処理能力は高いし、頭もキレる、粘り強く取り組める。しかし今ひとつ成果が出ない。
何が悪いのでしょうか。それは問題を解決することに囚われ過ぎているからです。

・悩みを解決しても、毎日が楽しくない
という人にむけて書きました。
この記事を読んでくだされば、

学校教育では問題を解くことに主眼を置いてきました。しかし大人になって、本当に重要なのは、問題を発見する力。
自分から問題を発見し、その問題を解決するというサイクルが求められるのです。
例えば貯金。毎月決まった額を貯めるって問題をクリアして、ただ貯金をする人。
かたやもっと効率的に貯金を増やす方法を考え、NISAやインデックスファンドに投資を始める人もいます。
おそらく今の経済状況から言えば、後者の方が貯金できる。しかし前者も別に間違った選択肢をとっていません。
目の前に問題がないと、僕らは問題を全て解いたと思っていまいます。しかし状況をもっとよくするための問題は、探せば潜んでいるのです。

と常に考える癖をつけましょう。
この記事のまとめ
- 問題を解ける人は多いが、問題を発見できる人は貴重な人材
- 「今の状況は100点ではない」、「もっと良い選択肢はないか」と常に考える
- 問題を発見し解決することで、人生はよりよくなる
記事の前に自己紹介!

・一浪・一留を経て難関国公立大学理系を卒業→大手ブラック企業→超大手企業
・AbemaTVのオファーを受け、ひろゆきと討論しました ・20代で貯金1,400万円達成
問題解決と問題発生の違い
偏差値の高い学校に通っていた人。受験や研究に打ち込んでいた人。こういった人は、おそらく問題解決スキルはある程度高いはず。
教育機関では問題解決の訓練を、山ほどします。問題集や過去問を解くなんて、その最たるもの。
答えがあるものを、いかに正確に、いかに短時間で解くか。この能力が求められてきました。
しかし大人になり、自分の人生を自分で選択するようになると、この前提が変わります。
結婚するのか、しないのか。新卒の会社で定年まで勤めるのか、転職するのか。出世を狙うのか、仕事はほどほどに済ますのか。
明確なアンサーはない。人によって価値観や考えは異なり、全員が納得する答えはありません。
処理能力は分かりやすく、人からも評価されやすい。しかしそれも問題が目の前にあるからこそ。
大人になってしまった僕らが意識すべきは、問題を発見するというスキル。
答えのない問題は問題集には載らない。その問題の存在にどうやって僕らが察知するのか。ここが肝心。
問題発見スキルは重要でありながらも、派手さはなく、人から評価されづらい。だから多くの人はおざなりにしてしまいます。
問題を発見する。問題を提起する。できても褒められない、というか人にそんな能力があることをすら気付かれない。
100人いたら、90人は意識していない。だからこそ問題を発見できる人は光り輝く。他の人と比較しても、価値がある。
問題を見つける方が価値がある
問題を解くのはある意味誰でもできる。答えのある問いならなおさら。
大学入試なんかを見てみてもそう。確かに難関大学の問題はむずい。激ムズ。

しかし考えてみてほしい。入試問題を解くよりも、入試問題を解く方が、はるかに難易度は高い。
ドラゴン桜のマンガでも、授業の一環で、自分で問題を作り自分でその解答を作るというものがありました。

こう考えると、自ずと分かる。問いを解く人、問いを作る人、問いを作る人の方が絶対的に強いし価値がある。
大学入試も入試問題を作る人がいなければ、そもそもゲームとして成り立たない。
東大卒で、世界No.1にもなったプロゲーマー、ときど。ときどの著書「努力2.0」にも、問題を発見するということについて書かれていました。
誰かが決めたレールの上を走っている間は、問題と正解が存在している状態。そうではなくて、自分が「どうなりたいか」というポリシーが大事。

