面白い人間になると得です、絶対に。会話や雑談をしていて楽しい人、絶対人に好かれます。
人とのコミュニケーションを隔絶して生きていくことなどできません。だったらちょっとでも有利になった方が良い。
そして悲しいかな、人は無意識に自分にとってメリットがある人間としか付き合わないもの。
面白い人間になることで、人に求められる人間になるはず。
面白くなるために必要なのは、面白い人の話を模倣すること。丸パクリではなく、 話の仕方、使っている技法などを見るのです。
芸人さんなどが使っているパターンを分析してみました!

・会話や雑談で笑いをとりたい!
という人にむけて書きました。
結局、人は会話という行為を辞めない
もはや誰もがSNSをしている。誰もがスマホを持っていて、いつでも連絡が取れる。
オンラインでのコミュニケーションも超絶便利になっている。でも、人は対面での会話を続けるのです。
土曜日や日曜日に渋谷や原宿などに出かける事が多いのですが、飲食店やカフェに人がいっぱい。どのテーブルでも、人が座りおしゃべりをしています。
ネットを使った娯楽も多いですし、動画配信サービスなども充実している現代。
それでも、恋人や友人たちとおしゃべりをするということは大きな娯楽なのでしょう。
ビジネスの場においても、直接会ったか・面と向かって会話したかを重要視される場面は多い。
メールを送ったというのと、直接口頭で伝えたというのでは印象が変わってくるんですね。
やはり通信技術の進歩が進んでも、デジタルデバイスがもっと便利になっても、人との会話というのは依然として人気のコンテンツであり続けるはず。
こう考えると、会話が面白い人間になっておいて損はない。
会話力を磨く、もしかすると一番リターンが見込める自己投資かもしれません。
面白い会話を意識的に聞き続けよう!
自粛期間で、100:0=ラジオ:実際の会話
少し僕の話をすると、この4月に東京に引っ越してきて一人暮らし。
関西生まれ関西育ちで、こちらに知り合いはほぼなし。知っていても休みの日に会うほどの仲でもない。笑
そして、在宅勤務になり人との会話が激減。この時にふと思いました。

もっと噛み砕いて書きますね。人間は周りの環境に影響を受けるものです。
一流の人に囲まれると、自然と一流になる。三流とずっと一緒にいると、気付かない間に三流になっているというやつ。
ということは、在宅勤務で人との会話が減っているタイミングで面白い会話を聞き続けるとどうなるのか。
ラジオパーソナリティは会話のプロ
ひょっとしたら、自然と自分も面白い話ができるようになるのではないか。
YouTubeなどで芸人のラジオなどを大量に聞けば、自分の会話力もひき上がるのではないか。こんな風に考えたわけです。
先日読んだ雑誌の企画で、人気の美容師さんにインタビューしていました。
「お客さんと会話をする上で努力していることはありますか?」という質問に対して、「ラジオを聞く様にしています。会話のお手本にするんです。」と答えていた。
やはり、プロの話芸を見習った方が良い。0から何かを生み出すのは難しい。
でもお笑いという文化で、先人たちは数々のお笑いの型・会話での笑わせパターンを生み出してきているのです。

