必要に迫られている好きでもないことは、なんとか終わらせることができる。しかし本当にしたいことでも、緊急性がないから先延ばしにしてしまうって人も多い。
好きでもないけど仕事だからとちゃんと終わらす。しかし本当に興味があるけど強制力のない副業は、結局手をつけない。こんなバランス。
というのが僕からの提案。一日は24時間。分に直すと、1,440分。つまり15分は、1日の約1%。
難しいことは考えず、1%の時間だけやってみる。
と思うかもしれませんが、そんなことはない。なにも着手しないのとは、大違い。
いざ着手してみると、気持ちが乗ってくる。なんでもそうですが、いざ始めるのが一番エネルギーがかかるんです。
難しく考えず、まずはたった15分だけでもやってみましょう。
・本当にしたいことなのに、後回しにしてしまう
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 本当にしたいことでも、必要に迫られていないと僕らはやらない
- 15分の努力で、「ギャップモチベーション」が働く
- 毎日の努力が複利として働き、いずれ大きな差になる
本当にしたいことをせずに毎日生きている
痩せたいけど別に運動しない。資格取りたいけど勉強しない。興味のあることでも、取り組まない。こんなんあるある。僕もあるし、きっとあなたにもあるはず。
仕事でしたいことはないって人でも、「死ぬまでにしたいことは?」ってレベルで聞くと案外出てくるもの。
お金になるかは分からないけどしたいこと、これはきっと誰しもいくつかは抱えている。あるいはしてみたい体験、思い描いている理想の自分など。心の奥底を探せば見つかる。
外国語を流暢に話したいとか、彫刻みたいなムキムキボディになりたいとかかもしれません。まぁ探せばなにかしら出てくる。
例えば僕なら、日本語ラップ好きだし、ラジオ聴くのも好きだし、映画も好きだしで、
とか出てくる。実現可能性は一旦横に置いときますが。
問題はここから。やりたいことがある、大いに結構。人生にハリが出るってもんです。
と勧められた際に、「よっしゃ!」ってトライできない。すぐにトライできるような人間は、こんなアドバイスもらう前から、多分すでに行動してる。
考えてみればおかしな話で、本当に自分が望んでいるのに、アクションを起こせない。必要がない時にでも、気付けばスマホを触っているのに。時間がないはずじゃないのに。
こちらもCHECK
僕もあなたもスマホ依存症で、スマホ中毒で、スマホ脳。脳や精神にもダメージ、スマホの怖さと改善方法について考えてみたという話。
続きを見る
目標、ある。興味、めっちゃある。行動力、ない。おかしい、こんなんおかしい。無目標で興味もないバイトとか、僕らは散々こなしてきたはずなのに。
なぜこんなことになるのか、僕なりに考えてみました。
多分これが原因。思い描く理想像が遥か高み。今の自分がその姿になっている様を、頭の中で映像化できていないから。
興味が並外れてあるために、目標を無意識に遠くに設定してしまっている。「とりあえず終わらせとこう」みたいな、妥協の入る余地なし。
そうしてやる気も起こらない、モチベーションなんかも湧かない。ましてや自分のプライベートの話なので、外部からの強制力もない。そりゃ、やらない。
となって終わる。結局今せずに、来るのか分からない「いつか」に持ち越すと。
去年の今頃も、たぶんこの結論を出してたはず。そして来年の今頃も、同じ結論を出すはず。本当にしたいことなのに、本当にやることはない。
1日の1%は15分、まずは15分の努力から
これ、僕からの新提案。一日は24時間。分に直すと、1,440分。つまり15分は、1日の約1%。
成果は一切気にしない。成長しなくても別に構わない。ただ行うことに意味がある、そう思ってやってみる。
と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはない。
そもそも自分が興味のあることなので、その時間は多少なりとも楽しめるはず。そして何より、後々の人生で「もっと早くから始めておけば・・・」って後悔する確率が減る。
