【月刊】振り返り

【月次】25年10月振り返り。資産4,000万円到達。小さな財布と小さなカバン購入。

ブロ豪(コルレオーネ)

文豪ならぬ、ブロ豪|関西出身、独身アラサー|資産3,700万円突破|ABEMA primeに出演、ひろゆきとも討論|就活で覚醒し内定5社。就職偏差値SSランクの企業へ、年収100万円UPで転職。|

資産が4,000万円に到達した。しかし自分の実力ではない。株式市場には、天使と悪魔が住んでいる。たまたま今回は天使だっただけ。

 

マジで神に感謝。そして念願だった財布とカバンを購入。金はツールである。と言いつつ、ゴールド投資も開始。

 

 

 

今月のお金の収支

使ったお金まとめ

 

 

 

家賃53,880円
駐車場代+保険20,000円
電気 11,000円
水道代 2,500円
通信費(スマホ) 3,281円
通信費(Wi-Fi) 5,368円
Netflix 1,490円
ブログサーバー代 1,100円
キックボクシングジム 8,410円
合計104,529円

 

食費・食事代44,680円
本代13,255円
祝儀30,000円
財布とカバン代150,000円
35,630円
合計273,565円

 

変動費がかなり高いけれど、イレギュラーな出費。祝儀の3万円と、バッグとカバンの購入代がメイン。再現性はあまりないので、一旦はOKとする。

 

資産推移

 

 

資産合計はこんな感じ!

 

証券口座39,331,289円(+151,289,283円:+62.91%)
ゴールド投資256,490円(−9,798円)
銀行口座524,395円
合計40,112,174円

 

つい最近、金を買った。「かね」ではなく、「きん」。auである。携帯会社ではない、なんなら僕はUQ。

 

GOLDを買った、20万円分のみだけれど。僕の持ち物で金なんて、EPOSのゴールドカードと運転免許証くらいだったが、大出世である。

 

ちなみに20万円買っても、10gちょい。そりゃクロムハーツのゴールドもあんだけめちゃくちゃな値段にもなるわって感じ。

 

 

そりゃ千と千尋で砂金をわんさか見せられたら、テンションも上がるってものである。カオナシの手に乗っている金だけで、下手したら億に到達するのかもしれない。

 

株式投資を始めて、というか脳を自主的にフリーズさせ、アメリカのインデックスファンドを買い続けて、早くも4年が経とうとしている。

 

資産は順調に伸びている。というか順調すぎ。前の会社を辞めて、退職金を100万円くらいもらった。キャッシュのみで保有しており、1,200万円程度。

 

今月は値動きが激しくて、3,800〜3,900万円の間を行ったり来たり。年内に頑張れば4,000万円に行くかも。

 

しかし結局のところ、アメリカ市場が好調なだけだし、S&Pに連動した商品が優秀ってだけ。僕の功績は1ミリもない。

 

 

資産の97%くらいがS&Pかオルカン。ヘッジファンドマネージャーで有名なレイ・ダリオのポートフォリオでは、他の資産も持っておいた方が良いことが伺える。

 

こう見ると国債が多いな。ただレイ・ダリオは76歳だから、値動きが激しくないものを多めに持っているのだとは思う。

 

5〜10%は金で資産を持っておくのは良いかもしれない。ということで様子を見て買い増していこうと思う。国債も買ってみたい。

 

毎回思うけどレイ・ダリオって名前はとてもアイドルっぽい。「は〜い、バランス型、短気じゃなくて長期的に好きになってね、零田莉央です、きゅるん」みたいな感じ。

 

 

コモディティ投資に初めて手を出した。有事の際は仮想通貨とかではなく、実際にモノがある方が強い。金は悠久に残る。auはUQなのだ。

 

買ったことはないのに、買ったことのあるマンガよりも繰り返し読んでいるウシジマくん。1万円札は作るのに30円もかからない。

 

ウシジマくんが持ってるのは諭吉だけど、栄一でも変わらないはず。与沢、福沢、渋沢よりも金沢。最後は適当。

 

