こんにちは、ビットコルレオーネです。
James Blake(ジェイムスブレイク)というアーティストご存知ですか?
UK・US音楽に精通している方の中ではかなり有名ではありますが、その他ではまだまだ。
しかし、このCDは2010年代を語る上では、欠かすことはできません。
興味はあるけど、どこから聴けば良いのやらという人はまずはこのアルバムから!
魅力を徹底紹介します!
世の中の名盤、例えばビートルズ、ストーンズ、ニルヴァーナ、オアシスなど何でも良いのですが、僕と同世代の20代の人たちからすると音楽を聴き始めた頃のは既にあったものがほとんど。
つまり、聴いてはいるけどリアルタイムではないという状態。
我々はそういう意味では「全てが終わった後に産まれた世代」と言えるわけで。
映画の黄金期も昔、ジャンプに代表されるマンガの黄金期も昔、文学もピークは今ではないでしょう。
しかし、そんな中にあってもやはり、頭ひとつ抜けた傑作というのは出てくるもの。
このJames Blakeのデビューアルバム「James Blake」も間違いなくエポックメイキングなもの。
2020年以降に、2010年代を代表する名盤特集なんかをすれば必ず入ってくるでしょう、これは断言できるし、外れてたら石を投げてもらっても構いませんよ。
まず、このアルバムの魅力は何と言っても新しさ。
2011年に出たアルバムなのですが、この当時ダブステップというジャンルの音楽が世界的なトレンドでした。
ダブステップの定義はこんな感じ。
2001年にロンドンの「Velvet Rooms」というクラブで開催されていた「Forward (FWD>>)」というクラブイベントで、2ステップのダブミックスにブレイクビーツやドラムンベースの要素を加えた音楽を選曲することが流行したのがダブステップの始まりである。その音楽は2002年ごろには「ダブステップ」というジャンルとして、2ステップやグライムとはまた違った音楽として知られるようになっていった。(Wikipediaより)
このJames BlakeはまさにこのFWDでダブステップと出会い、さらに進化させて音楽シーンを牽引します。
彼はインタビューで、以下の様に述べています。
ソウル・レコードのように人が感情移入できるダンスミュージックを作りたい。フォークレコードの様に、聴いた人に人間らしくオーガニックに語りかける音楽を作りたい。
ここでも述べている様に、ダンスミュージックという外向きな音楽の中に内省的なメッセージや、メロディを取り込んだのが大きな魅力。
何と言うか、今まで決まっていた枠を抜けた、境界線を飛び越えた感覚がする音楽です。
実際に評価も彼に追いついていて、このアルバムリリース2011年のBBC Sound of 2011で2位を獲得しています。
この時点でこの作品性の実験性を認めているのはかなり先見の明ありって感じ。
この作品は是非夜に聴いて下さい。
それも1人で。
自身の悩みや、憂いをそっと隣で見守ってくれる音楽です。
背景の音楽はダンストラックやベースやピアノ、物悲しさとわずかな暖かさを混ぜた歌声がフロアをジャックするはず。
同世代の音楽で10年、20年先にも残る同世代の名盤と時間を共にできる機会ってなかなかありません。
時の威力はすごいもので、やがて風化するのが定石。
流行のポップミュージックや、お笑い芸人を見ても何となく伺えますね。
そうした中で、時代が流れても普遍的な価値を持ち続けれるであろうアルバムは極めて貴重です。
僕はこのアルバムを2011年に聴き、現在2018年まで聴き続けています。
そういうことなんです。
同世代の音楽が歴史的になる瞬間に立ち会いましょう!
蛇足ですが、彼はかなり大きいです。
昔ライブで見てでかいなと思って調べたら196cmあるらしい笑
ジャイアント城田でも195cmだぜ・・・
ちなみにライブでは、観客の歓声を録音し、その音を即興でトラックに作り替えて演奏していました、かっけぇ。
James Blakeはちなみに現在3枚アルバムを出しています。
1枚目は聴いたことあるって人は是非残り2枚も聴いてください。
個人的には、3枚目>2枚目かな。
3枚目
2枚目
ジャケット写真も全部素晴らしい!
ではでは!