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サラリーマンは「評価=評判」の世界である!キャリアは成果よりも周りの評判で決まってしまう理不尽なものと心得よ!

2020年5月25日

会社員コルレオーネBLOG

関西出身、独身アラサー|ゆとり世代サラリーマンが、現代社会を生き抜くサバイバル術を発信|ABEMA primeに出演、あのひろゆきとも討論|一浪一留、GPAは平均の半分以下|就活で覚醒し内定5社。就職偏差値SSランクの企業へ、年収100万円UPで転職。|30歳で資産2,100万円達成|

サラリーマンの世界では、おかしなことに「評価=評判」なのです。成果にも注目されるのですが、なぜか周囲や環境の評判がその人のキャリアを決めてしまう。

出世するもしないも、実は自分ではなく、その周囲の人たちにかかっているといっても過言ではないかもしれません。何を言っているのかよりも、誰が言っているのかに注目されるといったケースも往々にしてありますよね。

人の異動を決める会議に過去参加した僕の体験も交えて語っていきます。 

・サラリーマン生活が難しい
・会社員生活のコツが知りたい

という人にむけて書きました。何をするかよりも、周りからどう思われているかが肝心です。

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数字目標が無い部署は「評判」を見ざるを得ない

そもそも大前提として、営業かそうでないかでまず話は分かれてきます。(と言っても、営業でも評判は出世には不可欠ですが)営業は基本的に数字の目標を立てることができますし、評価も売上げに基づき決めることができます。

なので、営業であれば短いスパンでの評価は具体的な指標を基に行われることになります。しかし、経理・人事総務・システムなどの間接部門(コーポレート部門)はそうはいきません。間接部門の働きぶりは数字では判断しづらいからです。

とある人の働きぶりのおかげで、◯◯万円コスト削減できたとか、従業員の残業時間が◯%減ったとか無理矢理落とし込めばいけるかもしれません。しかし、そこまで上司は基本的にしません。

あいつ頑張ってみたみたいだし、周りからの評判良かったし、良い評価にしておこう

とどんぶり勘定でこうなってしまうのです。上司の怠慢と言ってしまえばそれまでですが。笑全ての会社でこうなっているかは分かりませんが、会社の設立年数が長く従業員が多い典型的な日本の大企業はこの傾向が顕著です。

周囲の評判で決まる人事異動とキャリア

実は僕は過去に、人の異動を決める会議に参加したことがあります。1年以上前でしょうか、同じ部署の先輩がいつも参加し、議事録をとっていました。しかし、その先輩が体調の都合で入院されて、代打で僕が参加することに。

役員ばかり出席している会議で非常に緊張したのを覚えています。笑 自分の直属の役員の隣に座り、黒子に徹しひたすら会話内容をメモする僕。

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そういえば、人の異動の舞台裏を見れているんだな・・・

と思い、役員同士の会話の邪魔にならない様に、存在を消し、聞き耳を立てていました。その中で、出て来るフレーズで非常に多かったのが、

・◯◯は、部署内での評判がいい。
・△△は、課長や部長から気に入られている。

(完全に印象だけの話な気もするけど・・・)

など。見ていると、役員が管轄している部署同士で、人材トレードをしているではありませんか!評判の良い人材をあげるから、代わりに評判が悪い人材も引き取ってくれないかみたいな相談まである始末。笑

・××は、事務の方からの評価が悪い。
・誰かがその人に対してクレームを言っていた

(誰か1人が言ったクレームでも、取り上げられるのか・・・)

などといった発言も何度か聞きましたね。ここで面白かったのが、評判の良い人材は会社の経営層がキャリアを考えてあげているということ。この部署で経験を積んだから、次はあの部署で経験を積ませてあげようといった配慮がされているのです。

しかも、印象的だったのが売上げなどの数字の話は全くなかったということ。いくら売上げたからどうとかではないのです、周囲の人間からどう見られているかのみでその人の采配は決まっていました。

評判は最初の1年間で決まってしまう

出世の道はいばらの道、評判は必須アイテム

評判というのは恐ろしいもので、最初の1年間であらかた決まってしまうのです。 新入社員はもちろんのこと、 中途社員であっても同じなのです。そして、その評判が一度固まってしまうと、なかなか覆すのは難しい。

過去にも記事にしましたが、僕は非常にやる気のない新入社員だったと思っています。ここでマイナスイメージが付いてしまった感は全く否めず。まぁ、昔から共通して、出世したいという欲が特にあるわけではないのでそこまで気にもしていませんが。笑

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こちらは、よく言われる関門「とりあえず3年」をクリアした際に、書いた記事です。現在若手社員だという方は、是非あわせて読んでみて下さい。

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とにかく、ここから言えることは、

出世したい人は、最初の1年間で良い評判を固めるしかない!

