HIP HOP 音楽

MCバトルでの強さを数値化 Part2!!気になるあのMCは何故強い!?

会社員コルレオーネBLOG

関西出身、独身アラサー|ゆとり世代サラリーマンが、現代社会を生き抜くサバイバル術を発信|ABEMA primeに出演、あのひろゆきとも討論|一浪一留、GPAは平均の半分以下|就活で覚醒し内定5社。就職偏差値SSランクの企業へ、年収100万円UPで転職。|30歳で資産2,100万円達成|

MCバトラーの強さを数値化第2弾!!
 
今回は個人的に好きなMCを分析します!
評価システムは前回と同じです。
 
あのMCは何故強いのか、数字で具体的に解明します。

www.bit-corleone.com

 

まずは、GADOROから!!

 

GADORO

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韻 9 

フロウ 7
バイブス 7
ワードチョイス 9
B BOY 10
総評 S-
 
フリースタイルバトルシーンでも名実共にトップクラス。
ライミング能力に特化した攻撃性が高めのMC。
 
過去R指定に「前半4小節は即興、後半4小節は仕込んだネタ」と揶揄されたが、その後バトルに即興性が増し、韻にアンサー力も加わり次の次元に到達。
自身の声質に合わせたビートアプローチなども持ち合わせており、そもそもの能力も郡抜きである。
そして、特筆点としては、這い上がるアグレッシブさ。
敗北を次の糧にし、貧困を生き様で昇華させ、苦難を血の通ったライムに変える。
以前紹介したT-Pablowとも被る紹介の仕方であるが、圧倒的に違うのは彼にクルーはいない。
死ぬまで孤高のリベンジャーなのである、文字通り己の才能・努力・マイクのみで這い上がった。
運の要素などない、GADOROは勝つべくして勝っている。

 最新アルバムも最高!

SUIGARA

SUIGARA

 

  

www.bit-corleone.com

 

Mol53(現在:RAWAXXX)

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韻 6
フロウ 10
バイブス 8
ワードチョイス 10
DOPE 10
総評 S-

 見た目は小柄で、オーソドックスなB BOYファッション。
しかし、一度マイクを持つと、バトルシーンで最も黒いバトルをする。

HIP HOPはブラックカルチャーという大前提を思い出させてくれるMC。
スタイルは内容重視、意味のない韻は踏まず、変態的とも言えるビートアプローチと音ハメを見せる。
十人十色のビートアプローチがあるが、Mol53のラップを見た後は、相手のラップは基本的に格下に見えてしまうこと必至。

ディスも痛烈で、芯が座っていないMCでは相手にもならない。
HIP HOPシーンの、怖い部分、黒い部分、行儀の良くない部分などダークサイドを司る存在で、その黒い引力の真ん中でMol53は今も言葉を吐いている。

CIMA

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韻 6
フロウ 6
バイブス 10
ワードチョイス 8
熱 10
総評 S-

韻は踏む、フロウもする、でもCIMAより上手い奴もいる。
では、何故強いのか、圧倒的なパワフルさがあるからだ。

原チャリでこなれたコーナリングを見せている奴を見た後で、V8エンジンの車がガードレールをこすりながらカーブしているのを見て、「どっちのが楽しかった?」って聞かれる感覚。そもそも、熱量が桁違い。

幾多のバトルをくぐり抜けた経験が裏打ちされる落ち着き、ぶれなさを持ち、相手がどの手法でこようが自分のスタンスを保てるメンタルを持つ。
ラップが上手いというよりも、「勝負強い」という言葉がしっくりくる。
関西が産んだ生粋のハスラーなのである。 

晋平太 

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韻 10

フロウ 7
バイブス 9
ワードチョイス 10
スタミナ 10
総評 S
 
ラップを愛し、ラップに愛され、フリースタイルに人生を捧げた男。
全能力がもれなく高く、また異常なまでのスタミナを持つ。
 
確実に固い韻を普通の人の半分の間隔で踏んできており、また意味の韻は踏まないという常識はずれのことを長年変わらず続けている恐るべきMC。
名実共に、日本を代表するバトラーであり、R指定と彼は長年フリースタイル界の二枚看板である。
余談だが、実際会って話したことがある。
かなりフレンドリーな感じだった、身長は低かったが、ステージの上では誰よりもデカい、彼が歩いた後ろがバトルの歴史となって残っている。
 
