ベンチャー企業ってどんなイメージでしょうか?スキルを伸ばせそう、激務そうなど色々な印象を持たれていると思います。
僕みたいなワークライフバランス型、仕事は仕事と割り切る方は完全に不向きですが、性に合う人も多くいるのではないでしょうか。
実はそんな僕でも、就職活動時にベンチャー企業の説明会に行ったことがあります。
すべてのベンチャー企業を見たわけではありません、その一社を見ただけですが、「絶対に自分にはベンチャーは無理だ・・・」と感じてしまいました。
その会社は一度説明会に行っただけ、しかも4年前。ですが、今でも非常に覚えています。ベンチャー企業は仕事が大好きな人からすれば夢のような職場だと思うのですが、やっぱり僕には無理・・・

・ベンチャー企業って激務なの?
という方に向けて書きました。
最初に結論から!!!
- 就活時代に色々な企業を見るのが良い
- ベンチャー企業を見るの良い勉強になる
- ベンチャー企業で超絶ブラックな会社もある
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就職活動は色々な会社を見ておくべき
4年前僕は就職活動をしている大学生でした。浪人&留年という二重苦で、多大なハンデを抱えて挑んでいました。(最終的には5社内定をもらえたのですが)
僕は就活時代に感じたのは、「基本的に会社の人達はオープンであるという事」。社会人になって、仕事で関係のない会社の建物や工場に入るなんて確実に無理です。それこそ不法侵入になってしまう。
しかし、就活をしている学生はどうでしょうか。基本的には応募さえすれば、どの会社の敷地にも入れるし、説明を聞いたり社員にも会える。しかも、基本的に警戒心は持たれません。
もはや特権階級です、どこでも行けるパスポートを持っているのと同義です。こう考えた僕は色々な会社に行かねば損だと思い、足しげく色々な会社の説明会に行っていました。
その中で、僕の中でずっと気になっているジャンルの会社が。それが「ベンチャー企業」、既存の会社の価値観やパワーバランスとは違った括りで成立しているアウトロー感。
就活生はきっと一度は「ベンチャー」って言葉が頭をよぎるはず。そして一度は「ベンチャー企業でバリバリ頑張ったらどうなるんだろう?」って夢想したことがあるはず。
ベンチャー企業を設立し、大成した経営者も多く、是非見ておきたいと思ったのです。
就活時代に見ないともう機会はないと思い、大阪にオフィスを構えるベンチャー企業の説明会に応募したのでした。
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ベンチャー企業の説明会に行ってみた!
さて、説明会当日。会社を訪れます、他の会社の説明会は1時間程度ですが、その会社は2時間くらい。他の会社と違う雰囲気をすでに感じます。
僕の他にも学生が5,6名ほど。ビルの2フロアがそこの会社で、その会社の玄関に集合し、そこから会議室の様なところに通されます。
そして、30代前半くらいの男性が登場、小太りでテンション高めな方でした。
そこから説明会が開始。他の会社と圧倒的に違うのが、この男性のトークが異常に上手い。
というか、もほや上手さだけ。大企業であれば、説明をする際に実績や現在の取りくみをスライドで説明すればだいたいOKなわけです。それだけでも、十分キャッチーだから。
とこらがベンチャー企業はそうはいきません。だって、まだそこまで語る実績がないから、というかこれからだから。こうなると、少ない実績を説明会の担当の方の喋りや人柄でカバーするしかないのです。
怒涛の喋りと学生いじり、雰囲気を完全に掌握していました。説明会で出会った人で、最も弁がたっていたのはおそらくこの人だったでしょう。一部上場の企業の採用担当よりも、よっぽど舌が回る回る。
手持ちのカードがない分、これからこういったカードを得る予定なんだと熱く語りかけてきました。
会社の紹介VTRも見せてくれましたが、パイレーツオブカリビアンのBGMをもろパクリ。。。(笑)

しかし、小太りのおじさんですが、これまでにサバイバルしてきた雰囲気をバシバシ感じたんですね。
他の会社では全く見ることができなかった口八丁手八丁感というか。うさんくささ満載でしたが、何かしら魅力を感じていたのも確かでした。
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ベンチャー企業の中を見学だ!
その後、会社を見学することに。その会社の業務の一つがコールセンター。そのコールセンターに突入。ここがビビるくらい陰気な雰囲気でした。
そこの会社の社員さんが見回り、おそらくバイトの女性たちがデスクに座り延々電話をかけています。
それぞれ電話機の隣に棒が立っており、何かしらの件数に応じてそこに色のついたボールを挿していました。
おそらくそこの棒に刺さっているボールの数がこの部屋の序列なのだろうなと感じつつ。。。そこの部屋の社員さんから話を聞くことに。しかし、僕の目はその部屋の端にあるタイムカードに釘付けです。
なぜなら、そこには今話している社員さんの出勤時間・退勤時間が載っていたから。何とその社員さんの退勤時間は平均して深夜12時半。。。
遅い日は深夜2時、早くても22時半。。。。いや、全然早くない。ここで気付きました。

そこで僕は悟りました、ここは辞めておこうと。さっきもらった会社の募集要項をちらっともう一度見てみる。
初任給21万円だけど、よく見ると小さく40時間のみなし残業代も含むと書いている。。。やはりここは辞めておこう。
僕が経営者ならタイムカードはしれっと学生の目に届かないところに、しまっておくけどね。もし入ったら、ここから改善しよう。いや、入らないけどね。
そうして、そのまま社内を案内されますが、僕は受けない気満々。隣の学生はめちゃめちゃメモを取っていました。僕は思わず、

と言うと、弾けんばかりのドヤ顔で

と返答頂きました。イキリ倒した表情にを見て、

と思い、黙っておきました。その後、彼はどうなったんやろうか・・・入社してたらごめんな。まぁ案外楽しんでいるかもな、うん。
そして、その後もう一度説明会の場所に移動。そこから他の社員面談、、、先ほどとは別の社員さんですが、明らかに顔が疲れ切っている。。。笑顔がもはや笑顔じゃない。。。
しかも、この時点ですでに説明会を開始してから2時間以上が経過していました。次の説明会に間に合わない。すでに囲い込み雰囲気がびんびん。

すると、最初の小太りの社員さんが

と別室に連れて行かれます。




とその後半ば強制的にLINEを交換させられ、その会社を後にしました。後日、その会社の人から、面接日程を案内されましたが、他の会社の面接日と被っていてなどと回答しそのままフェードアウト。
大学でプログラミングを学び始めてかなり好きだったのですが、さすがにそこまでしたくはないや・・・
ベンチャー企業でヤバいところはヤバい・・・
なぜ、4年も前のことを書いたかと言うと、最近会社の先輩でメガベンチャーに転職した方がいたから。その際に、ベンチャー企業かと思いこの説明会を思い出したのです。
気になり、その会社を調べてみると、説明会をしてくれた小太りの社員さんが代表取締役社長になっていました。。。
出世したんだな。もしかしたらトップが、、、いや、皆まで言うまい。
他のサイトで、その会社を見てみると、平均残業時間は72時間となっていました。。。
うーん、ヤバい匂いがプンプンするぜ。入らなくて良かった、本当に。。。
もちろん全てのベンチャー企業がダメと言っているわけではないです、あくまで僕が見たこの1社のみの話ですよ。。
まとめ
最後のこの記事をまとめます。
- 就活時代に色々な企業を見るのが良い
- ベンチャー企業を見るの良い勉強になる
- ベンチャー企業で超絶ブラックな会社もある
とは言え、結局は自分の目で見たものを信用するのが一番かもしれません。
ではでは!