そして全く自分の功績ではないものの、株価の上昇により、資産4,000万円を突破した。神に感謝。

 

良かった&悪かった、お金の使い方

 

 

今月は大きな買い物を2つした。小さな財布と小さなカバン。「なんかOLっぽいね」と思ったかもしれないけど、僕も「あれ、なんかOLっぽいな」と思ってる。

 

あと数年もすれば、30代も半ばに到達する。人生は刻々と進む。

 

10代の頃に読んだファッション雑誌で、印象に残るスニーカーにまつわるコラムがあった。名作映画で着用されているスニーカーが紹介されていた。

 

そのコンセプト自体はありきたりなんだけど、「スニーカーを履いて思いっきり走れる期間は人生においてそう長くない、だからスニーカーは人を魅了する」みたいなことが書かれていた。

 

ちょっと分かる気がする。僕は昔そりゃもうとんでもなく、ヴィヴィアンのアーマーリングが欲しかった。でも高くて結局買えなかった。

 

今なら買える。資産もうすぐ4,000万ぞ、全部の指、なんなら足の指の分まで買える。でも買わない。年齢的にも、シチュエーション的にも、着けれる旬な時期が過ぎている気がするから。

 

そのタイミングだけで、欲しいものというのは、買わないのも賢明だと思う。5年後には持て余しているかもしれない。

 

昔はそう思っていたけれど、お金に少し余裕ができた今なら思う。株式の値動きが一日に数十万円であることもザラで、「この値上がり分で、何年も欲しかったもの買えるよな」となった今なら思う。

 

買え。買ってしまえ。お金も大事だけど、ずっと欲しかったものなら買って、使い倒して、いらなくなったら手放してしまえ。軽率であれ。誰にも迷惑をかけていないんだから。

 

 

ということでLOEWEの財布を買った。これまでは長財布を使っていたのだけれど、小さな財布に鞍替えをしたのだ。

 

散歩に行く際や、ちょっとしたお出かけの際でも、僕は必ず財布を持って行く。エントランスのオートロックキーを開けるためにも、キーケースも持って行く。

 

スマホも持つし、Airpodsも持っている。この時点で4つは最低限持っている。長財布は微妙に嵩張っていて、もっと身軽に生きたいなと思っていた。

 

そして何よりも僕の長財布は、かれこれ10年近く使っている。就活が終わった時に、手にしたものだ。確か母と百貨店にいた時に、「財布ボロボロだから、お祝いだと思って買ってよ」とねだったのだ。

 

浪人して、留年して、僕は当時24歳だった。中学校のマイルドヤンキーの同級生はすでに二人目を育てている年齢だ。我ながらあまりにダサい。

 

革で2万円弱というそこそこ良心的な価格だったこともあって、母親は「まぁ、いっか」と買ってくれた。

 

調べてみたら財布は3年で買い替えが一般的らしい。10年使ってしまった。犬なら50歳生きてます、みたいなことなんだろうか。

 

ということで僕は財布を買った。母親に財布を買ってもらう前は、人からもらった財布を使っていた。それよりも前になると高校生とかの時期で、もらいものを使っていた気がする。

 

書いていてゾッとしたのだけれど、僕は人生で初めて、自分の財布を、自分で買ったのかもしれない。我ながらどうかしている。

 

 

そしてもうひとつはカバン。いつもはボディバッグを使っているのだけれど、どんな時にもボディバッグというのは芸がない。

 

僕はオシャレでありたい。色々な服を買ったり靴を買うものの、カバンにはあまりに無頓着だった。「男のカバン」というのは、哲学の領域に達していると思う。

 

持っているのがそもそもダサい、手ぶらこそ粋である、なんて価値観もある。そういう意見を述べる人もいる。

 

でも僕は知ってる。間に受けて、手ぶらで外に出て、何かを無くしても、その人は責任を取っちゃくれない。

 

 