 

スナフキン

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韻 9
フロウ 9
バイブス 7
ワードチョイス 8
グルーブ 10
総評 S―

 バトルシーンを語る上では、語らないわけにはいかないMC。
細かく固い韻をマシンガンの様に畳み掛ける。 特筆すべきは、そこから生まれるグルーブ。
ヒップホップを全く知らない人でも思わず腰を揺らしてしまうほどの中毒性を持つ。
まさに、人間の本能に訴えかけるのだ。
 
ドープなワードチョイスと抜群のストリート感。 攻守においてバランスのとれた存在。
フリースタイルバトルを人に勧めるなら、まずスナフキンから見せるのが良いかもしれない。

MU-TON

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韻 6

フロウ 10
バイブス 7
ワードチョイス 9
聴き心地 9
総評 A
 
突如シーンに舞い降りた超新星。
エッジの聴いたフレーズをチョイスし、耳に残るラップを刻む。
ワード自体は聞き取りづらいが、その中で出てくるフレーズ感、空気感が抜群のかっこよさ。
初めてバトルを見た時は、ブッダブランドを連想した。
2018年UMBを制し、今最も波に乗っているMCの1人。
言葉の言い合い、口喧嘩を制するというよりも、かっこよさで勝つと言うバトルを行う。
今、MU-TONを筆頭に新しい時代が始まろうとしている。
 
ファーストアルバム聴いたが、めちゃめちゃクール!
MU-TONの今まで培ってきたラップスキル、生き様をまるで絞りきったかの様な1枚。
彼の優勝を祝って、ヘッズなら買ってあげてください。
もっとデカくなってもっと楽しませてほしいなぁ。
RIPCREAM

RIPCREAM

 

TK da 黒ぶち

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韻 8
フロウ 9
バイブス 8
ワードチョイス 7
テンポ 10
総評 A

希少種である早口ラップの使い手。

何故少ないかというと、 そもそも高度なスキルが求められる、ある程度のレベルまで行くと早さ=強さではなくなる、 パンチラインが埋没してしまうなどが理由として挙げられる。 その希少種の中でも、最も腕が立つのがTK。

早いが正確なテンポを保ち、聞き取りやすいライムをかます。
韻も細かく踏み、感情の高ぶりがバイブスとなりよりテンポを早める。
早口ラップは、色物ラッパーも出やすいジャンルであるが、その中でも最も王道のフリースタイルを行う。

Lick-G

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韻 10
フロウ 9
バイブス 6
ワードチョイス 9
フリーキー 10
総評 S―
 
フリースタイル界には既存の価値観に囚われないモンスターがわずかながら存在する。
その中の1人がLick-G。
音ハメ、韻踏みなど普通のMCではできない規格外のラップをする。
 
若い時から、様々なバトルを行うが、まるでドラゴンボールのフリーザの如く何年に一度のペースで大きく進化する。
そして、遂に近年最終形態に達した。
オーソドックスなスタイルでは到底勝てないバトルスタイルを確立。
彼を倒すことは、ジャイアントキリングであり、モンスターハントに他ならない。
 
天衣無縫な彼のスタイルに勝てるMCは今バトルシーンに何人いるのだろうか・・・

ふぁんく

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韻 8

フロウ 10
バイブス 6
ワードチョイス 9
ラップの上手さ 10
総評 A
 
R指定曰く最もラップの上手いMC。
その言葉に違わぬラップスキルを持つ。
的確にビートにまたがり、ラップをする、この時に言葉の継ぎ目もなく流れる様にラップするのが彼の特徴。
まるで、最初からそうあった歌詞の様なクオリティを即興でたたき出すのだから見事としか言いようがない。
 
自身で「無冠の帝王」と名乗っているが、最近タイトルをほしがっている様子。
必ずバトルにはふざけ要素があったが、最近では完全に勝ちにいくスタンスで無骨なオーラをまといだした。
しかし、ガチガチの勝負ラップでも高度にユーモア要素を混ぜてくるあたり、やはり関西を代表するラッパーなのだ。
2019年はふぁんくの年になるのではと個人的には思っている。
 
 
うーん、こう書くとフリースタイルバトルには数々の主役がいますね。
自分が好きなMCを見つけるとバトル観戦がもっと楽しくなりますよ!
ではでは!
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