2026年6月。今年は割と涼しめ。そして雨が全然降らない。梅雨入りってマジ!?

今月のお金の収支
使ったお金まとめ

| 家賃 | 53,880円 |
| 駐車場代+保険 | 20,000円 |
| 電気 | 11,000円 |
| 水道代 | 2,500円 |
| 通信費(スマホ) | 3,281円 |
| 通信費(Wi-Fi) | 5,368円 |
| Netflix | 1,490円 |
| ブログサーバー代 | 1,100円 |
| 合計 | 96,119円 |
変動費は108,880円。モノは届いていないけど、20,000円くらいするシルバーリングを購入した。
あとはドクターマーチンのローファー。色々遊びに行けたし、まあまあ満足な感じではある。
資産推移


| 証券口座 | 49,628,141円(+21,752,610円:+78.03%) |
| 銀行口座 | 553,951円 |
| ゴールド | 603,289円 |
| 合計 | 50,785,381円 |
良かった&悪かった、お金の使い方

ドクターマーチンの革靴を買った。ローファー。このソールが赤いのを見て、一目ぼれ。
思えば私服ではスニーカーばかり。ブーツは持っているけど、ティンバーランドのイエローブーツと、ドクターマーチンの8ホールブーツだけ。
スニーカーは歩きやすい。デザインもイケてる。ただ経年劣化を楽しむには向いていない。
なんとなく、ふと、私服で革靴を履いてみようと思ったのが最近。きっかけは、このドクターマーチンのローファーを広告で見たから。
ローファーって昔から履いてみたかった。カニエウエストがデビューした時に、Jay-Zが初めて会った時の話。
ダボダボのB-BOYファッション全盛期にも関わらず、カニエはピンクのポロシャツにグッチのローファーを履いていて、Jay-Zが驚いたらしい。俺もローファーデビューしたい。
パッと流れてきた広告を見て、一瞬でクリックした。革靴って、没個性なイメージがあった。たいがいデザイン同じやんって。
ただこれは明らかに目を引くデザイン。日本限定らしい。ただ日本限定と聞いて、あんまりよっしゃ!とはならない。

イギリスのブランドなので、イギリス限定のデザインと言われた方がワクワクするけど、それはそれ。
中二病っぽく言うなれば、ルージュとノワール。
結局のところ、僕はカルチャーが好きなのだ。オールデンやジョンロブなどの高級な革靴にはあまり惹かれない。
かといって、レッドウイングはあまりにも無骨すぎる。カルチャーが香って、スタイリッシュなデザイン。そうなるとやはりドクターマーチンなのだ。
これをしっかり履き込む。味を出していく。ドンデコルテの渡辺銀次の革靴磨き動画を見たけれど、あんな感じで仕上げていきたい。
近場でドクターマーチンの店舗はなく、専門店に行った際に購入した。
対応してくれたのは女性の店員。パンクテイストがむんむん、アクセサリーじゃらじゃら、髪型も服装もイケてる。
ローファーって、靴ひもがないんだよな。改めて。Vansのスリッポンと同じなんだな。
購入して少し話していると、店の棚の下を指差して「あれ、私のローファーなんですよ。結構長いこと履いてました」と言われる。
珍しいこともあるもんだ。「同じの私着てるんですよ、ほら、ほらね」、これはよくある。
ただ「私履いてたんですよ、ほら、あそこ」と、着用後のものを見せられるのだ。
ふむふむと思って見てみると、確かにかなり変化が見て取れる。良い感じにシワが出ているし、革がかなりなめされた色に光っている。

そんな感じで履き込みたいと思っていたら、皮の手入れの説明をされている間に、合計3,000円分くらいのクリームを買わされていた。恐るべし。
じいちゃんが亡くなった時に、葬儀屋の女性が、「生前好きだったと伺いました」と、棺の中に缶ビールをちょっとかけていて、問答無用で金額が発生するも、なんか許してしまったあの感覚を思い出す。
今月に観た映画まとめ