UVERwoldのtakuyaが10essentialsの動画で、小さいカバンが好きと言っていた。ええこと言うやん。「アイアンは冷めないままに」ともSHAMROCKで言ってた。熱いうちに打つのだ、買うなら今しかない。

 

悩んだ挙句、革製で小さな手に持てるカバンを買おうと思った。ボディバッグの難点は服のシルエットが崩れることだ。だから手に持つ。

 

最初はLOEWEのカバンを探した。小さくて良い感じのものを見つけた。意気揚々と値段を聞くと、40万円弱だった。ならば金を買うべきだ。

 

先月に韓国に行った際に、仁川空港で免税店を見た。期待して入ってみると、30万円だった。3割引だ。しかしそれでも金を買うべき値段から抜けていない。

 

色々調べて、メゾンマルジェラのセカンドラインであるMM6でジャパニーズバッグというものを買った。

 

なんでジャパニーズ?Why、ジャパニーズピーポー?な感じなんだけど、日本の折り紙に着想を得たデザインだからだそうだ。

 

マルジェラは日本をベースにしたデザインが有名で、その極北が足袋ブーツ。ということでMade in Parisでありながら、ジャパニーズなのである。

 

「20代で得た知見」という本の中で、「贅沢とリトル・ブラック・ドレス」という話が載っていた。

 

贅沢は果てしなく高価なものではなく、身の程をわきまえた高価なものだと書かれてる。無くす不安が大きい宝飾品は、そういった意味では贅沢ではない。

 

歩きやすい靴、お気に入りのリトル・ブラック・ドレス、小振りなカバン、それらを持って週末にどこにでも行けるのが本当の贅沢。そういう教え。だから僕は今とても贅沢をしている。

 

値段は合わせて15万円ほど。ところがどっこい、高島屋で買った際に、株主優待で10%OFFで購入できた。ちなみに僕は株主ではない。母である。

 

母と一緒に百貨店に行き、株主パワーを借りて、購入させてもらった。昔よりは成長している、はず。

 

今月に観た映画まとめ

 

 

今月観た映画はコレだ!!!

 

