雑談や話が上手くなりたい、こんな人いませんか?一人暮らしで、毎日孤独を感じている、こんな人いませんか?解決方法を教えますね!

そうです、ラジオです。もしかしたら古臭いイメージを持っている人もいるかもしれませんが、ラジオは聴覚における最高のエンターテインメントです。個人的には音楽鑑賞にも負けていません。
ラジオの効能は多種多様。ながらで聴けるというのが大きなメリット。自分の生活を邪魔することなく、取り入れることができます。
そして基本は30分や1〜2時間などの長尺。ここも素晴らしい。なぜなら、編集が最低限だから。笑いのポイントだけを詰め込んでいないんです。つまり何もない状態から、どうすれば面白い空気に持っていけるのかが学べるのです。
僕の生活もラジオを聴き始めて、充実感が増しました。さぁ、一緒に耳だけでできる旅に出かけましょう!

・一人暮らしをしていて、「人と会話したいなぁ」って感じる
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
- 長時間の耳の娯楽の最強王者はラジオ
- ラジオを聴くことで、会話力・センスが磨かれる
- 一人暮らしでも、ラジオを聴くことで孤独感が薄まる
僕は毎日ラジオを聴いている
ライムスター宇多丸の映画評論でラジオにハマる
大前提としてこれだけラジオを勧めているのですから、僕は当然ラジオを聴いています。毎日聴いています。がっつり時間をとって聴くというよりも、ながらでって感じ。
テレビを見たり、映画を観たりするのとは違い、「ここで聴くぞ」なんて時間を確保するものでもない。食事の準備をしながら、家事をしながら、歩きながらというオプション的な使い方をしています。
ラジオをハマったきっかけは、HIP HOPグループのライムスター宇多丸の映画評からでした。
映画を好きになり、観まくっていた時期に出会ったのがこの映画評論でした。正確には、宇多丸がしているラジオの中の1コーナーという立て付けだったのですが。
これきっかけで、ライムスターも好きになり、30周年のライブをはじめ何度もライブに行くことになるのだから、人生どこで何が起こるかは分かりません。
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そこまでラジオというのは、なんなら時代遅れなものだくらいに思っていました。
おばあちゃんちに行ったら、いつもおばあちゃんがラジオ聴いてたし。若者向け文化ではないのかなという偏見もあったのは確か。
しかし聴き始めて、感じたのは

ということ。
テレビや映画や動画などとはまた違うんですね。顔が見えてないが故に想像する、そのことで顔が見えている時よりも近い存在に感じるんです。
自分が人の内緒話を聞いている様な、内輪だけの話に混ぜてもらっている様な、そんな錯覚に陥るんですね。
ウーマンラッシュアワーのオールナイトニッポンで、芸人のラジオにハマる
https://www.j-cast.com/2016/02/23259404.html?p=allより引用
最初は宇多丸の映画評だけを聴いていたのですが、他のラジオを聴き出したのは、まだ大学生だった2015年。
ウーマンラッシュアワーの村本が1人でオールナイトニッポンのレギュラーになったタイミングでした。もともとウーマンラッシュアワー自体は、僕が高校生の頃にもちょっとしたブームでした。早口漫才の最新形態みたいなイメージはずっとあった。
そんなウーマンラッシュアワーが大きく跳ねたのが、2013年末の「ザ漫才」での優勝。ここから色々な番組で、村本を見る様になります。
僕は村本のニヒルな感じや、人をくさして毒して泥臭くても笑いを取るというスタンスが好きでした。初対面の人が、自己紹介で「福井県出身です」と言えば、

と言ってしまうくらいには好きでした。
もともとラジオに対しては、アンテナを張っておらず、放送が始まっても気付くこともなく普通に過ごしていました。しかし、とある日Twitterで、

というツイートを見つけたのです。そこから興味が出て、聴き始めることに。
結果的にこのオールナイトニッポンは、1年足らずで終わってしまうのですが、僕にとっては非常に刺激的だった。ノーゲスト、ノーコーナー、しゃべりのみ。
誰もゲストに呼ばずに、コーナーを作って視聴者からのハガキも読まずに、2時間枠を1人で話し続けるという恐ろしい攻め具合。ここに痺れた、憧れた。
こういうハードルの高さもあり、終盤は若干ネタ不足も否めず、終わってしまいました。しかしそんなことは気にならないくらいに、僕にとって深い衝撃を残したのです。

