誰かを応援しているだけの主人公。こんなことはない。でも自分の人生、自分が主役なのに、現実社会においては結構見られる。
・自分のことよりも他の人のことを意識してしまう
という人にむけて書きました。
自分の人生。これは長いストーリーで、あなたは花形スター。ストーリーなんだから、どこかで下げるシーンがある。
ミスしたり、怒られたり、失恋したり。しかしそれで良い。売れるストーリーには、絶対に主人公が負けるシーンがある。
「自分の人生、自分が主役」と考えられると、人生の解釈が変わって、生きやすくなります。おすすめ。
自分の人生、自分が主役
「自分が主役」という思考を上手に使う
よく言われるけど、自分の人生が自分が主人公だと思う。30歳を越えてから、なおさらそう感じるようになった。
幼稚な考え方な気もするけど、今こそ主人公思考を呼び起こすべき。だって気を抜いたら、主人公にあるまじき行動ばかりをしてしまうんだから。
「自分の人生だけど、初めて主役になれた気がしました」、漫才コンビのウエストランドがM-1に優勝した時のコメント。大人になると、主役と感じられる機会は減る。
ここでややこしいのが、「自己愛性パーソナリティ障害」なんてのも世の中にある。自分の重要性や才能について、誇大で根拠のない感覚を抱いているというもの。
途方もない業績、影響力、権力、知能、美しさ、ドラマみたいなロマンスを妄想してる。「オレ、特別かつ独特、優れた人々とだけ付き合った方が良い!」って信じてる感じ。
自分の人生の主役は自分だと思うと、嫌なことが起こっても解釈でカバーできるようになる。しかし客観性がないと、自己愛性パーソナリティ障害の技あり。バランス感を大事にしたい。
人生をストーリーで捉えることが大事
ストーリーは人類の裏コード
人類の最高の発明のひとつがストーリー。ストーリーで物事を捉えられるようになったことで人類は進歩した。
小難しい理屈は入ってこない。しかしストーリー性を持たせることで、人は容易に咀嚼できるようになった。
学校の授業で習った慣用句やことわざは覚えれなくても、「うさぎと亀」の話は覚えている。
人類のバグだと思う。情報量は多くなっても、物語形式であればするすると脳内にインプットされちゃうんだから。バグ技、人類の裏コード。
大事なのはストーリー。ストーリーは大きな意味を持つ。「サピエンス全史」でも書かれていた通り、人類は形のない「虚構」を信じることができる。(https://amzn.to/4ctFTlV)
売れストーリーは必ず、起伏がある
人生はストーリーであり、僕らがそのストーリーの千両役者。ワンピース然り、ハリーポッター然り、優れたストーリーには必ず共通点がある。
というかほぼ全てのエンタメに共通している。それは上げ下げ。必ず起伏がある。良いことが起こった後には、悪いことが起こる。悪いことが続いたら、どこかで良いことが起こる。
上司にキレられた、大舞台で失敗した、失恋した、全て伏線。ここから新しい展開が始まる予兆になる。
主人公が最初から最後まで勝ち続けているマンガ、成功しかしてません、くそつまんねぇ。誰が読むねん、そんなもん。打ち切りや。
能力はあるけど、ライバルにボロ負け。近所の隠居したかつての天才じいさんと、血の滲む特訓に励む。その後に無事にライバルに勝利。
クラスメートを好きになるけど、そのクラスメートは自分の親友のことが好き。振り向いてもらおうと努力している間に、そばで支えてくれた他のクラスメートがとめでたく付き合う。
こういうもんだ、ストーリーってのは。どこかで失敗しないと、話が面白くならない。僕らの人生もそう。失敗しないと、ムカつく瞬間がないと、深みのあるストーリーにならない。打ち切りレベルで終わってしまう。
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推し活をしている暇なんてない
誰かを羨むだけムダ
他の人を自分の人生の主役にするのはNG
分かった気になってはいけない。ナメてる、正中線に、百裂拳を叩き込みたい。
自分が主役、ふむ。裏を返すと、他の誰かを、自分の人生の主役に据えてはダメ。
自分が何かを達成できないからって、代わりに誰かを応援する奴。アイドルとか、インフルエンサーとか。
SNSを見て、自分よりもキラキラしている人を見て、指を咥えているだけの奴。他の人が輝いている瞬間のエキストラに進んでなりに行く見下げ果てた奴。
ダメ、絶対。なんでやねん。なんでそないなことになるねん。
誰かを応援しているだけの主役はいない
誰かを応援しても良い。自分で稼いだお金なんだから、好きに課金しても良い。しかし自分が主役で居続ける意識を持て。持つんだ、ジョー。
悟空が、フリーザを倒すのを、誰かに任せたか?ゴンは念の修行を、誰かに託したのか?
桜木花道が流川の凄さを知って、バスケを辞めてしまったのか?ナルトは落ちこぼれだからって、サスケを応援していただけだっけ?
