嫌なことからは逃げましょう、後回しにしましょう、先送りにしましょう。もちろんそんなことはダメだという風潮はあります。まぁしかし、他人と違う行動をするのには価値があるってことで、逃げましょう。
あなたには日常生活で嫌なことはありますか?というかないわけないですよね?僕にもいっぱいあります。仕事で特に多いですね。
もう大丈夫です。今までは歯を食いしばって耐えていたと思います。今日から辞めましょう。
僕らの心が「こんなことやりたくない」ってシグナルを出しているのです。なぜシグナルが出るのかと言うと、そもそも興味や適正がないから。
やる気も湧かなければ、向いてもいないことをするだけムダです。その時間やエネルギーを他のことに注ぐ方が良いんです。
・毎日嫌なこと・したくないことばかりしている
・仕事で面倒くさいことばかり押しつけられる
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
- 嫌な仕事や人間関係、そもそもあなたに向いていない
- 優先順位が低い仕事があるのも確か、「来週やります」と言って風化させよう
- 逃げることで、本当に自分がしたいことをする時間とチャンスが増える
「逃げてはいけない」というマインドから逃げよう
あります、そりゃあります。毎日嫌なこと、気が乗らないこと、やる気が出ないことばかりです。嫌な仕事に、煩わしい人間関係。
こういう嫌なことには大きな特徴が1つあります。それは「他者の存在が関わっている」ということ。
自分ひとりで完結するものであれば、比較的対処しやすい。そもそもやらなくても良い。誰にも迷惑かけないし。
掃除したくない、起きたくない、スーパーに行きたくない。別にしなくても良いし、先送りにしても問題ない。誰かに文句を言われることもありません。お金を払えば、誰かが代わりにやってくれるサービスもあります。
しかし社会で生活していて面倒なのが、人間関係、他者の存在、職場で同じフロアのあの人ら。するべきことに他者が関わってくると一気に話がややこしくなります。
自分一人の都合では何ともできなくなってしまうんですよね。したくない仕事、嫌な人間関係、なんとも動かしがたい。
ただ思い切って今日から、「逃げる」、「後回しにする」という選択肢を積極的に使っていきましょう。
逃げるということはある種の柔軟性だ!
と僕は思っています。嫌な仕事は、そもそものあなたに向いてないです。接していて楽しくない人間関係はただの毒です。青酸カリと一緒、アーモンド臭がこっちまで匂ってきますわ。
嫌々やっても絶対に成果は出ません。前のめりにやっていても、どこかにミスが出たり、うまくいかないこともあるんです。やりたくもない仕事をやって上手くいくわけがない。
そんなんするくらいなら、自分がしたいと思っていることをしましょう。好きな人たちと一緒にいましょう。
代わりに誰かします。というか、嫌な仕事がそこまで重要度が高いかも定かではありません。代打で誰かがやらないといけない、なんてレベルじゃないこともあり得ます。
僕が社会人になって、お守りとして買った本「「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由」。
僕みたいに、愛社精神のない方は絶対に手元に置いて頂きたい一冊です。
僕の心の中から愛社精神を見つけるのは、めちゃくちゃ難しいぜ
A◯女優の中から、処◯を見つけるくらい難しいって聞きました
ここで出てくる心に刺さった名フレーズが、
一国のトップである総理大臣ですら換えがきく。あなたに換えがいないはずがない、嫌なら逃げましょう。
というもの。染みるぜ。。。
「逃げても良い」が座右の銘!
偉そうに解釈を垂れています。こう思う方もいるでしょう。
おい、お前!そんなこと言って、やることバリバリやってたら許さんぞ!
そんな方には、こう答えます。
おれ、嫌なことから逃げてるし、仕事は後回しにしまくりやで!?
まぁ先送りしますね。何でも物事には優先順位というものがあります。仕事と一口に言っても、重要度はピンキリです。
役所など公的機関に提出なんてものは超大事。こういう出さないと怒られちゃう系はやります。僕は「やらないと職場の誰かがマジでキレるか」で、重要度を決めているんですけどね。
やらなくても誰も怒らない、かつ自分はしたくない、こういうのは絶対にしません。後回しです。老後まで後回しです。
職場にはいくつか魔法の言葉があるんです。「ウィンガーディアムレディオーサ」とか「エクスペクトパトローナム」とかと比べても、遜色のないくらいの言葉。
週明けにやります
これ。面倒くさい、かつ緊急性も重要性もそこまで高くない、こんな場合。「今週は忙しいので来週するよ」と言って、そのまま風化させるという寝技。
僕の背後には化石と化したタスクが山のように積まれています。
日本は天然資源に乏しい国にと言われていますが、あれは嘘です。僕の今まで歩んできたキャリアという道から、石油が泉の如く吹き出していますもん。
というか一担当者の采配で、風化させられてしまうタスクの方が悪いです。本当に重要なタスクなら、忘れられても光り輝き誰か気付くはずです。そうじゃないタスク、お前の方に責任があるぞ。
逃げることにもメリットがある!