  • アノーラ
    アカデミー賞で色々ノミネートされた作品。めっちゃ良い。ストーリーそのものは単純で、ハシゴを外された「プリティーウーマン」みたいな感じ。旦那のクソさ加減が最高、とにかく幼稚。人とまともなコミュニケーションはとれていないし、アルコールがないと目も見れないような甘ったれ。金持ちじゃなかったらヤバかった感がムンムン。一方でアノーラはタフで打算的に生きている。でも傷つくし、フラストレーションを溜める。消えた旦那を探すための珍道中はとても楽しいし、姑を「お前の息子はお前が嫌いだ、なぜならお前が嫌いそうな女、つまりこの私と結婚したんだからな!」って捨て台詞も最高すぎ。男性と性を媒介にしたコミュニケーションで繋がってきたんだろうな、というラストが切ない。
  • 笑いのカイブツ
    本も読んだし、尊敬している。人間的にはヤバい、友人にはなれない。人間関係不得意を地でいってる。しかし目が離せない。実人生ということで仕方ないけれど、話に救いが少ない。もっと言うと、下がりっぱなしで上がる瞬間がないから、作品としてカタルシスに欠けてる。でも取り憑かれたように大喜利に集中したり、面白さだけを追い求める様は、憧れてしまう。上手くいかなかった世界線のブルージャイアントっぽい。仲野太賀と菅田将暉も最高。
  • 第10号室の女
    久しぶり見たキーラ・ナイトレイ。パイレーツオブカリビアンの頃の美しさを思い出し、年齢を見ると、40歳過ぎ。意外と若い。まぁまぁって感じ。フライトプラン型と言うか、密室で乗客が一人消えました、みんな知らないって言ってますタイプのやつ。だけどオチは意外と新しくて、最初から見直すと、「人間の認知ってザマァないね、俺もだけど」となる。特にそれ以上の感想はなし。
  • アウトサイダー
    格闘技じゃない。名匠フランシスフォードコッポラの作品。キムタクがファッションに影響を受けたと公言していた映画。若き日のトムクルーズがちょい役で出てくる新鮮さ。金持ち層と貧困層の対立という、人種以外の対立を久しぶりに見た気がする。ストーリーそのものはシンプル。主人公の成長や、別れが描かれ、強制的に大人になっていく過程が良い。淡い恋が実らないのも好き。8マイルとか同じで、どん底の金のない街の若者はいつだって光り輝いてる。
  • セインツオブウーマン
    アルパチーノ主演。キムタクがおススメしていた。過去の栄光を引きずってる、面倒くさい盲目のおっさんからのスタート。グリーンブック、最強のふたりよろしく、主人公の貧乏高校生との仲を深めていく。見ていると軍人としての誇りを持った気高い人物だと分かるし、「こういうとっつきづらいけど、味方になったら心強い人っているよな」って感じ。人生を悲観的に捉えるけれど、主人公の悩みは楽観的に回答するのも人間くさい。タンゴを踊るシーン、学校内の裁判が個人的に好きなシーン。
  • 悪い夏
    めっちゃ良い。めっちゃ好き。こういう実社会の悪とか、実際にある法制度のもとに起こる悲惨な話はとても面白い。生活保護の話で、ウシジマくんの生活保護くん越えかもしれない。北村匠海の闇落ちするまでの過程のどん詰まり感。木南晴夏の幸が激薄な感じ。個人的に一番好きな窪田正孝。体はひょろひょろなんだけど、そこがまた狂気を感じる。窪塚みたいな御しきれないヤバさを秘めてる。コミカルによたっている様もとても似合う。最後の雨の乱闘シーンで一気にリアリティがなくなったのがちょっと残念。どんどん市役所メンズが沈んでいくのが好き。実社会のルールの中で暴走する面白さを考えていたのだけれど、遊戯王カードに似ている。アニメを見て、「あ。俺と同じカード使って、面白いことしてる」みたいなノリなんだと思う。
  • ミーガン2
    一作目は海外旅行の機内で観た記憶。完全なるジャンルムービーでここからどう続編を作るのかと思いきや、ジャンルを変えて飛び出た感じ。SFアクションムービー。ストーリーそのものは、まぁまぁ。でも一作目に敵だったミーガンが味方というのはアガるし、ティーンの少女っぽいAIというのも楽しい。調子乗ってダンスするんだけど、首の周り方がエグくてロボットだってバレるシーンが好き。
  • アナザーシンプルフェイバー
    5年前に仕事をさぼりまくっていた頃に一作目を見た。意外と上質なミステリーだった記憶。イタリアの風景を見れるのはわくわくする。ミーガンと同じで、一作目の敵が味方になる展開はアガる。ただ一作目のオチが双子で、今回のオチが三つ子なのはさすがにやりすぎ。
  • FLOW
    僕の世代で「FLOW」と聞くと、どうしても、ナルトを思い出す。出てくるのは全て動物、セリフの一切ない実験的な匂いのする映画。セリフはないけれど、行動や表情で読み取れる。文字通り、舵取りをするのが動物には無理だろってなるけど、ご愛嬌。居場所がなくなり、外の世界に飛び出し、他者と出会う。その中で絆を得て、一緒に苦難を乗り越え、落ち着くべき場所にたどり着く。シンプルな話だけど、圧巻の映像と、動物の所作だけで見せる。小説にはできない芸当。

 

今月に読んだ本まとめ

読んだ本リスト

 

 

今月読んだ本はコレだ!!!

