サラリーマンの多くの人は仕事が嫌いです。 過去の統計では、約8割の人が嫌いと答えています。しかし個人的には、もっと多くの方が「仕事は嫌だ」とか「やる気が出ません」と考えていると思うんです。
世の中では「仕事にやる気を出しましょう!」という風潮が非常に強い。これは本当に良いことなのでしょうか。いや、良いことを言っているとは思うんです。
ただ全員に1つの価値観を押し付けるのはどうなのかという話なんですね。
僕は仕事が嫌いだし、そこまでやる気があるわけでもない。固定給が欲しい、社会的立場が欲しい、この2点でサラリーマンをやっています。ですが、こういう話ってあんまりおおっぴらにできない。
「仕事にひたむき=真人間」という不文律ができちゃっているんですね。これを壊していきたい。人生は選択の連続の上に成り立っています。
「仕事を好きになれない」という選択肢をとっている人達の気持ちを僕が代表したい。
・仕事は好きになれないし、仕事内容に興味が持てない
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 事が嫌いでも普通、罪悪感を感じる必要はない
- ビジネス系インフルエンサーが流行るのは、仕事にやる気がない人が大半だから
- 仕事を無理に好きにならなくても良い、自分を偽るのが一番危険
サラリーマンは仕事が嫌いな人が大半
「今の仕事が好きですか?」みたいなアンケートがあります。結果を見てみると、振れ幅はあります。平均すると、8割の方が嫌いって感じでしょうか。
ただ本当はもっと多いはず。良い子ぶって、
って人もいるはず。皮をむいて、本音の本音を白日の下に晒せば、仕事は嫌いだし興味も湧いていない人はかなり多いと思うんです。
なぜなら僕がそうだから、仕事は嫌いだし、今の会社に愛着もないし、一生困らないお金があれば働かない自信があるから。
「自分もそうだから、世の中もそうだろう」というのは、視野の狭い意見というのは分かっています。ただ知り合いや、周りの人を見ていると、やはりどうも仕事が好きじゃないという空気をひしひしと感じるわけです。
ライブでスピーカーの近くに座る、それじゃあ音が大きくて皮膚が粟立つ感覚ありますよね。あれです、周りの人の仕事嫌い感が、僕の皮膚をつついてくるんです。
なのに、それなのに、みんな会社の中ではこんな顔をする。
これが気持ち悪い。社内での評価や、周りの評判を下げない為に、やる気があるフリをする。分かるんですが、どうも気持ち悪い。
年相応の格好をしていないおじさんやおばさんを、延々と見せ続けられている様な違和感を感じる。同時に本音とは違うアピールを周りにし続けなければいけない会社組織に一抹の恐怖も覚えます。
「ダイバーシティ・多様性」という言葉が耳にすっかり馴染んできましたが、思想・モチベーションの多様性は認められていないみたいです。
「仕事を好きでなければいけない」、「仕事にはやる気を出さねばいけない」、この価値観にそぐわない人間は認められない排他的空間が会社。大半のサラリーマンは心の奥底でギャップを抱えている。
自分でない人を演じて生きている。偉そうなことを言っているけどぼくもそう、もしかするとあなたもそうなのかもしれない。
ビジネス系のインフルエンサーが人気な理由を考察
YouTubeを開いたり、書店に行くと、ビジネス系のインフルエンサーのコンテンツをしばしば目にします。 実際面白いですよね。僕もちょくちょく観ています。
なぜこんなに人気があるのでしょうか。なぜここまで需要があるのでしょうか。なぜビジネス系のインフルエンサーが人々の注目を集めているか考えてみました。
答えはシンプル、「自分にできないことをしてるから」ではないでしょうか。仕事内容もそうですが、ビジネス系のインフルエンサーの方々はそもそも仕事を楽しんで行っていますよね。
ないものねだりなんです、要するに。ポ◯ノとかと一緒、自分には縁がない様なナイスバディの美人を相手にしているのを指を咥えて鑑賞している感覚。
リフティングが数回だけできる人の動画って誰も観ないですよね、それよりも超人的なサッカーでのプレイが観たい。自分には到底できないことこそが観たい。
仕事を前向きに取り組んでいる人の姿が、多くの人に観られている。裏を返せば、みんな前向きに取り組めていないということ。
みんな前向きに取り組めていないからこそ、自分にないものを求めているんです。ビジネス系YouTuberの動画を観ながら、
と思いながら観てる人って、本を読んだことがない東大生を探すくらい難しいはず。「あるある」じゃなくて、自分に「ないない」なので観ていると。
世界不思議発見とか、未確認生物UMAとか、超人オリンピックとか、そんな自分とは関係のないものとして楽しんでいるわけです。
結局これに尽きるんですね。
仕事が嫌いな奴、Repしたい!
