自分の人生に満足できている人はどれだけいるのか。「完璧に満足だ!」なんて胸を張って言える人はかなりの少数派なはず。
僕もそう、きっとあなたもそう。人生のどこかに不満はあるはず。
しかしここで大事なのは、不満を不満のままにしておくのか。もしくは不満を、自分の選択によって解消するのか。
新卒で入社した今の会社。人間関係が合わない、社風に合わない、上司にもハマらない、仲良くなれた同期もほとんどいない。
人生の大半を過ごす仕事の時間が苦行以外の何者でもない。そして一念発起し、転職することに。
確かに大変だった転職活動。しかしやってみると、意外や意外で無事に終わった。年収も上がって、今よりも業績・ブランドともに良い会社に行くことができた。
自分の人生は自分の選択で決まる。自分ではどうしようもないことも多いけど、それと同じくらい自分でどうにかできることも多い。今ならイキって断言できる気がする。
・自分の選択で人生を変えたい
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 僕は全く馴染めなかった新卒入社した会社を辞めることにした
- 環境を変える選択をするために、あえて後先を考えない
- 自分の人生で当事者でい続けるために、自分で選択を行うべし
新卒で入った会社を思い切って辞めた
入社して今は5年目。思えば遠くまで来たもんだ。新卒で入った会社を、僕たち私たちは卒業します。
そう、僕は近々転職する。新卒で入った会社を辞める。こんなロマンチック行事がたまに出てくるから、人生はたまらない。
まぁとにかく僕は今の会社に不満を持っていた。おそらく同じくらい会社側からも、不満を持たれていた様に思う。
何せミスマッチ。広辞苑で「ミスマッチ」と引いたら、例文に載ってくるであろうくらいにミスマッチ。
僕の会社は非常に体育会系要素の強い会社。しかも社員がその雰囲気を腐しながらも、内心は誇りに思っていたんですね。
ここも気持ち悪かった。なんとも肌に合わなかった。「私全然可愛くないよ」と言いつつ、自分の見た目に抜群の自信を持っている女の子くらいに鼻につく。
論理で話が通じない人、多い。感情で話す人、多い。僕とシンクロ率低めの人、めちゃくちゃ多い。
同期では大学で、アメフト部やラグビー部のキャプテンを務めていた人もちらほらいた。かたや僕は非体育会系の極み。
なにせ僕は、中学校の部活を2年、高校の部活に至っては1年で退部。筋金入りの根性なし。
体育会系と対をなす存在の僕が、完全に何かの手違いで入社してしまったと。
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当然のように、同期で気が合う人も皆無。内定式の時点で、
なんて気付く。しかしすでに他社の内定を蹴った後だったので、他に選択肢もなし。致し方なし。
話していてもどこか噛み合わない。趣味の話も合わない。奇跡的に仲の良い非体育会系の同期が一人できたけど、それ以外とは休みの日に会ったことはない。
通勤時と退勤時に会社のエレベーターの中で、鉢合わせでもしようものなら、
っていまだに悩む。僕の乗っているエレベーターに乗ってこないでほしい。頼むから、お願いだから。
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しかし、だがしかし。ここまで不満を抱えていても、転職をこれまでしなかった。
給料は比較的良かった。同世代と比べたら、まだ貰えている方だった。
しかし職場の人間関係はう◯こ。管理ができない管理職。婚期を逃すべくしてちゃんと逃した、性格にかなりの難ありなお局様たち。
とにかくクソ人材のデパート。こうやって陰口叩くだけの僕が多分一番のクソ。自覚はしてる。
ちゃんと不満もあったし、会社でも平均以上には評価されていたわけでもない。別に今の会社に留まる理由なんてなにひとつない。
それなのに、うじうじしていたんですね。行動する勇気がなかった。
ただそんな中で、ついに一念発起し転職活動を始めた。意外や意外で、2ヶ月で終わった。
複数の内定をもらえた。全て「就職・転職したい企業ランキング」に載ってくるような企業からの内定だった。
実力というよりも、運と縁のおかげだと思う。しかしもっと早くやっていれば良かったとも思う。
あれだけ嫌っていた会社。面倒くさがっていた人間関係。永遠に続く呪縛かと思っていたけど、終わりはなんとも呆気ない。
終わってみて、思った感想はまさにコレ。