継続して実らないで、結局時間のムダでした、これを後悔Aとします。時間をケチって何もしない、後に何かのきっかけがありトライすることになって「もっと若いうちにしておきたかった」、これを後悔B。
この場合、絶対に後悔Bの方がダメージが大きい。後悔としての強度が、全くもって違う。
スカイダイビングは一回きり。オールナイトニッポンの週替わりゲストは、人の都合にかなり左右される。こういうのは自分の努力だけでは制御できません。
しかし外国語を話すとか、引き締まった体になるとか、日本語ラップで曲を出すとか、楽器を弾けるようになるとか、こんなん自分の努力次第。
やればできるようになるかもしれないし、何もしないで達成するなんてことはありえない。
最初から完璧にできるなんて無理ですが、まずは1日15分だけやってみる。
15分だけでもやってみると、気持ちが乗ってきます。人間は物事を着手するのに、最もエネルギーがかるんですね。
って経験は誰にでもあるもの。まずはとにかく短時間でもやってみる。気持ちが乗ってこないなら、15分で切り上げれば良いんです。
気持ちが乗ってくる他にも、「ギャップモチベーション」という効果が働きます。
これは星渉さんの書いた著書「神モチベーション」で紹介されていたもの。
・評価に影響が出るとわかっていてもやる気が出ない・・・
・なんで自分だけがこんな目に合うんだろうと凹んでしまって動けない・・・
・毎日がつまらなくてこのままではいけないと思いつつ、行動に移せない・・・
なんて人にオススメ。モチベーションをいかに科学的にコントロールするかを、教えてくれる名著です。
僕らが最もモチベーションが湧くのは、ギャップを感じた時。超簡単な例えをすると、
ってやつ。
このシチュエーションで、僕らはやる気を出して走ってはいない。ただただ気付けば全力疾走してました、がきっと正しい。
「遅刻しない自分」と「今遅刻しそうになっている自分」との間に、ギャップを感じているからこそ行動できたわけです。
目標とする姿・僕らの掲げるゴールをイメージして、なおかつ今の自分との間に乖離があるのを自覚する。そうすると、意識せずともその差を埋めようとする。この流れ。
15分だけやってみる。すると自分の現状が分かる。思ってるよりも英語は話せないし、ベンチプレスは上がらない。日本語ラップ歌ってもめっちゃ噛むし、ギターはFのコードは押さえれらない。
理想の姿と、大きくギャップを感じるわけです。すると今度からは、「やる気」というエンジンだけでなく、「ギャップモチベーション」という効果も働く。
一度やってみると、二回目は以外に楽。一度目よりも行動のハードルが下がることは間違いなし。
毎日するかしないか、差はそこにしかない!
自己啓発本は人生でかなりの冊数を読んできました。為になる本もあれば、そうでない本もある。
しかし全ての自己啓発本に共通する主張はただひとつ。
こんだけ。マジでこんだけ。後は「どう行動するべきか」とか「行動するための動機付け」が載っているくらい。
とにかく行動するしかない。ただ何も分からずに闇雲に行動するのも苦行。だからまずは、一日15分の努力から。
毎日努力することで成長に繋がる。そして勉強であれスポーツであれ、成長曲線ってのは一次曲線ではなくて、二次曲線。どこかでフッと浮かびあがる瞬間がやってくる。
https://www.noranorano.com/2019/11/04/%E5%8A%AA%E5%8A%9B%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%91%E3%81%A9%E3%80%8C%E3%81%99%E3%81%90%E7%B5%90%E6%9E%9C%E3%81%8C%E5%87%BA%E3%81%9A%E3%80%8D%E6%8C%AB%E6%8A%98%E3%81%97%E3%81%9D%E3%81%86/より引用
正直なんでそうなるのかは知らん。分からへん。しかしこれまでの人生でトライしてきたものを振り返ってみると、合っている気もする。
毎日継続することで、いずれはドカンと当たる。最初は伸びなくて当然。
無理矢理理屈づけをしていると、投資に似ているのかもしれない。複利とか、そういう類。