- ハープーン 船上のレクイエム
個人的には結構好き。アクションというかバタバタしたケンカもあるけど、基本は密室の会話劇。密室と言っても、海のど真ん中、ヨットの中。カップル、その親友の男。浮気バレる、激情型の彼氏が暴走。ここまでが事前情報。ナレーションがいい味を出してて、第三者視点で鑑賞できる。三者三様で、良いキャラになっていて、無垢だと信じていたキャラが残忍だったって驚きが良い。中盤ダレる箇所はある。絵面は変わらないし、弱っていく過程なので、ドラマも生まれづらい。ただライフオブパイよろしく、誰の肉を食うか、地獄のくじ引きをするシーンからの、最後に黒幕が出る過程が見事。壊血病ってワンピースでも見たなって思った。ってことは、あいつ目的達成のために、そこまで我慢してたのかよって、キモさと驚き。最後の最後で、そして誰もいなくなった的な後味も好き。 - THE INFORMER 三秒間の死角
まあまあ。ただ主役俳優がとにかくかっこいいし、奥さんアナデアルマスがとにかくゴージャス。コモンをジョン・ウィック以来に見たけど、ハマってる。出てくる登場人物の造形含めて、絵になる映画。ただ話はやや類型的。弱み握られて潜入捜査してました、エグいトラブルに巻き込まれました、仕方なしにまた刑務所入ります、逃げます、以上。敵キャラ独特の怖さとか、珍妙さは少なめ。主人公のタフな感じも初見でもない。警察にも裏切られて、ドツボにはまる感じは可哀想。ただ最後の脱出シークエンスは白眉かも。追い込まれた密室で、見られてる角度や、部屋にある道具を駆使して、逃げるくだりは最高だった。 - レディースファースト
ある種コテコテの男女観。でもコメディとして面白い。サシャバロンコーエンをボラット以来見た。相手の靴を履いて考えろ、を地で行くブラックユーモア。女尊男卑の世界観。女性が直面する不条理を突きつけられる。それこそがテンプレなんだけど、過剰なデフォルメだと思うと、これはこれで面白い。ブランド名が女性名になってるし、広告など無意識のうちに、女性の性的魅力を扱っているモノが逆転すると、面白いしなんとなく罪悪感がある。批判もあると思うけれど、教材という意味では、万人にお勧めできる映画だと思う。 - マテリアリスト/結婚の条件
「パストタイムズ」のセリーヌ・ソン監督の最新作。めちゃくちゃ好き。アメリカの話だけど、日本の婚活市場にもそのまま置き換えることができる。でも「年収1500万ドルでも目をつむります」みたいなセリフもあって、さすがニューヨークって感じ。男女ともに相手に求める基準が上がりまくってるのもなんかあるある。「大人の女性が良いね」って言われて、相手を勧めると、「いや、27歳までで」みたいな。「パストタイムズ」が、現実か恋心かで、現実をとるビターエンド。でも今回は、条件か愛かで、愛をとった話。見た目と愛情はあるけど、貧乏元カレぴ。全てがハイスペ、でもそこに愛はあるんかい、な婚活市場のユニコーン。仕事でアイデンティティを打ち砕かれた時に、真っ先に声をかけ、選ばれたのは、元カレぴでしたってのが個人的に、明暗を分けたシーンだと思う。相手に何を求めるかで大きくわかれていて、自信と収入とキャリアを身に着け、自立できた主人公が最後に選んだのは、愛だったのかと思うと味わい深い。 - 逆火
めっちゃ好き。こういう不穏で、嫌な感じがする映画は何本でも観たい。ベストセラーノンフィクション小説の実写化で、そのノンフィクションがあまりに嘘ばかり、この真実が明らかになる部分にさほどカタルシスはない。意外と早く捲れる。ここはメインじゃない。貧困&毒親家庭ゆえの、嘘をついても文学賞の賞金を求めたってのも面白いし、製作を通じて主人公である監督の家庭とのコントラストも面白い。特に娘がぐれすぎ。髪の毛にちょっとメッシュ入れるくらいの不良娘かと思いきや、コンカフェでバイトしたがって、親に見つかる。実はホストなのか地下アイドルなのかに、ずぶハマりしてる。素人モノの動画に出る、トー横キッズになり果てる。主人公の倫理観を揺さぶってくるくだりは、ベタだけど面白い。商業的成功をとるのか、倫理的正しさをとるのか。お金をとったけど、娘は飛び降りをするくだりはちょっと謎。お金がないことを嘆いていたんだから、成功したら平和にならないの?って感じ。でももうそれより前に破綻してたんだろうな。かもめんたるのう大も良い味を出していて、「この映画は、同じような苦しみを抱えている人の救いになります」みたいな欺瞞の自己正当化セリフに対して、「ヤングケアラーの問題なんてみんなもう知ってる。それにそんな子たちは貧困だから映画を見に来れない。もし金があっても、アニメの映画とか、大作映画を観るだけ。この映画は、教養と金のある大人が観るだけだ」みたいな主人公の反論するシーンが、笑ってしまった。 - 国宝
出た、話題作。昨年のメガヒット。まあまあって感じ。小説を事前に読んでいて、小説はマジで良かったけど、その内容をショート動画にしたって感じ。映画は長尺だけど、語り口は端折りまくってる感じもする。気持ちの良いところだけを無理やり抽出した感じ。悪魔の契約みたいなノリ出してるけど、成功も名声も、そして親子愛も手に入れ取るやないかってのが残念。ロバート・ジョンソンに怒られるで。ただ吉沢亮と横浜流星の二人はすごいし、歌舞伎の楽しさが分かった。女形という世界の深淵さとか、色気に気が付く機会になった。戦後史のような歩みをしているので、「地獄に堕ちるわよ」と比較してみてたけど、後者の方が好きかも。 - レプリカズ
