若さが持っている最も大きな特権なのに。
いつか本当にやりがいを感じれることが目の前に来た時に、不感症になってしまっていたら元も子もありません。
実際にお金を払って、何かのサービスを受けてみる
「自分も仕事を頑張らないと」と最も痛烈に感じる瞬間があります。それは自分が何かのサービスを受けた時ですね。
例えばマッサージ。1時間いくらかを支払い、肩や腰などのマッサージを受ける。その間丁寧に揉みほぐしてもらう。終わる頃には、すっきりしている。
こんな時に僕は、

と思うんですね。お金をもらう立場に慣れているので、たまには自分でお金を払って直接サービスをしてもらってみるんです。
スーパーで食材を買うとか、ユニクロで服を買うとかもお金を払っていますが、またちょっと違います。
お金を払って、直接自分の体にサービスをしてもらってみるんです。
マッサージとか、美容院とか、なにかのトレーニングとか。大きな声で勧められるものでもないですが、風◯なんかでも良いかもしれません。
こう言ったサービスを受けると、客観的になれます。お金をもらってサービスをする、こに経済の最も根幹にある基本構造を再確認できるんです。
平たく言えば、

と思えるようになると。他人のフリ見て、我がフリ直せって話です。
他の業界のプロを見て、実際にお金を稼いでいる様子を見る。
こうすると、「ああ自分もお金もらってるから、プロってことなんだよなぁ、しっかりした方がいいなぁ」と自然に思える。オススメです。
仕事を自分で取りにいくという感覚は高次元
会社の中で、自分から仕事を取りに行く人は仕事ができる人。これは分かります。評価されるには、主体的に仕事を取りに行けば良い、分かってんよ。
しかし、できない。やはり分かるとできるは違う。僕はできない、きっとあなたもできていない。できてたら、この記事をここまで読んでくれてはいない。
言っている内容は分かるのですが、その感覚のマネができない。仕事に興味が持てていないのに、担当していない仕事まで手を伸ばそうなんて思えない。
例えるなら、好物がひとつもない、まったくそそられない食事しかないビュッフェみたいなもの。これをわんさかお皿に盛り付けるなんて気にはなれない。
こういう人たちに提案したい。ちょっと消極的な提案だけど、

そもそも興味のないことをしている気分なのに、することを増やしても効果は薄い。
むしろもっと嫌気が差したり、現実と自分の感情のギャップが増えるばかり。
それなら今の仕事をまずは納期通り、言われた通りにこなして、興味が湧くのを待つ方がベター。
興味を持てないまま終わるかもしれないから、若干運次第だけど。
結婚にはお見合い結婚と恋愛結婚があります、意外なことに、お見合い結婚の方が離婚率は低いらしいのです。
結婚した時には、お互いの恋愛感情が少なかったのが、結婚生活が進むにつれて恋愛感情の数値が上がっていくのでしょう。
逆に恋愛結婚は、最初がピークで、そこからどんどん下がっていくんじゃないかなと。
これは仕事においてもそうかもしれません。今の興味のない仕事も、今がピークで興味がない時期なのかも。
嫌々でも、今後仕事を続けていく中で、ちょっとずつ興味が増すかもしれません。
こうなってから、自分で仕事を取りに行きましょう。ここまで来れば良いスパイラルに入っているはずです。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- ライフワークでなくて、ライスワークと割り切ろう
- 仕事にやる気を出すには、自分でお金を払ってサービスを受けてみるのが効果的
- お見合い結婚の様に、続けていれば仕事への興味も出てくるかもしれない
人間は生きている期間は仕事をしなければいけません。生きている間はお金が必要、お金を稼ぐために働かないとって図式ですね。
やり甲斐があろうがなかろうが、興味があろうがなかろうが、働いてお金をもらっている行為は絶対的に正しいと言えるかもしれません。生存本能ですね。
ただ法を犯さない限りは、お金の稼ぎ方に不正解はありません。今の仕事をしながらもっとハマれる稼ぎ方を模索するのもアリですね!
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!