逃げることや後回しにすることはとかく悪いことに見られがち。なんか後ろ指さされちゃいますよね。しかし良い面もあるのです。
- 自分の価値観で、自分の人生を生きることができる
他の人ではなく、自分が必要としていることに取り組める - 優先順位を意識して行動するようになる
逃げるなら優先順位の低いものから、どうせするなら優先順位の高いものから、マインドが変わっていきます - 毎日のストレスが減る、幸福度が上がる
世の中の人々は、自分の人生なのに他人の要求や尺度で生き過ぎです。何かをするなら他者視点は大事ですが、何もしないなら気にしないでおきましょう。
仕事ができる人は手を抜くのが上手いという事を紹介してくれる「手抜き力」。この本でも同様のことが書かれています。
・今やるべきこと(=本質)を見極めることが重要!本当に重要なもののみを処理する!
・的外れなことをしない!
・「念のため」、「一応」という仕事をしない
というもの。まさに我が意を得たりって感じ。斎藤孝さんありがとう。
仕事もそうですが、人間関係もそうです。煩わしい人間関係なら捨ててしまいましょう。生きてきた経験で思うのですが、血縁関係でもない限り、人間関係は意外とすぐに疎遠になります。
職場が同じだとか、学校のクラスが同じだとか、半ば強制的に顔をあわせる仕組みができているとちょっとややこしい。しかし定期的に会わないといけない関係でなければ、簡単に縁を切ることができます。
人間の幸福も不幸もだいたいは人間関係によってもたらされるものです。人間関係の整理や断捨離は大事です。自分にとって、楽しくもないプラスにもならない人間関係は抜け出しましょう。
罪悪感を感じるかもと思いますか?大丈夫です!一年後には忘れています。あなたも相手も生きていると忙しくて、忘れていくものです。エビングハウスの忘却曲線、ばんざい。
本当に好きなことをしよう!
嫌なことから逃げると、生活に余裕が出てきます。そりゃそうです、そもそもやることが減っていますもん。
エネルギーと時間もそうですが、気持ちの面でも大きい。嫌なことを無理やりしているのって負担になっていたんだと実感できること請け合いです。
そうして浮いた時間で本当に好きなことをしましょう。やりたいことをしましょう。
ちなみに僕だったら、ブログをしていますね。仕事で成果を出すよりも、ブログのPV数が上がる方が達成感があります。今28歳なんですが、30歳になるまで月間10万PVを目標にしているんです。
今のままだと達成できないので、ゴリゴリ書くしかない。面白い記事の企画を考えるしかない。仕事の総量を減らして、浮いた時間を作る。ノートに記事の下書きをして、ノートパソコンで書いていくと。
前向きに取り組めているから、特に苦しいとかはない。「充実した時間を過ごせているなぁ」なんて感じるくらい。
きっとあなたにも、時間ができたらしてみたいこととか、余力があれば毎日これがしたいというものがあるはず。そういったことにトライしてみましょう。
嫌々やりたくもないことをして過ごすのは確かに無難です。しかしその分の労力を毎日少しづつでも、本当にしたいことや興味のあることに割いてみるのはどうでしょうか。
10年後、どちらの方が理想の自分に近付いていると思いますか? 人の目を気にして無為に生きるか、好きなものを積み上げていくか、全てはあなた次第です。
嫌なことから逃げないのは、機会損失でもあるんですよ!
【関連記事】勝てる勝負だけしよう!
ある程度年齢がいくと、なかなか自分の個性や特性は変えられません。無理に自分を変えて、嫌な仕事をするのはもったいないです。
他に勝てるフィールドはきっとあるはず。勝てる勝負だけ行いましょう。
【関連記事】短所を直すな!
人の短所は長所を別の角度から見ただけなんです。呪いたくなる様な自分の欠点も、使い方を変えれば羨ましがられる長所になるんです。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
- 嫌な仕事や人間関係、そもそもあなたに向いていない
- 優先順位が低い仕事があるのも確か、「来週やります」と言って風化させよう
- 逃げることで、本当に自分がしたいことをする時間とチャンスが増える
1日に1時間自分の時間が増えます
ではでは!