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婚期を遅らすのは「傲慢と善良」!?婚活で必要なのは自己分析!!

会社員コルレオーネBLOG

関西出身、独身アラサー|ゆとり世代サラリーマンが、現代社会を生き抜くサバイバル術を発信|ABEMA primeに出演、あのひろゆきとも討論|一浪一留、GPAは平均の半分以下|就活で覚醒し内定5社。就職偏差値SSランクの企業へ、年収100万円UPで転職。|30歳で資産2,100万円達成|

あなたは独身ですか、既婚者ですか?
近年晩婚化が進んでいたり、結婚した夫婦の3割が離婚する時代と言われています。
(ちなみに僕は独身です。。)

そんな結婚というイベントが昔程流行らなくなっている現在、結婚のハードルも上がっているのまた事実。
結婚しない生き方は少しずつ肯定されてきていますし、選り好みをしても良いんだと世間的にはなっているからです。

「結婚したい!でもできない!」という人を対象に作られたであろう小説を基に、結婚を成功させるために、また結婚を遠ざけない為に何が必要か考えてみましょう!

 

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「傲慢と善良」

 今回知人に勧めてもらった読んだ小説が、辻村深月「傲慢と善良」。
傲慢と善良

傲慢と善良

 

筆者は女性、過去に様々な賞を受賞したベテラン作家。

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 あらすじはこんな感じ。

 

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。生きていく痛みと苦しさ。その先にあるはずの幸せ──。2018年本屋大賞『かがみの孤城』の著者が贈る、圧倒的な“恋愛”小説。
(朝日新聞出版より引用)

 

主人公の婚約者が失踪、しかし、失踪の前に婚約者は「ストーカーに狙われている」と発言していました。
そして、どうやらストーカーは過去に見合いをした男の誰からしいという情報を仕入れ、彼女の地元に戻り色々調査するんだけれど・・・

 

ここで、面白いのが、自分が知らない彼女の一面が次々に明らかになっていくこと。
しっかりした「いい子」だと思っていた彼女の色々な側面が垣間見えていくのが面白いし、怖いんですね。
自分の身近な人でも、知っているのはほんの一面なんだよって突きつけられている様な気になります。

 

全然話は変わりますが、韓国映画の傑作「嘆きのピエタ」を少し思い出したり。
主人公の借金取りが自分の母親が失踪した際に、自分に恨みがある人間の仕業とアタリをつけて今まで取り立てた人間達を訪問していくのですが、現在の惨状を見せられ罪悪感に苛まれるというシーンが少しシンクロしたり。
こういう「地獄めぐり」は読んでいて・観ていてヒヤヒヤしますね!

嘆きのピエタ(字幕)

嘆きのピエタ(字幕)

 

 

Amazonでのこの本のレビューは決して高くはないですが、それは多分読む人の年齢が大きな原因かなと。
たぶん10代が読んでも、面白くない。まだ結婚がリアルでないから。
しかし、20代半ばから主人公の年齢でもある30代後半の人が読んだら感情移入せざるを得ないし、「あるある!」と頷かざるを得ないです!!

 

作品には読む人の年齢を選ぶ物がありますが、この作品は正にそれです。
ただの甘いだけの恋愛小説とは違い、婚活というリアルを絶妙に描いているのです、うーん、面白い!!

婚活パンチライン

 この作品で、面白いのが主人公が婚約者の地元で出会う結婚相談書を経営している小野里という老婦人。
この人が婚約者の見合いを調整しており、その際の事情を聞くのですが、ここで「婚活」における様々なパンチラインを教えてくれるのです。

小説を書く際に、作家の人たちは取材をする物なんですが、おそらく作家の辻村さんは実際に結婚相談書で様々な話を聞いて、そのエッセンスを凝縮してくれているんじゃないかなと・・・
 

婚活で上手くいかない時、自分を傷つけない理由を用意しておくのは大事なんですよ。
自分が個性的で中身がありすぎるから引かれてしまったとか、資産家である故に家の苦労が多そうで敬遠されたとか、あるいは自分が女性なのに高学歴だから男性の側が気後れしてしまったとか。
あとは、自分の容姿に自身があるのに、顔が整っているからこそ、男性の側が自分に他の男性がいたかもしれないと気にしているのではないかと。
婚活が上手く行かない理由を、そういう、自分の長所であるはずの部分を相手が理解しないせいだと考えると、自分が傷つかなくて済みますよね。

 
現代の日本は、目に見える身分差別はもうないですけれど、一人一人が自分の価値観に重きを置きすぎていて、皆さん傲慢です。
その一方で、善良に生きている人ほど、親の言いつけを守り、誰かに決めてもらうことが多すぎて、「自分がない」ということになってしまう。
傲慢さと善良さが、矛盾なく同じ人の中に存在してしまう、不思議な時代なのだと思います。
その善良さは、過ぎれば、世間知らずとか、無知ということになるかもしれないですね。
 
出会った時に、「ピンとこない」と感じる心理の正体は、その人が自分に着けている値段です。
値段、という言い方が悪ければ、点数と言い換えても良いかもしれません。
その人が無意識に自分はいくら、何点かとつけた点数に見合う相手が来なければ、人は「ピンとこない」と言います。
ささやかな幸せを望むだけと言いながら、皆さん、ご自分につけている値段は相当お高いですよ。
「ピンとくる・こない」の感覚は相手を鏡の様にして見る、皆さんご自身の自己評価額なんですよ。

この本で出てくるテーマは傲慢と善良。

相手が現れても、無意識に自分に釣り合わないと判断を下し、候補としても考えない傲慢さ。「相手がいない」と言って、実際に出会いはあるのに、選択肢としてそもそも見ていない上から目線。

 

「いい子」として育ってきたから、大きな決断を1人でできない善良さ。
駆け引きなどできなく、最低限のずる賢さすら持ち合わせていない純真さ。 

 

 これらが結婚を遠ざける大きな原因だそうです。

自己分析をしてみよう!

 さて、ここで、主人公が老婦人に
婚活が上手くいく人と、いかない人の違いは? と聞きます。
 
上手くいくのは自分の欲しいものがちゃんと分かっている人。
自分の今後の生活を今後どうしていきたいかが見えている人。
ビジョンのある人。

 

分かる気がしますね。
言語化できないゴールはゴールじゃないというか。
具体的に目指す物がないと、満足することは無さそう。

 

格別に新しい概念や考え方ではないですが、胸に刺さりました。
僕も就活以来の自己分析をしてみようと思います。
愛読している前田裕二「メモの魔力」でも自己分析の大事さは説明されてたな。

メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)

メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)

 

 

僕が思うのは、

どんな人と(見た目・性格・育ち・金銭感覚)?
どんな生活を送りたいか?
どこに住みたいか、田舎or都会?
どんな風に一緒に休みの日を過ごしたいか?

とかなど、色々な観点から、自分の望むものを明確にしておいた方が良さそうです。
就活で自己分析したんだし、婚活でも自己分析するのは当然なのかな。
一生に関わる話ですしね!

まとめ

誰しも自分は可愛いもの、でも大事なのは客観的な視点適度な内省化
冷静に自分を見つめ、適正な評価を下しましょう。
 
自分は相手に点数をつけるかもしれませんが、相手もまた自分に点数をつけているのです。
だって、人間は傲慢な生き物なのだから。
 
うーん、でも美人と結婚したいんだよなぁなどとも思いつつ。。笑

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 ではでは!

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