全て投げ出したい。逃げ出したい。できることなら、何もしたくない。そんな瞬間って、ありますよね?
僕なんかしょっちゅうです。人間は所詮面倒くさがりな生き物。何かをするのにはエネルギーがいる。
可能な限り楽をしたい。これが本能です。本当に自然なこと、行動し続けるのが異常なことかもしれません。
しかし世の中では、行動をすることが求められています。仕事でも、プライベートでも。ここがしんどいんですよね。
意図せずして、無意識に、してしまうことはある。それなのにしないといけないことは、ひとつもできない。

これがオススメの対処法。自分が無意識にとっている行動を、突き詰めると、思いも寄らない深層心理が隠れています。
自分の行動原理を知ることで、したくないこともアプローチを変えて、やる気になれる!

・どうでも良いことはするのに、必要なことはやる気になれない
という人にむけて書きました。
人生は孤独なレースである
仕方なく生きている場合ではない
生きているだけではつまらないと、常々僕は思う。呼吸してるだけやったら、生きてても仕方ないやんって。
この世を去る勇気もないから、消去法で今を生きている。そんな時期も長かった。今もちょっとその節はあるけど。
人生はマラソンに例えられることもあるように、とにかく長い。とりあえず僕らはずっと走っていないといけない。
Mr.Childrenの大名曲「Tomorrow never knows」で、「夢中で駆け抜けるけれども まだ明日は見えず、勝利も敗北もないまま孤独なレースは続いてく」と桜井さんは歌ってる。
ちなみにこの曲を作った時は、24歳だったそうな。

とにもかくにも、人生は孤独なレース。
不思議なことに、自分しか頼れる人がいないこのレースを楽しんでいる人もいれば、嫌悪している人もいる。
生きている意義を感じれるかどうかが、人生の分かれ目
何が違うのか。毎日を楽しんでいる人は確かにいる。生き生きと目を輝かせて、生活をしている人も存在する。ツチノコみたいに、都市伝説なんかじゃない。
水揚げされちゃって希望も何もない魚の目をしている、そんな人間もいっぱいいる。下を見て、肩を落として、とぼとぼ歩いている人も街中で絶えず目にします。
一体何が違うのか。「セロリ」みたいに、育ってきた環境が違うのか。経済状況が違うのか。周りの人間関係が違うのか。
色々な理由はあるはず。その中であえてひとつ挙げるとすれば、

だと思うんです。生きている意義を感じているかどうか。
もっと突き詰めれば、自分の行動原理を把握しているかどうか。ここの違いなんですね。
「なぜその行動をしているんですか?」と聞かれて、理由を回答できるかどうかがひとつの別れ目。
何のために、その行動をとるのかを考える
書籍「自分に集中する技術」に学ぶ
最近読んで最も感銘を受けた本、「自分に集中する技術」。
この本の売り文句はこんな感じ。パンチラインが並びまくっています。
- ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー1位!世界30ヵ国以上で刊行!
- Google、Microsoft、Netflixも注目!SNSフォロワー4000万人超の元僧侶が伝授
- 騒々しい現代を生き抜くための絶対に必要なスキルが詰まっている!
元僧侶、いやはや痺れますね。経歴がキャッチーすぎるやん。
小学校の時に、一泊二日でお寺体験をしたことを思い出しました。座禅組まされて、具のない素うどんを食べたっけ。
そういう意味では、僕は作者のジェイ・シェティさんの遠縁の弟子なんて言い方もできたりするのでしょうか。流石に無理あるか。。。
僕らのダルマは何なのか?
ゲッティイメージズより引用
これがジェイ・シェティさん。ジェイさんの動画は累計で、70億回再生されているらしい。ここまで来ると、もう想像もつかない。
そんなジェイさんの教えが余すことなく、凝縮されたのが「自分に集中する技術」。悩めるホモ・サピエンスは、全員読むべし。
この中で出てくる教えのひとつがダルマ。dharmatと書きます、選挙当選したら目を書くあいつ、とは無関係。
得意で好きなこと(ヴァルナ)が、普遍的なニーズ(セーバ)と結びついて、人生の目的になる。この時に、自分のダルマを生きていると表現できるんだそうです。
ダルマという言葉は、サンスクリット語。他のサンスクリット語の多くがそうであるように、ひとつの単語に訳すことは難しい。
ちなみにサンスクリット語は、日本では梵(ぼん)字とも言うそうな。タトゥーを将来入れることがあれば、「スニーカー」って梵字で彫ることにしよう。
ダルマは「天職」に近いと言えなくもないですが、得意な事とニーズが結びついたものと定義されています。
人にはそれぞれ、その人が一番輝ける分野があります。決め手となる精神的・身体的特徴が生まれながらに備わっているんです。
ダルマとはその生来の傾向や得意分野にて、最大のポテンシャルを他者のために活用することなんですね。

これがダルマの方程式。
自分で自分が分かってないと、人生は詰む
人は何でもなりたいものになれるわけではない。しかし自分自身になることはできる。
僧侶は旅をする。旅とは言いますが、自分の内面に足を踏み入れる旅。正真正銘の自己を探し出す旅なんですね。
昨今では、成功している若者って非常に多い。Facebookを創設したマーク・ザッカーバーグ。グラミー賞の受賞者Chance the Rapperなど、20代のうちに天職を見つけた人達。
僕らみたいな20代・30代は、多大なプレッシャーにさらされています。「ある分野のトップにならなければ人生終わり」、そんな強迫観念にさらされている。
立派な大学に入って、卒業しないと。人気アプリを開発して、大成功を収めないと。
しかし世界の覇者になれなかった人はもちろんのこと、大きな足跡を残した人たちでさえも、深い不安と抑鬱症に陥っているそうです。
早咲きの成功者であっても、幸せになれるとは限らない。