仕事嫌いな奴は大体友達
自分の性の好みまでおおっぴらに語れる人でも、会社の上司に言えないことがあります。
本音を言えない、自分を押し殺して生きている。周りにはガッツがあるフリをし続けている。自分じゃない仮面をかぶり、平日はずっと仮面舞踏会をしている。
そんなあなたに言いたい。
そう、僕は味方です。周りの人に言えないあなたの本音を受け止める、そんな人間が僕です。1人くらいそういう人間がいても良いでしょう、きっと。
宗教は数多くあり、無神論者もいる。民族も数限りなくいるし、文化も様々。日本でみても、価値観だって人ぞれぞれ、方言もある、みんな違ってみんな良い。
なのに、だのに、仕事に関しては「一生懸命しないといけない」という無言の圧力があるんです。
だらだらとバイトをしていてもそこまで非難されないのに、会社員・サラリーマンになった瞬間にこの価値観を押し付けられるんですね。
お金を稼ぐという行為に違いはないのに、サラリーマンになると仕事にやる気を見せないと手ひどく非難されます。
という主張ももちろんあります。ただサラリーマンは、前提として、就業時間を捧げています。働きぶりに濃淡はあるでしょうが、人生の中で多大な時間を引き換えにしているんです。
会社と交わした雇用契約を守って、時間と労力は提供しているのです。価値観まで強要されるいわれはないはず。
と言いたい。自分をごまかすことなく、ちゃんと言いたい。そしてあなたも不満を抱えていれば認めてほしい。本音を隠して、自分を偽り続けるのは辛いことだから。
仕事が嫌になったら僕は村上春樹を読む。特に「ねじまき鳥クロニクル」がオススメ。理由は超簡単、主人公が最初から最後まで失業中だから。笑
- 作者:村上春樹
- 発売日: 2020/12/18
- メディア: Kindle版
「仕事が嫌いでも良い」と言いたい
仕事が嫌いだけど、そう言えないし、自分でもなかなか認められない。そんな人を応援したい。不満を抱えて歩いている人々を先導するジャンヌ・ダルクになりたい。
僕自身も経験があるのですが、ある日思い立って自分を変えようとする。仕事内容とか、嫌いな上司や同僚を変えるのは難しい。だから自分を変えようとする。
とそう決意する。こんな経験ないですか?
十中八九うまくいかないです。自分を洗脳して、そう思わそうとしても失敗します。最初はそれなりに効果が出てきた様に思えても、長い目で見ると辻褄が合わなくなってきます。
なんて思い始めたカップルがうまくいかないのと同じ。自分を偽るのが一番危険です。決意を固める、うまくいかない、すると自己肯定感だけ下がります。自尊心だけがすり減る。
じゃあそんな風に思い込まない方がマシです。僕は
って思っています。仕事人間の方から見れば、ナメたこと言っていると思われるでしょうが、もう仕方ない。仕事に打ち込んで家庭を顧みず、家族と仲が悪い人も世の中にいるし、何が正解か分かりません。
仕事が嫌いなことに、罪悪感を感じるのを辞めましょう。仕事に対してやる気が出ないことを、自分のダメさと思わないようにしましょう。
まずは「仕事が嫌い」な自分を受け入れましょう。まずはそこから。僕はあなたが感じている以上に仕事が嫌です、仲間ですね!
仕事が嫌な人へのオススメ映画として、「ファイトクラブ」。自分のしている仕事が、自分という人間とは関係ないと分からせてくれます。
- メディア: Prime Video
【関連記事】本当にしたいことは何か?
仕事が嫌だったり、やる気が出ない人にまずオススメしたいのが、やりたいことを見つけること。仕事内容が、自分のしたいことであれば、取り組み方も変わってきますよね。
ちなみに、僕はこのブログかな。お金に縛られず、したいことは何かを考えましょう。
【関連記事】対処法を紹介します!
仕事が嫌いな人を肯定しました。対策方法もあわせて紹介したい。
- 転職
- 異動
- 割り切る
この3つです。詳細は以下記事を見てね。
【関連記事】まだ「働きたくない」って気持ちが収まらない人へ
関連記事を探していて、思うことには、
ということ。仕事が嫌だ、働きたくない、この内容で何本も記事を書いているんですね。笑 書いて発散して、割り切って続けているんだと思います。
まだ「働きたくない」マインドが荒ぶっている人は、是非ともこちらも読んでみて下さい。
【関連記事】ワーカホリックを上手くかわせ!
仕事をほどほどのテンションでするとします、これはこれで良い。ただここで一番厄介なのが職場にいるワーカホリックな人なんですね。
仕事に熱中しているのはおおいに結構なんですが、その熱をこちらにも求めてくる。面倒くさいったらありゃしない。この人達をうまく付き合っていけるかで、ストレスレベルが変わってきます。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 事が嫌いでも普通、罪悪感を感じる必要はない
- ビジネス系インフルエンサーが流行るのは、仕事にやる気がない人が大半だから
- 仕事を無理に好きにならなくても良い、自分を偽るのが一番危険
さて、明日からの仕事は頑張れそうでしょうか?答えは、
でOKです。そもそも、「仕事は嫌で良い」って言ってるんだから。仕事のことなんか忘れて、次の休みの予定を立てましょう。観たい映画、行きたい場所、やりたいこと、そんなことを考えてワクワクしましょう。
もし仕事中のネットサーフィンで、このページにたどり着いてくれていたら、こんなに光栄なことはありません。笑
ではでは!