会社員コルレオーネBLOG

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浪人生という何者でもない人種!浪人生を電車で見かけたら、暖かく見守ってほしいという話!

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浪人生、毎年1月になると思い出します。先日センター試験ありましたね、世間の大半からすれば関係のないことかもしれません。教育業界の人々、大学受験生とその家族くらいですね。しかし、ここに至るまでやここからの受験本番まで苦しい戦いが続くのです。

 

現役時代、浪人生、塾講師として10代後半~20代前半を過ごしてきた僕が浪人時代の思い出や苦悩を書きます。
受験生や親御さん、悩んだけど浪人を選択しなかった人たちに読んでほしい!

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そもそも浪人するべきか?

まず、浪人生になるべきかならないべきかという質問に回答します。
大学進学は決まっているが、どこも大学に受かっていないという場合以外は浪人するか否かで悩むことになります。「第一志望は落ちたけど、滑り止めは受かった」という人ですね。

具体的な大学名をあえて出しますが、関西なら「関関同立」、関東なら「MARCH」以上に受かっているのであれば無理に浪人する必要ないと思います。
これはあくまで持論。

 

勿論大学で入学するなら、少しでもブランド力があったり、偏差値が高いところに行くのが良いでしょう。入った後、卒業するのが大変というのもありますが。しかし、ある程度のレベル以上になると正直そこまで変わらないなと。

 

超大手の上場企業で採用担当をしている友人がいるのですが、「学歴フィルター」なるものはやはりある様。聞いていたり、肌感覚ではある程度のレベルになればあまり学歴は関係ないかなという感じです。
まぁ、これはあくまで就職に関してというもの。レベルの高い大学での環境に身を置くことには大いに意味はある気はしますし、そこでできる友人はかけがいのないものだとは思います。

家と予備校の往復だけの浪人生だった

僕は現役時代には、第一志望のみ受験、不合格だったため「行くとこない浪人」だったわけです。なるべくしてなった生粋の浪人生ですね。滑り止め受けるくらいなら第一志望の勉強しようという気概に満ちていたわけです、若いって怖い、やべぇ。笑

 

大阪難波にある某予備校に通うことになりました。僕の通っていた高校はぼちぼちの進学校で、みんなレベルの高い大学を受験。しかも、結構向こう見ずな受け方をしていました。その結果、学年の4割くらいが浪人生という恐るべき惨事に。高校教師達は「浪人してでも第一志望に行くべきだ!」と耳がたこになるくらい僕らに言っていました。洗脳の甲斐があったってもんでしょう。

 

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そんなこんなで予備校に入ると、知っている顔がずらり。実質高校4年生ですね。笑大規模で生徒数一クラスで200人くらいいたんじゃないかな。毎週月曜日席替えがありましたが、最後まで全く話したことない人もいっぱいいました。

 

毎日のスケジュールは、

  • 9時から授業で16~17時頃に終わり。
  • そこから20時くらいまで自習し帰宅。
  • 家に帰り夕飯、風呂を済ませしばらく勉強し、1時ころに就寝。


こんな生活でした。朝少し早めに着いていたので、全く日に当たらない生活でした。どんどん肌が白くなる。笑

 

ほとんど遊びに行くこともなく、彼女を作る気もなく、1年間過ごしました。じゃあ「そんな生活楽しいのか?」と聞かれたら、「とても充実していた。」と回答できると思います。自分の人生を自分で進めている気がしていたから。現役時代の時は、本気で受験勉強にシフトするタイミングが遅く、終わってみたら不完全燃焼感が残ったんですね。そういう未達成感があったのも良かったかもしれません。

浪人生という生態

浪人生はやはり浪人生同士で行動することが多くなります。大学生になった高校の友達とかに会うと、辛さが増しますからね。すごい楽しそうだし、なんなら可愛い彼女ができたりしているわけです。修行僧の様な生活をしている我々とは住んでいる世界が違う、少なくとも今のところは。

 

そして、予備校では示し合わせたわけでもないですが、新たな人間関係が生まれます。授業の合間の10分の休憩時間や、昼食時や終わってからの自習の休憩時間。同じ高校だった友人以外ともコミュニケーションをとるようになるんですね。しかし、これは実体験でしかないですが、同じ大学に行った場合は除き、予備校を卒業してから会う機会はもうほぼ無いです。

 

個人的なあるあるかもしれませんが、そんな気がしている。例えば旅行先で仲良くなった人も実生活で会ったらあの時の様に気分が弾まなかったり、これと似ていますね。

 