ぶりぶりの成功者も抑鬱、馬の骨の僕も退屈。救いが無さすぎる。
ここで重要になってくるのはやはり行動原理。まだ自分の行動原理が分からっていないのに、成功してしまうのは恐ろしい。
他人のダルマを完璧に生きるよりも、自分のダルマを不完全に生きる方が良い
好奇心を持ち、自分自身を知り、強みを伸ばす。最も優先すべきはコレ。
その時に初めて、進むべき道が見えてくる。自分のダルマを見つけ、ひたすら追求する。

ってなパンチラインもあるくらい。
実際にこの冷たい現代社会では、長所をいかに伸ばすよりも、短所をいかに直すかに重きが置かれています。
学業成績、標準テスト、会社の人事評価、はたまた自己啓発プログラムまでもが、その人の足りない部分にスポットを当てている。
僕らに改善を迫ってきていますが、他人のダルマという可能性もあるんです。
スキルに関しては、長所を大いに頼りにしたほうが良い。そして自分に足りないものが、感情的な性質のものだったら、短所を改善するための努力をすべき。
共感・思いやり・優しさ・寛大さなど、内面的な要素が欠けているなら改める。そうでないなら、無視しても良い。
ついつい自分がとってしまう行動にヒントがある

と感じている人も多いはず。そうですよね。一撃で分かるくらい簡単であれば、人生苦労しません。しかしオススメのアプローチがあります。
ついついやってしまう行動を、自分がなぜ選択するのかに意識を向ける。その選択の理由と、その裏に眠っている自分の行動原理を考えましょう。
誰かと同じ行動をとっていても、動機が異なり場合もある。行動は氷山の一角、その下に自分の思考や心理が隠れているんですね。
またおすすめとして、自分の強み分析もあげられます。
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僕らのダルマは?僕の行動原理は?
自分が思わずとってしまう行動をリストアップする
僕も自分自身の行動原理を考えてみました。そもそも僕は極度の面倒くさがり。
仕事もできることならしたくないし、ダルいことはとことん避けたい。ゆとり世代の筆頭株とは、何を隠そうオレのことよ。
ただそんな僕でも、能動的にとっている行動はある。結構ある。誰かに勧められたり、インセンティブを設けられたわけでもないのに、自然としてしまう行動ってある。
ものぐさな僕でも、進んで選択している。「やれ!」と命令されていることに気が乗らなくても、やる必要のない行動をとっている僕がいる。
どんな人でも、こういう兆候ってあるはず。全然しなくてもいいのに、思わずやってしまう。
ヒントはここにこそ隠れている。どんな価値観や心理が、僕らを掻き立てるのか。知りたい、行動原理が潜んでいるのだから。
まず僕が思わずとってしまう行動を考えてみました。
思わずとってしまう行動とは?
- 映画を観る
- 読書をする
- 日本語ラップを聴く
- 漫才を観る
- ラジオを聴く
- ファッションにこだわる
- ランニングをする
- ブログを書く
- 会話やチャットの中で、どうでも良いボケをする
別にそこまで変哲のない行動、意外性がまるでない。「趣味」でググったら、すぐに出てきそうなものばかり。
しかしここからが肝心。なぜ僕はこれらの行動をとるのか。行動はあくまで表層に過ぎません。
例えば、「ファッションにこだわる」。

という思いであれば、ファッションは自己表現の手段です。

という気持ちなのであれば、エチケットや配慮の気持ちから、と判断できるでしょう。
行動の裏に潜む、深層心理を考える

考えました。僕に潜む深層心理は、一体何なのか?どんな行動原理が潜んでいるのか?
僕の行動原理はコレだ!
- 人を楽しませたい!
- 人を「あっ!」と驚かせたい!
これですね。人間嫌いの僕ですが、動機は人間関係に帰着するみたいです。うーん、皮肉。
本を読むのも、映画を観るのも、漫才を観るのも、自分の引き出しを増やすため。面白い表現を知るため、そして自分の言葉にして人を楽しませたかったんですね。
このブログもそう。全然お金にならないけど続けている。自分が楽しいのももちろんですが、きっと誰かが面白おかしく読んでくれていると信じているから。
ラジオなんかまさにそう。会話力を上げるために、聴いていましたし。
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そう、良い意味で、人の度肝を抜きたい。笑わせたいし、発想の妙で驚かせたい。そんな人間なんや、僕は。
行動原理を活かして、「嫌だ!」を減らす
行動原理が分かれば、正しく選択できるようになる
自分の行動原理が分かりました。他にもいっぱいあるとは思いますが、出てきたことは出てきた。
自己分析ってあんまりしませんよね。就職活動の数ヶ月間だけして、そこからしたことないって人も多いのではないでしょうか。
しかし自分について深く考えてみるのは大事。そうしないと全く価値を感じないものに、時間・お金・エネルギーを投資してしまうかもしれません。
自分の行動原理が分かれば、何か行動をしても、充実感を増すことができます。
最も素晴らしい恩恵は、「嫌だ!」と感じる機会を減らせること。
何をするかよりも、どんな心で挑むのか

ぱっと出てくる嫌なこと。仕事でのつまらない資料作成、電話対応などなど。
面倒くさいことも、行動原理を満たせるように工夫してみる。

とか、

とかこんな感じ。こうすれば、ちょっと「嫌だ!」が減る。
何もしたくなくても、自分の行動原理の表面だけもペロッと舐めることができれば、ちょっとはやる気になる。

まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 人生を楽しめている人と、そうでない人の違いは、自己分析に寄るところが多い
- 他人のダルマを完璧に生きるよりも、自分のダルマを不完全に生きろ
- 「嫌だ!」と思うことでも、自分の行動原理を満たすように工夫しよう
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!