微妙。キアヌ・リーヴスである必要はない。途中までは設定の妙で沸くんだけど、途中からどんどんつまらなくなる。そもそもCGもなんか古い。同時期にエクスマキナが公開されていたと考えると、比べるべくもない。家族が事故で亡くなる。ハガレンよろしく、禁忌の門をあけて、悪魔に魂を売る技術者。クローン技術で復活させる。友人の研究者が過去の失敗談を話し、フリを作るもなにもなし。最後もクローンを作ってる会社から追われて、ぎゃあぎゃあするだけ。取って付けたみたいなハッピーエンド。こりゃダメだ。最初は成功したように見えたクローンが、暴走し始めるとか、重大な欠陥が後々分かるみたいな展開の方が良い。素材が準備できず、娘一人だけ復活できないことも、後々の話にそこまで絡んでこない。だったら出すな、ピストルが登場したら、それは発射されないといけないんじゃい。 - ルノワール
PLAN75の監督の最新作。明確なストーリーがあるってよりも、印象的なシーンの集積って感じ。父親がガンになり、亡くなるまでの、ひと夏の話ではあるんだけど、それだけでは語れない。昭和最後の期間に蔓延しているうさん臭さ、ずっと不穏な気配がする。インチキ臭い超能力や、健康グッズ販売、テレクラ、モラハラ夫などなど。友達の家の母親に、新しい靴下をもらうシーン。その友達の家にある浮気の証拠写真を、ダウジングゲームで見つけさせるシーン。そもそもそんなもん置いとくなだし、その後に引っ越しになるのも含めて最高。おかんは良い男に、おとんは健康詐欺に、それぞれひっかかるのも面白い。テレクラで、激ヤバ大学生、っていうか浪人生の家に行くシーンもひりひりする。末期のおとんが部屋の電気を付けたら、自分の死に装束があるシーンは切ない。少女が大人になるってのもそうなんだけど、大人の世界の汚さとか闇に触れる地獄めぐりみたいな話。河合優実の贅沢使いもすごいんだ。 - ブルーボーイ事件
良作って感じ。主役の女優さんを観たことないなって検索したら、オーディションで選ばれた実際のトランスジェンダーの女性。漫才で言うところの、ニン、というのか、これが乗っかってるだけで映画としての質が違う。分かりやすい法廷モノで、事件を巡って、登場人物たちの葛藤やこれまでの人生が見えてくる。錦戸亮も良いんだけど、ちょっと法廷で芝居がかりすぎかも。当時の世間の風向きはいかにも戦後って感じなんだけど、こういう偏見を持っている人は、まだまだ世の中に多そう。田舎に居場所がなく、都会に逃げてきた、という主人公サチの決断は現在にもありそう。エゴイストの鈴木亮平とも少し被る。旦那さんは旦那さんで、脚のハンデということで、苦しんできた過去もあり、過剰な気もしたけれど、終わってみると、良いカップルだったのかもしれない。「いえ、全然気にしないっすけど」みたいな、ハイスペ余裕ありあり、ホリエモンみたいなメンタルの男性なら、話の展開は変わってただろうし。 - 顔を捨てた男
Primeでの評価はそこまで高くなったけれど、個人的にはかなり好き。間延びしている部分もあった気はするものの、全体的にきちんとまとまっていた印象。主人公エドワードの不遇な人生の描かれ方も良いし、二度見必須の見た目からくる自信のなさも良い塩梅。フィクションな部分で、顔が完全に変わる。そこから不動産営業で人生が好転する。ここまで予想できたけれど、その後にかつて好きだった女性が自分をモデルにした劇を作っていて、そこに出演。さらに対となる存在で、同じような見た目にもかかわらず、周囲からの好感度&モテを手にしたオズワルドが出てくる。この存在がかなり残酷で、見た目ではなく自分の能力や魅力のなさで、人が離れていったと悟る。もとの顔への執着や、コンプレックスをこじらせた奇行が秀逸。昔の顔のマスクをかぶり、不動産営業を行い、キモがられてクビのシーンも好き。最後に凶行に及ぶシーンもこれまでの積み重ねがあったからこそ。原題は「A DIFFERNT MAN」。最後の「君は全然変わらないね」というセリフにかかっていて、ここも上手い。 - GO
窪塚洋介による窪塚洋介のための映画。タイトルは知っていたけれど、きちんと観たのは初めて。合法的に柴咲コウの制服姿を観ることができる、極めて文化的価値の高い作品。人種、民族、といった大きなテーマではあるものの、「これは僕の恋愛の話」ということで始まる。スパイダーマン1の「これは僕とMJの恋バナっす」みたいな冒頭を彷彿とさせる。走り出して始まり、走り出して終わる。親友の死を乗り越える過程や、親友から教わる落語やシェイクスピアなど、国を越えた芸術に傾倒する様も良い。父親と公園でタイマンを張るところや、警察官と打ち明け話をするシーンなど、好きなシーンも数多い。とにかく窪塚洋介がエネルギーに満ちてるし、カッコいい。画面に映える男。ファッションも真似したくなる。