とここで思い至る。そしてそこからどんどん聴く様になりました。
ちなみにラジオを聴きまくった中で、笑いが起きるパターンをまとめてみたのが以下の記事です。是非読んでみてください。
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ラジオは聴覚にとって最高の娯楽である
昨今の娯楽は視覚に頼ったものが多いです。しかし現代社会は、プライベートでも、職場でもとにかく目を酷使しがち。
こうなると目への負担も考え、聴覚の娯楽を増やすのも一種のライフハックと言えるでしょう。聴覚の娯楽の王様はおそらく音楽鑑賞。様々なジャンルがあり、長く生きていればこだわりも多少は出てくるというもの。
しかしあえて言わせてほしいのですが、イヤホンやヘッドホンで30分以上の長尺に関しては、ラジオが最も最強の聴覚の娯楽です。
ラジオは不思議とイヤホンで1時間以上聴いてもそこまで苦になりませんが、音楽だとちょっとツラくなってくる。なんとなく落ち着かなくなる。
人間は社会性を持っている生き物なので、人の会話などは長時間聞き続けても問題ない様に耐性が付いているのかもしれません。
僕は趣味・習慣でよく散歩をするのですが、その際は必ずと言っていいほどラジオを聴きます。1〜1.5時間程度歩くので、音楽ではなくラジオがちょうど良いんですね。
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ラジオは長いものだと2時間以上の尺がある場合もあります。僕が好きなオールナイトニッポンなどは、CM込みで2時間あります。
1時間以上もあるラジオだと、聴き終わった後の感慨もひとしおです。まるで小説を一冊読み終えた後の様な余韻がありますね。

ラジオを聴き終わると、一抹の寂しさが胸の中に湧いてきます。小学校時代に、夕暮れが優しく照らす中、友達と家の前で別れた時のあの感傷。
ラジオパーソナリティと一緒の時を過ごした様な、まるで自分にだけ心の奥底を見せてくれた様な感覚になるんです。ちょっとでも好きな芸能人がラジオをやっているなら、絶対に聴いた方がいいです。
なぜなら親近感をめちゃんこ感じるから。一気に距離感が縮まった気がするんですね。
ラジオの効能について考える
会話の間・テンポ・リズムを学べる
制約を課す・負荷をかけることで、人間は成長します。筋トレもそう。制限された状況で戦うことで能力値が伸びる。
ラジオはハードルがありまくるメディアなんですね。音だけ。ボディランゲージもなければ、画像を使ったり説明なんてももちろんできない。
ラジオパーソナリティは、その制約のもと面白い話・含蓄のある話をしないといけない。つまり話のプロど真ん中なのです。話以外の要素は使えないのですから。
寝技なしのがちんこ舌先ファイトクラブです。ここを生き延びているプロはそりゃ強い。
ラジオを聴いていて、つくづく思うのは、

ということ。会話が上手い人は、全て間を使いこなしています。逆に言えば、日常で「この人と話していても、楽しくないなぁ」って人は、間の取り方が下手くそだったりします。
ラジオを聴いていると、この間の取り方のお手本がこれでもかというくらい出てきます。これは文字で読んでみても、伝わらない。実際に聴いて空気感を肌で感じないと噛み砕けない。
雑誌のとあるインタビューで、カリスマ美容師の人が、「接客のために努力していることは?」と質問されていました。もう言わなくてもいいですよね?

接客のプロでも教科書にしているんですね。
センスを磨くことができる
ラジオを聴くことでセンスを磨くことができます。僕が今年購入し、何度も読み返している「センスは脳で磨かれる」という本で書かれていました。
これからのビジネスパーソンに最も必要な能力、それはセンスです。
たくさんの選択肢の中から自分で考え選びとり動くセンスの重要度が増しているんですね。どれだけスキルを磨いても、論理的思考を駆使しても、センスがないと解けない問題が増えているのが現代です。
センスと言われると、あいまいに聞こえるかもしれませんが、センスの良し悪しは脳で決まっています。
脳を鍛えることでセンスが向上することが分かってきています。脳へのインプットを変えることで、アウトプットの質が高まる。そしてこのアウトプットがいわゆるセンスになるんです。
センスの鍛え方は実に多種多様。学校では教えてくれないし、あまり他の本でも見たこともない様な内容が載っていました。ぜひ読んでみてください。
この本の中で、センスを高める方法の1つに雑談があると触れられています。
理解力・表現力・語彙力・共感性など様々な力が求められるのが雑談。こういった雑談力をつける1番有効的な方法が、雑談力の高い人・センスの高い人の話を聴くことなんですね。
ここでオススメは、出ました、ラジオです。会話センスの高いパーソナリティーの番組を、寝る前などに少し聞くようにするという方法がオススメされています。
話のリズムや、言葉の選び方、相槌や、質問の仕方などなど会話のポイントを意識しながら聞くだけで会話センスが磨かれていくと。
ちなみにラジオを聴くことで、なんと脳の聴覚を司る部分も成長されることが確認されています。
大学生にラジオ番組を1日2時間聴いてもらい、それを1ヵ月間続ける。すると著者が開発したMRI画像診断法で、明らかに脳が成長した形跡が見込まれたのだとか。

