職場やバイト先や学校。身の回りにいるヤバい人。しかしそれで良い。ヤバい人がいる方が良い。

これが僕からの提案。僕はアラサーでそのうちに30代になります。20代は色々な経験をしました。
成功体験も今に活きてる。それと同等かそれ以上に、失敗経験も活きてる。20代で人間関係で失敗したことが、今の自分を形成してる、間違いない。
特に僕は20代の新卒社員時代、人生初の上司と同僚が、どうしようもなく群抜きにおかしい人たちだった。
当時はツラくて仕方なかったけど、人としての許容範囲が広がった。人間関係に悩んでいる人の話を聞いても、深いレベルで理解できるようにもなった。
「世の中には、おかしい人がたくさんいる」と頭で分かっている人は多い。しかし肌感覚で納得できている人は、それに比べると少ない。
人間としての器を広げるためにも、若いうちに周りに多少ヤバい人がいるくらいがちょうど良い。

・おかしい人が身の回りにいて、悩んでいる
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 20代のうちの失敗経験は、リカバリーが効き後にも活きてくる
- 人間関係で会ったヤバい人の数で、自分の器や許容範囲が決まる
- 良い人は話のネタになりづらく、ヤバい人はコンテンツになりやすい
記事の前に自己紹介!

・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました ・20代で貯金1,200万円達成
・映画・読書・音楽と膨大なインプットから、生活に人生を充実させるノウハウを発信
20代のうちに苦難を味わっておくべき
僕の20代はもう終わる。色々あった。
20代で良かった過ごし方、やめておくべきだった過ごし方、終わってみて気付く。

というのが所感。
10代で浪人して大学へ進学。20代で一留をキメちゃう。痺れた、あん時は。人生終わったって思ったもん。
しかしなんだかんだで、20代のミスは20代のうちの努力でリカバリーできる。若い時の100のミスは、老いた時の20のミスくらいなものかもしれない。
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20代を送る上で、参考にしていた本がある。本田健さんの「20代にしておきたい17のこと」。
この10年を過ごす上での指針となってくれた、感謝。ということでいずれ30代バージョンを買わねば。
この本の中で、意外と過小評価されがちなのが、この教え。

人生の後半の失敗はエグい。経済的にも社会的にも立ち直るのが難しい。しかし20代のうちならやり直しがいくらでも効く。
子供の頃の38度の熱と、大人になってからの38度みたいなもの。苦難の経験を積むなら、早い方が良い。
ただ分かっていても、なかなか難しい。そりゃそう。できることなら失敗なんかしたくない。
ということで、おすすめの方法は解釈を変えてみる。

と捉え直す。
積極的に失敗をするのは気が引けても、今悩んでいることを「若いうちにこのトラブルがきて良かった」と考える。
僕自身でもそうだけど、うまくいかなかった失敗経験こそ今に活きてる気がする。
野村克也元監督もこう言ってる。

たまたま運良くうまくいくことはある。しかし失敗には必ず理由がある。だから再現性という意味で、失敗に注目するのは賢い。
20代でミスっておけば、30代以降で同じミスをする確率は減る。予防注射みたいなもの。
活力があって、若いからといって甘めに見てもらえるうちに、予防注射を打てるだけ打っておきたいところ。
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人間関係で失敗しまくれ!
失敗と一口に言っても、数多く存在します。金銭面、学力面、進学面、人間関係面、恋愛面。
その中でも今回フォーカスを当てたいのが、人間関係面。20代のうちに人間関係でミスりまくり、悩みまくっておくべき。
ここでの失敗とは、

僕の20代の人間関係における最大の失敗(というか苦難)は、新卒新入社員の頃に遡ります。
約5年働いて、今は別の会社に転職しています。しかし社会人の人間関係の鋳型ができたのは、とにもかくにも新卒で入った会社でした。
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僕が特に20代の人間関係で悩んでいた原因が主に2人。
- マネジメント能力が全くない課長
仕事ができない事なかれ主義の50代、部長はこの人の後輩という逆転現象が起きてる。基本は全て他人事。 - 自分のミスを人になすりつける、すぐに感情的になるお局さん
独身の40代半ば。とにかく思考力がなく、会話が人の3倍長い。
この2人にめちゃくちゃ悩まされた。今までの人生で出会わなかったタイプでした。
2人とも同じ部署で、接する時間が一番長い。いや、受難の時期やったわ。
お局さんはとにかくミスる。そしてミスを僕のせいに押し付けてくる。
最終的には僕の事実無根のことを、課長に告げ口する。
課長は課長でマネジメント力がなく、お局さんは揉めたら面倒くさそうな雰囲気濃厚だったので、徹底的に僕を敵に仕立て上げる。事なかれ主義、ここに極まれり。
新入社員の頃に、同じ部署の人のミスを指摘するのに気が引けていたってのもあった。
しかし流石にお局さんが課長に僕に関してのクレームが嘘すぎて、抗議したことがありました。
課長に別の部屋に呼ばれて、キレられている時に、事情をちゃんと説明。証拠になる資料やメールを見せる。すると、