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環境要因は思っているよりも大きくない
環境の力はスゴいものがある。その環境に身を置くことで、人間は知らず知らずのうちに影響される。
身の回りに意地悪な人ばかりだと、自分も気付けば意地の悪い人間になっている。周りがキレものばかりだと、自分も徐々に頭のキレは増していく。
身を置いている環境から影響を受けない、これはどだい無理。しかしその環境そのものを変えること、これは意外と簡単にできる。
僕も変えれた。不満だらけの会社を辞めることができた。実は選択をしていないだけ、行動をしていないだけ。
茹でガエルの話。カエルは、いきなり熱湯に入れると驚いて逃げ出すが、まずは常温の水に入れる。そして徐々に水温を上げていく。
そうすると逃げ出すタイミングを失い、最後には昇天。環境変化や危機が進行していることに気付いても、動けずにジ・エンド。
バッタをバケツに入れて蓋。しばらくして蓋を取ると、中に閉じ込められていたバッタはバケツの高さ以上には飛べなくなっちゃっている。
バッタはジャンプ力があるので、本来であればバケツの高さなど楽々越えられる。しかし自分で限界を決めてしまい、それ以上はできない体になってしまう。
これは結構人間にも当てはまっていると思う。しかし忘れてはいけない。僕らはカエルよりも、バッタよりも、確実に頭が良い。
万物の長人間舐めんな 秘訣教えよう皆プチョヘンザ
僕らは自分で変えられる。時間の使い方を変えられる。選択して、自分の環境を変えられる。ここを忘れてはいけない。
長期にわたってストレスの回避困難な環境に置かれた人や動物。じきにその状況から逃れようとする努力すら行わなくなる。
この現象を「学習性無力感」と言うらしい。
名前がついている時点で、ちゃんと概念として存在するってこと。環境を変えられないって思い込むことは、実は至極当然。
別に恥じることはない。僕もずっとそう思い込んできたし。そこから、
とマインドチェンジができるかこそが大事。
とはいえ、いきなり環境を変えるのは難しいかもしれません。何事も段階があります。
まずは時間の使い方を変える。すると毎日の成果が変わる。そこから環境を変える行動と選択をしていきましょう。
時間の使い方を変えるために、とっておきの良書があるんですな。
「人生を変えるモーニング・メソッド」。これはマジでオススメ。
朝の時間を変えられる。巷でしばしば耳にする「朝活」。この本一冊を実行するだけで、朝活マスターになれます。
ちなみに僕はこの本を実践しています。ちなみにこの記事、朝起きて会社の仕事が始まる前に書いています。今6時50分です。
選択を自分でするために
ジョブチェンジングを行う
自分で選択をするために特別な能力はいらない。一切いらない。ただ考え方を少し変えるだけ。
まずは「ジョブチェンジング」を行いましょう。
と思う方が大半かと思いますので、紹介します。
これは鈴木祐さんの「ヤバい集中力」に乗っていた方法です。
僕らが分かっているようで分かっていない集中力。漠然としか捉えられていない集中力に関して、科学的に正しい高め方を教えてくれる本です。
タイトルと表紙はなんとも言えませんが、中身はしっかりしている。情報量がとにかく濃い、カルピスの原液くらい濃い。さて話を戻します。
ジョブチェンジリングは仕事のモチベーションを高めるために、組織心理学の世界で考案された方法。やり方はめちゃめちゃ簡単。
と思った方もいるかもしれませんが、これだけ。マジでこれだけ。
子供騙しやんと思われたかもしれませんが、実はこれが馬鹿にできない効果を持っているんですね。
アメリカの病院を対象にして、ある研究では仕事へのやる気に欠ける清掃スタッフで次の方法を試してみました。
と伝えました。ただの清掃員ではない、病院のアンバサダーだ、こう言ったのです。
するとスタッフのモチベーション一夜にして激変しました、みんな以前より清掃に集中して取り組み始め、汚れっぱなしだった床やトイレがピカピカになりました。
ジョブチェンジングの効果を調べたレビュー論文の中で、イエール大学の研究チームのコメントは
自分のことを病院のアンバサダーだと捉え直せば、院内の清掃に大きな意義を感じることができす。その上でスタッフに大きな責任感が生まれ仕事の集中力も上がったんですね。
ただしジョブチェンジを行う際は、好きなことだけ何でもなんて言っていいわけじゃない。現実に即したものをつけなければならないというポイントは注意しましょう。