否。ノン。いいえ。そんなことはない。そんなことでは、主役にはなれない。
他の人を羨んでいるだけ。誰かを応援し、夢を託すだけ。そんな人物は主役じゃない、脇役だし人気投票でもランクインはしない。
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誰かを推すな、自分を推せ
「推し活」は現代のトレンドになってる
いつのまにか市民権を得ていた単語「推し活」。あんまりよく分かってない。
というか「〜活」で終わる単語は、ちょっとうさんくさいとすら思ってる。ちなみに「オタ活」とは少し違うらしい。
むずい。しかも「オタ活」と書かれているサイトもあれば、「ヲタ活」と表記されているサイトもあった。むずすぎる。
京都の祇園を「ぎおん」と読んだり、「ぎをん」と読んだりするのと同じことなんだろうか。ヲタかくとまってるのね、ふーん、いとをかしじゃん。
自分のイチオシのアイドルや芸能人やキャラクター、さまざまな方法で応援する活動のことを「推し活」と言うそうな。
また推しの種類も多種多様。アイドル、芸能人、歌手、スポーツ選手、声優、YouTuberなどリアルな存在から、アニメや漫画のキャラクター、Vtuberなどリアルな存在でないものまでが対象。広い。
建築物や鉄道、仏道など、人物以外を推すこともあるとも記載があった。そんなのもアリなのね、アニミズムが過ぎる。
まずは自分を応援するのが一番である
家族や友人やパートナーを応援するのは分かる。自分の子供が部活の試合でレギュラーに選ばれた、そりゃ応援するわな。
しかしよっぽど身近な存在でないなら、そいつの応援は二の次。まずは自分で自分を応援する、鼓舞する。推す、押忍。
だってそうやん。そのアイドルはきっと、他の誰かが応援してくれてる。僕らが応援しなくても、応援する人の母数は変わらない。
でも僕らは?翻って、我々は?誰か僕らのことを応援してくれているのだろうか?推してくれているんだっけ?
きっといない。だからこそ自分で自分を推すしかない。自分で自分に時間と労力とお金を割く。そしてよりイケてる存在にアップデートするしかない。
最初から最後まで誰かを応援し続ける主人公はいない。誰かを押し続ける少年マンガの主役はいない。
誰かを推すのは、自分の人生の主役のバトンを誰かに託す行為なのだ。ほどほどに。
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人生の主役になるための下準備
マンガの主人公のような行動をする
人生の主役として生きていくためには、すべきことがいくつかあるはず。
- 人と比べない
比べたら差を埋めようとするか、違うフィールドで勝つ - 修行をする
主役は定期的に挫折し、修行フェーズに入る - 健康である
主役はとにかく健康で、動き回る - 解釈を変える
ミスをミスで終わらせるか、伏線と見るかの差は大きい
分かる。きっとこんなリアクションをする。
しかしやる。なぜならあなたは主役だから、花形だから、千両役者のドル箱スターなんだから。
ミスっても、挫折しても良い。誰かにキレられても、メンタルが折れても良い。そこからだ。
「こっからっす」って強がれるかどうか。まぁ某○ープンハウスのやばいフレーズやけど。
ファイナルファンタジー10の登場人物のアーロンも「これはお前の物語だ」って言ってた。まぁ10はプレイしてないんだけども。
失敗&修行をセットにする
僕らと主役の違いの最たるものは、負けからの復帰。勝っている時とか、調子づいている時は、同じ様に振る舞ってる。
試練を乗り越えたら、僕らもルフィも喜び方はほぼ同じ。人間が嬉しいという感情を表現するのなんてだいたい同じ。
しかしミスった時、敵に負けた時、挫折した時、ここが違う。ストーリー上、主役は必ず立ち上がる。そうでないと話が進まない。
ライバルに負けました。ウジウジしてます。立ち直れません。引きずってます。完、先生の次回作に乞うご期待ください。クソが、誰が読むねん。今のはじめの一歩みたいになってまうやろ。
負けても失敗しても良いけど、その後のリカバリーや修行が必ずセットになる。もしくは何か他の方法で勝てないか試す。
負けた後の行動が違うし、失敗した後の解釈が違う。「あの時に負けた意味はあった」って思え、オレも思う様にするから。
どう生きても、ドラマになる
ミスりまくっても、それはそれでおもろい
人生に正解はない。ならきっと不正解もない。犯罪をしたり、人に迷惑をかけない限りは何をやっても良い。
ミスりまくっても、失敗しまくっても、それはそれで面白い。愛すべき主役としてノミネートされる。
成功してもドラマだし、どう転んでも傑作になる。問題は主人公がきちんと我が道をいっているか。
近くの悲劇は、遠くから見れば喜劇。主人公として振る舞い続ければ、何かしらの味は出る。逆に主人公であることを放棄して、他の人を主役においたらその時点で終わり。
この思考が希薄だと、人生に主体性がなくなる。幕は上がってる。そして世界では現在まさに70億近くのストーリーが繰り広げられている。
マルチユニバースだから、出演者は結構かぶってる。他に数多くの舞台がある。だったらあなたは、今いる舞台で主人公然として、我が物顔をしてもバチは当たらない。
まとめ
では、最後にこの記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 人生をストーリーとして捉えると、人生の解釈が変わる
- 人生の主役であるために、修行をすべし
- 何が起こっても、人生にドラマは生まれる
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
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