 

  • サラ金入門
    数年前の新書大賞。今月は金融系のコンテンツにハマった。「なんで貧乏人に金貸すの?取り立てられないかもなのに」と思ったことがあるけど、それを解消してくれる一冊。昔は貸金業というのがとてもカジュアルに個人の副業感覚で実施されていたらしい。どうやって生まれたか、どうやって発展したかというのがまざまざと分かる。締め付けが厳しくなって、警戒している頃がバブルだった。その為に堅実に運営をして、バブルが弾けた瞬間はメガバンクも赤字こいてるけど、サラ金は影響なかったみたいな話も面白い。銀行と比較して、個人であり、表には出ないお金の動きを司っていたのも面白い。そしてメガバンクの傘下に入ったサラ金も多く、諸行無常を感じる。
  • 地ごく
    最高。現役の慶應大学の女子学生だってんだから、才能ってのは恐ろしい。極端に派手なことは起こらないのに、地に足のついた絶望が分かる。胸糞のラストだし、明るい気分になれない。でも読んでいる間は確実にハイになる。「宿便に毛が生えた程度の存在」とかパンチラインも頻発する。弱者男性を、出会い系サイトで女性になりすまして、会う約束を取り付けるという残酷さ。自分の子供は出来が悪いけれど、病名がつかず、言い訳もできない。かたや隣の家の子は、全盲だけど天才的なヴァイオリニスト。テレビに出演するも、演奏のクオリティが凄すぎて、目のハンデなど話に出すらしない、この比較の残酷さ。読める楽しい残酷。
  • 雑用は上司の隣でやりなさい
    コスパ最高の働き方、というキャッチーさ。自分が求めているものに近い。シャカリキに働いても仕方ない。必要最小限にレバレッジを効かせて働こうと言うもの。分かる。僕は労働をお金を得る手段としてしか感じていないので、この働き方を取り入れたい。しょうもない文化は守っているだけで減点されない。経営者目線で考えるなんてどだい無理、上司目線でOK。評価をするのは上司なんだから、上司の苦手を潰すのがちょうど良い。期待値をコントロールし、成果を報告する際は演出を心がける。これからも働くなんてダルい、ゲーム感覚でいこう。
  • メンズエッグ
    まさかの復刊。僕の青春を彩ってくれたバイブル。さすがに載っている読者モデルは年下ばかりかと思いきや、同い年もいる。澤本幸秀など昔のレジェンドは、26歳とかで休刊になった。見ていると新人の読者モデルで28歳とか。読者モデルの高齢化が進んでいる。ただ見ている限り、強烈な個性を持っているとか、目を惹くモデルはいない。これからに期待。めっちゃ上から目線だけど、元ギャル男ってことで許してね。
  • ひらいて
    「蹴りたい背中」以来の綿矢りさの作品。よくよく考えると、キックボクシング目線でいくと、背中を蹴るのは結構悪質な反則。主人公の愛ちゃんが、傲慢、わがまま、自己中。しかし行動力がとにかくずば抜けてる。ヒエラルキーが上であるが故の驕りが見えるも、応援してしまう。たとえくんと美雪ちゃんの慎ましさが印象的だし、結局入り込める余地はないんだけど、バイブスのまま突き進むのが良い。こういうのを要約すると、「若いって良いな」になるんだと思う。
  • 魍魎の匣
    初の京極夏彦作品。ビッグネームだけど、読んだことはなかった。とにかく長い。文庫本で1,000ページ。枕くらいの嵩がある。読んでも読んでも終わらずに、途中で休憩を挟みつつ、最後までたどり着く。推理小説の中に、オカルトや怪奇現象を織り込む感じ。ただ怪奇現象が直接の原因でなく、怪奇現象のカサをかぶって実行するというのが面白い。陰陽師などの豆知識がとにかく豊富。うんちくだけが30ページくらい続くシーンもある。そこまでハマらなかったけど貴重な読書体験にはなった。
  • 息吹
    鬼才テッド・チャンの2作目。というか2作しかない。SF小説の最前線。短編集で、和訳のせいか、文体はそこまで好みじゃない。ただアイデアが秀逸で、良質なSFコントを見ているような気分。最短8ページのものもあり、幅の広さを感じる。現実的にはあり得ない設定だし、思いもよらない展開だけど、「自分の未来は自分で決めろ」みたいな普遍的なメッセージが詰まっているのも良い。SFで新たな科学技術や憧れの未来像を提示するのではなく、それいるの?って発明品を出して、すったもんだの上に人間のあるべき姿に気付くという展開が新鮮。
  • 踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君
    金原ひとみのエッセイで、迷わず購入。しかし多作だな、今年で新刊3冊目じゃないかな。過去のエッセイを凝縮していて、20年くらい前のものもある。タイムカプセルみたいなエッセイ集。初期の小説の頃のような、自暴自棄気味な話もあれば、直近の小説みたいな大人びた絶望もある。離婚したぜ、いぇー、みたいな章もあり、「元旦那さん、これ読んだんかな」って気になる、余計なお世話。読んでいて何かを学ぶことはそこまでないんだけど、これまで読んできた金原ひとみ作品が、どんなきっかけや背景で生まれたのかを知ることができるのが面白い。
  • 億までの人、億からの人
    最近のマイブームが、この田中渓。毎日3時45分に起きて、27㎞走るとか、面白過ぎる。冒頭の投資の話は、だいたい知ってる。初心者の人からしたら、一冊目には良いかも。その後の自身の体験談を踏まえた、時間の使い方などは読んでいて面白い。生産性を極めたり、人間の仕組みをマスターした上での一日のスケジュールって感じ。分散&長期投資、とにもかくにも習慣化、時間の使い方をもっと上手く、ここら辺が学びポイント。