これに尽きる気がしますね。もちろんそこから山あり谷ありではあります。景気が不況で大きなミスを起こしたとか、部下にハラスメントをしたとかそういったことが一度でもあれば、大きく遠ざかってしまいます。

つまりサラリーマンの出世の道はまさにいばらの道、そのいばらの道を生き抜く必須アイテム「評判」はいきなり入社時から掴みにいかないといけないのです。僕はお金の面以外で、出世の魅力がまだ見えていないので、いばらの道を歩く気はありませんが。。。笑

名著「思考は現実化する」でも書いていました。

給与プラスアルファの働きを心がけなさい

なので、会社からもらった給料以上には何かしらの働きは出さねばと考えています。出世する・しないとはまた別ですが。

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新入社員が評判を得る為にすること

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では、新入社員がどうやって評判を集めるのか。こうしておけば評判を得られたなとか、周りに評判がいいという新人を観察し、気付いたことをまとめました。成果を多少は出さないと効果はなくなってしまいますが。笑

  • 挨拶をちゃんとする
    同じ部署の人だけでなく
  • 会社の人の顔と名前を一致させる
  • 部署内での発信を頻度多めにする
    会議での発言や全体メールなどで行う。間違った内容を言うと、指摘されて逆効果なので、よく考えたら当たり前のことでOK。「主体的に取り組めてるな」と思わせるのがミソ
  • 担当する業務を持ったら残業する
    悲しいかな、不思議なことに工夫して短時間で終わらせても評判は集まりづらい。頑張って遅くまで残って、仕上げた方が周りからのウケが良い。というか、その業務のことを知らない人からしたら、「あいつ早く帰っている」と思われてしまう。馬鹿げているけれど・・・笑
  • 上司がいる飲み会に参加する
    非常に馬鹿げているけれど・・・笑
  • 興味があるフリをする
    実際にあるかないかはこの際関係なく、とにかく「やる気があります、自分の仕事に興味があります」というスタンスを持っておく。

日本の大企業は未だに、古い文化が根付いていて、よく考えると非効率なことも往々にしてあります。ここにあげたのはあくまでテクニックですので、 成果をあげるという本質からは少し目をそらしたものになってしまっています。

僕は1年目の時に、繁忙期の時期でしたが頑張って終わらせて早く帰ったら、次の日課長に

周りがみんな残っているんだから、「何か手伝えることありませんか?」と聞け!

とキレられ、次の日に実行したら、結局手伝えることはなく帰ったっけ。だいたい全く知らない業務をいきなり手伝えるわけが無いし、手伝うにしても説明が必要だから結局長引きます。

つまり、これも結局は「気を使っているフリをしておけ」ということだったのでしょう。必要なスキルだとは思いますが、本質からはズレていますね。笑

まとめ

では、この記事をまとめます。

  • 売上げで評価できない部署の人は、「評判」で評価される
  • 人の異動やキャリアは、周りからの「評判」で決まっている
  • 「評判」は入社1年目でだいたい決まってしまう
  • 新入社員が「評判」を得る為には、少しの成果と多くのテクニックが必要

日本にはまだまだ古い体質の会社が多い。全く具体的でないものを指針にしているのも何となく納得です。

くだらないと一笑に付すのも良し。全力で「評判」を取りに行くのも良し。全ては自分の価値観次第!

ではでは!

  • この記事を書いた人

会社員コルレオーネBLOG

関西出身、独身アラサー|ゆとり世代サラリーマンが、現代社会を生き抜くサバイバル術を発信|ABEMA primeに出演、あのひろゆきとも討論|一浪一留、GPAは平均の半分以下|就活で覚醒し内定5社。就職偏差値SSランクの企業へ、年収100万円UPで転職。|30歳で資産2,100万円達成|

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