イラストをかけないのイラストレーターを名乗っても仕方ない。こんなイメージです。
おそらくこの記事を読んでくれているあなたは、これまでに人生を変える選択をしてきているはずです。
進学や卒業や恋愛など、自分の人生に大きな影響を及ぼすものは自分で選択してきたはず。つまり選択と行動をしてきた実績は既にあるのです。


あえて後先考えない
僕が周りを見ていると、中途半端に賢い人の方が、環境を変える決断ができていない。
頭が回る分、始める前からリスクを考えてしまうのかもしれません。世の中ノーリスクなことって少ない。
しかも環境を変えるレベルの選択に、ノーリスクなものってありえない。No Pain No Gain。
新しい環境に行くことで、全ての面が今よりも上回ることはおそらくない。
8割の部分において向上しても、2割は悪くなる、これくらいのバランスでもよくやった方。
だからあえて後先を考えない。考えるのも大事だけど、考え込んでしまうともうそこからは動けない。
考えるというのは答えを出す作業だけど、悩むはその場に止まっているだけ。
考えているつもりでも、気付いたら悩んでいる状態にすり替わっているなんてこともしばしば。その場で延々と足踏みしている状態なんですね。
もう馬鹿になる。リスク計算を意図して行わない。悩み出したら、ここから先の人生を変えることはできない。
かのホリエモンこと堀江貴文も、
と言っていた。
昔はピンときていなかった。しかし大人になった今なら、言いたいことが痛いくらいに分かる。
僕は元小利口だったから分かる。天才にはなれないくせに、中途半端に頭が回る人間だったから分かる。
これが僕の考える方程式。勇気がないと思い切りができないし、無鉄砲さがないと行動ができない。
なんなら新しいことにナメてかかるくらいでちょうど良いかもしれません。べろんべろん、ベロリンガくらいナメる。
石橋を叩きすぎて渡れない。ナメて橋渡ったら、途中で橋が崩れて、白目剥きながら向こう岸までクロールする。
これだったら、後者の方がマシ。だって向こう岸に、結果的に渡れたんだから。
特別な能力はいりません。というか変に能力値がある方が危険です。賢い故に決断できなくなってしまう。
馬鹿になる、リスクを軽視する、ナメ腐る。そしてビビらずに、変化する方向の選択肢を取る。できる、あなたなら楽勝でできる。
選択すれば、自己納得感が得られる
最後に選択という行為について考えてみます。選択を行うことで、人生を変えることができる。これは散々書いてきました。
人生には様々な分かれ道がある。進路や就業先や友人関係に恋愛関係。とにかく多くの選択肢から、その都度選んでいかなければいけません。
ここで大事になるのは、自分で決めたかどうか。他の人に決めてもらってはいないか。
もちろん選択を行うにあたり、周りの人から意見を求めるのは大事です。自分だけだと視野が狭くなってしまうかもしれませんし。
意見を求めても良い、情報をもらっても良い、ただ決めるのは自分であれ。
自分で決める、そうすることで自己納得感が得られます。人生の満足度は、自己納得感と深く結びついているんですね。
間違った選択をしても、自分で選択を行うことで、自分の人生に主体的になれる。自分の人生の当事者でい続けることができる。
後から見れば間違った選択をしたとしても、自分で選択をした人なら、次の機会には正しい選択を自分でできるかもしれません。
一方でいかにベストな選択であっても、他人に決めてもらった人は、次の機会があっても、自分で選択をできるか分かりません。
他人の賢明な選択よりも、自分の愚かな判断の方が、長い目で見ると優れているんですね。
こちらも特別な能力は不要です。
ただこう言えればOK。
あえて後先を考えずに、自分で決定し、環境や人生を変える。あなたならできる。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 僕は全く馴染めなかった新卒入社した会社を辞めることにした
- 環境を変える選択をするために、あえて後先を考えない
- 自分の人生で当事者でい続けるために、自分で選択を行うべし
このブログは、僕の実体験、考え、趣向をもとに記事にしている雑記ブログです。会社員をしながら、毎日少しづつ書き溜めています。
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