 

京極夏彦の「魍魎の匣」を読み始めた。ハコを匣という字で書くのがオシャレ。

 

 

 

ただとにかく分厚い。鈍器本と言われているのも頷ける。1,000ページ越え。まともな神経を持った編集者なら、上と下に分けて、2回稼ぐはずなのに、良心的と言っても良いかもしれない。

 

ビッグネームなのに、読んだことは全くなかった。この機会にチャレンジしてみる。ただ長い。読んでも読んでも終わりはしない。電車で読もうと思うも、嵩張る。

 

去年の今頃は仕事が忙しかった。しかし今年は違う。干されているのかもしれないが、閑散期なだけという気もする。この一年間の間で部署も変わったので、ここら辺は推測の域を出ない。

 

会社に行っても、やらないといけない仕事はすぐに終わり、時間を持て余す。田中渓の時間術の話は身になるものの、今は時間にゆとりがある。月に1~2本ペースで、小説も完成させれている。

 

時間ができると、内省をする機会が増える。これからどうやって生きていこうみたいなことが頭をよぎる。

 

ゴールはない。資産形成をガチでしているものの、じゃあ資産が2億円になったらそこからどうするの?と聞かれると回答に困る。

 

強いて言うなら、面白い人間になりたい。面白い発言をして、面白い文章を書く。よくそんなことを思いつくなと思わせる。

 

面白かった表現まとめ

 

 

  • For sale: baby shoes never worn(赤ん坊の靴売ります、未使用)
    ヘミングウェイが作った世界最短の小説
  • ぱやぱや、シャバシャバ
    ぼくひぐまより
  • 月10回以上もしていることに対して、「中継ぎ投手よりも登板してるし、トミージョン手術までしてる」
  • 自分の考えを述べるときに、「〇〇(個人名)の愛した数式上〜」
  • 銀歯の多い人を見て、「未来都市か!」
  • 反省点が多すぎて、反省点で点描画ができる
  • ソーラン節、唄ってみた
  • シャネルの5番、翼をくださいの2番
  • 「〜」と書いて、県の書道家大会で入選したことがあります
    自己紹介の際のボケ

 

過去のM-1を遡って観る月だった。ボケには語彙が潜んでいる。

 

面白かったエンタメ

 

 

