ビジネス本って意味ないんです。これまで人生で結構色々ビジネス本を読んできましたが、大半意味はなかった。でも、今役に立っているビジネス本もあります。
それは、自分でそのビジネス本の教えに従い、実際に実行してアウトプットした場合のみ。
つまり、どんなビジネス本でも、宝にもゴミにもなる可能性を秘めているのです。結局読んで実行しないと意味がありません。(自分もまだまだ途上ですが笑)
そしてこの際は、ビジネス本を乱読してはいけません。1冊を繰り返し読み込み完全に自分のものにしてしまうんです。実はそっちの方が効果が大きい。

・ビジネス本いっぱい読むけど、特に成果は出ていない・・・
という人にむけて書きました。僕も昔は完全に読むだけ人間でした、やはビジネス本で得た教えを実際に使わないといけません。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- ビジネス本は「人生の攻略本」。実行しないと意味はない。
- 自分の状況・必要としている知識にあったビジネス本じゃないと効果が薄い
- 1冊のビジネス本をマスターしてから、次の1冊に行くべし!
ビジネス本は読むだけじゃ、時間の無駄無駄!
とりあえず読むだけだった頃の反省
思考力を磨く為には「情報」の遮断が必要という話をしました。今回はそれと少し違った観点です。情報過多な中で、自分の頭で考える時間が取ることができないという状況は危ないと言う記事でした。
今回は、取り込んだ情報を活かすことができないのは危ないという話です。ビジネス本はボリュームがある本も多く、読み切った時に満足感を感じることもしばしば。
でも、ここで見失いがちなのが、「ビジネス本は読んでからがスタート」だと言うこと。
昔の僕には完全にここの意識が足りていませんでした。読んで実際にアウトプットしたり、考え方を変えたり、実行してみないとビジネス本を読んだだけの人になってしまうのですね。笑
例えて言うなら、ゲームの攻略本を買ったとします。そこには、裏技やスゴい使えるコマンド入力が載っている。
でも、一切それを使わない!これって、変ですよね?
普通試したみたり、実行するのではないでしょうか。
言ってしまえば、「ビジネス本=人生の攻略本」なのです。そりゃ、人生の裏技やコマンド入力使わないなんて選択肢はないんです!
読むべきタイミングもめちゃくちゃだった
そして、僕が他にもしていたミスがあります。それは「手当たり次第に読んでいた」いうこと。
別に悪いことではなかったのですが、効率は悪かったと思います。
留年した時に、僕はとにかくビジネス本を読みまくっていました。就職活動で少しでも有利になるかもという算段からです。
これは実際に非常に効果がありました、無駄では全くなかった。
しかし、今だから思うのです。

というのも、その当時の僕はネットで「ビジネス本 おすすめ」と検索し、片っ端から読んでいました。これが良くなかった!
でも、このミスやってしまう方多いと思います。何故ダメなのか理由を書きますね。
- ビジネス本は、読む時期・立場によって効果が違う
まだ卒業もしていない学生なのに、社長の経営観を語った本などは分かりづらいし実行に移しづらい(勉強にはなるけど) - 古いビジネス本を読んでも仕方ない場合がある
名著とされているビジネス本は、普遍的なものが多く年代に関係ありません。しかし、今の感覚であれば「こんなの古くて実行できない・・・」という本もあるのは確か。 - 自分が今持っている問題意識や悩みに全く関係のない内容だと、実行する必要性を感じない
覚えているのが、大学3回生の頃に読んだIBM社長だったルイス・ガースナー「巨象も踊る」という本。
間違いなく名著なのですが、僕にはちんぷんかんぷんだったんです。笑
- 作者:ルイス・V・ガースナー
- 発売日: 2002/12/02
- メディア: 単行本
その時に思ったんですね。

オープンキャンパスでお手伝いした時に貰った図書カード3,000円はたいて買ったのも良い思い出。笑
ビジネス本と小説は、読書として全くの別物
ここで、少し断っておきます。一口に「読書」と言っても小説とビジネス本とでは全く違うということ。
小説は遅効性、ビジネス本は即効性というイメージになります。
小説は読んでいく中で、自分の中に見識や教養として時間をかけて積まれていきます。
しかし、ビジネス本は自分の中に貯めるというよりも外に出していかないといけません。
何冊も読むより、1冊のビジネス本をマスターする!
数学がデキる奴は1冊の問題集を何回も解いている
色々なビジネス本を読んで、数々の失敗を繰り返してきた僕。ここでの失敗とは、「読んでも成果や行動に結びつけられなかった」という意味です。
ビジネス本の良い付き合い方を考えて編み出しました。「渾身の1冊を何回も読む」という方法です。
多くのビジネス本を読むのではなく、1冊を完全に自分のものにしてしまうのです。
学生時代に数学の先生が言っていたのですが、

