大人は好奇心がない。もう断言してしまう。世の中の大人は、年々好奇心がこすり取られている。
こうやって偉そうに書いている僕もちょっと危ない。昔は色々なことに好奇心を持ってたもんやけど、少しずつ熱量が落ちてきている。
歳をとるとだいたいのことがどうでも良くなる。興味がなくなる、好奇心がなくなる。だから人生がつまらなくなる。
周りは変わっていない。自分が変わっただけ。もしかすると、自分の人生を味気なくしている張本人は自分かもしれません。
人生が充実したものになるか、魅力的な人間になれるか、これは僕らが好奇心を育てられるかにかかっているのです。
・人生がどことなくつまらない・・・
という人にむけて書きました。
最初に結論から!
この記事のまとめ
- 好奇心がある人はモテる
- 好奇心を育てるために、新しいことには「すげー!やべー!」と言うこと。おススメされたものは、1週間以内に必ず試すこと
- 好奇心は現代社会を生きる上で、必須アイテム
好奇心は大人になると、どんどんなくなっていく
ここでなぞなぞ。年を取れば取るほど減っていくものな〜んだ?
まぁ書いてみたけど、めちゃくちゃ答えあるわ。時間とか髪の毛とかもそうだし。
しかし今回の答えは、好奇心。
人間は大人になっていくほど、好奇心が減っていく。意識しないと、そのうち好奇心が0の人間になってしまう。
昔はあんなに好きだったのに、こだわりがあったのに、今はどうでも良くなってしまった。そんなものは大人にはひとつやふたつあるはず。
大人と最も縁の遠い言葉は、もしかすると好奇心かもしれない。
僕にしてもやはりいくつかある。昔はあんなに好きだったマンガ。しかしいつの頃からか決まったものしか読まなくなった。
ジャンプのマンガは昔ならほとんど全部読んでいたのに、今の連載作品は全然分からない。ハンターハンターはいつ見ても、やってないし。
毎日時間をかけてヘアアイロンで前髪をセットしていたのに、どうでも良くなった。今ではグリースで上げてるから、前髪はもはや0になった。
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大人になるってことは、好きなことも含めた色々なことが、どうでも良くなってくるってことなのかもしれない。
女性もめちゃくちゃこだわっていたリップの色とかも、段々何でもいいやってなるのかもしれない。ここは完全に推測だけど。
作家の本田健さんの表現で、
というものがあって、まさにこれだと思う。心の磁石はどんどんガウスが落ちてきている。
僕らの感覚は粛々と鈍くなっていく。多分これは勘違いじゃない。
高校からの友人と先日遊んだ。その友人は昔からめちゃくちゃミスチルファン。高校生の時にカラオケに行っては、彼は必ずミスチルを歌う。
https://www.cinemacafe.net/article/2019/11/19/64512.htmlより引用
大学生になったら、稼いだバイト代で、遠方までライブを見に行っていた。ファンクラブにも長年入っている。それくらいの熱量のあるファンでした。
しかし先日ふとミスチルの話になった際に、彼はこう言ったのです。
これにはビビった。まさかあんなに好きだったのに、よもやそんなことになるとは。。。人生マジで何が起こるか分からない。
とは言うものの、僕も人のことは言えない。昔好きだったものでも、離れてしまったものも多い。
あんなにハマっていた「るろうに剣心」は売ってしまったし。僕も中学生・高校生の時に聴いてたB’zも新曲全然知らんし。
本当に好きなものは減ってくる。僕らは意識しないと、好きなものを好きなままでいられなくなってしまう。
「すきになる努力をしないといけないものって、本当に好きって言えるの?」なんて議論はひとまず脇に置いておく。芯を食ったこと言わないでほしい。
とにかく好奇心は意識しないと育たない。持とうと思わないと、大人はもう好奇心を持てない。
好奇心はモテるのに必須要素である
そもそも好奇心があると良いことがあるのか。
人に動いてもらおうと思うと、デメリットを提示してビビってもらうか、メリットを提示し欲しがってもらうかのどちらか。
好奇心を持った際のメリットをご紹介。それは好奇心があれば、モテるということ。
男なら誰でも一度は憧れるであろうカリスマしみけんが書いた本「モテる男の39の法則」に載っているのがこの事実。
男優として必要なものは何か。トップ男優になるためには、何が必要なのか。何百回も聞かれた質問に、しみけんは必ずこう答えるらしいのです。
これは男優に関わらず人間関係においてもそう。人は自分に興味を持ってくれる人に、好意を抱く。これに異論がある人はいないはず。
相手がどんな人間なのか知りたいと思うことや、知識を得たいと思うことは、モテを目指すためには重要とのこと。
好奇心があるということはこだわりがあったり、何かに凝っている。
そんな人はやはり一緒にいると楽しいし、自分が知らないことを知っている。有意義な時間を過ごせている。
好奇心がなく通り一辺倒のことしか言えない人よりも、付き合っていて確実に楽しい。
好奇心を持って生活する、人と接する。そうすれば会話も一味違うものになる。
そして話のネタが多い人ほど、一緒にいて楽しいのでモテる。こういう論理です。
まぁこれは確かにそう思う。というか恋愛に限ったことですらない。好奇心を持って、引き出しが多い人は、男女問わずに好かれると思う。
話していても、「それな」とか「間違いない」しか言わない人も多い。そんな中で、一味違う会話ができたらそりゃ楽しい。一緒にいる時間も実りのあるものになる。
好奇心を持つと、内面の充実化が進む。内面が豊かになることで、人から好かれる魅力的な人間になれるという構図なんですね。
大人が好奇心を身につけるために・・・
「やべー!」「すげー!」を多用する
大人になると、好奇心は枯れていく。好奇心を持っていると、男女問わず好かれる人間になれる。これは分かった。