とにかく事なかれ主義。面倒にならない方にすぐに主張を変えるクソ上司でした。
他にも覚えている一年目の頃のエピソード。
〆切が明日までというタイミングで、全体での不備が発覚。課長にすぐに報告して、対応していた事がありました。
トラブルの原因究明が難航し、どこでミスしているのかを探す。しかしなかなか判明しない。
時間が22時近くになった頃、フロアには僕と課長の2人だけ。するとおもむろに課長が荷物をまとめ、

と言って、僕を残し帰宅。焦る僕。しかし〆切が変わるわけでもないので、とにかく終電頃まで残りなんとか解決。
翌朝に課長に、「解決しました」と伝える。どんな反応するねん、コイツ。びっくりしました。

ってドヤ顔で、ボケなしで言ってくるんだから。
一事が万事こんな感じ。これが僕の新入社員時代、そしてこれが僕の20代。
人間関係の許容範囲を広げよう
クソ課長とクソお局から意味の分からない攻撃を受けていた当時は、めちゃくちゃツラかった。
しかし今となっては良かったと思う。いや本来はする必要のない苦労やったんやけどね。
なぜなら人に対しての許容範囲が、爆発的に広がったから。ある程度の人までなら、全然感情を波立たせることなく、接することができるようになった。
他の人が「〜な人がいて、マジで嫌い」という話を聞いても、たいがい「え、全然問題ないやん」って思ってる。口には出さんけど。

これが僕の持論。穏やかで魅力的な人たちにだけに囲まれた人は、軽度のヤバい人に会っても、きっと発作を起こしてしまうはず。
その点僕は大丈夫。さっき言った2人もそうだし、他にもヤバい人に20代の頃は触れまくった。
初対面でタメ口でくるとか、デリカシーのない発言を急にするとか、全然問題ない。表情ひとつ揺らがない。

どれだけ人生で知っている人のキャパがあるか。おかしい人たちのレパートリーが、どれだけ脳にストックされているか。ここでその人の許容範囲は決まる。
映画や小説やドラマなどを楽しむ効用のひとつとして、「人を知れる」というものがあると思うんです。


人の心理や、パターン分けができるようになる。擬似的にだけど、多くの種類の人間のサンプルを観察することができる。
多種多様な人がいるし、自分と全く価値観が違う人もいる。それを知ることができるのが、フィクションの大きな意義。
ただやはり創作物を通じて知るのと、実際に生で接してみるのでは、得られるものが違う。
ヤバい人、すぐに感情的になる人、制御できない人、言葉が通じない人、自分が絶対的に正しいと盲信している人。
経験になる。接してみると、経験になる。生で会うと脳への定着率も、桁が違う。
どれだけ人と接し、苦悩してきたか。悩んできた経験が、自分の深みになる。自分の器を広げてくれる。

嫌いな人と会ったらチャンス
僕が伝えたいのは2つ。20代のうちにヤバい人と会っておいて、自分の許容範囲を広げておこうということ。
そしてこちらの方が重要なんですが、今の生活圏内の中に定期的に会うヤバい人がいても、チャンスだと思ってほしいということ。

「ウザい」、「関わりたくない」、本音はきっとこちらでしょう。
しかしチャンスだと定義づけを変えれば、まだ前向きに生活を送れるはず。人生経験を積んでいると、自分を錯覚させる。
オリジナルのカスペディアを編集してるって感じ。出てきたおかしい人を次々に脳内にストックしていく。
良い人はいてくれると嬉しい、そりゃそう。しかしコンテンツにはどうしてもなりづらい。
その点では、ヤバい人は確かに一緒にいると苦痛ですが、自分の中に引き出しが増える。
ホストやキャバ嬢など水商売をしている人のトークでも、本当に面白いのはトリッキーな痛客の話なはず。逸脱している人は、話のネタとしての強度が高い。
最後にオススメしたいのが、コントだと思い込む方法。職場のあのヤバい人は、コントの住人だと思い込む。
元TVプロデューサーで今はフリーランス、オールナイトニッポン0のパーソナリティもされている佐久間宣行さんの著書「ずるい仕事術」。
仕事をしていて、どうしても嫌いな人と一緒にしないといけない。そんな時に使えるテクニックです。
やり方は非常に簡単。お金も時間もかかりません。心の中で、

とコールを入れて、接するだけ。
こうすることで一気に気が楽になります。というか真剣に相手をするのもバカらしくなる、所詮コントなんやし。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 20代のうちの失敗経験は、リカバリーが効き後にも活きてくる
- 人間関係で会ったヤバい人の数で、自分の器や許容範囲が決まる
- 良い人は話のネタになりづらく、ヤバい人はコンテンツになりやすい
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