GOの窪塚がカッコいい。いつにも増してオシャレ。顔がもうオシャレ。
髪型、ルーズな服装、全てが窪塚。こんな感じの気だるげで、ラフなテイストを真似していきたい。
今月に読んだ本まとめ
読んだ本リスト


- ラウリ・クースクを探して
架空の天才プログラマーであるラウリ・クースクにまつわる話。情報系にまつわる話も多いが、実は色覚にハンデがあったということや、友人知人にまつわる個人的な話。かつて天才だった友人が、とある出来事をきっかけに姿を消して、その友人を探し求めるストーリーだと分かる。大きな話なようでいて、実はこじんまりしているのも好き。親友になる人物が、唯一分かり合えるほどのプログラミングスキルを持った相手というのが、マンガっぽくて燃える。ソ連崩壊という史実をなぞっているような堅苦しいテーマだけど、さらっと読める。 - アクロイド殺し
アガサクリスティの名作。途中までのストーリーはふんふんって感じ。今の基準から行くと、「え、誰がどうなってるんだっけ?」となってしまう。また明らかに怪しい人物が出ていて、ミスリード感がむんむん。ただ最後の最後で、おお!ってなる。信用できない語り手ってやつ。これ、当時はかなり革新的な発明だったんじゃないだろうか。今では割と見る手法なんだけれど、もし0から1ならアガサクリスティは化け物すぎる。 - 分身
勧められて読んでみる。まあまあ。ストーリーが含む謎の割に尺が長い。「あれ、あなた、こないだ会ったわよね?」の繰り返しで、「クーロンなんでしょ?」と思ったら。案の定クローンでしたみたいな話。学術的な要素もあり、面白いんだけど、この謎一本で引っ張るには無理がある。30年近く前の小説で、致し方なしって感じではある。それに、顔が全く同じ人が街中にいても、服装やメイクが違えば、あんまり気が付かないだろって思うのは、美容やファッションが細分化した令和の感覚なのかも。東野圭吾は時として、こんな感じの医療ミステリーをしたがるけど、あんまりハマらない。ドラえもんの秘密道具みたいなもんで、そんな医療があるのねすごいのね、を越えてこない感じ。 - その裁きは死
名だたるランキングの1位を総ナメしてるので、気になり読了。結果、まあまあ。海外ミステリは面白いし、イギリスの風俗も分かるんだけど、それでも特に感慨はなし。もしかするとミステリーという分野は、日本が一番先頭を走っているのかも。探偵も一癖二癖あって面白いし、振り回されるワトソン役の著者も良い感じ。しかし真相の割には話が長いし、回りくどい。どんでん返しのレベルで行くと、最近読んだ中山七里の方が好み。読んで損はないけど、もう一度読むほどでも、みたいな後味。 - 武器よさらば
ヘミングウェイの名作。30歳の頃に書いたらしい。すごい。自身の戦争体験を踏まえて書いたんだと思う。まずタイトルがカッコいい。「陽はまた昇る」とか、「誰がために鐘は鳴る」とか、ヘミングウェイはタイトルがおしなべてカッコいい。「老人と海」は知らん、面白かったけど。アーネスト・ヘミングウェイって名前からしてオシャレ。予備知識が一切なく読んだけど、話自体は単純。とある軍人が、未亡人の看護婦(この時には看護師なんて呼び方はない)と恋に落ちる。離れ離れになり、雪山とか戦場とか、散々渡り歩いて、再会して結ばれる。逮捕されるかもと、二人で逃避行。最後は出産が失敗、死別。文体がシンプル、セリフも短い。淡々として、無骨な印象を受ける。極限化の状況にしては主人公の情緒はある程度安定していて、どこか客観的に日々を見ている印象を受ける。身近な人物が死に、主人公自身も深手を負う。色々な人と出会い、別れる。その中でも、主人公が一番強く持っているのは、死への恐怖でもなく、女性への愛情だったというのが面白い。100年近く前の小説だけあって、女性は男性の添え物感は否めないものの、じっくりを腰を据えて読むことで、芳醇な魅力に気付ける。ショート動画や要約では、絶対に味わえない読書体験かも。 - Schoolgirl
最高。九段理江は「東京都同情塔」しか読んだことなかったけど、これもめちゃくちゃ良い。二作目の「悪い音楽」の方が好き。こりゃ文藝賞とるわって感じ。どちらも一人称視点で、犯罪は犯していないし、一市民なんだけど、倫理観とかがずれていて、浮世離れしている。娘との関係に悩む母。ヴィーガンにかぶれ、地球環境に配慮しまくる過激派娘。娘の情報を知れるのは、娘が発信している動画だけ。間を取り持ったのが、太宰治の「女生徒」なのも、しびれる。「悪い音楽」はとにかく最高。音楽教師として、生徒への愛は全くないし、人生への主体性はない。でも音楽に対しては、純粋な情熱と興味を持っているのが良い。ずっと俯瞰で物事を見ていて、周りを観察している様も、朝井リョウとかと通じる世界観。男子同士の揉め事のヒアリングシーンも良いし、その中で、ケンカした原因は彼女の取り合いって、しょうもなさも良い。ミニマルな話なんだけど、展開に起伏があり、音楽会で地震が起こる、主人公が性的なカミングアウトをする、などちょっとずつ予想を裏切ってくれるのが興味を持続させる。 - まにまに