ときどから見て強いプレーヤーは、例外なく「プロはどうあるべきか」、「自分はどうありたいか」という芯が定まっているのだそう。
働いていて優秀だと思える先輩や上司は、みんな問いを立てるのが上手い人だった。
特に問題がなく、仕事が回っている。大きなミスも起きていない。こんな状況で、さらなる改善を生み出せる人たちでした。
1時間かかっていた作業を半分の時間でできないか。人がやっていた作業を自動化できないか。
問題を解く能力を競っても、いずれすぐに臨界点を迎える。単純作業なら、どれだけ頑張っても処理能力に差はつきづらい。
問題を解くのは、よほどの難問でない限り、80か100かみたいな世界。すぐに解けるか、時間がかかって解けるのか。
しかし問題を見つける能力は別。差別化を図れる。ここは0か100の世界だから。問題を立てられる、もしくは立てられない。真ん中はない。
問いを作ることが、全ての源。火のないところに煙は立たぬ、問いのないところに需要は生まれず。
問題発見スキルに重要なのは、心構えである

おそらくテクニック論で言ったら、色々ありそう。しかし心構えひとつで、かなり効果がある。

満足のいく状態であっても、満点ではない。この考えを常に持っておく。
先ほどのときどの「努力2.0」にも書かれていましたが、勝ち負けや成功と失敗だけを基準にするのは賢明ではない。
負けない限り、失敗しない限り、僕らは修正はしなくなるから。だって実際に勝っちゃってるし、上手くいってるんだから。
つまり対処療法にならざるを得ない。ミスったから動く、ミスがなければそのまま維持。

と考える癖をつける。
ほとんどの状況で、ほとんどの分野や取り組みで、僕らの状況はベターであってもベストではない。
僕も生きていて、特に不自由がなかった。しかしもっと人生が楽しくなるのではと期待して、このブログを始めた。結果的に、今はめっちゃ充実してる。
貯金も同世代と比較しても、十分にできていた。しかしもっと効率良くお金を増やせるのではと考えるようになる。
そして今年から積立NISAとインデックスファンドへの投資を始めた。結果的に+数%で順調に運用できてる。
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もっと人生が良くなるかな、もっと幸福度が上がるかな、こうやって日々考えていると色々と問題が見つかる。
やらなくても誰からも責められないし、督促もされない。でもやってみると人生は大きく好転する。


問題があるから、人生は今日も進む
朝起きてご飯を食べて、仕事に出かけて、気分転換して眠る。これで一日が過ぎる。気づけば日々が過ぎている。
ただ現状維持なだけで、人生は進んではいない。昨日と同じ今日が繰り返されているだけ。
新たな問題がないと、何も解くことはなく日々は過ぎる。もしくはこれまで解いてきた問題をもう一度解くだけ。
目立った支障がなく生活できているからといって、完璧ではありません。

こうやって考える。仕事でも、経済状況でも、家族中でも、友人・恋愛関係でも。もっと良くなる選択肢はどこかに必ずある。
問題があるから人生は進む。問題がなければ、膠着するのみ。

って人もいるでしょう。しかし待ってください。
安定した人生とは言いますが、この先何事も起きない保証はありません。いきなり借金を背負うかも、会社が倒産するかも。
本当に安定した人生とは何か?ちょっと考えてみてください。

体力的にも、能力的にも、金銭的にも。
波風が立っていない海で、気持ちよく揺れているボート。一見安定してそうだけど、そうではないですよね。嵐が来たり、大波が来たら一撃で沈んでしまう。
今がたまたま何もないだけ。アクシデントひとつで、状況はひっくり返る。
そうすると、「本当に安定するためには、何が必要か?」って問いも生まれてきます。
- どんな会社でも働けるように、スキルを磨く
- 興味のある資格をとってみる
- マネーリテラシーを高める
- 貯金ではなく、長期運用に切り替える
- 健康のために運動量を増やす
- 食生活を改善する
- 周りの人とコミュニケーションをとる回数を増やす
問題は実は人生の道端に無数に潜んでいます。ただ転がってはいない。石をひっくり返したら、裏についてたりする。


まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 問題を解ける人は多いが、問題を発見できる人は貴重な人材
- 「今の状況は100点ではない」、「もっと良い選択肢はないか」と常に考える
- 問題を発見し解決することで、人生はよりよくなる
サラリーマン生活をより豊かにするための情報に特化し、ブログの記事を投稿しています。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めております。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!