話をすることで、家賃を払っているプロたちに学ぶんや!
面白い人間は、こんな技を持っている!
閃きに頼っている時点でダメだという話
会話のオチへのパターンは決まっている
そうして、在宅勤務期間いろいろラジオを聞きました。散歩中にも聞きました。
というか人と話している時間よりも、ラジオでプロの会話を聞いている時間の方が長い。
職場の同僚や上司と話している時間よりも、松本人志と放送作家の高須光聖との会話を聞いている時間の方が長い。そんな状態。
自分も松本人志と幼馴染だったのではないかと錯覚しだしたのが軽い悩み。
他にも色々なトークを聞いたのですが、人を笑わせるにはある程度決まったパターンがあることに気付きました。
様々な話があるのですが、着地というかアプローチの数は限られているのです。
閃きを、閃きじゃなくせ
ふと思い出したのが、浪人生の時に通っていた駿台での数学の授業。
ここで、数学の先生が言った一言が結構衝撃的、「閃きを閃きじゃなくせ!」というもの。
最初は何のことだかわけが分からなかった。でも話を聞いて納得。
数学にはどの問題もいくつか解法パターンがあるもの。例えば、A・B・Cという解法を理解していたとします。
ここで2パターンのタイプの人がいるとしましょう。
一人は問題が出た時に、A・B・Cの全てのパターンでいけるか検討。
そして、この場合ではBが一番スムーズに解けると分かり、Bという解法を用いる。
もう一人は問題を見る。とりあえず考える。すると、Bという解法で良いのではと閃く。そうして解く事ができた。
この場合、どちらの人間の方が数学的に優秀でしょうか。絶対に一人目ですよね。閃きに頼っている時点で、弱いということなのです。
最初から引き出しをいくつか持っておく。
何かが起こった際に、閃きで対処するのではなく、引き出しの中に入っている最も適切なもので対応するのが大事ということなんですね。
笑いのパターンの引き出しを増やそう!
話の中で面白い事を言うのも同じこと。話を面白くさせるパターンを持っておき、それを適材適所に当てはめていく。
閃きでなく、話の中で「今はどんなパターンを使えるか」を考える。
面白いというのは極めて感覚的なものですが、ロジカルな部分にまで落とし込んで言語化したい。
そして、僕が色々面白いトークを聞いて見えてきた笑いに至るパターンをまとめてみました。
笑いが起こるパターン総まとめ
- ギャップでウケさす
- 天丼(被せ)を用いる
- 突拍子もないフレーズで笑わせる
- 話の間(テンポ)で笑わせる
- パクリ(有名な言葉・名言)を、おかしな使い方をする
- 普通とは違う着眼点で物事を言う
- 急に早口(もしくはスロー)で喋ってみる
- その場で誰かの言った言葉をマネて違う場面で使ってみる
- 誰も知らない様なマニアックな知識を、「みんな知ってるでしょ?」というテンションであえて言う
- 無知である事で笑わせる、みんなが知っている様な事を知らないとアピールする
- テンションをオーバーに上げ下げする
- 自虐ネタを言ってみる
- 例え、比喩表現で笑わせる
- ジェネレーションギャップを用いる
- カルチャーショックを用いる
- 出身地にまつわる話を使う
- 下ネタを言う
- ノリツッコミをする
- 上手いこと言う
- あえて過度に心配する、不安がってみる
- 人のことをイジってみる(いじりつつ褒めるのがベター)
だいたいこんな感じ。他にももっとあるとは思いますが、ひとまずこれだけ引き出しがあれば融通は利くはず。
先日に参加した街コン。そこで知り合った方とついこないだ2人でお酒を飲むことに。

と意気揚々と居酒屋へ。結果ですが、17時に集合。日を跨ぐまでその居酒屋さんで話が盛り上がりました。笑

「あの人と話すと面白い」の人になれば人生イージー
面白いだけで、人にメリットを与える存在になれる
社会人になってつくづく思うこと。それは「人はメリットがない人間とは付き合わない」ということ。
働き出すと人は忙しい。自由時間も限られます。そんな少ない自由時間で、自分にデメリットがある人間とは付き合いたくない。
メリット・デメリットと書くとちょっと冷たく聞こえるかもしれません。
でも会っていてつまらないはデメリットだし、会っている時間が楽しい相手はメリット。
金銭とかの話ではなくて、過ごしている時間での話です。
つまり、話していて楽しい人はそれだけでメリットがある人間。すなわち、その時点で存在価値を認められる人間なわけです。
これって結構スゴいこと。だってお金を持っていなくても良い、人目を惹く見た目じゃなくても良い、華やかな経歴・学歴がなくてもOKってことだから。
面白い人は、地上最強の生物
つまり、現代社会で会話が面白い人というのはそれだけで飛び級的な付加価値が出せるんです。
先ほどの笑いのパターンの話をしました。ラジオやプロのトークを聞く上で、他にも注意しておいてほしいことがあります。
以下の点を、注意し模倣しようと聞けば、効果は絶大です。話芸のプロたちは、以下の部分が一般人のトークと比べて、頭一つ抜けているんです。
- 話の間(テンポ)
- 話の構成力
オチの強さ、意外度、着眼点、尺の長さ、エピソードを出す順番
この五要素から聞くと判断しやすい - 伝わりやすさ
- 例え、比喩が面白い
物事を上達するには、やはり面白い人の模倣から。
ただ模倣するにしても、模倣するポイントを最初に意識しておくかどうかで吸収率が断然変わってきますよ!
笑いはビジネススキルに通ず
「ウケる」とういうことは最強のビジネススキル。「笑い」のスキルを磨くことで、オリジナリティのある存在になれるという記事です。
僕の師匠は「千原ジュニア」!
僕のトークの教科書、師匠。それが千原ジュニア。トーク番組「にけつッ!!」の公開収録に行ってド肝を抜かれた話。
千原ジュニアの著書「すなわち、便所は宇宙である」。着眼点というスキルを高めきった師匠の日常が垣間見れちゃう。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 人との会話は娯楽の中でも人気コンテンツ、話が面白い人間は存在価値が大
- 上手くなるコツは模倣、芸人のトークやラジオなどを意識して聞こう
- 閃きで笑いを起こさない、パターンを用いて攻略すべし!
まだまだ僕も修行中。「面白い会話をする」というレベル上げ、ある種やり込み要素しかないゲームと言えるかも。
意識するだけでも変わります。人にとってメリットのある存在になりましょう!
ではでは!