西加奈子のエッセイ。なんと田中渓が、なにかのチャンネルで紹介していた。バキバキの金融モンスターが、こんなユーモア&情緒のエッセイを好きになるなんて面白い。作家独自の感性で、世の中を見ているのが面白いし、こういうのを読むと、日々自分の気付きを面白おかしく記録していくのは重要だなと感じる。バトルロワイアルにハマって、身近な人をバトロワのキャラで言うと、って例える話も面白い。日常に潜む違和感とか、周りの人との交流の中で気が付いたことを、膨らませて、考えるのも西加奈子っぽい。この感性で、人情を含んだ小説をかけているんだと思う。まにまに、随に、この響きも柔らかくて良い。百人一首でも、神のまにまにってあったな。 - ブティック
書店で見かけて気になっていた池井戸潤最新作。面白い。一気に読んだ。というか池井戸潤の小説は、深みがあるわけではないけれど、ぶっ通しで読めるエンタメ感がある。主人公を徹底的に避難してくるウザい悪役がいて、「こいつは最後に痛い目見るんだろうなー」ってワクワクしながら読む。M&Aに関しての知見も深まるし、ビジネス読み物としても楽しめる。こういうファイナンシャル界隈の、なろう系小説っぽさは健在だけど、そこも含めてやっぱり楽しい。デフォルメされた分かりやすいキャラ付け、取り巻く関係性。キャラクターが勝手に動くというよりも、大きなビジネススキームと、仕掛けがあって、そこに沿ってキャラが動く感じ。キャラの魅力は特にない。でも話の骨格はやっぱりカルシウムもりもり。 - 信仰
村田沙耶香作品。「地球星人」の前後に書かれたのかな、短編集だけど、全編似た世界観を形成している。あいかわらず、世界の常識や、均一化された価値観への、憎悪が見える。この星には「ヒュポーポロラヒュン」って概念があるんです、ってノリが完全に「世界99」やないか!って思ってしまう。短編の中では、圧倒的に「信仰」が一番面白い。マルチで買わされた浄水器と、数百万円するブランドの皿は何が違うねん、ってのは言われるとあまり反論ができない。理解できる違和感や論理から、徐々に阿鼻叫喚なエンディングへと迎う手腕は相変わらずスゴい。 - 神の悪手
ヒカルの碁の藤原佐為の「神の一手」と対をなしそうなタイトル。短編集。全て将棋に関わる話で、この後に出てくる「おまえレベルの話はしていない」にも通ずるテーマ。ただ名人や竜王などではなく、負けが込んだ棋士の話ってのがアツい。被災地で性的搾取をされ、対局している間は衆人環視があるので、無事を確保できる女の子。天才に蹴落とされてしまった男。詰め将棋を応募してきた少年A。将棋の駒職人、師匠の作品を選ばれ、日の目を見なかった。話が広がるワンアイデアが秀逸。しかも全体を通じて、ミステリー仕立てになっているのも面白い。人のドロドロした感情や、妬みなどを描きつつ、毎回なんでこのキャラクターはこんな行動をとるのだろう、みたいな謎が回収されていくのが心地良い。 - 笑わない数学者
森博嗣作品。全てがFになるしか読んだことはなかったけれど、こちらも読む。面白い。ただざっと読みすぎて、途中から人間関係がごちゃごちゃになった。キャラも30歳過ぎの男が読むには、きゃぴきゃぴし過ぎ。大オチとしては、天動説と地動説みたいなパラダイムシフトがあり、そこが面白い。オリオン像が消えたのは、自分たちの立ち位置が変わったからで、そのために事件現場の認識がずれていたってオチは面白い。 - I
道尾秀介の作品。二つの章に分かれていて、どちらから読むかでオチが分かれる作品。自分が読んだ順は、たぶん救いのあるラストなんだと思う。ただ逆から読んだ場合は、なかなか想像できない。複雑といえば複雑だけど、普通に一本の小説として面白かった。「N」も良かったんだけど、ちょっと気を衒いすぎている感じもあって、これくらいがちょうど良い。戸籍がないボーイミーツガールの話も良いんだけど、事故によって見た目が普通から離れてしまった少年少女の苦悩のパートの方が、抉ってくる感じがして面白い。ただ戸籍ない&見た目が異形が、一人の少年に背負わされているのは流石に不憫。
今月は色々読めた。幸せ。海外文学にも触れることができたし、古典も触れた。下半期も本を読んでいく。
ここまで生きてきて分かったけれど、結局のところ、文章を書いて、映画を観て、本を読んで、ラジオを聴きながら散歩するのが一番楽しい人生なのだ。
面白かった表現まとめ