会話で盛り上がる流れが分かる
ラジオは1人の場合もあれば、2人の場合もあります。僕が聴いている芸人コンビのオードリーやハライチのラジオは、2人ですね。
芸人だとコンビの場合も多いので、2人でのラジオがスタンダードなのではないでしょうか。ラジオが始まる、始まった瞬間はもちろん笑いもないですし、前回が以下に盛り上がったとしても空気はリセットされています。
毎回0の状態から、面白い空気を作り上げていくと。これって、僕らの日常会話と同じですよね。人と会う、話す。この時点では、別に場はあったまっていない。
ここから話が弾めば、徐々に盛り上がっていくという流れ。
つまりラジオを聴くことで、0から会話が盛り上がるまでの軌跡が終えるのです。もちろんテレビ番組のバラエティ番組でも、そういったことは学べます。
しかしラジオの方が純度が高い。なぜなら全員で観て、そこから話題に移るためのVTRなんてものもない。編集も最小限か、生放送だったらない。しかも大勢ではなく、2人での会話だから、なおさら日常会話に近いのです。

と思ったことってあるはず。というか逆に、そう思わず生きてこれた天性の話芸の持ち主などいないはず。
だとすれば、何もない状態から会話が始まり、どんどん盛り上がる様子を見て勉強にならない人などいないんです。
面白い部分の詰め合わせではない。面白くなるまでの過程もきっちり見れる。どうして面白くなったかの履歴がきっちりと追えるのです。
今の時代だからこそ、ラジオを聴こう!
一人暮らしを始めて、ラジオを聴く時間が増えました。在宅勤務ということもあって、ラジオを聴く時間が増えました。
外出を自粛したりということもあり、人とのコミュニケーションが少なくなりがちな昨今。孤独感を感じている人も多いのではないでしょうか。
仕事でストレスを感じる、でもたまの休みに友人やパートナーにも会えない。そんな状況だと、寂しさも募るでしょう。
そんな時はラジオを聴きましょう。まるで自分もその人たちと話している様な、会話に一緒に入っている様な、そんな気持ちになれるのです。
人と人とが話している雰囲気を感じる、こうすることで、「僕らは一人じゃない」と感じることができるのです。
ちなみに10年前の東北大震災の際に、最も有力な情報源として使用されていたのがラジオでした。停電や通信インフラで、テレビや携帯電話が思う様に使えなかったということもあるかと思います。
そう考えると、ラジオは実はめちゃくちゃパワフルなメディアなのです。どんな時でも、僕らの支えになってくれます。なんという安心感。
大災害などの有事の際でも、大きな効果を発揮するのです。一人暮らしをして、不安や孤独を感じる時くらい楽勝。そんな孤独感など軽く吹っ飛ばしてくれます。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
- 長時間の耳の娯楽の最強王者はラジオ
- ラジオを聴くことで、会話力・センスが磨かれる
- 一人暮らしでも、ラジオを聴くことで孤独感が薄まる
いかがでしょうか。かつての僕の様にラジオを舐めていた方もいたのではないでしょうか。大間違いもいいところです。
最初のラジオ放送は1925年。つまりラジオは約100年も続く超ロングセラー商品なのです。
今流れているラジオの番組表を見てみましょう。好きな芸人や、芸能人の方が番組をしていれば、迷わず聴いてみることをお勧めします!
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
この記事が面白ければ、是非他の記事も読んでいって下さい。貴重な時間を頂きありがとうございました。ではでは!