  • ノーサイドゲーム
    その昔に実家で父親が見ていたのを横目で見ていた記憶。改めてきちんと見る。面白い。起承転結が分かりやすいし、ビジネスの打算的な面、赤字スポーツ部の感情的な面どちらも楽しい。会社が抱えている実業団のことも思い出したりして、今観て良かったなという感じ。ラグビー部のキャラ立ちもしっかりして良い。得意分野がキャラごとに決まっていて、アイシールド感ある。ただビジネス面では少し弱いかも。上川隆也は実はラスボスではなかったという展開だったけど、声も荒げないし、いつも品があったので、まぁそうだよねって感じ。
  • 半沢直樹(1-2)
    池井戸潤の最高峰。劇的に面白い。大学2回生の頃に見た時も、興奮したんだけど、社会人になってから見ると、とんでもなく刺さる。出世事情とか、会社の中での序列とか、くだらない足の引っ張り合いとか、盛り上がる。鬼滅の刃や呪術廻戦は、数巻読んだけどあまりハマらなかった。しかし大人になると、こういうビジネスの土俵のデスゲームがとにかく面白い。なんでなんだろうか。あるある度が高まるからなんだろうか。「こういうシチュエーションあるある」とか、「こういう人いるいる」とか、そういうものかもしれない。「半沢直樹は銀行マンが書いたなろう系小説」という通りで、あるあるな状況の中で、ないないなことをしてくれるのが良い。
  • ぼくひぐま
    とにかくハマって、動画のほぼ全てを観た。話がとにかく面白い。銀行員の生態を垣間見える。というかこの人の話を聞いたから、半沢直樹をもう一度観ることにした。この人の話を聞いて、前職であった無茶苦茶なエピソードをタイトルだけ箇条書きにした。六ページ分出てきた。人生はコンテンツである。僕も面白おかしく話せるようになりたい。

 

話題になっていた「匿名の恋人たち」もちらっと観るが、すぐに離脱。

 

 

しかし赤西仁はカッコ良い。KAT-TUNのど世代なんだけど、意外と中学校の時にはハマらず、ここにきてカッコ良さを再認識している。

 

「男の色気」と聞くと、若い頃の反町隆史と、オールタイムの赤西仁を思い出す。色気ってスゴイよな。顔の造形が良いとかよりも、上回っている要素な気がする。

 

赤西仁の特徴は尖ったアゴだと、整形外科のYouTuberの人が語っていた。うーん、唯一無二。でもドラマは観ないけど。

 

初めて経験したこと

 

 

心斎橋のルイヴィトンの草間彌生店に行く。

 

アートと名がつくところには、安藤忠雄の建築がある。気を抜くと至る所で草間彌生の作品が展示される。アート界の揺るぎのない真実。

 

 

真ん中に呪詛のようなメッセージがある。意外と字が下手だ。親近感。

 

新入社員の頃に宛名を書くのが下手すぎて、お局さんに「年賀状とかでも書くでしょ〜」という嫌味を、「いや、年賀状もう書いてないんで」と一蹴したことを思い出す。

 

 

ムーミンのニョロニョロっぽい。赤いドットを見たら、それはもう全て草間彌生である。樹木希林に赤いドットを持たせて通信交換したら、草間彌生になる。(適当)

 

 

その他

 

 

気を抜くと、人生はすぐに暇になる。そもそも僕がすぐにサボってしまう人間だからだ。

 

できるビジネスマンなら、「自分で仕事を作る」ということをするのだろう。だけど僕には無理だ。能力的にできるかも分からないし、そもそものところでそんなガッツが湧かない。

 

これまでも自分がしている仕事なんて、8割くらいは無駄だと思って生きてきた。前職なんて、愛社精神はないし、身の周りに嫌いな人が多かった。

 

「傍を楽にすることが、働くということだ」みたいな、語る人が100%ドヤ顔になる文言があるけれど、楽にしたい傍などいなかったので、そもそもがムダだった。

 

大きな会社になればなるほど、その仕事をして何になるの?ということが結構ある。会社を成り立たせる上で、最小限の仕事以外が溢れかえっている。というかそもそもその会社そのものがあってもなくても関係ないってケースも多い。

 