- 天地神明にかけて
- 死に水みたい
グラスを口につけても、全然飲んでいない人に対して - 髪の毛や爪、特に足の爪は、一番最後に栄養が行き渡る。だから足の爪がキレイな人は健康
- メガトン淫尻
よくよく考えると、すさまじいワードセンス - まにまに、隨に
- 稗史的
公式な歴史ではなく、民間に伝わる話や風俗などを記録したような様子、または大衆小説のように面白おかしく描かれている様子 - 相成りました、相成りましてございます
- 豚肉が好きでも、豚そのものを好きになる必要はない
- ちんちんデカ過ぎて、1回擦るのに8時間かかる
- 武器よ、さらば
- 月に代わって断捨離よ
- 海岸見たら、Windows思い出す
- 教育というものが、概念として存在するならば、自分の生き様を見せること以外に、他人に教えることなど何もない。一般に使われている言葉は、ありもしない幻想でしかない。

先月訪れた伊良湖岬での一枚。岩の隙間から海が見える。通り抜けたら、違う世界に飛んでしまいそう。

勤務中に何度見たか分からないWindowsの海岸写真。特に俺はサボってトイレに行ったり、フロアをうろうろしているので、何度もWindowsマーク+Lボタンで、スリープモードにしている。
非常に伊良湖岬を彷彿とさせる。いや、逆か。伊良湖岬からGAFAの片鱗を感じるのだ。
面白かったエンタメ

- サンリオ アニメ

サンリオの「スーパーキュートアドベンチャーズ」。上記画像はサンリオの公式サイトから。めちゃくちゃ可愛い。結局のところ、サンリオはめちゃくちゃ可愛い。
HIP HOPにおけるDef Jam。サッカーにおけるバルセロナ。サンリオに所属している子には、ハズレがない。全員隙なし。
スーパーキュート、って名前に負けてない。すごいっぴ。キティちゃんが可愛いのはもちろんなんだけど、動くとなおさら可愛い。全員素朴なフェイスなんだけど、そこもまた素晴らしい。
あとキティちゃんって、基本は正面からしか見たことないんだけど、横から見える場面があって、思ったよりも顔が分厚い。奥行きがある。俺が持ってるぬいぐるみなんて、ぺちゃんこなのに。
バツ丸も、天使な小生意気な感じが可愛い。ポチャッコも良い。あんまり性格まで知らなかったんだけど、意外とアグレッシブ。
ボーイズグループを結成し、ダンス大会に出る際に、ポチャッコに白羽の矢が立つ。「ボーイズグループに向いてるか分かんないけど、僕、挑戦は大好きなんだ!」って返事をする。
ベンチャー企業でも立ち上げそうなメンタリティ。と思いきや、キャラクター紹介ページを見ていると、バツ丸の自己紹介に、「将来の夢は社長になること」と書いてあった。
「好きな食べ物は、銀座の高級お寿司とポリパリラーメン」、とも書いてある。嫌味な金持ちっぽくもあり、そもそもパリポリラーメンってなに?でもある。
サンリオ世界だけに流通しているお菓子なんだろうか。クレヨンしんちゃんにおける、チョコビみたいな。
そして今回初めて知ったのが、黒猫のチョコキャット。日本ではマイナーらしいんだけど、海外では人気だそうな。
調べてみると、アメリカ、ブラジル、ドイツ、スペインなどでは軒並み3位以内にランクイン。ブラジルなんて一位である。ブラジル人はお尻の大きな女性が好きってのは有名。

にしては、こやつの下半身はぺなぺな、貧弱すぎる。でも可愛い。キャラ紹介を見ると、「元気いっぱい!でも、ちょっとおっちょこちょいな黒ネコの男のコ」らしい。うーん、きゃわいい。
ポチャッコの自己紹介には、「好奇心旺盛でおっちょこちょいで、ちょっぴりおせっかい」と書かれていた。え、かぶってない?
9人しかいないキャラで、おっちょこちょいが被ってる。でもポップな可愛いキャラは、確かにおっちょこちょいとか、元気くらいしかキャラのつけようはないんだと思う。
「気分がすぐに乱高下する、時々SNSにポエムを載せるメンヘラちゃん」なんてキャラクターがいたら、一部の層からしか人気は得られない。だからこれで良いのだ。可愛いは正義。サンリオは、もはや信仰である。
初めて経験したこと

- AIの使い方を考える
- Twitter(X)を消す
Twitterなんて所詮は便所の落書き。読むだけ時間のムダ。流れてくる情報は、客観性のない悪口か、胸の大きな女優の画像くらい。毒にも薬にもならない、数ヶ月もしたら風化する、芸能ゴシップや、新入社員のやらかしばかり。実際にマンジャロは毒か薬なのかもよく分かってない。開設したのは、このブログを広めるため。ところがTwitter経由で、まったく閲覧者が増えていない。こうなるとマジでムダ。よってアカウント削除。人生は短い。
AIの使い方を考えている今日この頃。AIに関して聞こえてくるニュースは、危機感を煽るものばかり。
「今後ホワイトカラーの大半は無職、人権なし」、「格差が広がる」、「アメリカではシゴデキのイラストレーターもクビになった」。
AIを使いこせる奴が総取りだ、欲しけりゃくれてやる、世はまさに大AI時代。こんな文句が日々発信されている。

