「引きこもり」って他人事ではありません。
現代では、誰にでも起こりうる問題。
僕も、かつて「引きこもり」の様な状態でした。
かなり軽度ではありましたが。
自分は「引きこもり」にはならないよって思っている方!
分かりませんよ、人生は何が起こるか分からないんです。
もし、「引きこもり」になったら何をすべきか徹底レクチャーします。
中高年の現在の問題
2019年度開始時点で、全国には約61万人の中高年の引きこもりの方がいるらしい。
(40〜64歳までを中高年と定義)
昔は、登校拒否だったり子供の引きこもりが注目されていましたが、今や大人の問題です。
しかも、統計では、就職氷河期を経験した引きこもり状態の40〜44歳は、3分の1が20〜24歳の間に引きこもりになっているのだそう。
そう考えると、20代のうちから引きこもってしまい、そのまま年月が経ってというパターンが多いようです。
先日も新聞記事で、20代から約30年間引きこもっていた男性が特集されていました。
平成のほとんどを自室で過ごした
という様に表現されていました。
こう聞くと、かなり背筋が寒くなるな・・・笑
いわゆるエリートも引きこもりになる可能性があります。
「自分だけはならない」なんて保証はないのです。
もし、引きこもりになったら、というかなりそうになったら何をすべきか・・・
僕は、半分「引きこもり」だった
僕が「引きこもり」気味だったのが、大学3回生の頃。
過去記事にも書きましたが、実は1度留年しています。
なので、正確には2回目の3回生の時期。
留年しましたが、必修単位がとれていないという原因で留年。
単位数は問題なく、2回目の3回生では前期で必要単位をとれていました。
前期が終わり、残すは卒業論文の単位のみ。
これは4回生にならないと、受講できませんでした。
「後期とる授業ないな、学費払うのもったいないな・・・」
そう思い、学生課に相談。
そして、後期の半年間だけ休学することになりました。
4回生になり、復学するって流れです。
8月頭にテストが終わり、次登校するのが次の年の4月。
つまり、約8ヶ月間は大学に通う必要が無くなりました。
そう、この約8ヶ月はほとんど引きこもり状態だったのです!
とは言え、たまに本屋やCDショップに行ってました。
夕方から夜にかけての3〜4時間程のバイトに週何回か行ったりしていました。
なので、完全な引きこもりではなく、あくまで半分引きこもりくらいなもんです。
この期間は、1日のほとんどを自室で過ごしていました。
大学に行くことも一切なく、大学の友達にも会いませんでした。
この時、すでに大学の人間関係には冷めていましたし、わざわざ会いに行くのも面倒だっていう思いでした。
友達とも全然遊びませんでしたね。
気が進まなかったというか。
結局、この8ヶ月間で自分から遊ぼうと誘いませんでしたね。
気持ちが荒んでいたのと、生来の他人への興味のなさが出たんだろうと思っています。
今では、仕事は好きではないにしろ会社員として生活しています。
世間的に見れば、更正したことになるのでしょう。
引きこもり期間に僕がしていたことで、他の方に勧めたいことが、
・運動する
・コミュニティを所属する
・没頭できる趣味を持つ
・勉強する
では、それぞれ深堀りしていきます。
「引きこもり」期間にすべきこと
運動する
僕がしていた運動はランニング。
別に何でも大丈夫です、体を動かせれれば。
近所のソフトボールチームでも、ジムに通うのでも何でもいいです。
ずっと、引きこもりをしているとまず間違いなく体力がダウンします。
いずれ、引きこもりを脱することを視野に入れると、ある程度の体力を保つことを意識しましょう。
あとは、体型が変わることもあります。
急激に太るとかね。
自分の容姿に劣化を感じ出すと、より外に出る気が失せます。
いつ外に出ても恥ずかしくはない程度の体型を保っておきましょう。
基本的に、引きこもっていると気持ちは滅入ってきます。
家の居心地はもちろんいいのですが、変化がなく段々だれてきます。
生活のメリハリをつけるためにも、運動を取り入れた方が良いです。
コミュニティに所属する
会社や学校などの、ある種強制力のある人間関係以外もあるとベターです。
本流と異なるコミュニティに身を置くのが大事です。
僕の場合は、塾講師のバイトでした。
いずれ、引きこもりを卒業することを考えると、ある程度定期的に会う人間関係を持っておくことが重要になります。
いざ復帰しても、対面のコミュニケーションをしばらくおざなりしていると、なかなか難しいもの。
そうなると、「やっぱり外に出たくない」となること必至です。
半ば義務的にでもいいので、定期的に会う人間がいるのが大事!
それに、自分の所属先があるという安心感はやはりあると心強いです。
人間関係は面倒なものですが、避けては通れないので、緩いつながりで良いのでどこかに身をおいておきましょう。
没頭できる趣味を持つ
引きこもりの時は、時間は有り余っています。
ここで、「することがない」と感じ出すと一気に転落モードに。
思わず、時間を忘れるくらいの趣味を持ちましょう。
僕の場合は、映画と読書でした。
引きこもり期間を、趣味に没頭できる時間と捉えられると毎日が一気に生産的になります!
つもるところ、暇だと感じだすと。一気に悪い引きこもりになります。
人生の限られた時間を引きこもることに充てている訳ですから、何かをしないともったいない。
ゲームでも、マンガでも何でもいいので、楽しいと思える時間の使い方を意識しましょう。
自分は有意義に時間を使えているという自信は、引きこもりへの特効薬です。
勉強する
いずれ、引きこもりを脱することを考えると、資格勉強とかするのもオススメです。
いくつか理由があって、
・社会に興味が保てる
・自分の牙を磨くことで、社会に出たくなる
・生産的な日々を送っているという自信が持てる
・引きこもり生活にメリハリがでる
勉強をすることで、社会に出ようという気概が持てます。
難しい資格などは、会社員になるとなかなか勉強時間が確保できないもの。
だったら、時間がいっぱいある際に、取得するというのも案外賢い手です。
僕の場合は、TOEICでした。
2〜3ヶ月間、毎日3時間ほど勉強し、目標だった800点突破!
復学した後の就職活動でも、この資格でかなり美味しい思いはしました。
ちなみに、問題集は公式がオススメ!
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それに、自分で努力して身につけたスキルは、実際使ってみたくなるのが人情ってもの。
社会に出てみようかなってインセンティブになります。
時間が多い引きこもり期間で、勉強という負荷がかかる時間を1日に設ける。
これにより、生活にメリハリも出ます。
まとめ
僕は引きこもり肯定派です。
要は捉え方。
その期間を、「好きなことにとことん浸れる時間」、「自分のレベルアップ時間」と捉えることができればしめたもの。
いずれ、社会に戻るという意思を持って、生産的に過ごしましょう!
あの8ヶ月の半引きこもり期間がなければ、今の僕はいません。
良い経験でした。
ではでは!