無くなって、最初は困るかもしれないけれど、どこかの企業が代替になる。スーパーで売っているよく分からないお菓子が販売中止になっても、他のお菓子を買えば問題ない。というかもともとそんなお菓子を買ったことすらなかったみたいな話だ。

 

あぶれた過剰の仕事をしているのに、これ以上過剰を増やす気はない。自己満足に過ぎないし、自己満足をするなら他のことで満足したい。

 

 

そうなると僕は小説を書く。小説と言わず、文章を書く。しかし暇すぎて、平日でもどんどん書けてしまう。書いてる間は良いのだけれど、書き上がるとまた暇になる。

 

どんなテーマで書いたものかと悩んでいるのもまた面倒くさい。

 

時間ができた時に、ふと考えるんだけど、人生の目標を決めたほうが良い。FIREしたいというのもそうなんだけど、それはあくまで手段だとも思う。

 

FIREは、極端に言えば、時短家電とかと同じジャンルだと思う。お金を使って、時間を生み出すという点では同じ。

 

じゃあその生み出された時間を使って、何をするんですか?ってハナシ。お金はツールだし、そのお金を使って生み出した時間もツール。ツールは使ってこそ意味がある。

 

小学校の時の卒業文集、将来の夢に「大金持ち」って書いてるクラスメイトが何人かいた。しかしそのお金をどう使うかまでは考えていなかったはずだ。

 

「目標は名詞ではなく動詞だ」とコンサルの森岡さんは言ってた。「金持ち」ではなく「金を使って何をしたいか」が大事。

 

 

過去に自分の行動原理を考えたんだけど、「人をあっと驚かせたい」と「人を笑わせたい」というものだった。

 

アンチエイジングを頑張っていてるけれど、年齢を聞かれて答えて、「もっと若いと思っていました」と驚かれるのが楽しい。

 

FIREをしたらお金の問題がなくなるわけではないし、なんなら深まる気すらするけど、一旦無視。稼ぐというベクトルは消えるものとする。

 

社会人になってからの時間の過ごし方の多くは、お金を生むことに連動しちゃってる。「教養としての」みたいな枕詞がついてる本なんてその良い例。

 

単純に面白そうだからとか、好奇心が向くからという理由で取り組むことは稀。お金になりそうだから、という理由が付かないとトライしない。

 

なんでなんだろうな。好みが細分化しすぎた上に、SNSで横並びで他の人の動向が見えちゃうから、自分の好きって気持ちに自信がなくなったんだろうか。

 

めっちゃサバゲー極めてる人が、他の人がオシャレカフェ巡りしてる人を見て、「あれ、これで良いのかな」ってなるのかも。もちろん逆もしかり。

 

お金という同じ土俵に置いた時に、比較しやすいというのも大きな原因かもしれない。仕事をしたり、何かをしていても、そこから生まれたお金の多寡でなら、無理やり比較はできる。

 

綺麗ごとは並べられるけど、お金はより多く稼いでいる方が偉い。とてもシンプル。だから時間の使い方を工夫するものの、流し込む先はお金を稼ぐというポイントになる。

 

だったら発想を変えて、お金を稼ぐという、戦いの螺旋から降りる方が賢明かもしんない。楽しそうだから、好奇心が働くからという理由だけで、軽率に行動してしまう。

 

お金はあくまでも、遊ぶ際の指標にする。例えば何かコンテンツを生産してみて、その出来栄えを、そのコンテンツで発生したお金で計測するみたいな。

 

ということで、とりあえず面白そうなことをする。そしてその結果として、人を良い意味で驚かせる。笑わせる。ここを目指す。面白い文章を書きたい、目指すところは結局これまでと同じ。

 

来月が人生で、一番楽しい月になる!(確信)
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ブロ豪(コルレオーネ)

文豪ならぬ、ブロ豪|関西出身、独身アラサー|資産3,700万円突破|ABEMA primeに出演、ひろゆきとも討論|就活で覚醒し内定5社。就職偏差値SSランクの企業へ、年収100万円UPで転職。|

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