これと似た状態ですね。多くのビジネス本に手を出しても、結局頭の中がごちゃごちゃして終わる。
それなら、1冊をマスターしてその後次の一冊に取りかかる方が、結果的には効率的なのです。
ここで、必要なのは「自分が今必要としている情報」が書かれているビジネス本を読むこと。
いつか使うであろう情報を読む必要はないです、その時に読みましょう!
僕だったら、この「キャッチコピーの極意」という本を最近は繰り返し読んでいます。
ブログでキャッチーなことを書けたら楽しそうだから。現役のコピーライターの方が書かれているだけあって実践的な知恵がめっちゃ載っています。
届く! 刺さる! ! 売れる! ! ! キャッチコピーの極意 (アスカビジネス)
- 作者:弓削 徹
- 発売日: 2019/01/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
この本はそこそこ売れていたと思いますが、これでキャッチコピー力を本当に底上げできた人が多いかは疑問です。
この本は、キレイにまとめられていて読み終わって、大半の人が

なると思います。ですが、僕は一歩踏み込んで

と考えています。ここまでやれば、本の値段を超えるリターンがあるはず!
エッセンスだけ分かればOK
ビジネス本を読んでいて気付いたのですが、大事なポイントって実は少ない。分厚いビジネス本でも、実は要点は3つくらいだったりします。
つまり、全部を全部読み込まなくてOKです。エッセンスのみを把握して、それを実行すれば大丈夫です。
批判ではないですが、海外の分厚いビジネス本ってなんか良く分からないエピソード話が、長々載っていること多いです。笑
その人の家族とのエピソードがあって、本筋と関係ないのに、結構長いみたいな。笑
佐藤優と池上彰さんの共同著書「僕らが毎日やっている最強の読み方」で、優れたビジネス本の見分け方を紹介していました。
僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意
- 作者:池上 彰,佐藤 優
- 発売日: 2016/12/16
- メディア: 単行本
ビジネス本は、冒頭と結末には基本的に力を入れているので、書店でそのビジネス本の中間部分を見るといいそうです。
冒頭と結末に挟まれた部分、ここが中身がなかったりするとビジネス本としては2流ということらしいのです。

デール・カーネギー「人を動かす」
先ほどのエッセンスの話で、僕の具体例をひとつだけ。僕が昔に購入して愛読し続けている本デール・カーネギー「人を動かす」 。
人とのコミュニケーションにおける極意を教えてくれているキングオブ名著と言っても過言ではないでしょう。
- 作者:D・カーネギー
- 発売日: 2016/01/26
- メディア: Kindle版
色々と金言・格言はありますが、僕がこの本を読んでから実際に実行している教えがあります。

この部分。ここを読んでから、基本的に人と話す時の二人称を「その人の名前」にする様にしました。
「あなた」・「君」・「お前」という言葉を使う頻度は激減。そして、実際にこれは効果絶大、その人と心の距離を縮める事が出来る様になりました。
この様に、ビジネス本のエッセンスを1つ吸収し、それを実行するだけでも結構変化はあるものです。
理想は映画「ゴースト・ドッグ」
ビジネス本との付き合い方で、1つ理想の姿があります、それは映画「ゴースト・ドッグ」の主人公ゴースト・ドッグという殺し屋の生き方。
- 発売日: 2006/07/21
- メディア: DVD
あらすじはこんな感じです。
殺し屋ゴースト・ドッグ。彼の座右の書は「武士道といふは、死ぬ ことと見つけたり」で有名な「葉隠」だ。ある日命の恩人、マフィアのヴーゴ・ファミリーの幹部ルーイから、ファミリーの一員フランクを殺すよう指令を受ける。ファミリーのボス、レイは溺愛する一人娘ルイーズにファミリーの全財産を託したが、彼女はフランクを愛してしまったのだ。彼女に父の指令と悟られないようフランクを消す。この完全犯罪の実行人に選ばれたのがゴースト・ドッグだった。(映画.comより)
ここでゴースト・ドッグは日々「葉隠」という武士の生き様を記した本を繰り返し熟読。
常にその教えに従って、殺し屋稼業を「武士道」の精神を持って進めていきます。
毎日起きて日本刀のトレーニングをしたりも。
自分のバイブルを一冊見つけてそれを完全に自分の中に取り込んでいる姿。ここがスゴい好きなんです。
ビジネス本との付き合い方の究極形態ではないでしょうか。
ここの領域を目指すぜ!
まとめ
最後にこの記事をまとめます。
この記事のまとめ
- ビジネス本は「人生の攻略本」。実行しないと意味はない。
- 自分の状況・必要としている知識にあったビジネス本じゃないと効果が薄い
- 1冊のビジネス本をマスターしてから、次の1冊に行くべし!
色々書きましたが、僕もまだまだ発展途上。一緒に頑張りましょう!
ではでは!