間違っているとは思わないんだけど、実際にどうなんだろうか。AIなんて所詮はツールだし、ジャンルで言えば、電卓やExcelと同じはず。
「AIを使いこなすこと」はゴールではなく、「AIというツールを使って、問題を解決すること」がゴールであるべき。
そもそも僕は無職になっても良い。お金に不自由がなければ。仕事が欲しいわけではない。一生困らないだけのお金があれば、仕事がなくても良い。毎日文章を書いて遊べるし。
とはいえ、日々「AI使えない奴は、そのうち死ぬ」とばかりに、ナイフを首に突きつけられて生活していると、やはり気は滅入ってくる。
そんな中、AIを使うにあたって、大事な心構えを知った。
- AIに考える仕事まで丸投げすると、人間の判断力は衰える
思考力は筋肉と同じ、負荷をかけるべし。面倒な文章を読んだり、難しい概念と格闘する必要がある - 自ら問いを立てたり、人生の優先順位を決めるのは自分
- 「最初のぐちゃぐちゃした思考」は、自分で行う。何に違和感を覚えるのか、どうアプローチするのか、自分で考える。
- 自分自身のトレーニングデータを作り続ける
現実の世界で面倒なことに邁進する。退屈し、失敗し、自分の中にアーカイブを作っていく
AIは車とか、乗り物と似ているかもしれない。思考のスピードを上げることはできるけど、頼りすぎると脳の健康を害する。
重い荷物を運んだり、長距離はスムーズに移動できるけれど、ずっと車に乗り続けていると生活習慣病になる。
AIも単純作業を簡略化したり、ムダな工程を任せたり、自分が作ったものを客観的にチェックさせたり、そういうことに使う。
AIを使えるようになるべきだけど、思考を明け渡してはならない。ということで文章はAIで粗製濫造できるけれど、こうやって自分の頭で書くことが大事。文章を書くまでの過程に意味がある。
その他
イギリス&ドイツ旅行予約
予約金額は総額38万円

ヨーロッパ旅行を予約した。8月に行く。一週間くらいで、行き先はイギリスとドイツ。
どちらの国もずっと行きたかった。やっとこさ行ける。というかやっと踏ん切りがついた。お盆を外した期間に旅行することにした。下はchatGPTに作らせた旅程表。
- ロンドン
UKロックが昔から好き。UKファッションも好き、ルイスレザーとドクターマーチンを愛用。ハリーポッター、ホームズ、007などのカルチャーも好き。 - ミュンヘン
ドイツの合理的な文化が好き。街並みが好き。ドイツの文房具などの工業製品が好き。「年収290万円でもなぜ幸せなのか」、購買行動に走ることなく幸せに生きている様を見たい
久しぶりの一人旅。ヨーロッパに行くのは、大学の卒業タイミングだったから、10年ぶりになる。当時はiPhoneSE(初期)で、出かけた記憶があるな。
ドイツの年収を念のために調べたら、年収の中央値が960万円くらいだそうな。日本よりもはるかに高額。
2016年にパリに行ったときは、航空券とホテル代込みでも、20万円くらいだった記憶がある。今回はホテルと飛行機代込みで38万円くらい。ロンドンとミュンヘンの航空券も込み。
どこを回るかはまだ確定していない。これから決める。でも今年の夏、ヨーロッパに行くのだ。それだけは確定している。
英会話を、きちんと勉強してみる

実際に旅行するまで、あと二ヶ月弱ある。せっかくなので、この機会に英会話を勉強してみたい。
語学勉強は脳を活性化する効果があるらしい。英語ってなんか勉強する気が起こらなかった。大学受験で使ったし、就活でTOEICスコアを書くために勉強した。
昨年は社内の昇格要件を満たすために、TOEICを受けた。だいたい800点くらい。悪くない。でも別に人生が変わるものでもない。
まずもって、僕の生活に英語の入る余地はない。仕事で使わってないのだ。これまでも使う場面はなかった。海外とメールのやり取りをすることはあっても、DeepL翻訳でなんとか逃げ切っていた。
ただせっかくなので、英会話の勉強をしたい。ここで重要なのが、英語の勉強ではなくて、英会話の勉強ってこと。
日本語の英語の教育はすべからく、読むと聴くだけ。話すと書く、は全然できない。インプット偏重型。
結局のところ、日常会話で用いる単語数なんて2000語あれば事足りる。pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis、ちなみにこれが最も長い英単語。
微細な珪肺の粉塵を吸い込むことで引き起こされる肺疾患、を指すらしい。こんな単語なんか知らなくてもやっていける。
重要になってくるのは、反射的に文章が出てくるようになることで、高い知能は必要ないはず。アメリカ行きゃガキでも話してるんだから。