ではどうすれば、好奇心を持てるようになるか。好奇心を育てられるのか。ここを考えていきたいです。
このヒントは伊藤羊一さんの著書「0秒で動け」に書かれていました。
著者の伊藤さんは、そのプレゼンを聞いたソフトバンクの孫社長から認められるほどの技術の持ち主。世界で一番喋りの上手い羊さん。(適当)
今はグロービスの講師・ヤフーアカデミアの学長として、起業家からビジネスパーソンまで年間300人以上のプレゼンを指導しています。
教え子の中から、ピッチコンテストなどでの優勝者を続々と輩出しています。優勝者の師匠ってなもんですね。
ビジネスの場で、行動力を上げるということをメインにこの本では教えてくれています。
また職場の人間関係でどうすれば、角が立たないかなど、具体的な方法も取り扱ってくれています。
僕と同世代の20代ビジネスマンには、かなり身になる内容じゃないでしょうか。
そして好奇心を身につけることの大事さも触れられています。好奇心を持っておくことで、感度が飛躍的に高まる。チャンスをチャンスと気付ける。
しかし伊藤さんは昔は好奇心が皆無だったそうなんです。「迷ったらやらない」という消極的な人間だったそうな。
伊藤さんはそんな自分自身を変えたくて、自分にとあるルールを課しました。
何か新しいものに触れる。とりあえずこう言う。
声に出す。自分が知らないものに触れる度に、大げさなリアクションをとる。ポーズでも良い、とにかく声に出す。
なんてことのない記事を読んでも、読みながらとにかく
と言う。もうある種機械的でも構わない。とにかく言ってしまう。実際にこの方法は効果的らしい。
「すげー」というフレーズはもちろん自分が発してはいるのですが、同時に自分の耳にも入ってくる。そうすることでどんどん自分が洗脳されていくんですね、良い意味で。
段々と気分が乗ってくる。もともとはそこまで興味のなかったことにも、好奇心が働くようになってくる。
この本では、「好奇心発生装置」とネーミングしていました。
好奇心が湧くのを待つのではなく、自発的に好奇心を起こす。好奇心が体の中から出てくるような仕組みを自分で作ってしまうんです。
あなたがまずすべきことは、この僕の書いた記事をここまで読んだ上で、
と声に出すこと。
人に勧められたものは1週間以内に体験する
こちらもしみけんの「モテる男の39の法則」に載っていた内容なのですが、モテる人の共通点は「とにかく行動が早い」こと。
人と話している。その時に映画や本やお店を勧められることってよくある。
ここで僕らは、「○○見た?」とか「○○行った?」と聞かれたら、すぐに行く様にしましょう。
しみけん曰く、
確かに自分の知識や経験も増える。教えてくれた人も、「おススメして良かった」と嬉しく思ってくれるはず。
僕は映画が好きで、会話の際におススメの映画を聞かれることもしばしば。
そこで勧めはしますが、ちゃんと見てくれる人はかなり少ない。ですがたまに、
と言ってくれる人はいる。その際に、「覚えてくれたのか、嬉しい」と思うと同時に、
とも思ってしまう。只者ではない。
好奇心を育てるトレーニングとして、人から勧められたものは、1週間以内に見るようにする。
また最近では、勧められるのはYouTubeの動画や、SNSやネット記事ということも多い。
つまりおススメのお店などに行くのと違い、移動時間もコストもかからない。心がけさえあれば、リソースをほとんど割くことなく、味わうことができる。
デメリットはほぼない、メリットのみ。騙されたと思って、好奇心トレーニング始めてみるべし。
好奇心がなくなったら、青春が終わる
人は好奇心がなくなると途端に人生がつまらなくなる。
なんて言い始めたらもうおしまい。さよなら好奇心。心の中でもう好奇心は沸いてこない。
昔は流行ったのに、今はてっきり枯渇してしまった温泉と同じ。
現代社会の日本に生きていて、飢えて天に召された人ってまず聞かない。
衣食住のインフラも整ってきているし、単純に生きるという難易度はおそらく人類史上で一番下がっている。重い病気を患っていたりすると、話は変わってくるけど。
ただ生きるだけ、このハードルは結構簡単に超えられる。便利な製品も増えて、余暇の時間も増えた。
あえて嫌な表現をすると、ただ生きるだけ、身の回りのことをするだけでは、人生を楽しめなくなってしまった。
生きるだけでなく、楽しんで生きないと人生を味わいつくせない。ただ生きるだけでは、僕らは満足できなくなってしまったんです。
現代人の必須アイテムは好奇心。間違いなくこう言えるはず。
好奇心なしには、人生の余った時間を楽しみ切れない。
僕らの心の中から好奇心がなくなった瞬間に、人間としてひとつのフェーズが終わる気がする。青春時代が終わる、みたいな感じ。
好奇心があることで、確かに出費も増えるかもしれない。余暇の時間も割くことになるかもしれない。
一見無駄に見える、しかし無駄ではない。「人生を楽しむ」という大きな目標を達成するためにしている。だから無駄じゃない。
僕らの好奇心が枯れなければ、全て有意義なんです。リソースをケチって、好奇心が先細る。そして何をしても、胸がときめかなくなる。これが最も怖い。
身体の健康を保つために、僕らは食事や環境に投資します。それと同じです。
心の健康を保つためにも、好奇心に投資するのは非常に合理的なんです。
まとめ
では、最後にもう一度この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 好奇心がある人はモテる
- 好奇心を育てるために、新しいことには「すげー!やべー!」と言うこと。おススメされたものは、1週間以内に必ず試すこと
- 好奇心は現代社会を生きる上で、必須アイテム
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