金利が6%で運用した場合、なんと12年間でお金は2倍になる。いわゆる雪だるま式に増えるってやつです。
毎日の少しの努力が雪だるま式に膨れ上がっていくんですね。始めたうちはほとんど同じ。
しかし数年後には、めちゃくちゃ大きな差が生まれているんです。
なんてアインシュタインの名言も有名。相対性理論を超えるスーパー概念なんですね。
なんとも儚い。いや、履かない。
毎日行う上で、ベストはゴールからの逆算。目指すゴールから必要なステップを割り出し、そのタスクを毎日消化していく。
まぁただちゃんと逆算できる時点で、ある種かなりゴールに近いとも言える。みんがみんなそこまでできるわけではない。
逆算がうまくできないなら、行き当たりばったりでも良いんです。デタラメでも、闇雲でも、取り急ぎでもなんでも構いません。やらないより100倍マシ。
僕の持論ですが、なんだかんだ人生の旨みはプロセスに詰まっていると思うんです。栄華を極めるよりも、登り詰める過程にこそドラマがあるというか。
往年のギャング映画でもなんでもそう。「カリートの道」しかり、「グッド・フェローズ」しかり、基本は以下の流れで映画は進む。
- 何も持ってないところからスタート
- 努力と運でのし上がる
- 憧れていたトップの座に君臨する
- 一緒に戦ってきた仲間たちの中で、ボタンの掛け違いが起こり始める
- 衰退と崩壊が始まる
一番気持ちが高揚するのは、言わずもがな「2.努力と運でのし上がる」パート。ゴールを達成したら、後は下がるしかない。
ひたすら成長と向上だけを気にしておけば良いってのは、実はかなり恵まれている状況かもしれません。
何も持っていないところでの努力は、何も持っていない時にしかできない。うん、あまりにも当たり前のこと書いてたや。
こちらもCHECK
人生を楽しむには、過程・プロセスにこだわる。「結果が全て」は真理だけど、結果しか見ない人の人生は確実につまらない。
続きを見る
千里の道も一歩から、その一歩はあなたから
これは宮本武蔵の著書「五輪書」に載っている有名なフレーズ。
コツコツと稽古を重ねることが、上手になる秘訣であるってことらしいです。
千里の道も一歩から。ローマは一日にして成らず。何事も積みかさねないといけません。
そう言えばすべての道はローマに通ずとか、ローマって諺でよく見るな。
こんな極東の島国で諺になるくらいなんだから、ローマって相当すごかったんでしょう。まぁいいや。
やっていない人に限って、もしくはやっていない時に限って、人は一発逆転を狙いがち。僕の偏見も入っていますが。
やっていれば、抜け道がないことは体感で分かってくる。効率的なやり方があることは認めつつも、泥臭い努力の必要性は否定しない。
しかしやっていない時は、裏技を使いたくなる。
って信じてしまう。
まぁ反則級の情報とか、バグ技はあるにはある。入試で試験問題を事前に把握するとか、インサイダー情報を入手するとか。
しかしそんな一撃で状況を変えられる級の打ち筋が与えられるなんて、かなりの特権階級じゃないと無理。普通の学生や僕みたいな一般サラリーマンには、全く縁のない話。
自分のところに降りてくるはずのない蜘蛛の糸を指を咥えて待つ。能力を向上させ、成功の確率を数%でも上げる。どちらがより建設的かは、一目瞭然。
一日15分だけ、その瞬間はそのことだけを考えて取り組む。ということで、僕もラップの練習を15分だけでもちゃんとしてみよう。いつかはラッパーになれるかもしれない。
高級料理よりもドミノピザにコーラ
こちらもCHECK
今この瞬間にだけ、集中する。2.5秒だけベストを尽くせば、人生は変わる。過去を嘆き、未来に怯えるだけ無駄である。
続きを見る
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 本当にしたいことでも、必要に迫られていないと僕らはやらない
- 15分の努力で、「ギャップモチベーション」が働く
- 毎日の努力が複利として働き、いずれ大きな差になる
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!