ということで僕はこれから毎日ミニマムで15分、余裕があれば30分間英会話の勉強をしようと思う。
英会話練習メニュー
- 基本フレーズの暗記
毎日、口に出して発音する。必要な例文はChatGPTにてイラスト化。 - シャドーイング
YouTubeのいくつかの動画をリピートして、例文をシャドーイングする - ChatGPTと会話する
言語を英語にしてみて、対話練習をする
習うより慣れろ。まずは実際に自分の口で発音して、慣れていくしかないし、耳に馴染ませるしかない。
「英語は一度身につければ一生使えるスキル」なんて、ひろゆきも言っていた。世界は広がりそうだし、やってみる価値はある。
わたしはこの夏を英会話に捧げようと思う、成瀬マインドを胸に刻む。
モノを長く大事に使うということ

ドンデコルテ渡辺銀次の影響か、最近はモノを大事に長く使いたいという気持ちになってきた。経年変化を楽しむのだ。
思えば僕は物持ちが良い。30年以上もプーさんのぬいぐるみを大事にしているのだ。もはやプーさんだったのかどうか分からないほど進化を遂げている。
客観的な意見が欲しくて、chatGPTに画像を読ませ、「このぬいぐるみに名前をつけてみて」と指示を出す。
「この子はもう、普通のかわいい名前じゃ追いつかない気がする(笑)。写真を見た瞬間の第一印象は、「ごんぞう」だった。」。ナメんな、マジで。笑ってんじゃねぇ、人工知能風情が。
プーさんだつってんだろ、なにが「ごんぞう」だよ。どっちかって言ったら、熊を猟銃で撃ってるじじいの名前だろうが。
今月はモノに対して考える機会が多かった。ドクターマーチンと革クリームを買ったのもそのひとつ。
また弟に20歳の誕生日にもらったG-SHOCKのスピードモデルの電池が切れてしまい、その電池交換をしたのも大きい。数ヶ月使えなかったんだけど、いざ再び使えるようになると、ありがたみが増す。
何気に電池交換が4,000円近くしたけれど、13年間動いてくれたので、機械式時計に比べたら雲泥の差。
革製品はずっと好きで、財布、キーケース、ペンケース、など、小物は基本レザー。もう9年くらい使っているレザーの手帳カバーに、マーチンのオイルを塗った。

金子賢の暮らしが特集されていたんだけど、いたって幸せそうではない。
デカい家に住んでて、山ほど服を持ってる。高価なブランド品も、ナイスなストリートなTシャツもある。スニーカーもいっぱいある。未着用なのもいっぱいあるらしい。羨ましい。
キッズリターンみたいな名作にも主演で出たのに。「ごくせん」だって、全シリーズ出てるのに。

どうでも良いけど、ごくせんって聞いたら、仲間由紀恵、金子賢、生瀬勝久、松潤、亀梨、赤西、などを思い出し、脇くんを思い出す。
脇くんって、一時期ジャンプの後ろに絶対広告出てたよね。「君もスターへ本気でトライ!!」って、脇くんはスターだったんだろうか。その事務所に入るくらいなら、鈍牛倶楽部に入りたい。
でも幸せそうではない。食事も毎日同じものばかり食べてるみたい。玄米と鶏肉ばかり。同じものばっかり食べるけど、クリロナとかしみけんみたいな、ギラギラな感じもない。
好きなものをしこたま買っても、そこまで幸福でもないっぽい。Tシャツ2,000枚で無理なら、3,000枚買えば良いってことではない。物量ではどうにもならん。

結局人の幸福度や人生の満足は、物欲で解決できる範囲は決まっているのかも。それに買ったまま全然着ていないなら、ムダも同じ。
モノをどれだけ持っているかよりも、どれくらい愛着を持てているかとか、どれくらい思い出があるかの方が大事なのかもしれない。
売れていない時期、お金がなかったとのことで、安いブーツを買い、手入れを繰り返しながら履いていたそうな。金がなかったから、必然的に経年変化を楽しまざるを得なくなったとのこと。
良い。清貧って言葉がしっくりくる。ライフスタイルからくるファッション。グランジファッションとかとも同じ。それしか着るものがなかったから、ボロボロのネルシャツとデニム着てます、みたいな。
こだわりを持って使う。値段関係なく、大事に使う。手入れをする。イチローも、自分の手でグラブやスパイクの手入れを行ってたなんてのは有名な話。
服にしてもそうだし、アクセサリーなどもそう。財布やキーケースにしても同じ。きちんと手入れをする。そして長年使えるモノを最初から選ぶ。
不思議なもので、ずっと着ようと思って購入した、デザイン性の高い服は数年で着ることはなくなる。しかし安価でも、ベーシックなデザインのものは、今でもきちんと着ている。

キムタクのスタイリストとしても有名な野口強も、いつも同じような格好をしている。このデニムもヴィンテージのもので、足元はレッドウイングだろうな。定番はやはり強い。
2,000円で買ったオーソドックスなGUのデニムシャツなんて、15年くらい着ている。長年使うものは、買う時から勝負は決まっているのかもしれない。

