ファイトクラブ知っていますか?1999年に公開された20年前から、カルト映画の金字塔として君臨しています。
今でも、根強い人気を誇り数々の人生を狂わしている映画。個人的には、今ブームのミニマリストの先駆けだと思っています。
ブラッド・ピットが最高にビンビンなんですわ。映画好きにとどまらず、全員人類が見るべき映画です。
・ミニマリストに興味がある!
という人に向けて書きました。
是非、ファイトクラブを鑑賞しましょう。
(転用元:http://www.meh.ro/2009/12/06/fight-club-2/)
これがファイトクラブだ!
あらすじをざっくり説明しますと、エドワード・ノートン演じる僕(名前なし)は突如不眠症に悩まされます。
眠れない日々が続き、ある日睾丸がんを患った人のセミナーに参加。なぜか他の人の悩みを聞くうちに再び眠れる様に。
これが癖になった僕は、末期ガン患者や結核患者などのセミナーに元気なくせして通う様になります。
そこで、同じく偽の患者としてさまざまなセミナーに現れる女マーラと出会います。
どう見ても不治の病を患っているように見えない彼女が、会に参加することで泣くことができなくなり、再び不眠症が悪化してしまう。
そして、ある日あるフライトで、運命を変える男に出会い・・・
ブラッド・ピットが神がかっている!
ブラピのカリスマぶり
このファイトクラブの特徴は、何と言っても俳優が素晴らしい。
主演はブラッド・ピットとエドワード・ノートン。
特筆すべきは、勿論ブラピ!圧倒的な肉体美、発言の切れ味、名言製造機、レザージャケットの似合いっぷり。
カリスマとしか言えない素晴らしさ。男でも惚れるカッコよさ。わがまま言いません、抱いてくれ、男やけど。
しかも、正統派ではなくダークヒーロー感がたまらない。
(転用元:http://www.thefashionisto.com/5-great-halloween-costumes-inspired-film-characters/)
後にもまとめますが、ブラピ演じるタイラー・ダーデンの発言がまた芯を食っている。 名言をとにかく吐きまくる。ジョジョの第一部くらい名言出てくる。
ここで、出てくるタイラーは既存の価値観や枠組みに迎合していない男。「アンチ物質主義」を体現しているスーパータフガイなんです。
エドワード・ノートンは冴えないサラリーマン
一方、エドワード・ノートン演じる「僕」は、物欲にまみれた奴。
なんとも冴えない雰囲気のサラリーマン、上司に嫌みを言われたり高圧的な態度で来られても反論せず。
そして、北欧家具(字幕では「IKEAの家具」)を買い揃えるのを楽しみにしています。
実際、僕も自分と被るなぁって思う部分も多いです。笑 っていうか、もはやオレのことではないのか。
サラリーマンの悲哀を描いている様な。
生きているのか死んでいるのかも分からない様な生活をして、おまけに不眠症になって、、、何とも可哀そうな主人公なんですね。笑
2人が出会い、ファイトクラブ結成
そんな主人公の趣味が、飛行機の隣の席に座った人に話しかけること。飛行機の食事、アメニティ、ドリンクなど一回きり。
そこでの友情も一回きり。そして、とあるフライトで避難出口の側のシートに座った時、隣だったのがタイラーダーデン。
いきなりそんなことを話しかけられ、会話が始まります。徐々にタイラーの男ぶりに心酔する主人公。
そして、その後家に帰りますが、家がなぜかガス爆発で吹っ飛んでいる。えらいこっちゃ。
「やべぇ、住むとこねぇ・・・」 すると、なぜか急に近くの公衆電話が鳴りだします。
出ると、なんとあのタイラー!事情を話し、あれよあれよでタイラーの家に居候になることに、奇妙な同居生活に突入!
エロ漫画もびっくりな、いきなり同棲展開に胸躍る。
そして、そこからタイラーが中心となり、地下にファイトクラブという集いを結成します。
ファイトクラブとは武器なしで、お互いガチンコで殴り合いをするクラブ!
この映画のキモは、何と言っても現代社会の「死んだ目」をしている腑抜け共をタイラーが目を覚ませるところ。
物質社会で、なんとなく生きている男たちが拳を使い、血を流しながら生きている実感を感じだすのです。
文字面だけで見ると、「野蛮だ」とか「馬鹿じゃないの?」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、そうではないのです!今生きていて、「生きている実感」を噛みしめる時間って減ってないですか?
スマホで何でもお手軽でできる「ユビキタス社会」で、便利だけどどこか冷めていませんか?
これって現代病とも言えるかと。 満たされているけどどこか冷めている、そんな人も多いはず。
殴り合いではありますが、生きていると感じれるわけです。闘争心を燃やし、心を原初に戻していると。
実際、この映画の公開後世界各地でファイトクラブが結成されたりもしたらいんです。
現代人の病める心に突き刺さっているんですね。
人生が変わるタイラーダーデン名言
ミニマリスト編
ブラッド・ピット演じるタイラー・ダーデンは数々の名言も残しています。
何を所有するかではなく、自分がどうあるかが大事なのです。
ちなみに、ミニマリストの簡単な説明をすると、「必要最小限の物で暮らしている人」です。
持ち物は最小限、しかし全てこだわった良質なばかり。
何となく買ってしまったとか、部屋が物で溢れているなどは皆無です。
現代、ファストファッションの隆盛もあり、大量生産・大量消費が当たり前になってしまいました。
そんな風潮へのアンチテーゼとして近年出てきたのが、「ミニマリスト」!
そう考えると、タイラー・ダーデンは2000年に入る前からしていたので、かなり感度高めです。先取りし過ぎやん、素敵やん。
日本でのミニマリストの先駆けは佐々木 典士さん。ミニマリストとしての生活・真髄を書いた著書「僕たちにもう物は必要ない」。
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -
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実は、この本にタイラーの名言が引用されています。
お前の銀行残高はお前じゃない。
お前はお前が乗りこなしている車じゃない。
お前の財布の中身はお前じゃない。
そのくそったれなブランドも、お前とは一切関係がない。
自分が持っている物が自分の値段ではない。どんな良い会社に入っても、関係ない。
自分がどうあるべきかこそが重要なのです。現代人には刺さるはず、少なくとも僕にはガン刺さり。
社会のしがらみから解き放たれるのだ!
この映画はあるオチがあります、そこも間違いなく面白いのですが、そこよりも「人生の教訓」がこの映画のミソ。
これもタイラーの名言。僕が大学生3回生を留年した際に、凄い心の支えになりました。笑
自分とは一体どんな人間なのか?何を感じて生きているのか?人生に熱狂はあるか?
自分の人生に不満や疑問を感じている方にこそ見てほしい。社会のうさん臭さや、欺瞞を剥がした真の姿が見えます。
僕が神様と崇める1人である映画評論家の町山智宏さん。
人生に悩んだ時に見る映画として、この映画を挙げていました。
僕は社会人になり、「本当に人生これで良かったのか?」と感じた新入社員時代に「ファイトクラブ」のDVDを買いました。
人生に悩んだときは「ファイトクラブ」を繰り返し鑑賞します。
人間は裸で生まれてきて、裸であの世に行く、そういうことだ。
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まとめ 避難出口隣席にて・・・
少し前に、友人と台湾に旅行に行った時。空港で、スタッフの方に聞かれました。
僕は英語は簡単な会話くらいならできたので、「はい。」と答えました。
スタッフさんは、「OK」と言い、
そして今、僕はタイラーと同居生活しています。
なんてね・・・笑