僕は映画「タイタニック」はディカプリオが悲願の最後を遂げて結果的に良かったのかなと思っていて。だって、あの後もしディカプリオが生きていたら、絶対に長続きしない。笑

 

「今まで出会った男性と違う!」という感動も一ヶ月で冷めて、おそらく三ヶ月も経てば破局すること間違いなし。笑

 

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結局こういうことで、浪人生の友情はこのタイタニックマジックの長い版みたいなもんです。大学生になり、自由を謳歌し、キャンパスライフを送ると苦難を共にした仲間を忘れてしまう。というか忘れたいのかも。でも、浪人生という「何者でもない」期間を一緒に歩んだ絆は本物のはず。

 

おかしなもので、社会人になり今までの人生で最も使えるお金があるのに息苦しさや不自由を感じている。しかし、浪人生の頃はなぜか「生きている実感」があったんです。何年も経った今思い返すと、「自分の時間の全てを自分の目標達成のためにのみ使える」ってすごい贅沢だったんだなって。

 

「今からの頑張り次第で自分は何にでもなれる」って心の底から信じて生きていたんじゃないかなって。

 

奈良から大阪に向かう電車は社会人でいっぱい、しかしたまに高校生もいます、大学生もいます、そして浪人生もいます。浪人生は一発でわかります。イケてない服を着て、もしくはおしゃれになり損ねた格好をして、英単語帳をかじりつく様に見ているから。僕もそうだったから。

 

花火大会の日も籠って勉強、夏祭りの日も模試対策をして、クリスマスも関係なし。そんなもんです。

浪人生はオススメできるけど、万人にではない!

浪人生は、遊びたいという気持ちがあればかなりしんどい環境です。しかし、自分の目標達成のために全力を尽くしたいという気概に満ちていれば、最高の環境でしょう。まぁ、一種の変態になればOKということですね。笑

 

社会に出てから大変なことは数多くあります。仕事の話、お金の話、家族の問題、子育て、親の介護など。大学卒業してからの方が長いのですが、受験生からすれば間違いなくそれまでの人生で最も苦難の時期でしょう。

 

浪人していない人に言いたいのは、「浪人生活は充実はしているけど、大変」ということ。誘惑を振り切って頑張るのも勿論ですが、終わってみて感じた辛さはまた別のものですね。それは、まだ「何者」にもなっていないという状態だったんじゃないかなと。

 

高校生でもないし、大学生でもない。仕事はしていないからフリーターでもない。「浪人生」という言葉があって本当に良かった。社会の中で何かしらにジャンル分けされていなのは心細いもの。医学部を目指す浪人生の階では、敬語が話されていました。一浪じゃない方も多くいらっしゃると。笑

 

なので、電車で浪人生を見かけたら優しく見守っていただきたいですね。そう思うと、両親には頭が上がらないな。予備校費用出してもらったし、毎日弁当を作ってくれました。

 

浪人している際は、毎日必死で実感ないかもしれませんが、終わってからでいいので周りの人に感謝しましょう。勉強のことだけを考えていて良い環境をつくってくれたことに対してです。そして、周りの方は浪人生を労ってあげてください。彼・彼女はこれまでの人生で最も大きい壁を乗り越える努力を終えたのですから。結果も勿論ですが、プロセスにこそ意味があります。

まとめ

最後に浪人を考えている人に改めてアドバイス。参考程度にしてください。
すでに一定レベル以上の大学に受かっている場合は、その大学に進学するのもアリです。でも、もし現役時代に不完全燃焼感を持っていれば浪人するのは良いと思います。「あの時こうしておけば・・・」は人生において大きな荷物になりますからね。

 

そう考えると、ベストを尽くして第2志望だったある程度のレベルの大学に受かっている様な人はあまり浪人する必要ないですね。笑(あくまで就職という観点で見れば)

 

あと、留学がしたい、〇〇を勉強したいなど自分がしたことが明確な人、こういう人は早く大学に進んだ方がいいですね。若い時期の1年間とお金を使うなら、もっと自分を成長させる使い道があるかと思います。

 

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「もう一回浪人したいか?」と聞かれたら、絶対に「No」。でも、「浪人の経験は活きているか?」と聞かれたら、絶対に「Yes」。案外人生で歯を食いしばった時期の方が覚えているものです。


浪人せずに大学に行けた人、ようこそ華やかな世界へ!
浪人になった人、ようこそ素晴らしき世界へ!
未来は明るいぜ!